ちょっと露骨では。
琴平電鉄の琴電琴平駅まで歩いてきました。
高松へ向かう途中、仏生山駅で降りてみます。
生活道路って感じの細い道を歩くこと10分、やっと目的地が見えてきました。
「サンライズ出雲」でシャワーが使えなかったので温泉でも、と仏生山温泉に来てみた次第。
ここはことでんのちょっとぶっ飛んだ宣伝ポスターで「行ってみたい」と思っていたところです。
浴場はそれほど広くはありませんが、露天風呂のある屋外エリアが広々としていて春秋の気候のいい時期にはもっと楽しめそうな感じ。内装もお洒落です。
JR高松駅前のバスターミナルから、ジャンボフェリーの送迎バスを捕まえます。
高松港のターミナルまでは15分ほど。今日はここから昨年10月に就役したばかりの新造船「あおい」で神戸港まで向かいます。なんせジャンボフェリーにとっては32年ぶりの新船なんだとか…。
ターミナルに着いたらそのまま乗船。ウェブで乗船券を購入するとQRコードが送られてきて、それを改札機にかざせばそのまま乗ることが出来ます。
まずは展望デッキに上がってみますが、屋外のスペースがかなり広く取られている印象です。
最上階には遊歩道のようなデッキも。
一番上まで上がるとかなり見晴らし良好、前方がこんなに見渡せる設計のフェリーはかなり珍しいような気がします。
程なく出港しました。
では客室へ行ってみましょうか。今日は指定席「コンフォートリクライニング席」を確保しました。運賃に加え1500円(繁忙期だと2000円!)の追加料金がかかり、エリアへの入場はQRコード読み取りの改札でコントロールされています。ちなみに客室内の撮影は禁止だそう。
デッキプランはこんな感じ。この船、運賃だけで乗れる自由席エリアがかなり小さく、客席エリアの大半が指定席エリアに割り振られていることが解ります。個室などバリエーションは豊富ですが、追加料金が必要なエリアがこんなに多いの、ちょっとやりすぎじゃないかしら…。
指定席エリアには浴場もあります。数名入れば一杯という程度の広さですが大きな窓に面した浴槽で海を一望しながらお風呂には入れるのはいいですね。自由席利用者も追加料金300円で利用できます。
浴場のバルコニーには足湯もあります。
この浴場エリア自体が船体から張りだしているので、足湯バルコニーの一部は床がガラス張りになっており下が丸見え。
展望デッキも指定席専用が。最前方の「風のデッキ」です。
この狭い階段を上がっていくと…。
操舵室の上に出ることができる「光のテラス」、ここも指定席利用者しか入れません。
前に遮るものがない眺めも凄いのですが、高さも結構あるので迫力も凄い。
カフェスペースも指定席専用コーナーを用意。
100円デコーヒーを販売していますが、利用できる決済はPayPayか現金。現金はコーヒーマシン隣の箱にお金を入れるのですが、PayPayの場合は決済画面を監視カメラにかざす、というシステムでした。それにしてもこの船、「指定席の客じゃないと入れないエリアや使えない施設」が随分多いなぁ、という印象です。今どきクルーズ船でもここまで等級で区別する船は余程のラグジュアリークラスくらいじゃない? まぁカネ出す客を手厚くするのは当然といえば当然ではあるんですが。
まだお昼を食べていません。2階の中央へ。
ここにショップとうどんコーナーがあります。
うどんの注文は券売機で。
おすすめ!という「島うどん」を注文。
うどんだしを吸ったおせんべいがちょっとかき揚げっぽくて旨かったです。
ショップはどちらかというとお土産物などが中心の品揃えでした。
なお船内には自販機も置かれています。ドリンク類はショップよりもこちらで買う想定っぽい。
冷凍食品ですが食べ物もあります。「うどんばっかじゃヤダ」という方も安心ですね。
昼間の便は小豆島の坂手港に寄港します。
ショップではアイスクリームも売っていまして、これがなかなか美味しそう。
コーヒーと一緒に頂いてみました。
この航路のイベント?の一つ、明石海峡大橋の通過がやってきました。
最上階のデッキにもお客さんが集まってきています。
最上階の「光のテラス」から眺めると大迫力ですな。
この夕刻くらいの時間帯がいちばん綺麗なのかも。
あたりもすっかり暗くなってきた頃、神戸港はもうすぐ。
定刻に着岸です。
神戸港のターミナルからは三ノ宮行きのバスがすぐの接続で待っていました。
フェリー到着から程なくバスは発車。
5分ほどで三ノ宮駅前に着いてしまいました。
名古屋までの帰路は決めていなかったのですが、最終のJRハイウェイバス間に合う時間だったのでバスにて帰ることに。神戸から名古屋って3時間ほどと、割と速いんですよね…。