一晩明けて、鹿児島空港へ戻ります。
鹿児島での宿泊先は「ホテルパームス天文館」、ビジネスホテルですが一部がカプセルホテルになっています。この日、鹿児島市内ホテルの宿泊費が妙に高騰しており、どうせ「寝るだけ」だし…とこちらにしました。おねだん1泊4000円也。ビジネスホテルの一部を改装しているようで、カプセルホテルに「ありがち」な大浴場などはなくシャワールームのみですが、なかなか快適でした。ただ、何故か朝の5時からアラーム鳴らしっぱなしの謎のお客がいましたが…。1時間ほど鳴り続けており、さすがにフロントのスタッフに対処をお願いしたのですが、アラームを止め忘れてカプセルから出ちゃった人か何かかと思ったらソコに居ました。いったいあのお客、何考えてたんだろう?
今回は「朝食付き」プランを予約しました。朝食代は850円プラスで、近くの「ビジネスホテル メイト」の2階にある「バッケン」にていただくことになります。
朝食メニューはこんな感じで、基本はスープ+パン食べ放題+ドリンクバー、という構成。お値段は850円、って朝食付きプランにしても特に安くなってなかったのか(^^;)。こちらでは一番「キホン」っぽい雰囲気の「オニオンスープ」を選びました。
オーダーが済むとパン用のお皿が渡され、早速パン+ドリンクコーナーへ向かいます。
パンは7種ほどが用意され、焼きたてがどんどん出てきます。これにラスクもありました。パンに付けるモノとしては各種ジャムにピーナツバター、ガーリックバターに普通のバターなど色々用意されているので、いろいろな味を楽しめるのもナイス。ドリンクも種類は豊富です。
とりあえずパン各種を戴いてテーブルに戻ります。どれも本格的な味わいで結構ハイレベルで旨いわ。なお、パンは販売もしていますが1コ50~70円くらいとお手頃価格でした。
暫くしてオニオンスープ登場。「オニオンスープ」といいながら玉ねぎ以外もジャガイモやにんじんなど具だくさん。ソーセージにベーコン、半熟たまごも入って「食べるスープ」と言った感じで満足感あります。コレにサラダとヨーグルトも添えられています。朝食として850円はちょっとお高めではありますが、内容的にコレなら納得。パンが旨くて3回もお代わりしちゃったぞ。
ゆっくり朝食の後は鹿児島空港行きのリムジンバスに乗るべく天文館のバス停へ。途中、こんな広告を見ました。「○○pay」は今年の流行語大賞のトップテンにも入るほど様々な「pay」が登場しましたが、鹿児島だからってこの「pay」は狡いでしょ…。「どんpay」ってのはあるけど、アレは支払いはできないしな。
天文館から鹿児島空港までは55分。途中、鹿児島中央駅前を経由するのですが、天文館から鹿児島中央駅前までの経路が少し遠回りで10分以上かかりました。逆ルートは5分くらいで行っちゃうんですけどね…。
鹿児島空港には展望デッキのある3階に展示施設「SORA STAGE」があります。
まぁ地方空港によくある「空港に関する展示コーナー」で、鹿児島空港の歴史や現在の就航路線、空港で見れる飛行機の紹介などもあるのですが…。
さりげなくこんなブツが置かれていたりします。
これ、ボーイング747-400「ジャンボ」の翼の先っぽに付いていた「ウイングレット」の実物なんです。ANAが保有するB747-400を国際線用から国内線用に転用するときに取り外したものを譲渡してもらったんだそうです。B747-400は空気抵抗を減らすために翼の端に「ウイングレット」を設置したのが外観上の特徴でもあるのですが、短距離を飛ぶことが多い日本の国内線での使用に特化したB747-400Dでは「そんな短い距離ならウイングレットとか無い方がいいでしょ」と設置されませんでした。構造上は普通のB747-400もウイングレットは2回くらい脱着できるような仕様だったらしいですが…。なお、今では短距離向けの旅客機でも「少しでも燃費が良くなるなら」とウイングレットとかが付いてるのが当たり前になっています。
また、日本エアコミューターが訓練用に使っていた客室のモックアップも展示されていたりします。昨年まで使用していたDHC-8-Q400のもので、この機種が日本エアコミューターから退役してお役御免となったため、こちらにやってきました。
ちゃんと機内も座席が設置されています。さすがに手荷物棚は開きませんが…。
以前使っていたフラップ式の表示板もありました。昔懐かしい航空会社の名前もある!
コチラのエリア、2階の出発ロビーのエリアにも入口があります。時間があればぜひお立ち寄りを。