2月の連休、約2年ぶりでタイへ行ってきました。
今回確保した航空券は関空発。中国国際航空の上海経由で、往復なんと4万円でした。フルサービスキャリアなので手荷物も無料で預かってくれるし機内食も出るし、スターアライアンスメンバーの航空会社だからSFCの上級会員としての特典も使えるし、少ないけどマイルも貯まるし…でこのお値段ならお値打ちでしょう。なお関空まではのんびり快速を乗り継いで来てます。
航空券はTrip.comで手配したのですが、スマホアプリを入れているとチェックインカウンターの位置などを通知で教えてくれます。大きな空港だと自分の乗る航空会社のカウンターを探すのが一苦労だったりするので親切。ちなみに関空って空港駅からそのままこの通路を進んでターミナルに入ると、国際線出発フロアの4階に行く手段がエレベーターしかないんだね…。
まぁそういうわけで迷わずカウンターまで来れました。
チェックイン開始は2時間半前からの様子。既に多くの旅客が並んでました。こちらは優先カウンターが使えるのでそれほど待たずに済みますが…。なお、今回チェックインするまで謎だったのが「上海での乗り継ぎ」。手荷物はバンコクまでスルーなのか?上海で入国手続きとかあるのか?等、情報が錯綜して全く解らない状態でした。で実際のところなんですが、チェックイン時には上海までと上海発バンコク行きの2枚の搭乗券が発行されました。手荷物はバンコクまでスルーチェックインでしたが、手荷物の中に規制品等が入っていない旨の誓約書へのサインを求められました。モバイルバッテリー等が入っているのが分かると乗り継ぎ便に搭載できないケースが発生するためだそうな。充電式のシェーバーを持ってきていたのですが、念のため機内持ち込みに移しました。
最近の関空といえば、保安検査通過までの混雑がえげつなく、待ち時間がもの凄く長いことがあると話題です。今日はどうかな?と思ったのですが、訪日客でかなり混んでいる割にはそれほどでもありませんでした。ただ、周囲に並んだフェンスや無駄にたくさんいる係員などから、混んでるときにはガチでヤバい感じなんだろうな、というのは伝わってきました。
関空は来年の万博に向けてターミナルビルのリニューアルを行っていますが、国際線の保安検査場はまだ工事が終わっていません。昨年12月にオープンしたのは出国審査場と免税店のエリアになります。確かに出国審査場はかなり広くなっているようで、カウンターの数も増えているように見えました。審査を終えると一方方向に向かって進む流れになります。
ワンフロア下に降りていくエスカレーターがあって…。
その先が免税店エリアです。
免税店エリアのど真ん中に通路があってそこを通らないとゲートエリアに行けない、という最近流行の「ウォークスルー型」です。
否応なくお店の中を歩かされることになるため、かなりのお客さんが買い物しているようで凄い賑わいでした。そりゃ訪日客がこれだけ来ている中、帰国前にコレ見せられたらテンション上がって買っちゃうかもな…。ただ出発直前でゲートまで急いでるお客にとっては買い物客が邪魔に感じそう。
一番驚いたのは日本のお土産菓子販売のコーナーです。「白い恋人」や「東京ばな奈」といった定番土産がここで売られているのですが、商品は並んでおらず見本がショーケースに展示されているだけ。
購入はこのタッチパネルでオーダーするようになってるんですよ。オーダーするとレシートが発行され、それをレジに持って行ってお支払い。
そのあとは自分の頼んだ商品の準備が出来るのを待つだけ。引き取り可能になるとレシートの番号が頭上のディスプレイに表示されます。かなり混み合っているようで受け取りまで45分以上かかると案内されていましたが、みんな待つのね。
その先には中央に休憩スペースがあり、その周囲には有名ブランドのブティックが並びます。
このあたり、リニューアル前は一般エリアとしてショップやレストランが並んでいたフィロアだったはず。構造的に撤去が難しかったのか、謎のオブジェのように残されたエスカレーターが。
上海行きのゲートは南サテライトなのでシャトルで移動。これも将来的にはなくなる、なんてハナシもあるらしいけど。
あ、ここにもお土産物屋あるじゃん! ここなら商品が手にとって選べるし待ち時間もないぞ!
スターアライアンスゴールドメンバーのラウンジとして案内されたのはJALサクララウンジでした。最近営業再開したところの筈。スタアラなのにJALラウンジなの?って気がしますが、グランドハンドリングの委託先の関係とかで意外とこういうの、あったりします。コロナ前はセントレアでシンガポール航空に乗るときもサクララウンジに案内されてました。
そういうわけで、思いがけずJALラウンジ名物のビーフカレーにありつけました。やっぱ旨いなコレ。
そろそろ搭乗開始というタイミングでゲートに到着すると、既に搭乗をまつお客の列ができていました。さぁ搭乗開始!という雰囲気のところでアナウンス。
上海空港周辺の管制混雑のため出発が遅れ、搭乗開始が18:20頃になる見込みとのこと。えっ2時間以上遅れるの? 乗り継ぎ時間は3時間以上あるけど大丈夫か?
プライオリティパスで利用できるカードラウンジなどにも行ってみましたが、こちらはドリンクしかありません。それよりも何となくイヤな予感がしたのでゲート付近で待機することにしたのですが、そういうのって当たりますね。夕方5時過ぎに「17:15より搭乗開始します」とのアナウンスが入り、時間が早まりました。
実際にアナウンスされた時間に搭乗が始まりました。今日の機材はA330です。
搭乗は順調に進んだように見えたのですが、結局プッシュバックは18時過ぎでした。
関空から上海は順調なら2時間足らずの距離ですが、機内食がちゃんと出ました。ただ、トレーではなくメイン+ボックス、という構成。
中身はこんな感じで、メインは牛肉の炒め物にご飯。意外とちゃんとしてる内容で、味の方も普通に食べられるレベルです。1月に乗ったアシアナ航空も「メイン+ボックス」でしたが、トレーに比べると片付けか簡単そうで時短を狙ってるんですかね。
なかなか着かないなぁ、と思ったら空港混雑のせいかぐるぐる待機させられている様子。
結局、上海に到着したのは夜8時過ぎでした。
乗り継ぎ時間が1時間くらいしかなくなっちゃったよ…と思ったら一応スタッフが待機しており,バンコク便への乗り継ぎ客を案内してくれました。この便に20名以上乗っていたようで、まぁそれなら案内係出すよなぁ。
上海での乗り継ぎですが、特に書類等への記入はなし。乗継案内カウンターでパスポートを提示して手続きをしてもらうだけでした。検温ゲートがいまだにあるのがちょっと吃驚でしたが、ここから保安検査場へ向かう流れ。
乗り継ぎ便のゲートに到着すると既に搭乗案内中だったのでそのまま乗り込みました。ただ、ドアクローズは定刻より遅れ、更に「空港混雑のため」として離陸したのは夜10時をまわってからでした。
バンコクまでは4時間超の飛行時間となるため、機内食は普通にトレーで出てきます。メインはチキンのカレー風味炒め」みたいなやつ。デザートが謎に亀ゼリー…。
結局、バンコク・スワンナプーム空港への到着は40分ほど遅延し夜中の1時半頃になってしまいました。
こんな夜中でも旅客は結構多く、入国審査でも30分以上待つことに。
市内までの移動はGrabを使いましたが500バーツ以上かかりました。タクシーで行った方が安かったかも。