面白かったです。
新宿から山手線・りんかい線で国際展示場で下車。すでに車内は満員でしたが、大半がここで降りる人です。改札を出ると案内スタッフが立っており、誘導に従って進んでいけばだけ、という感じでした。脇にはずらっと献血車が並んでいますが、コミケは献血がもの凄く集まるイベントとしても知られます。実際、コロナ禍でコミケ開催が中止や延期になった際にはガチで輸血用の血液不足が懸念されたほど。
そのまま真っ直ぐビッグサイトへ続いているのかな、と思ったら甘かった。TFTビルの区画をぐるっと廻って列が伸びていました。そんなに入場者いるの?
結局、国際展示場駅からここまで1時間弱ほど並びました。
コミケの入場は有料ですが、チケットは3種類用意されています。開場と同時の午前10時半に入場できる「アーリー入場」はなんと5千円!それで抽選制とのことなので、相当な人気なんですね…。午前11時から入れる「午前入場」が1210円、お昼12時半から入場開始の「午後入場」が440円です。どれも事前に購入が必要で、今回は名古屋のメロンブックスまで買いに行きました。当日券は「午後入場」のみ用意されますが当日料金は1000円とお高め。これは昨年、当日券を購入する列がかなり長くなったため、前売りと当日券の料金に差をつけて前売りへ誘導するためだそうです。入場チケットはリストバンドとなっており、各入場時間や日程によって色分けられています。入場時のチケットチェックはありませんが、ゲートでリストバンドの確認が行われるため、ここで皆さん手を上げて通過しているわけです。
コミケの日程は2日間ありますが、出展ジャンルは各日で違っています。そのため、どちらか1日来ればいい、というワケでもなかったりします。今回は初日はテレビや映画、音楽などのジャンルが出るスケジュール。とりあえず見てみて良さげなモノがあれば買えばいいや、という程度だったので午後入場にしています。結局、オリジナル雑貨のエリアで猫用のけりぐるみとPCのエラー画面の手ぬぐいを買いました…ってコミケでそんなん売ってるんかい。
コミケの閉場は午後4時ですが、3時を過ぎると片付けを始めるブースも結構出て来る感じです。ちょっと早めに出て上野へ移動し、「上野の森美術館」で開催中のモネ展を見てきました。
この特別展は主にモネが手がけた連作を中心とした構成ですが、展示作品が全部モネ。ちなみに「印象派」というカテゴリ、モネがきっかけで名付けられたものだったりします。モネの「印象・日の出」という作品を見た批評家が「なんかボヤボヤしてよくわかんねぇや、こんなヘンな絵、印象派とか呼んでやろうぜ」みたいな蔑称だった模様。
夕食は久々に立ち呑みの「カドクラ」へ。
いつのまにかオーダーがテーブルのQRコードを読み込んでスマホから行うシステムになってました。支払いも最後に伝票をレジに持って行く形。昔はキャッシュオンデリバリーだったのに、急にハイテクになってる!
カドクラといえばハムカツは外せないよね。
焼肉店の運営なので鉄板焼きも旨いのよココ。バラ焼き頂きました。
〆って感じで「宇奈とと」へ。訪日外国人らしきお客さんが多い印象ですが、鰻って人気らしいしな。
ひつまぶしが1000円ちょっとと激安ですが、一応はちゃんと「うなぎ」で、それなりに旨いのが凄いな。
翌朝は東京駅地下街の千疋屋でモーニング…と思ったら年末年始はモーニングメニューはお休みだそう。フルーツサンドで朝ご飯としました。
2日目は午前入場チケットで、東京駅から都バスで会場入り。東ホール側の駐車場へ誘導されました。
ここに枠が幾つも用意され,来た順番にここに誘導されます。
11時になると列が動き始めます。区画毎に順序よく移動していくのですが、とにかく案内が解りやすくかつシステマティックでお見事。さすが、大英博物館「マンガ展」で展示物になるだけのことはあります。
2日目は鉄道や旅行、評論などのジャンルの出展があり、自分としてはこちらが本番。「いったいソレのニーズはどこにあるのか」みたいな狭い趣味の面白そうな同人誌が無限と思えるほどに並び、面白い上に欲しくなっちゃいます。コミケでお金が溶けるってこういうことか…と思いつつ、抑制しながら買ったモノをご紹介です。こちらはJALのチケット全集、それと2024年春に廃止されるJRの乗り継ぎ割引に関する本。
今は中国はビザも取りにくくなかなか行きにくいのですが、鉄道旅行はしてみたいなぁと購入。韓国の時刻表は古いバージョンとのことで無料で頂いたものです。
あとはこんなのも。イギリスのカップ麺や冷凍食品などの「凄いヤツ」のレポートは面白かったですよ。
個人的に一番はこれかな? 戦前の日本郵船の客船に関する冊子ですが、よくこれだけ資料を集めたなぁ,という内容。
架空の航空会社のグッズとかも売ってました。まぁなんとなく何処かで見たような感じではあるけどね。
企業博物館の訪問記。この会社もあったの?みたいなのが結構あるのね。
グルメ系も色々あって、どれも面白そうで困りました。「離乳食で酒の肴を」なんて面白すぎるでしょ…。でも結局買ったのはコレですが。
まぁ毎回ではなくても、時々行って面白そうなヘンな同人誌に出会うのはクセになりそうです。コミケ以外にもこの手の同人誌が集まる即売会はいろいろあるみたいですし。
東京駅まではまたバスで戻りましたが、都バスがピストン輸送してました。会場では昼飯を食べ損ねたので、東京駅地下の「アルプス」で軽く済ませました。
このロケーションでカレーが380円だもんね。