へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

寝台列車でこんぴらさん、その1:「サンライズ瀬戸」で琴平へ。

またへんな旅を…。

 

1月の週末、新幹線で上京。モノレールで羽田空港を目指します。

 

第1ターミナルで友人と待ち合わせし、まずはランチへ。京急線の改札前でいつも行列が出来ていて気になっていたのがこの「赤坂うまや うちのたまご」でした。卵かけご飯や親子丼などのお店ですが、そんなに旨いのか。

 

親子丼も良さげでしたが、ここはお店のスペシャリテ?らしき卵かけご飯にしました。味噌汁をつけて600円也。卵2個がついて、ご飯は1回おかわりOKです。福岡の内野養鶏場で採れた卵なんだそうですが、驚いたことにココ、JR九州グループでした。確かに「うまや」ってJR九州の子会社が運営する和食店のブランドだわ…。養鶏場もJR九州グループですが、多角化すごいな。あ、お味は確かに並ぶよね、という感じ。玉子丼や親子丼も美味しそうでしたので、次はそっちを試そうっと。

 

午後からは「JAL SKY MUSEUM」見学。これで3回目だったような…。この週末、本来であれば九州方面へ行こうと思ってたんです。そこに普段遊んでる連中から東京での忘年会のお誘いが。「予定あり」で欠席としていたんですが「JALとれたよ」の悪魔の囁きでこっちへ来てしまった次第。

 

JAL SKY MUSEUM」はアーカイブコーナーの見学から始まります。実はココが見どころ一杯で、正直ここだけで半日くらい居られる企画をやってほしい。JALのグッズが少しお安く買えるショップもあり、オリジナルグッズもあります。見学者には特製のネックストラップが配られるのですが、色が全部で10色以上あってランダムに支給されるところ「お好きな色のストラップを販売」が始まってました。商売上手。

 

ちなみにこちら、写真撮影は基本的にOK。ただし皇室フライトに関するコーナーと、大型ディスプレイの映像資料などはNGになっています。まぁうっかり撮影してSNSに上げたりすると肖像権的にヤバそうなタレントさん出演のCM映像とか山ほど見られるのでね…。

 

重整備ハンガーではB767がオーバーホール中。

 

客室の装備品も一切合切外して行うようで、取り外されたパーツが並べられていました。これは頭上の手荷物棚ですね。お手洗いもユニットで外されて置かれていましたが、こんな小さな箱なの?とちょっと驚きます。

 

お隣はA350整備用に改装中とのことでしたが、なんとタイミングよくA350が牽引されてきてました。

 

ハンガーのほうは今までにないほど飛行機でギッシリ。一番手前にB777-300、加えてB767B737が2機、A350までいました。

 

この近さで飛行機を見せて貰えること、なかなかないよね。こちらはエンジンを絶賛整備中でした。

 

ここでA350を間近に見たのは初めてかも。この機材もすっかりJALの「顔」になった感じです。今年後半には国際線用のA350-1000も入ってくる予定で、座席などのプロダクトも一新されるんだとか。楽しみですね。

 

ハンガーからの滑走路見学も見どころの一つ。やっぱり以前に比べ、やってくる飛行機の数が格段に増えたように感じます。

 

夜は15名ほどが集まって忘年会。新橋の韓国料理店「ママチプ」、店内はかなり「韓国の居酒屋」っぽい雰囲気でした。

 

日本ではなかなかお目にかかれないカンジャンケジャンも別注文で堪能しました。

 

さて東京での用事も済んだので名古屋へ帰ります。利用したのは「サンライズ瀬戸」、ちょっと遠回りですが…。

 

山陰へ向かう「サンライズ出雲」に比べると若干地味ですが「サンライズ瀬戸」も日本で生き残る貴重な定期夜行列車の一つ。普段は四国の高松行きですが、観光シーズンの週末などには琴平までの延長運転が行われることがあります。この日はちょうど琴平延長運転日だったので、久々に乗ってみようと思ったワケです。

 

発車10分ほど前にホームに上がったら既に入線済み。一応シャワーカードを確認しようと3号車に言ってみましたが、当然ながら売り切れです。列車内の水タンク容量の関係から販売枚数はそう多くないらしく、入線前から並んでおかないとまず購入できない、というのが現状です。なお「サンライズ瀬戸」だと3号車に販売機がありますが、4号車のドアから乗った方が近いから「どうしても欲しい」って方は4号車乗車口に並ぶのが吉。

 

予約した座席のある号車へ移動。ダブルデッカー構造の2階のお部屋が取れました。最近ではJR西日本「e5489」ならネットで予約できるようになって便利です。

 

お部屋は「サンライズ」で一番多いタイプの「シングル」です。広くはありませんが、このくらいが「ほどほどの狭さ」で過ごしやすいのかも。「ソロ」のほうが安いですが、やっぱりアレは閉塞感が凄すぎると思う。

 

熱海を通過したあたりで、そろそろお休み。

 

翌朝、岡山駅に6時半頃到着。「瀬戸」と「出雲」の切り離しがここで行われます。

 

岡山駅ホームの売店、こんな早朝から空いてました。駅弁なども揃っていて、出発前に買い込まなくてもココである程度は入手可能じゃん。

 

瀬戸大橋を渡って四国へと。

 

普段の終点、高松駅に到着しました。

 

列車は高松で折り返し、途中まで今来た道を引き返して琴平に向かうのですが、高松で30分以上停車します。琴平まで乗車する場合、高松で折り返して重複する分は運賃計算に含める必要がないのですが、高松駅ではお買い物程度なら改札を出るのは見逃す、みたいな運用の様子。改札内にも売店ありますけどね。

 

高松から40分ほどで延長運転の終点、琴平に着きました。

 

ホームには船を象った洗面台がありました。今は使われていませんが、さすが「海の神様」とされる金毘羅宮の玄関口です。

 

サンライズ瀬戸」の朝9時前琴平着という時間、これから観光だ!というには結構ちょうどいい時間という気がします。今回も途中まで「ずる」できる「こんぴら参拝登山シャトル」を利用。ポスターの電話番号に連絡して依頼しましたが、結局は駅前に待機していたタクシーがアサインされました。直接コトバスタクシーの運転手さんに頼んじゃってよかったのかしら、もしかしたら。

 

金毘羅宮の本社までは785段の石段を登らないといけませんが、シャトルを使えば365段目までワープ可能になります。半分程度ですが、やっぱりラクですわ。700円と運賃もお手頃ですが、実は一番の見どころは「大門までの狭い生活道路をスイスイ進んでいくタクシー運転手の神業が見られる」ことのような気がしなくもない。

 

奥社まで行ってみたい気もしましたが、今回も本宮まで、としました。

 

下りは石段を下までゆっくり降りていきます。大門から下は参道沿いにお土産店などが並び、冷やかして歩くのも楽しいです。