一晩明けて土曜の朝。
「スパホテル ソーレ」ですが、なんと朝食付き。
用意されているのはカレーがメインで、生野菜に焼きそば、唐揚げ、味噌汁やコーヒーなどのドリンク類。「朝ご飯」というにはビミョーなラインナップという気がしなくもないですが、無料サービスとしては充分じゃないでしょうか。お味も悪くなかったし。
なお、「どーしても朝飯らしい朝ご飯がいいんだ!」という方は、追加料金で焼き魚や小鉢も追加可能です。
9時前にはお宿を出て、すぐ隣のビルでレンタカーを調達。
日曜日までこちらのクルマで移動します。昨晩から一緒の2名と、札幌から合流の1名を加えて計4名で出発。国道230号線を定山渓・中山峠と通過してニセコ方面へ向かいました。
途中、喜茂別町の「郷の駅ホッときもべつ アスペーラ」へ立ち寄りました。ちょうど今はアスパラガスの旬の終わり頃ということもあり、アスパラガスがかなりお買い得なお値段で売られていました。早速皆さんお買い上げ。
札幌を出て2時間ほどで、真狩村にある「レストラン マッカリーナ」へ到着しました。2008年の洞爺湖サミットの日程2日目、「総理夫人主催昼食会」の会場となったオーベルージュです。自然の中に佇む深緑の建物が雰囲気いいですね。この向かい側には宿泊棟もあります。
お洒落なエントランス。
フロントロビー。席の準備ができるまで、ここで暫く待ちます。今回は予約して行きましたが、待っている間だけでも何組か飛び込みで来たお客さんが「今日は予約で満席なので…」と断られていました。人気店なので、予約は必須かもしれません。
暫くすると声かけがあり、ダイニングエリアへ案内されました。うわー、なんかテンション上がるわー。
テーブルセッティング。これから出されるお食事への期待が高まるなぁ。ランチは3300円・5500円・7700円の3種類のコースがありますが、今回は一番お安い3300円を選択しています。
パンは温められてサーブ。まずこのパンからして旨い! バターのお皿も洒落てますね。
まずは前菜ですが、まぁ見た目の美しいこと。野菜中心にニシンやパテなどが並んでいます。特に野菜の味の濃さが凄い感じで、素材の味だけでも充分美味しく頂けますが、軽い味付けがより引き立てている印象。
次にサーブされたのはアスパラガスの塩茹で。そのままでも、ほのかな甘みで充分美味しく食べられますが、別添えで出される卵ベースのソースを付けると、また複雑な味わいになります。
スープはジャガイモのポタージュ。洗面器で持ってきて欲しいくらい旨い。上に乗っているのは揚げたジャガイモで、食感にアクセントを加えてくれます。
メインディッシュの前にテーブルに運ばれてきたのはバーミキュラの鍋。ふたを開けると…。
グリルした野菜が入っていました。
配膳されたメインディッシュに…。
先ほどのグリル野菜をテーブルで盛り付けて完成です。赤いのはビーツ。その隣はマッシュポテト、大根、ホワイトアスパラにほうれん草。そうそう、メインの素材は道産ポークのグリルです。
お肉アップ! 焼き加減も絶妙で柔らかいお肉、味も濃厚でレベル高いわ、これ。
なお、メインは魚も選べ、今日は鱈のグリルでした。こちらも「超旨かった」そうです。
最後はデザートで締め。蓬のムースに八角の入った小豆ソース、ミルクジェラート添えです。最初「緑色に小豆って抹茶味とかだろ」と思ったのですが「蓬」ってのは意表を突かれました。小豆はそれだけで食べると八角の風味が強く感じられて「中華料理?」みたいな印象すらあったのですが、蓬のムースと合わせて食べるとお互いの個性的な風味がよく合わさって、非常に美味しくなるのに吃驚。
食後にコーヒーか紅茶がサーブされますが、一緒にこんな焼き菓子も出てきます。これも旨いんですよ…。
「ランチで4000円近くお支払い」って高いよなぁ…と思っていたのですが、お店の雰囲気にスタッフのサービス、それに見た目も味も楽しめるお料理と、食事が終わった後は「これでこんな値段でやっていけるの?大丈夫?」と思うほど大満足でした。これで5500円とか7700円とかのコース頼んだら何が食べられたんだろう…。