へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和元年17発目、アブダビ経由のフランス。その13:パリへ移動、「ナヴィゴ・セメーヌ」を入手する。

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「ホテル・ル・コルビュジエ」に2泊お世話になって、パリへ向かいます。ユニテ・ダビタシオンの目の前のバス停へ。

 

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地下鉄「Rond Point du Prado」駅までは5分ほど。実際、ここまでは荷物が無ければ歩ける距離です。駅の近くにはスタジアムやショッピングセンターなどもあります。

 

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駅の入口。ちょうど通勤時間帯なので結構混んでます。

 

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マルセイユの地下鉄はゴムタイヤ駆動なんですね。車内はオールクロスシート仕様。

 

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マルセイユ・サン・シャルル駅に到着。

 

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この駅もちょっとした丘の上にあるので、マルセイユの街の眺めがなかなかいい感じです。ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂も見えます。

 

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駅の構内。

 

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パリ・リヨン駅行きのTGVに乗車です。

 

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フランス国鉄のホームには改札がないのが基本なのですが、TGVのホームの入口には改札が設置されていました。乗車券に印刷されたQRコードを読み込ませるとゲートが開くしくみ。なお、マルセイユからパリまでの運賃は約1ヶ月前に購入、2等利用で49ユーロでした。日本からでもSNCFの予約サイトからオンラインで予約でき、チケットも自分でプリントアウトして持参すればOKと結構便利です。ただ、格安TGVの「Ouigo」については購入できません。どうもコレだけフランス以外で発行のクレジットカード支払いができないようになっているらしい…。

 

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パリ行きTGVは2階建て車両。今日のシートは2階の窓側。ウェブでの予約の際に、「1階か2階か」「窓側か通路側か」などのリクエストが可能です。シートにはコンセントが設置され、wifiも完備。wifiはログインの際に予約番号が必要ですが、複数デバイスの利用ができました。

 

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この列車にはビュッフェが連結されています。

 

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朝食はビュッフェで戴くことに。マドレーヌとカプチーノのセットで3.9ユーロ。

 

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およそ3時間半でパリ・リヨン駅に到着。時速300kmまで出して走ってるのにヘンな揺れを感じることなく快適な乗り心地でした。

 

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今日から暫くパリ滞在なので、パリの公共交通で利用できるICカードを入手します。パリのICカード「ナヴィゴ」はちょっと変わっていて、日本のICカードのように「チャージした金額から乗車した分の運賃が引かれていく」のではなく「ICカードに”きっぷ”を搭載する」みたいな感じになっています。1週間乗り放題「ナヴィゴ・セメーヌ」で22.8ユーロ、パリ・シャルルドゴール空港までカバーしているので結構お得(カード代5ユーロが別途かかるけど)なのですが、「購入から1週間有効」ではなく「月曜から日曜まで有効」という、なかなか天邪鬼なシロモノ。しかも金曜~日曜は次の月曜スタートの分しか買えなかったりと、観光客には使いこなすのが難しい面があったりします。

 

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地下鉄駅の窓口で「ナヴィゴ・セメーヌください」と言うと出てくるのがコレです。ICカード本体と紙製のカードがセットになっており、紙のカードの方には顔写真を貼り付けるスペースと名前の記入欄があり、コレが揃っていないまま使用すると「不正乗車」になってしまいます。係員が時おり抜き打ちチェックをしており、実際に地下鉄駅改札出口前で2名の係員がチケットチェックをしているのに遭遇しました。在フランス日本大使館のウェブサイトに注意喚起が出るほどなので、不正乗車の取り締まりはかなり厳しいと考えた方がよさそうです。

www.fr.emb-japan.go.jp

 

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購入時にはこのプラスチックのケースも付いてきて、2枚のカードを一緒に収めます。

 

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紙のカードには穴が空いていて、2枚を一緒に収めるとこの「穴」のところにICカードのシリアルナンバーが顔を出します。この番号と紙のカードの番号がマッチすることで正当な所有者であることが確認できる、という仕組みのようです。

 

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「ナヴィゴ・セメーヌ」には縦3cm・横2.5cmの顔写真を貼る必要がありますが、カード側に粘着面があるので貼り付けは簡単。また厳密にサイズを測るわけではないので少しくらい枠からはみ出しても問題なさそうな感じでした。ちょっと上質な紙にカラー印刷したようなものでも通るかも…。日本から写真を用意していくのが一番いいのですが、このときは特に事前準備しておらず、現地で調達することになりました。ただ、大きめの地下鉄駅の構内などに証明写真機が多く設置されていて、それほど困ることはないと思われます。パリ・リヨン駅にも10台近く置かれていました。

 

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この証明写真機、通常の証明写真は5ユーロかかるのですが、2ユーロで写真を調達する方法があります。この機械、証明写真だけでなく「おもしろ写真」みたいなのも撮影可能で、こっちは2ユーロで買えるモノがあるのです。

 

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この「FUN PHOTOS」というのを選ぶと、様々な背景と自分の顔写真を合成した写真を1枚買うことができます。

 

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色々なデザインのものを選ぶことができますが、その中で「顔の周囲が白色」「そんなに顔写真スペースが大きくない」ようなパターンを選びます。で、顔の周りを適当なサイズで切り抜けばOKです。なお、この証明写真機ですが不具合の出てる個体もそこそこあるので要注意。支払いはクレジットカードも使えますが、現金はおつりが出ません。