函館ホテル戦争に「鉄道」で勝負か?
3日目の朝。「東横イン長崎駅前」の朝食はカレーをメインに比較的シンプルなメニューでした。
今日はまず、これから長崎空港へ向かいます。「いい旅!西九州きっぷ」が今日も使えるので新大村まで新幹線で行くことも考えたのですが、空港行きのリムジンバスがホテル近くの大波止バス停から出ていてラクなのでそっちで。
約40分で長崎空港に到着。
ちょうどキャセイパシフィック航空の「アジアマイル」で8月に失効するマイルが中途半端に残っていました。アジアマイルではJALの国内線の特典航空券にも交換でき、必要マイル数もちょうど失効する分くらい。オンラインで予約しようと思ったら最終段階でエラーとなりダメなのかな、と思ったら予約確認書がメールで来てたりして謎でしたが、とにかく国際線予約扱いでチケットは取れてました。カウンターでの搭乗手続きが必要だったのですが、JALカードのICで通過できるように手続きしてくれました…のはずが保安検査場は通れず。2回トライしてアウトとなり、結局は紙の搭乗券が発行されました。初めからソレでよかったのよ?
ターミナル1階には佐世保バーガーの有名店「ログキット」が。どうもつい10日前ほどに新規オープンしたようです。残念ながら午前11時開店で今回は利用できず。
空港にも西九州新幹線のグッズ売り場がありました。
出発15分前くらいから搭乗開始。
羽田行きJALの機材はB767。セントレアベースで飛んでるとB737やA320とかのナローボディ機ばっかりなので、大きな飛行機に乗るのはちょっと新鮮。
長崎空港は定刻に離陸。大村市内の方に新幹線の高架が見えています。
関西あたりまでは快晴だったお天気も首都圏に近づくと厚い雲が。雨の東京を降下してゆきます。
定刻より少し遅れて羽田空港に着きました。
羽田空港での乗り継ぎは南ウイングから北ウイングへとターミナルビルの端から端までの大移動でした。出発ロビーの看板から広告が消えてるの、なかなか深刻な状況って気がするなぁ。航空利用者も回復傾向だから、そのうち戻るんだろうけど。
ちょっとだけラウンジにも立ち寄ります。何のためにJGC取ったんだよ、って感じなので。
JALのサクララウンジ、そこはかとない高級感が漂います。ANAのモダンな感じも悪くないけど、こっちの「ほどほどの重厚感」はJALだからこそ、なのかも。
続いては函館行きに搭乗します。
こちらも機材はB767。
雨の羽田を離陸。
順調に飛行を続け、津軽海峡へ。
函館空港までは1時間強といったところ。結構近いな。
手荷物の返却を待ってたらベルトコンベアに鮪が流れてきました。津軽海峡と言えば大間の鮪が有名ですが、この戸井の鮪も最近売り出し中ですね。
空港リムジンバスで20分ほど。
函館駅前にやってきました。
今夜のお泊まりは函館駅隣接の「JRイン函館」です。
ロビーに足を踏み入れると、いきなり函館に縁のある列車のホンモノのヘッドマークがお出迎え。このホテル、名前からも解るようにJR北海道グループなんですが、この「JRイン函館」は特に鉄道推し施設になってることで知られ、一度泊まって見たかったんです。
ロビーの壁面にも北海道の鉄道や青函連絡船にちなんだディスプレイが。
チェックインを済ませて客室へ向かいますが、1階ロビーのエレベーターホールの壁面装飾がコレですからね。
「客室おまかせ」プランでしたが、広いツインルームにアサインされました。2つのベッドの間にリビングスペースがあるのはちょっとユニークなレイアウト。あんまり仲がうまくいってないカップルとか想定してるの?
客室にはシャワーのみ。最上階に大浴場があるから別にいいんですが。
洗面台まわりはこんな感じ。
もう午後3時過ぎですが、遅い昼飯ってことで函館名物グルメ「ラッキーピエロ」へ。
こんな中途半端な時間なのにかなり混んでおり、注文まで30分、注文してから商品が届くまで15分ほど待たされました。人気なのね…。色々迷いましたが、結局チャイニーズチキンバーガーにラキポテという定番の組み合わせに落ち着いてしまいました。
お天気もいいし、函館山から夜景でも眺めに行きましょうか。夏期は函館駅前から山頂までの直通バスが運行されており、乗り換えなし&ロープウェイより安いと、なかなか使えます。そういえば長崎でも夜景見に行ってたな…一度の旅で日本三大夜景の2つを制覇しちゃうのか俺。
「バスで行くと安い」って皆さん同じこと考えてるようで、バスは超満員。立ったまま30分ほど山道を揺られ、函館山山頂に到着です。人出はかなり戻ってきてるようで、展望台はかなりの賑わい。最上階のフロアなんて人だらけです。
こんな「函館山」の看板?とかもあったのね。
このあたり、ちょっとした遊歩道みたいに整備されています。ロープウェイ駅の方まで行ってみると、ここにも展望テラスがあるじゃないですか。しかも殆ど知られていないようでガラガラです。
ここから見る夜景も安定の美しさ。喧噪を避けて夜景鑑賞をしたいなら、ここはお勧めかも。
函館駅までの戻りもバス利用。
夕食は広いお部屋になったし、と持ち込みで。駅近くの「マックスバリュ」で買ったお刺身と、「ハセガワストア」の焼き鳥でのんびり晩酌しました。
こちらのホテルのウリは最上階の大浴場とラウンジでしょう。大浴場は函館駅側に位置し、駅のホームが見渡せます。浴室内には函館駅発着列車の時刻表まで掲示されており、ホテルとしても「トレインビュー大浴場」として推していることが伺えます。丸裸で露天風呂から見る特急とか、他にはなかなかないでしょ。
ラウンジには函館美鈴珈琲の豆を使ったコーヒーマシンがあり、自由に頂けます。
函館山方面には大きな窓が設置され、ちょっと夜景も楽しめます。なお函館駅側にはパグリックスペースとして窓がある区画はなく大浴場のみ。「風呂入ってないときも都連ビュー!」という方は駅側の部屋指定が必須ですな。
翌朝の様子はこんな感じ。
ソファ席もあって、結構くつろげる雰囲気なんですよ。
壁面は本棚。北海道や函館に関連する書籍が用意されていました。
鉄道とか連絡線とかの装飾も。
これなんか実際に運行されていた青函連絡船「松前丸」の船内案内板でしょ? こういうのが見れるのがこのホテルの最大の魅力でした、自分にとっては。
今回は素泊まりでの予約でしたが、朝食は2600円。朝から回転寿司!というのが特徴のようですが、今回はパス。ちょっと覗いてみましたが、思ったより空いてるような…。函館と言えば「ラビスタ函館」「函館国際ホテル」「ホテルセンチュリーマリーナ」による「函館朝食戦争」で有名ですが、それに伍する感じなのかしら。