さぁ、ロンドン観光しちゃうぞ。
到着から一晩あけてロンドン2日目。折角のイングリッシュブレックファストなので朝からガッツリいってみます。薄切りのトーストが「らしい」よね。
今日の観光は、ウェストミンスター寺院から始めます。歴代国王の戴冠式や挙式が行われたり埋葬されてたりと、イギリスにとって重要なところ。世界遺産にも登録されています。
ロンドンを代表する観光地だけあって「かなり混む」と聞いていたので朝9時すぎには到着するように出かけたのですが、この時点ではほぼ待ち時間なく入れました。
イギリスのゴシック建築の傑作とも言われるだけあって内部も見事ですが、残念ながらこちらは寺院内の撮影は一切禁止。入場料も高い(オンライン購入で21ポンド)ですが、日本語対応もあるオーディオガイド付きでじっくり巡れますので、観光地としての価値を考えれば「そのくらい取るよね」という印象です。
なお今年の6月から、これまで非公開だった上階部分の回廊が「クイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリーズ」として公開されていますが、こちらば別料金。聞いたら入場料5ポンドとのことなので折角だからと入ってみましたが、これが想定外に素敵。寺院とイギリス王室との関係を物語る所蔵品の展示が興味深いのは勿論、このギャラリーから見下ろす寺院内部の眺めが格別に素晴らしく、これだけで5ポンドの価値あるんじゃないか、という感じ。時間があれば是非どうぞ。
中庭からの風景。この辺は撮影OKでした。ここから回廊を通ってまた寺院に戻り、最後に戴冠式で使われる椅子を見学して、内部ツアーは終了です。
見学を終えて寺院を出ると、入場待ちの行列がかなり長くなっていました。朝イチに行くのがお勧めかもしれません。ちなみに入場の際には手荷物検査がありますが、鞄の中を見る程度のレベルです。
ここからバスで移動。ロンドンのバスは現金払いNGで、オイスターカードを持ってないと乗れません。
次にやってきたのはセントポール大聖堂。このあたりは日曜は本来の目的である礼拝などがあるので「観光目的の見学」が出来ないので、土曜のウチに片付けておく必要があったものでね。
ウェストミンスター寺院がゴシック様式なのに対し、こちらはルネッサンス様式。随分雰囲気が違います。
セントポール大聖堂については、礼拝などの際でなければ撮影OKになっています。ここでも入場料に日本語も用意されたオーディオガイド使用料が含まれているので、詳しい解説を聞きながら見学できます。
ウェストミンスター寺院が重厚な印象なのと対照的に、セントポール大聖堂は外部からの明かりも随所から入り、明るく華やかな雰囲気です。
中央のドームを見上げたところ。ここには「囁く声が反対側にいる人に聞こえる」という「ささやきの回廊」があるのですが…。
なんだか閉鎖されているみたいです。どうも今年の4月に観光客がここから転落した事故があったようで、新たな安全対策を検討するために公開を中止した様子。ちょっと残念。ただし、その上にある「石の回廊」「金の回廊」には上がれます。階段を500段以上、自分で登らないといけませんが。
「石の回廊」からの眺め。金融街付近で林立する高層ビルが、ちょっとSF映画っぽい眺め。
テムズ川の対岸にはテート・モダンがあります。逆にあちら側からはセントポール大聖堂のドームが綺麗に見えるんだよね。
西側、尖塔のほうの眺め。
これがもう一つ上の「金の回廊」まで登ると、こんな景色になります。やっぱり、見晴らしがかなり違いますねぇ。
テート・モダンと、EUで一番高いビル(今のところは)のザ・シャードも見えました。なんかクレーンが多いのはいろいろ建築中なのかね。景気いいなぁ。
セントポール大聖堂は地下も見学可能。
ここで一番有名なのは、この「ネルソン提督の墓」でしょう。ナポレオンを破った英雄ということで、「国王か!」というレベルの葬儀が行われ、この棺にも、普通なら王室の関係者しか使わないようなモチーフが使われていたりするそうです。
大聖堂を出てからもう一カ所立ち寄ります。東側にあるショッピングモール「ワン・ニュー・エクスチェンジ」です。
中央に設置された展望エレベーターで最上階へ。
ここはオープンテラスのようになっていて、ご覧の通りセントポール大聖堂のドームが目の前に広がるという景色を楽しめます。さっき「石の回廊」から見下ろしたときに「もしかしたら、あそこって景色いいかも?」と思って来てみたのですが大正解。
ここまで間近だと迫力ありますね。