へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

4年ぶりに台湾、その2:新スポット「国立台湾博物館 鉄道部園区」訪問。

今回のお目当ての一つ。

 

台湾2日目、朝食はホテルすぐそばの「嘉園早餐」で。

 

蛋餅と豆乳をテイクアウトで戴きました。

 

今日は今回の旅行のお目当ての一つ、「国立台湾博物館 鉄道部園区」へと最初に向かいました。台湾の日本統治時代、1918年に建てられた台湾総督府鉄道部庁舎を修復し、2020年に新たに鉄道関連を中心とした博物館としてオープンした場所です。

 

こちら、建物がなかなか素晴らしいんですよ。エントランスを入ったホールがこの佇まい…。

 

ここでの展示は「鉄道博物館」とはいっても「台湾の鉄道の歴史」が中心。

 

台湾の鉄道路線の移り変わりを映像で示す展示もありました。ただ、この装置って開始ボタンを押すと映像が途中でもまた最初から始まるようになっています。この日は平日と言うこともあってキッズたちが多く、まぁボタンを押しまくる押しまくる。おかげで最後まで見ることは叶いませんでした…。

 

鉄道車両の実物展示はありませんが、「莒光号」に使用されていた客車の内部を再現したコーナーがあります。これは1970年に冷房・リクライニングシート付きの豪華急行として導入された日本製の客車のもの。窓の外は灯りが流れ、走行音も流されておりまるで走行中のような雰囲気が味わえます。車内照明が減光されて夜行のような雰囲気になる時間帯もあって、意外と楽しいです。

 

こちらは昔の駅を再現した展示。

 

鉄道車両に関する展示は主に模型や写真で構成されている感じ。

 

あとは駅舎や線路、トンネルや橋梁に信号システムなど、鉄道という「インフラ」の紹介が続きます。

 

鉄道に関連した文化や社会との関わりなども。駅弁や鉄道を扱った流行歌や映画などが取り上げられていました。

 

これは駅のホームと車内のアナウンスが聞けるというものなんですが、列車名や行先などがタッチパネルで選べる上に、案内表示板もそれに合わせて変わるようになっています。いろいろ変えてみて遊んでしまいました。

 

1980年代の台北駅周辺を再現した大きなジオラマもありました。今では駅は地下化されていますが、その前は地上にこんなに線路が敷かれてたのか。

 

そのほか建物の意匠も見どころの一つ。鉄道管理のオフィスとは思えないゴージャスな雰囲気ですな。

 

階段もレトロな雰囲気。ここも鉄道博物館というよりは、地元の方はレトロスポットとして楽しんでいるように見えました。

 

本館の裏手へ。

 

裏庭の中央にガゼボっぽく佇むのが「八角楼」。

 

実はここ、男子トイレだったりします。中央に「小」用の便器を集中して並べ、その外側に「大」の個室、という構成。水洗とするのに効率的に多くの便器が設置できるということで考えられたものだそうです。日本人の建築家、森山松之助の設計とのこと。

 

日本統治時代に作られた防空壕もありますが、この日は内部見学はできませんでした。

 

こちらは食堂として使われていた建物で、今は売店になっています。鉄道関連の商品はそれほど多くなく、博物館のオリジナルグッズもあまりなかったのは残念。

 

出口付近は特別展のエリアで、現在は台湾の林業鉄道に関する特別展を開催中でした。

 

林業が盛んだった台湾でも数多くの林業鉄道があったようです。

 

有名な阿里山鉄道はその生き残りの一つ。ここは日本統治時代から観光地としても有名だったようで、その頃のパノラマ地図も展示されていました。

 

林業鉄道の中には鉄道だけでなく索道で木材を運んでいたところもあったようなのですが、なんとその索道で人の輸送も行っていたとか。

 

そこで使われていたケーブルカーのゴンドラを再現したのがコレ。うわー、今でも残ってれば乗りたかった!

