夕方からは大統領宮殿「カスール・アル・ワタン」へ行ってみました。こちら、今年3月から一般公開が始まった、ある意味アブダビの最新観光スポット。ルーブル・アブダビからはバスで中心部まで移動してタクシーへ乗り継いだのですが、1台目のタクシーの運ちゃんは「そこは大統領の官邸だから一般人は入れないよ、近くにも行けないよ」と乗車拒否。次の運ちゃんは問題なしでしたが、公開が始まったこと知らない地元の人もいるのかしらねぇ…。
入場はビジターセンターから。入場料は60ディルハムです。
比較的厳重な手荷物検査があり、それを抜けるとバスが停まっていました。これで宮殿まで連れて行ってもらうようです。
暫く進むと大きな建物が見えてきました…ってココは「門」でした。
本体はこっちでした。なんか凄いスケールじゃないですか。
バスに乗って5分ほどで大統領宮殿に到着です。ちょうど夕暮れ時でライトアップが始まった時間帯でもあるので、まぁ綺麗に見えます。
では、正面の大きな扉から館内へ入ってみましょう。
二人のドアマン(って言うのかなこういう場合)が恭しく開けてくれる扉をくぐると、こんな豪華絢爛な世界が広がります。すげぇ。金持ってるってこういうことか。
中央の巨大なホール。
ホールの中央にはご来賓をご案内!みたいな演台があり、来場者の記念撮影スポットになっていました。
ホールの両翼の部屋は展示スペースなどに使われています。
UAEが外交的に贈られた各国からの贈答品も展示されていました。日本からは鎧などをギフトにしているようでした。
こちらはバンケットルーム。国賓を迎えての晩餐会などがここで行われます。
こんな金ピカなオブジェもあったりして。「豊かさは金や石油ではなく”人”からもたらされる」みたいなメッセージが込められているそうですが…。
お手洗いもこの豪華さですよ…。
こちらは図書館。
議場も見学できます。
一見、普通に「議場」ですが、天井からは豪華なシャンデリアが下がっていて、やっぱりココもゴージャスっぷりが発揮されています。
見学を終えて外に出ると、あたりはすっかり夜。暗闇の中にライトアップで浮かび上がる姿も見応えあります。とにかく、何というかコトバを失うようなスケール感とゴージャスっぷりで「ぼくのかんがえたさいきょうのきゅうでん」みたいなトコロで、アブダビに来たなら一見の価値あり、だと思います。
帰りはビジターセンターの目の前にバス停があったので、ここから路線バスに乗りました。ここは、いくつかのバス路線の終点になっています。
バスの途中の経由地、マリーナモールで下車。
H&Mやマークス&スペンサーなども入る、かなり規模の大きなショッピングモールです。
レストランやファーストフードなども入居していますが、フードコートもあります。
ここは米系のファーストフードが多く、アメリカでは人気のあまり殺人事件まで起きるほどのチキンサンドを売っている「ポパイズ」までありました。これ、日本だと米軍基地にしかないんだよね確か。
こちらに「チキンカブサ」なるメニューがありました。「カブサ」とは代表的なサウジアラビア料理の一つで、スパイスを使った肉の炊き込みご飯みたいなものらしい。アラブとアメリカの不思議なコラボメニューというわけですね。ドリンク付きで22.5ディルハムとお値段もお手頃です。で、出てきたのはコレ。カレー風味の炊き込みご飯の上にフライドチキンと、何故かビスケットが乗っています。で、これはこれで旨かったりするのよね…。
ホテルへの戻りも路線バスで。アブダビのバスターミナル前のバス停で乗り換えです。
ターミナル内にハフィラットカードのチャージ機があったので残額をチャージしておきました。
無事、路線バスだけでホテルまで帰って来れちゃいました。