へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和元年20発目、アムトラック大陸横断。その1:プライオリティパスで関空「ぼてぢゅう」。

 

2019年~2020年の年末年始はカレンダー通りで9連休な感じ、これは出かけるよね。

 

今回は相当久々ですが、アメリカを鉄道で、ニューヨークからロサンゼルスまで横断してみることにしました。

航空券はピークでも往復10万円を切る価格で出ていた中国南方航空で確保。往路はセントレア発上海経由で広州へ向かい、そこからニューヨークへ乗り継ぐ旅程で予約していたのですが、2019冬スケジュール移行に際して「セントレア発上海経由広州行」が上海止まりに変更となってしまいました。かわりにセントレア~広州の直行便が開設されたのですが、広州の到着時間が遅いため当初予定のニューヨーク行きへの接続ができなくなってしまったんです。利用予定日の広州~ニューヨークは1日2便あって、遅い方の便への振替を提案されましたが、これだとニューヨーク着が早朝4時頃と「そんな時間に着いてどうすんの」的なスケジュール。関空~広州便なら当初予定のニューヨーク行きに乗り継ぎが可能なので、そちらへ変更して貰うことにしました。

なお、今回チケットを購入したのは某サプ○イズ。一応「OTA」の一種なんでしょうが、反応が遅いのにちょっと吃驚。「スケジュール変更になりました」という連絡に対する問い合わせへの返答まで1週間待たされるって、ねぇ…。「払い戻しを希望する場合は手数料かかりますか?」程度の質問だったんだけど。結局、最終的な変更に手配が完了するまでにおよそ2週間を要しました。8月の台湾旅行取消の際のKKdayやagodaのレスポンスが早く、OTAってのはそういうもんなのかな?と思ってましたわ。

 

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そういうわけで関西空港へやってきました。

名古屋からのアクセスは色々悩みましたが、結局は新幹線+在来線、というごくオーソドックスなルート。名古屋~新大阪ですが、「エクスプレス予約」の割引率が妙にいいんですよ。これで「e特急券」を購入すると、指定席利用で2270円。この区間は自由席特急料金が2530円なんで、「自由席に乗るより指定席の方が安い」という状況になります。これが「のぞみ」指定席を普通に買うと通常期で3270円なので、これをベースにすればなんと1000円引き。この時期は繁忙期料金で3470円になっちゃいますから(e特急券は通年同額)、その割引率の高さは特筆モノです。恐らく近鉄特急との競合なども意識した価格設定なんでしょうが…。

なお新大阪からは大阪まで出て「関空快速」利用です。「はるか」もJ-WESTカードを持ってると特急料金が大幅に割引にはなるんですが、そこまで急ぐ必要もなかったので。

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関西空港駅は相変わらず外国人旅行者が沢山います。しかしながら、改札の有人窓口は1カ所しかなく、改札周辺に他の駅員や案内スタッフの姿はない様子。有人窓口で精算とかのお客が時間をとってしまうと、自動改札が使用できない「ジャパンレールパス」利用者などが行列を作ってしまうような状況になっていました。うーん、関空の駅ですら、こんなもんですかね? そう考えると、セントレアの駅の改札前に常に2~3名は案内スタッフが彷徨いてる名鉄って意外と頑張ってる?

 

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まずはチェックインカウンターを目指します。この通路は国際線出発フロアの中央に位置しているので、「航空会社のカウンターの位置はどっち側か」の案内看板は出ています。ただ、これが「北」「南」に分けたリストになっていて、ちょっと解りにくい。航空会社をアルファベット順とかで一覧に並べ、それぞれ「北」「南」と書いてくれた方が探しやすい気がします。

 

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朝11時過ぎに中国南方航空のチェックインカウンターに着きましたが、手続き開始は11:35から。出発が14:05なので2時間半前から、ってことですね。既に並んでいる人もいるので、そのまま行列に加わることにしました。

手続きが始まる前にスタッフが広州からの乗り継ぎのある旅客をチェックし、「TRANSFER」と記載されたタグを配布。名前・電話番号・最終目的地の記載欄があって、手続き前に記入するように指示されました。加えてアメリカへの乗り継ぎ客には別の用紙も渡され、現地での滞在先も記入するように、とのこと。チェックインの際にはESTAの登録を確認され、「登録済みであることが解る書類」の提示も求められました。今回は念のため承認済みのコピーを持参していたのでよかったのですが…。カウンター前にもアメリカのESTAとオーストラリアのETASについて「事前に申請してからチェックインに並ぶように」的な案内が数カ所掲示されていたので、実際にトラブルが多く起きているのかもしれません。

 

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早めに並んだのですぐ手続きできましたが、自分がチェックインを終えた頃には待ち列が相当長くなっていました。

 

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搭乗券も手に入れたのでお昼ご飯。今回ちょっと関空で楽しみにしていたのが「ぼてじゅう」での食事です。こちら、「プライオリティパス」を持っていると税込3400円までタダで飲食できる、という特典があることで一躍有名になったところ。年末の日本人の出国ピークってこともあるんでしょうが、さすが人気なのか既に行列になっており、並んでいる皆さんプライオリティパスでのご利用の様子でした。

 

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利用者が多いため、店頭にはこんな案内文の掲示もありました。利用に関しては「チェックイン済み」であることが条件になっており、実際に列に並んでいてもチェックイン前の旅客は利用をお断りしていました。列に並んでいる間にカードの確認が行われ、その際に「料理の提供まで30分以上かかることもある」旨が伝えられました。

 

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列に並ぶこと15分ほどで入店、ビールから始めます。

 

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10分ほどでどて煮が先に到着。

 

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お好み焼きも15分ほどで出てきました。「30分以上かかるかも」は恐らく「念のため」伝えているんでしょうね。

 

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結局、3点頼んで税込3124円でしたが、これを無料で戴いてしまいました。

 

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食事を終えたら長居せずに退店。ちょうどお昼時、行列はさっきよりかなり長くなっていました。セントレアにも「ぼてぢゅう」は出店してるので、こっちも同じような特典があると嬉しいんだけどな…。