プラハ観光、1日目と2日目。
チェコといえばビールで有名。とはいえ、バゲージクレームにビールの広告って凄いな…。
到着ロビーには市内交通の乗車券の販売機があり、もちろんクレジットカード利用可能でタッチ決済にも対応。1回券から72時間有効のチケットまで基本的に全ての券種が買えるようで、ここで72時間チケットを330コルナで購入しました。Uberを呼ぶキオスクとかもあるのね。
一国の首都の空港ですが割とコンパクトな印象。
市内までは路線バスとトラムで移動することにしました。プラハの空港からの公共交通はバスのみですが、中心部のプラハ本駅まで直行するエクスプレスバスと途中の地下鉄駅までの路線がありますが、後者の方は72時間券で利用可能。駅まで直行できても結局そこからホテルまではトラムとかに乗り換えなきゃいけないんで、こっちでも利便性は同じようなもんです。ちなみにスーツケースなどの大きな荷物を持ち込む際には別途20コルナの追加料金がかかるようなのですが、72時間券だとこれも不要なのでお得。
119番のバスは地下鉄Nádraží Veleslavín駅が終点。ここからトラムに乗り換えました。
まずはプラハでの宿泊先へ。「Botel Albatros」、プラハ市内を流れるブルタバ側に浮かぶ船のホテルです。
ちょうど到着したのが午後3時、そのままチェックインして部屋も案内してもらえました。
アサインされたのは川側のツインルーム。
窓の外はダイレクトに川。眺めが良いのは嬉しいのですが、ブルタバ川クルーズはプラハ観光の目玉、この窓の外には結構その手の船が通ります。特に夜景観賞のクルーズが多いので、カーテン開けっ放しにしてるとディナークルーズのお客と目の合いそうな距離で遭遇しちゃうので要注意。
バスルームはこんな感じ。シャワーブースはカーテンで仕切られただけですが、船の客室っぽいと考えればアリじゃないでしょうかね。
部屋で落ち着いた後、早速旧市街まで出てみました。
「ピルスナーウルケル」のショップを発見。ウルケルというのはチェコ語で「元祖」という意味だそうで、つまりコレって「元祖ピルスナー」って商品名だったのか。
折角なので「プラハに無事着いたよ記念」で一杯やりました。でも何よりもビックリだったのがこの「ピルスナーウルケル」って今はアサヒビールの傘下だった、ってこと。2017年に買収されたようですが、なぜ買おうと思ったんだろうアサヒ…。そういうワケで日本にも入ってきており、名古屋にも樽からサーブしている店がいくつかあるようです。
繁華街をぶらぶらしながら旧市街広場まで来てみましたが、いやぁ綺麗ですわ。元々プラハに来ようと思ったきっかけは今年のWBC。日本の対戦相手の一つにチェコがありましたが、あの時にかなりチェコやプラハについてメディアで紹介されていたのを見て「なんかいいなぁ」と思ったんです。これは期待通りだぞ。
ブルタバ川にかかるカレル橋はプラハ観光の主要スポットの一つ。その向こうにはプラハ城がライトアップされていました。
夕食は「地球の歩き方」に「共産主義時代からの老舗」と紹介されていた「Havelská Koruna」へ。今回の旅行では久々に「地球の歩き方」とか買ってみたんですが、やっぱり日本人旅行者がそこまで多くなくネット上の情報が限られるようなところでは無茶苦茶頼りになるなぁ、と実感しました。チェコ版は2020年が最新なので情報はコロナ前ですが、お店などは確かに閉店したところもあるけれどそこそこ有益でしたし、観光地に関する記述も「王道」なのよね…。
お店はセルフサービス形式。入口で伝票を受け取り、カウンターで料理をオーダー&受け取ってテーブルまで自分で持って行きます。
オーダーしたのはクライダというチェコのスープとビーフグーラッシュ。クライダは茸のクリームスープといった感じですが、ディルの風味がちょっと爽やかで、サワークリームらしい酸味が特徴。ビーフグーラッシュに添えられているのはパンではなくクネドリキというジャガイモ入りのダンプリング。ピルスナーウルケルも一緒に頼みましたが、これで1600円くらいとお値段リーズナブルでした。
日本を出て3日目、プラハ滞在2日目。ホテルは朝食付きで、川を眺められるレストランで提供されます。
欧州なのでコンチネンタルスタイル、ハムやチーズなどの冷製が中心です。
でもこれでも充分ですよねぇ。
本格的なプラハ観光は今日がスタートなので、まずは本丸?的なプラハ城へ行ってみます。
プラハ城は城内への立ち入りに入場料はかかりませんが、教会などのスポットに入るためにはチケケットが必要です。別料金でオーディオガイドが借りられますが基本的には欧州の言語に対応。ただ、何故かそのなかで韓国語版はあったりします。それだけ韓国人観光客がチェコに来てる、ってことなんでしょうね。
基本的なチケットでは4箇所に入ることができます。まずは聖ヴィート大聖堂、高い尖塔はプラハ市街地からもよく目立ちます。
内部はステンドグラスが特に美しく、チェコ出身のミュシャが手がけたものもありました。
続いて旧王宮。大きなホールは16世紀に完成したもの。
ここに掲揚されていた旗、なんかちょっと手作り感あってかわいい。
聖イジー教会。1000年以上前に作られた城内最古の教会です。
内部も確かに歴史を感じるかも。
その昔に錬金術師が死んでいたことから名付けられた「黄金小路」、ここも有料ゾーンです。
そのまま城外へ抜けると、プラハの街を一望できるテラスが。
またお城の正面の方に戻ってきました。
この近くに「世界一景色の綺麗なスタバ」とやらがあるんです。まぁ最近「世界一XXなスタバ」ってちょっと多すぎじゃね?って気もしますが、確かに街並みを一望できる屋外テラスとかあったりしたら、そう名乗りたくなる気持ちは解る。
スタバで休んで出てきたら、ちょうどお昼の衛兵交代の時間でした。ラッキー。
ここからは歩いて麓まで降りました。
お昼ご飯は手軽にマックあたりで。海外のマックってご当地メニューっぽいのがあったりして、なかなか面白いんですよね。チェコのマックもチーズフライを挟んだハンバーガーとかありました。チーズのフライ、ビールのお供としてチェコでは一般的な料理らしいんです。
午後からはペトシーン公園を目指してケーブルカーに乗車。
ガチのケーブルカーですが、これも市内交通の一つ。72時間券で乗車できます。
ペトシーン公園の丘の上には、パリのエッフェル塔を真似たとされる展望塔が建っています。高さは60m。
展望塔の入場料は270コルナですが、展望台までエレベーターで昇りたければ別途100コルナを払わないといけません。おじさんなので疲れるのはイヤ、お金で解決じゃ。
丘の上の展望塔ということで周囲に遮るものがなく、非常に眺めがいいです。
先ほど行ったプラハ城もよく見えます。上から見るとこんな感じなのか。
帰りは階段で降りましたが、60mくらいなら階段で登ってもよかったかしら…。
そのあとはカレル橋を渡り旧市街方面へと移動。
プラハって街、とにかく町歩きが凄く楽しいところです。歩くたびにいろんな風景が出てくる感じ、全然飽きません。
昨日は夜に来た旧市街広場。昼間もメルヘンな感じですなぁ。
また中心地を散策して過ごしました。
夕食ですが、いまいちピンとくる店がなく、結局前日と同じお店に落ち着いちゃいました。「Havelská Koruna」、やっぱり他の店と比べると格段に安いのよ…。で、味の方も悪くないし。
今日はポークのカツレツとポテトサラダのプレートにしました。