へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

4年ぶりに台湾、その1:謎の「バティックエア・マレーシア」で飛ぶ。

4年ぶりに台湾へ行ってきました。前回は2019年の10月、阿里山でご来光を拝んでます。

 

slips.hatenablog.com

 

セントレアにやって来たのは午後4時過ぎ。

 

今回利用したのは、この春に新規就航した「バティックエア・マレーシア」です。マレーシアの航空会社で台湾?って感じですが、就航路線が「クアラルンプールから台北経由で中部」で、中部~台北間だけの利用もOKなんです。片道2万円を切るセールをやっていたので、それで押さえました。台北なら同じくこの春からPeachも就航していますが、台北着の時間が夜中の1時半頃と到着後の身の振り方が悩ましいスケジュール。またバティックエアは一応「LCCではない」らしく受託手荷物15kg分が運賃に含まれているので、荷物を預ける前提だと総額では逆転しがちだったりして。

なおカウンターはガラガラですが、今日は7~8割くらいの埋まり具合だとのこと。台湾人のツアー客が主らしく、既にチェックインを済ませている状態のようですね。

 

セントレアには以前「スターアライアンスラウンジ」がありましたが、コロナ禍のなか閉鎖に。その跡地に新しく今年「プラザプレミアムラウンジ」がオープンしています。今日はココに初参戦だぞ!と意気込んで乗り込んだら16時前に営業終了でした…。

 

そういうわけでプライオリティパス利用者にはお馴染み?「海膳空膳」へ。

 

なんか以前に比べるとちょっとメニューが変わってるような…。プライオリティパス利用者はここからフード2品(一部対象外アリですが)が選べます。

 

ドリンク飲み放題は以前と同じ。居酒屋みたいなメニューになっちゃったよ。

 

台北から来る使用機材は夕方5時にはセントレアに降りてる筈なんですが、ゲートにそれらしい姿は見当たりません。Flightrader24で確認したところ、何か空港の廻りをグルグルまわってる…。どうも悪天候のせいか2回ほどゴーアラウンドしたみたいです。

 

結局、飛行機がゲートに着いたのは夕方5時半過ぎ。機材はB737-max8ですが、地味に初搭乗の機種だったりします。

 

搭乗予定は17:55と出ており「そんな時間に間に合わないだろ」と思ってたんですが、むしろコレより少し早く始まったほど。

 

結局、定刻から40分以上遅れての出発となりました。機内はほぼ満席の様子。「LCCではない」とはいうものの機内サービスは基本的に有料で、食事もドリンクも買わないと出てきません。ただ、他のLCCのように積極的に売り歩く感じでもありません。団体向けには食事とドリンク付きで航空券が販売されているようで、離陸して水平飛行に入るとその辺りの皆さんへ機内食の配布が始まってましたが、それで手一杯だった可能性もあるけど…。ベルト着用サインが点灯すると安全確認にきちんとCAが機内を廻ったりと、なかなか「しっかりしてる」印象でした。いやこのエアライン、めっちゃ「普通」ですよ。

 

B737-max8は気のせいかエンジンがかなり近く感じられます。航空機のエンジンは性能が上がるにつれその太さ=直径も太くなってきました。B737は1968年の就役時、ローカル空港での使い勝手を考慮して地上からの高さを低めに抑えて設計されました。その頃のジェットエンジンなら翼の下に収まってくれたのですが、近代化を図りエンジンを最新型に換装する連れてエンジンがどんどん大きくなってゆき、収まりが悪くなってきてしまいました。B737maxではついに翼下には収まらず、翼の前に突き出すような形で設置することで解決しました。ただ、当初の設計からエンジンの位置が大きく変わったことが機体の特性をかなり変えてしまったため、それをソフトウェア的な制御で抑えています。以前発生した連続事故はこの制御に問題があったことが原因です。もう解決されてる筈だけどね…。

 

出発が随分遅れたのですが、台北桃園空港への到着は定刻から10分弱遅れとかなり取り戻した状態に。

 

ただ、入国審査はかなり混んでおり、40分以上並びました。ターンテーブルに着いたら残っているのは自分を含め数個の荷物だけ。今日の便のお客さんはどうも大半が台湾人、とっとと自国の入国審査を済ませて出て行った結果だな、多分。

kkdayで注文したプリペイドSIMカードの受け取りがあったので、出発ロビーの携帯電話会社カウンターまで足を伸ばしました。ここが夜9時までの営業ということになっていたので焦りましたがギリギリセーフ。ただアプリ上のチャットでkkdayからは「第2ターミナルでも引換可能」という案内は受けていたので、ココが閉まってればターミナルを移動すれば良かっただけだったりして。

 

これがkkday経由で購入したSIMカード。1日3GBまで5日間利用できて1000円ちょっとなんですが、なんとコレに「桃園メトロの空港~台北の片道乗車券」のオマケつき。台北までの片道運賃は正規で160台湾ドル、日本円で700円以上かかります。実質300円ちょっとでプリペイドSIMを入手できたことになってしまったのだけど…。ちなみにコレ、テザリングもちゃんとできて使い勝手はカンペキでしたよ。

 

今は桃園メトロの空港快速は30分に1本の運転が基本パターンの様子。次の快速まで20分ほど待たされました。

 

台北駅に到着。

 

では今回のお宿へ。台北駅近くのエリアで確保しました。

 

台北駅前の三越百貨店の近くにあるこの雑居ビルの6階が「詩漫精品旅館 Smile Inn - Taipei Main Station」。

 

雑居ビルのワンフロアをホテルに、というのは台湾ではよくあるみたいですね。このビルでも他に2つのホテルが入居していました。

 

6階でエレベーターを降りるとフロントデスク。パッとしないビルの外観からはちょっと創造もつかないほどお洒落な雰囲気です。

 

部屋は一番安い窓なしのダブルルームですが、なかなか広くて快適。

 

バスルームはシャワーだけ。

 

ちょっと小腹が空いたのでホテル周辺を彷徨いて見たのですが、このあたりのお店は夜10~11時には閉まってしまうのが殆どのようです。結局、ホテルのあるビルの1階にあったマックに入りました。メインは日本には現在存在していない、高級路線の「シグネチャー」シリーズのアンガスビーフBLTバーガーを選びましたが、マックでここまで肉々しい「肉」を喰うってなかなかない体験かも…なんて思ったり。あとポテトは「サツマイモ」です、コレ。通常のポテトから追加料金でチョイス可能ですが、ほんのりとしたサツマイモの風味は食事でもデザートとしてもイケそう。