鹿児島の老舗ホテルにお安く泊まります。
昨晩宿泊したホテルに預かってもらっていた荷物をピックアップし、目の前の高見馬場バス停へ。
鴨池港行きの鹿児島交通バスに乗車し、「市民文化ホール北口」バス停で下車しました。鹿児島市内のバス路線は鹿児島市交通局の路線はGoogleマップで検索すると出てくるのですが、鹿児島交通のバス路線は一切表示されません。その上、鹿児島交通のウェブサイトなど公式での情報量が極端に少ない。2事業者がほぼ同じルートを運行していたりするので、Googleマップで調べた市営バスに乗ろうとしたら同じ行き先の鹿児島交通バスがやってきて「これ乗ってイイの?」ってなったり。ちょっと不便かなぁ。
バス停のほぼ目の前にあるのが「鹿児島サンロイヤルホテル」、本日のお宿です。この与次郎地区は1960年代後半に埋め立てによって造成されていますが、このホテルはかなり初期、1972年に開業。今年で開業50周年というなかなかの老舗です。レジャーエリアとして開発されたという経緯からか、バルコニーが並ぶ外観はちょっとリゾートホテル風かも。
天井は低めですが明るいロビー。チェックインを済ませ客室へ向かいます。
今回予約したのは海側のダブルルーム。シングルルームもあって以前泊まったことはあるのですが、シングルは全て市街地側に配置されています。お値段は朝食付きで1泊1万円ちょうどですが、5000円分の「まってるし鹿児島市宿泊満喫クーポン」を2000円で2組購入して支払いに充てたので実質4000円の支払いでした。
部屋の大きな窓からは錦江湾とその向こうに聳える桜島が広がります。ベランダに出ることもできるので、ガラスなど遮るもののない眺めも楽しめたりして。
テレビが置かれたキャビネットの下にはポットやお茶セットが用意されていました。
バスルームはこんな感じ。築50年ですから古さを感じさせる点もなくはありませんが、非常に綺麗に保たれている印象です。
このホテルのお楽しみの一つは最上階の13階に設置された天然温泉の展望大浴場かもしれません。12階に大浴場へ繋がる階段があり、ここからアクセスします。
13階に男湯と女湯が並びます。
さすがに露天風呂はありませんが、桜島を眺めながら温泉が楽しめる大きな窓の大浴場は素晴らしいの一言。広さもまずまずで、ゆっくり入浴を楽しめます。
なお13階までエレベーターで行って大浴場へアクセスするルートも存在はしているのですが「階段のご利用が難しい方へ」という位置づけになってます。その理由は恐らくコレ。13階のエレベーターを降りたところが、これまた最上階に位置するレストランのエントランス直結なんです。この「スカイラウンジ フェニックス」、夜は1万円程度のコースを饗するそこそこハイクラスのお店。温泉への往来は館内着とスリッパOKとなっているので、ホテルのメインダイニングの前にそんな格好で彷徨かれるのも…って感じなんじゃないでしょうか。知らんけど。
シングルなど市街地側の部屋に泊まると、桜島を眺められる場所は温泉大浴場くらいになってしまいますが、加えて12階の大浴場への階段入口付近に湯上がりラウンジが用意用意されており、ここからも眺望が可能になってました。
夕食はホテルを離れ、中心部の方へ行ってみました。午前中と夕方以降に1時間おき程度ですが、ホテルから鹿児島中央駅と天文館を巡回する無料のシャトルバスが運行されています。
鹿児島中央駅前で下車します。
駅前にこんなオブジェがあったの、今回初めて気づいたわ。
夕食ですが、まずは「黒豚のとんかつが喰いたい」に加え「残ってる1000円分の地域クーポンが使える店にしたい」、そして「ぐりぶークーポンが使える」を条件にお店探しをしました。
「ぐりぶークーポン」とは鹿児島県庁のLINEアカウントとお友達になっておくと隔週で送られてくる割引クーポンで、飲食や鹿児島特産品などのお買い物等で2000円以上の支払いの場合に500円オフになるというもの。しかも「鹿児島県飲食店第三者認証店」での飲食だと割引額が700円にアップしちゃうんです。で、その3条件をクリアしたのが鹿児島中央駅のアミュプラザ地下「かつ寿」だった由。
黒豚ロース&ヒレの盛り合わせ定食が税込みで2013円と「ぐりぶークーポン」適用金額をクリアしてくれるのでコチラを頂きました。肉のアブラの甘さがやっぱり上質な気がするんですよね、いい黒豚って。結局、ここから「ぐりぶークーポン」で700円オフ+1000円分の地域クーポンを支払い充当、差し引き313円で食べられちゃいました。
またホテルのシャトルバス利用で帰還。
ホテルの周辺ですが、モールなどもあってかなり賑わってます。すぐ隣はユニクロやディスカウントストアなどが入る「アクロスプラザ」があり、コンビニもここに。向かい側にあるのが「フレスポジャングルパーク」で、格安スーパーやレストランフロアもあって充実。ホテルの向かいには鹿児島では有名な焼肉チェーン「なべしま」ですし、スタバやモスバーガーも徒歩圏内にあります。今回は条件から都心まで夕食に出かけましたが、ホテル近辺でも選択肢はいろいろあるんですよね。
翌朝、ちょうど日の出の頃に部屋から見た桜島です。
昨日は山頂に雲がかかっていましたが、今日は全貌が眺められました。
朝食は1階のレストラン「トリアノン」。
ビュッフェ形式での提供です。
鹿児島っぽい品々もいろいろ。どちらかというと「和」朝食でいきたくなるラインナップでした。
なおこのホテル、カレーが美味ということでも有名だと聞いたような…。洋食系もポテトグラタンなど洒落たメニューがあったりします。
鹿児島名物、鶏飯もありました。お出汁が旨かった。
最後にフルーツなど頂いて〆。フレンチトーストも最近ホテルの朝食ビュッフェでは定番アイテムみたいになってきましたねぇ。
朝食後、もう少しお部屋でゴロゴロ。窓から桜島を眺めながらウダウダするの、なんか贅沢ですな。
11時頃にチェックアウト。
ホテルのシャトルバスを利用して天文館エリアまで移動することに。
バスの発車の際、なんとホテルのスタッフさんが横断幕でお見送りしてくれました。
天文館までは15分ほどで到着。路線バスの乗り場あたりで降ろして貰えるので、ここからの移動も楽ちんでした。