 

昼食は「鼎泰豊」へ。やっぱり台湾のグルメの定番は外せないよね…。せっかく台北まで来たんだから本店まで、と行ってみたらコチラはテイクアウト専門店になっているんだそう。

 

そこから歩いて数分、道の向かい側にイートインできるお店があるんですけどね。

 

もうお昼過ぎですが、やっぱり大盛況。入口で整理券を受け取って30分ほど入店まで待ちました。番号呼び出しは日本語でもアナウンスがあり、待っている間にスマホからオーダーができたりとかなり便利になってます。

 

で、入店。

 

鼎泰豊の小籠包は10個が基本なんですが、ハーフサイズの5個でもオーダーできるのが独り身にはありがたいところです。コレはノーマルの小籠包。

 

鶏肉入りの小籠包。

 

かにみそ入りの小籠包、こんなに旨かったかしら?

 

海老と豚肉の蒸し餃子、これもスープたっぷりで美味。

 

酸辣湯も注文しましたが、小サイズでもひとりで食べるにはちょっと多かったかも。

 

永康街エリアにはスイーツ系のお店が数多くありますが、やっぱり一番有名なのは「思慕昔」かも。

 

もちろん一番人気、マンゴーのかき氷を食します。実はコレ、タダで貰ったモノ。

 

prtimes.jp

 

4月から7月までセントレアが実施している「ワールドグルメチャレンジ」に参加してゲットしたんです。簡単な登録と空港でのアンケート「空旅リサーチ」への参加で、台湾ならマンゴーかき氷、韓国ならキンパが無料で貰えちゃうんです。このかき氷、250台湾ドルもするのに太っ腹だわ。

 

そのあとは永康街台北駅周辺などを散策。台北駅の地下街は以前はお手頃価格のお店が所狭しと並んでいましたが、シャッターを下ろした区画が目立ち閑散とした雰囲気になってしまっています。

 

西面はさすがに凄い賑わいですが、それでも閉店したらしいお店が所々に。

 

夕食はステーキにしました。わざわざ台湾まで行ってステーキか?と思われるかもしれませんが、これも一種の台湾名物みたいなモン、ってことで。この「牛排」の看板を掲げた台湾スタイルのステーキハウス、夜市なんかでもよく見かけます。で、お値段もお手頃なんです。

 

付け合わせでロールパン、コーンスープにサラダが付いてくるのが定番ですが、これって沖縄の老舗ステーキハウスと同じような構成な感じが。台湾の場合、孫東寶という方が1976年にオープンしたお店が「元祖」ということになっているそうなので沖縄との直接的な関係はなさそうですが、まぁアメリカのステーキハウスの影響なんでしょうねぇどちらも。ちなみに無料のドリンクもついてきます。

 

ステーキは一番大きなサイズのものにました。330台湾ドルと日本円では1500円くらいするので、正直なところ今では日本でも「やっぱりステーキ」とかに行けば同程度のものは手に入るし、下手すると日本の方が旨いかもしれないかも。でもこれも旅先での「味」ですからね…。鉄板にパスタと目玉焼きがのるのが台湾スタイルです。

 

西面の外れにちょっと雰囲気の良いお店を発見。

 

豆腐のデザート、豆花で一休み。

 

ついでに少し足を伸ばしてカルフールにも行ってみました。日本では既に撤退して久しいカルフールですが台湾では健在。安いバラマキ土産の調達にピッタリなお店になってます。

 

帰りに寄ったセブンイレブンでこんなものを入手。台湾の交通系ICカード「悠遊カード」は様々なデザインのカードが出回っており、中にはそもそもカード上でないものまで存在します。考えてみればICチップが内蔵できればカードの形状に拘る必要はないよね…。で、最近この「悠遊カード」に「ちいかわ」バージョンが出たそうな。セブンイレブンで販売しているとのことだったので探してみたのですが、他のデザインは山ほど売られているのに「ちいかわ」は全く見当たりません。で、唯一見つけたのがこのキーホルダータイプのやつだったんです。こんな見た目でもちゃんとチャージすれば使えました(当然だが)。ちいかわ、台湾でも人気なのか。日本でもあの世界観が辛すぎてダメって人がいるのに。それに日本じゃICチップ不足でSuicaが変えなかったりするのに台湾じゃICカードを山盛りで売ってるってのもどうよ。