いよいよ本題。
別府駅に到着。
ちょうどこの週末は「べっぷ火の海まつり」を開催中でした。町中には屋台が各所ででており、多くの人で賑わっています。明日の夜は花火大会らしいぞ。
商店街にも屋台などが出ていて賑やか。
こんなお店あったっけ?「日本一の純生アイスクリーム」という「ジェノバ」。
ラージダブルで800円程度と結構なお値段ですが、確かにその価値あるかも。
そのまま海沿いに進んで、別府タワーに行ってみました。まだ登ったことなかったし。
この別府タワー、「塔博士」と呼ばれた内藤多仲の設計によるもの。6兄弟と呼ばれるうちの三男坊にあたります。
完成は1957年、内部はちょっとレトロ。
タワーの高さは100m、展望台も55mの位置にあるので、正直それほど高い展望台、という眺めではありません。でも別府湾沿いに大分方面へ広がる夜景はなかなか綺麗でした。
昔の別府の様子を記録した写真の展示も興味深かったです。この別府タワー、当時としては珍しく電波塔としては使用されず、純粋に観光用の施設として使われてきてるんですね。
さて、今夜のお宿です。「別府温泉 カプセルホテル ニューグロリア」、別府のホテルは結構値段が上がっており、どうせ寝るだけだし、とこちらにした次第。
大浴場はちゃんと別府温泉の湯で、外来入浴も可能のようです。
カプセルホテルですが、部屋?は通常のカプセルタイプと個室タイプが選べます。
今回は個室タイプを選択。
翌朝は8時半頃チェックアウト。
朝ご飯を求めて「青山コーヒー舎」に来てみました。
ここはサンドイッチバイキングが絶品と有名なところ。開店の朝9時よりちょっと前に行ったら待ち時間なく入店できました。次の組くらいで満席になりましたが、その後から来たお客さんは「満席なので」と断っていたので、確実に入りたいなら9時前に来ておくのがいいのかも。
サンドイッチはどれも手作りで美味しく、おかず系からスイーツ系までラインアップは豊富。フルーツサンドとかも出てきます。
ホットサンドもあり、こちらはマスターがテーブルまで持ってきてくれました。
たくさん頂いてそろそろ札止めかな…というタイミングでコーヒーゼリー登場。ちょっと高いですがコーヒーも美味しいし、かなりいいお店でした。
朝食を済ませて別府観光港へ向かいます。「さんふらわあ」のターミナル前には通常であればフェリーの発着に合わせたバスがあるのですが、今日はお昼発という変則スケジュールなので近くのバス停を通過するバスで移動。
ターミナルに入りチェックインを済ませます。「さんふらわあ くれない」は定員700名以上の大型船ですが、その割には待合室にいるお客さんの数が少ないような…。一応今日のカジュアルクルーズ、満席だったんだけど。
11時過ぎに乗船開始。ロビーでは生演奏のコンサートが行われていたりして、ちょっとクルーズ気分を盛り上げてくれます。
選んだ客室は一人用個室としては最上級となる「スーペリアシングル」。鍵のかかる越地で、テレビや冷蔵庫も備え付けられています。
洗面所にトイレ、シャワーも室内にあります。最近、瀬戸内海航路のフェリーは一人用の個室などが充実していますが、そういうニーズが結構あるんだろうなぁ。確かに明らかに出張っぽいビジネスマンとか見かけるしね。
アメニティ類もしっかり揃っており、ナイトウェアに歯ブラシ、フェイスタオルになかなか立派なスリッパもありました。このほか、洗面所にもフェイスタオルやバスタオルが置いてあります。
参加者に配られた資料など一式。瀬戸内海の海図や、カジュアルクルーズの道中の風景ガイドも貰えます。
お昼12時、別府観光港を出港です。
お昼はレストランの営業はありませんが、参加者全員に特製のお弁当が配布されました。
中身は大分の食材や名物が中心。おいしくいただきました。
レストラン内のドリンクサーバーはレストラン営業前の昼間は無料開放され、ソフトドリンクなら無料で飲み放題になってました。有り難いねぇ。
「スーペリアシングル」は窓なしの部屋なので、外の景色を楽しもうとパブリックスペースで過ごします。
瀬戸内海、海とは思えない穏やかさです。遠くの島々の眺めもいい感じ。
行き交う船も多く、飽きない眺めです。
そして最初のハイライト、しまなみ海道が近づいてきました。
かなり複雑な航路を取るようで、減速してゆっくりと来島海峡大橋を通過。
こうしてみると、よくこんなところに橋作ったなぁ、と言う印象。
間もなく日没。
丁度このタイミングで瀬戸大橋を通過します。
よく見たら、特急が橋を通過するところでした。
こちらも橋の下を通っていきます。
夕日と橋ってのも綺麗だねぇ。
夕食は船内のレストランで頂きました。
料理はラインアップ豊富。前菜類にお刺身。
温かい料理はこちらに。
揚げ物もあります。
ご飯もの、うどんやカレーなどもありました。
デザートはこのほかにもチョコフォンデュもありました。
あまり混んでいなかったので、ゆっくりと食事が出来ました。この航海、おそらく定員をかなり絞って予約を取っているんじゃないかな? 2012年に利用したときにはもっと「満員御礼」な感じだったんですよ…。
最後に明石海峡大橋を通過、大阪へ向かいます。
大阪港到着は深夜12時前でした。ここで下船することも可能ですが、明朝8時まで船内で過ごすのがデフォルト、というプランになっています。ではおやすみなさい。
翌朝、8時前に再度タラップが接続され、下船開始となりました。
ちょうど鹿児島航路の「さんふらわあ」も到着したところだった様子。
前回の利用は神戸発でしたが、別府発も大阪湾の夜景が楽しめるなど結構悪くないな、と言う印象です。景色のいい瀬戸内海を昼間に移動できるチャンスはそう多くないので、そういう意味ではなかなかお勧めなんじゃないでしょうか。