アブダビでは市内の移動にバスを活用しました。なんせ運賃は中心部なら2ディルハムと格安ですからね。ただし、運賃の支払いはこの「ハフィラットカード」というICカードしか使えず現金は不可。
「ハフィラットカード」の入手はそれほど難しくありません。なんせアブダビ空港の到着ロビーに販売機がどーんと設置されていますので。カード代が10ディルハム別途必要ですが、あとはチャージ金額を10ディルハムとか20ディルハムとか加算すればOK。
アブダビの路線バスの情報は「DARB」のサイトから得ることができます。バスだけでなくタクシー料金の概算も出してくれるルートプランナー、バス路線図(全体の路線図は見当たらず、バス路線毎のルートマップだけのようですが)、ハフィラットカードの販売機やチャージ機のロケーションも載っていてなかなか便利。スマホ用のアプリもあって、こちらも使い勝手はなかなか良好です。
ちなみに以前はバス情報はアブダビの運輸省のサイトにあったようなのですが、こちらからは情報が一切無くなっていますのでご注意を。
ちょうど宿泊していたホテルの正面に、ルーブルアブダビまで直通するバス路線の起点のバス停があったので便利でした。バスの運行頻度はおよそ30分に1本。ほぼ時刻表通りに運転されている感じでした。運行時間も朝6時頃から夜11時過ぎまでと、かなり長い様子。
市内を走るバスはこんな外観。広告ラッピングされているものもありますが、ベースは全てこんなカラーリングです。
車内は中央ドアより前のセクションは女性専用になっているので注意しましょう。最初「わーい空いてるじゃーん」と最前列に座ろうとして注意されちゃいました…。バスの利用者はかなり多く、中心部は結構混み合います。
中心部にあるバス停には、こんなエアコン完備の待合室もあったりします。
利用者の多いバス停には、こんなバスロケーションのディスプレイまで。もっとクルマ社会で路線バスなんて申し訳程度なのかと思っていたのですが、路線数も結構多いし運行頻度もそれなりにあり、環境もちゃんと整備されていて少し驚きました。
ハフィラットカードのチャージですが、大きなバス停やショッピングモールなどに、こんな感じで券売機が設置されていますので、そんなに困ることはなさそうです。
なお、このようなチャージ専用機も、主にモール内などに設置されていました。
ちなみに市内のタクシーは初乗り5ディルハムですがミニマムチャージは12ディルハムなので、距離にかかわらず最低12ディルハムは払うことになります。それでも日本に比べれば安いですね。中心部では流しのタクシーを捕まえるのはそれほど難しくなく、バス停でバスを待っていると逆に向こうから「乗ってかない?」と目の前に停まってくれたりするほど。バスとタクシーをうまく乗り継いで使うのがいいのかもしれません。