蟹を食べに行くわけではないのですが。
名古屋から「のぞみ」で福山まで。
福山駅ってすぐ目の前に福山城址があるんですよね。まぁここに限らす三原とか「駅と城址がむっちゃ近い」駅が山陽新幹線には結構あるような気がする。
在来線の普通列車に乗り換えて…。
尾道で下車しました。
ちょうどお昼時なので、駅のすぐそばの「尾道ラーメンたに」でランチにしました。
尾道ラーメンにご飯とおかずのついた日替わりランチが850円となかなかリーズナブルです。これで「食べログ」あたりでも高評価っていうんだから凄い。
尾道では3時間ほどあるのですが、特に予定は決めておらず。とりあえず駅前の船着き場から、対岸の向島までの渡船に飛び乗りました。
尾道水道を横切って進みます。
ほんの5分ほどで到着です。
渡船乗り場の前には、まるでどこかの駅前のように自転車がたくさん停まっています。この渡船が「生活の足」なことが感じられました。
本土への戻りは別ルートの渡船で。
こちらは小さいながらもクルマも運ぶ「カーフェリー」です。
これも乗船しているとあっという間に対岸へ。
尾道水道沿いの遊歩道をぶらぶらお散歩。
暫く進むと、昨年オープンしたばかりの尾道市役所の新庁舎がありました。市役所というよりは、どこかのモールみたいなお洒落さですな。
海側には展望デッキもあって、なかなか居心地がいいです。ちょうど広島県知事選の時期で期日前投票が行われており、土曜日ながら投票に来る市民の皆さんで割と賑わってました。
まだもうちょっと時間があるので千光寺山ロープウェイで上に登ってみることにします。
観光客が戻りつつあるせいか割と混んでおり、通常は15分ごとの運行のところピストン輸送状態で捌いてました。
15分ほどの待ち時間でゴンドラに乗車。
やっぱりこの風景、絵になりますねぇ。
で、山頂駅に到着したのですが何か様子がヘンです。
なんと展望台のあったエリアは現在工事中で入れなくなってるじゃありませんか！ 麓の方にそんな案内あったかしら…。周囲を少し歩いてみましたが遊歩道は木立の中で、尾道を見下ろせるようなポイントはなさそう。
仕方なく折り返して下りのロープウエイに乗ることにしました。まぁこのゴンドラからの景色だけでも価値があるのでいいけどさ。
アーケードの商店街を通って、尾道駅を目指します。
のんびり歩いて尾道駅に到着。
ここ尾道からは広島まで、JR西日本の観光列車「etSRTOra」に乗車。ディーゼルカーの2両編成で、快速ですが全車グリーン車扱いの指定席となっています。
入線してきたのは発車時間の直前でした。
この車両、実はこの「etSETOra」になる前は「瀬戸内マリンビュー」という観光列車として走っていたもの。2005年から2019年まで運行されていましたが、再度改造されて今の姿となり昨年秋から運行を開始しました。「瀬戸内マリンビュー」時代は快速で、1両は指定席でしたがもう1両は自由席だったので、もうちょっと気楽に乗れたんですけどね…。
「etSETOra」は尾道を出ると山陽線を三原まで進み、そこから瀬戸内海沿いに呉線経由で運行されています。
呉線ではかなり瀬戸内海が間近に見える区間も多く、窓が妙に大きいことも相まって車窓風景は飽きることがありません。この日はほぼ満席のようでしたが、その人気も納得です。
車内にはバーカウンターがあり、アルコール類も含んだドリンクメニューやお土産、記念品などを扱っています。
この列車のオリジナルカクテル「SETOUCHI BLOSSOM」を頂いてみました。広島産のクラフトジンがベースだとか。アヲハタのフルーツスプレッド使用、となっていたのですがアヲハタって広島の会社だったのね。
途中、呉に停車。
呉から広島までは運転本数も増えて通勤路線っぽい雰囲気が出てきますが、それでも海沿いの風景が所々に顔を出してくれます。夕暮れの瀬戸内海、イイ味出してますね。
広島に到着した頃にはすっかり夜になってました。
下車前にちょっと車内を。2号車はグリーン基調で、海側の座席は窓に向いて、山側は2名掛けのボックスが並びます。
バーカウンターのある1号車は海側にも4名掛けボックス席があったりします。
今日は広島で一泊します。
今夜のお宿は広島駅そばの「ヴィアイン広島新幹線口」。1階にはコメダが入っていたりします。
フロントでチェックイン。
ロビーは意外と広くて洒落た雰囲気。アメニティ類はここに用意されており、必要なものを持って行くようになっていました。
シングルルームは一般的なビジホっぽい感じ。広くはありませんが雰囲気は悪くなく、なかなか快適でした。
窓からは広島駅の新幹線ホームが見える、ちょっと「トレインビュー」なお部屋でした。
このホテル、最上階の10階に大浴場があるのが有り難いところ。露天風呂もあったりして広さも充分でした。ただ、せっかく最上階にあるのに外の景色が全然見えないの、ちょっと勿体なくないですかね？
