へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

奥入瀬氷瀑リベンジの旅、その1:そうだったのね、なまはげ。

人におまかせの旅も面白いよね。

 

1月の三連休、秋田と青森へ行きました。

 

slips.hatenablog.com

 

ちょうど1年前の三連休も同じく秋田行きに乗ってました。レンタカーで十和田湖まで向かい奥入瀬氷瀑ナイトツアーに参加する予定だったのが空港閉鎖で予定便が欠航となり行けず、という状況に。ANAがセール運賃を出して同じような日程で安く航空券が取れたので再チャレンジしよう、となった次第。昨年と違うのは搭乗するのがANAではなくオリエンタルエアブリッジ、というところ。もともとANAが1日2往復飛ばしてた中部ー秋田ですが、2023年夏スケジュールから1往復がオリエンタルエアブリッジに移管。冬スケからは2往復ともオリエンタルエアブリッジ運航となったんです。ANAコードシェアしているので、ANA便名で購入できます。

 

ただし機材はANAのDHC-8-400。オリエンタルエアブリッジは自社所有機としてATR42-600を2機運用していますが、これに加えてDHC-8-400をANA都の共同事業機として運航しています。そのため、機材はANAでも運航乗務員はパイロットもCAもオリエンタルエアブリッジ所属と、なかなか複雑な感じ。

 

ほぼ定刻で秋田空港へ到着。なんか雪が全然ないぞ。

 

今日は終日、秋田在住の友人が付き合ってくれることに。行先をお任せにしたら「男鹿半島なまはげを見に行こう」だそうで。「男鹿総合観光案内所 なまはげ案内所」でちょっと休憩です。

 

ここでは巨大ななまはげ像がお出迎え。

 

秋田空港から男鹿半島はまぁまぁ遠く、2時間強かけて真山に辿り着きました。

 

まずは真山神社にお参り。

 

そのすぐそばに「なまはげ館」があります。

 

なまはげ」は秋田県でも男鹿地方だけの風習。その由来はよくわかっていないようで、発祥については諸説あるようです。

 

一口に「なまはげ」といっても集落毎にその姿は違っており、それが一同に並べられている展示がこちら。凄く凝ったものから木の板をかぶっただけみたいなものまで、結構いろいろあります。

 

お隣の「男鹿真山伝承館」ではなまはげショー、じゃなくて「ナマハゲ習俗学習講座」を見ることができます。

 

なんかなまはげが出てきて暴れるのかな、と思ったら実際にこの真山地区で大晦日に行われているなまはげ訪問行事の再現を見せる、というものでした。

 

地区による違いはあるようですが、真山ではなまはげは突然来るのではなく「先立」という案内人?が「なまはげが来るが入っていいか」を家主に確認します。まぁ親切、と思いましたが、なまはげは神様なので妊婦など「ケガレ」のある家には入れないため、と言うような事情もあるようです。

 

家主はなまはげを食事と酒でおもてなし。なまはげは「お前んとこの家族がこの1年なまけてなかったか」を激詰めしてきます。それを酒を勧めて躱す家主、の遣り取りが続きます。「お前んとこ調べてきたぞ」と「なまはげ台帳」を読み上げたり…。なんとなく、コミュニティ内の住民がヘンなコトをしないように相互監視する、みたいな意味合いもあるのかな,なんて思ってしまいました。なお、なまはげになれるのは地域の独身男性のみとされていますが、こんな感じで家主から呑まされるため一人で廻れるのは10件程度が限界なんだとか。最近ではなまはげのなり手不足やライフスタイルの変化で「年末年始は旅行でいません」みたいな家庭が増えるなどの要因でなまはげの風習をやめてしまった地域も多くなっているんだとか。それにしてもなまはげってこういう風習だったのねぇ…。

 

最後にはなまはげが観客の中に入り「なまけもの」を探すアトラクション?もあるよ。

 

お次は男鹿水族館。

 

館内に入ると最初のエリアに男鹿付近の海を再現した大水槽がありました。

 

男鹿付近で見つかったリュウグウノツカイが運び込まれたこともあったようで、その際に撮影された「生きて泳ぐリュウグウノツカイ」の映像も。なかなか珍しいらしいですね。

 

秋田ならでは、の展示も、淡水魚のタナゴとか。

 

ハタハタとか。

 

ホッキョクグマもいました。

 

アザラシの餌やりタイムが始まるとのことで屋外のプールまで来てみます。

 

なんと柵から外に出てくるんですよ。かなり間近で見れましたが、アザラシをこんなふうに見せるトコ、他にあったかしら。

 

その後は隣でアシカの餌やりタイムでした。

 

そのあとは秋田市内に戻り温泉に。秋田市内の日帰り温泉でもトップクラスの高評価という「天然温泉ホテルこまち」です。名前の通り宿泊もできるようですが、秋田駅からちょっと距離があるので公共交通での移動だと使いにくいかな…。

 

秋田では秋田駅隣接の「ホテルメトロポリタン秋田」に宿泊。ここまで送ってもらって友人とはお別れです。

 

お部屋はツインルームがアサインされました。

 

翌朝。窓の外は駅前ロータリー、ガチで駅前の便利なロケーションです。

 

朝8時前にチェックアウト。では青森へ向かうぞ!