折角マルセイユまで来たので、観光もしないと勿体ないですよね。ランチで約2時間かかっちゃったのでもう午後2時くらいなんですけど…。
とりあえずマルセイユといえばココ、といった感じの旧港エリアへやってきました。
旧港の周囲は遊歩道なども整備されています。この屋根みたいなモノは、このエリアの再整備を担ったイギリスの建築家ノーマン・フォスターによる設計。
マルセイユの観光スポットとしては「ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂」が丘の上に建っていて街を一望できて必見なんだとか。歩いても行けるらしいのですが、調べたらちょうど旧港近くのバス停から路線バスが出ている様子。
で、乗ってみたのですが…なんか凄い坂道をグイグイ登っていくじゃないですか。コレ歩いて向かうなんて無理だったわ。
15分ほどで終点に到着。
ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂はバス停からすぐの場所にありました。
確かに、マルセイユの街を見下ろす素晴らしい景色が楽しめます。
ほぼ360度視界が開けています。
遠くにユニテ・ダビタシオンもちょっとだけ見えます。
なお、聖堂の内部もなかなかの美しさ。
また路線バスを利用して旧港の方へ戻ります。
ちょうど、このバス路線の終点の近くにマルセイユ大聖堂が。修復作業中でちょっと残念な見た目ですけど。
内部の見学は通常通りでした。
港に沿ってぶらぶら歩きながら中心部へ戻ります。こちらもマルセイユで必見スポットとされる「ヨーロッパ・地中海文明博物館」ですが、残念ながら今日は火曜日で定休日。
旧港から見た、ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂。これ「丘」っていうより「山」の上だよねぇ。
港沿いの歩道は広く、景色を楽しみながら散歩するには最適。
なお、マルセイユの観光にはこんな周遊バス「プチトラン」も走っていて、ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂とかにも行くことができます。ただし運賃は8ユーロとちょっとお高め。マルセイユの市内交通はバス・地下鉄・トラムがありますが乗車1回が1.8ユーロ、24時間有効の1日券が5.2ユーロで路線数も多く運行頻度も高めなので、実質的には路線バスなんかを使うのがいいのかも。ま、こんなヤツに乗るのも楽しそうですけどね。
市内の交通としてはもう一つユニークなものが。旧港の北側と南側を繋ぐ渡し船が運航されているんです。
こんな船が15分くらいのインターバルで往復しています。これもマルセイユ交通公団が運営する立派な交通機関で、片道0.5ユーロの運賃が必要。なお、1日乗車券でも乗れます。
旧港の湾内を横切っていくので風景もなかなか。
ま、5分くらいで対岸に着いちゃうような短い船旅なんですが。
対岸に到着。ここから、また中心部へぶらぶら歩いていきます。
旧港の北側には、紀元前600年にギリシャ人が作ったのが発祥というマルセイユの旧市街、パニエ地区があります。トラムで近くまで行けそうですが…。
あ、この崖みたいなところの上にあるのね…。階段を上っていきます。
結構高さ、ありますね。
確かに、なかなか絵になる風景。
小径が入り組んでいて、ふらふらと当てもなく歩くのが楽しいエリアです。
なんとたこ焼きのお店まで。所々にちょっとお洒落なショップなどもあったりします。
日が暮れ始めると、また雰囲気が変わります。
街灯が灯り始めましたが、風情があっていいですね。
中心地をいろいろ歩き回っていたら、すっかり夜。
夕食は「TOINOU」というレストランへ。マルセイユといえばブイヤベースが有名ですが、あんまり地元でよく食べてるという訳でもないようで、提供しているレストランが意外と少なく、あっても観光客向けっぽいようなトコロで、しかも値段も40ユーロくらいだったりとなんだか高め。でもマルセイユだしシーフードくらい喰いたいな…と探していたら見つけたのがココです。魚屋がやってるお店なのでシーフードの質はお墨付き!って感じだそうです。
このお店、ちょっとオーダー方法が変わっています。店頭のショーケースのところで注文して支払いすると、店内のテーブルへ案内してくれますで、料理はテーブルに運ばれてくるという、セミセルフサービスみたいな仕組み。
生牡蠣が美味しいらしいので、シーフードの盛り合わせを戴きました。コレに秋穂リソースをつけて、白ワインもグラスで頼んで22ユーロ弱なのでお値打ちじゃないでしょうか。確かにどれも新鮮で美味しかったです。ソースを追加で頼んだけど、レモン絞るだけで充分イケました。