へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

ついでにハマるバリ?その2:チャンギ空港「ジュエル」訪問&バリ島へ。

今日はバリ島へ移動です。

 

シンガポールでの朝食と言えばカヤトーストが定番。ファーイーストスクエアにある「ヤクンカヤトースト」の本店でいただきます。

 

カリカリに焼いたトーストにカヤジャムとバターを挟んだカヤトーストは、中華醤油で味付けした半熟卵に浸して食べるのがお作法。本店ではこのトーストをまだ炭火で焼いているそうです。甘ったるいアイスコーヒーもアジアっぽくていいですな。「ヤクンカヤトースト」自体は日本にも進出していますが、東京に2店舗あるだけなのでなかなか行けないのよね…。

 

チャイナタウン界隈をぶらぶらお散歩。

 

日本食のお店も随分増えましたが、基本的に地元の人向けが多い感じ。お値段もなかなかお高めで、シンガポール景気いいんだろうな、という気がしてしまいます。シャトレーゼもありましたが、ケーキの値段なんかは日本の倍近く。お前そんな店だった?

 

空港へは12時過ぎくらいに行こうと思ったのですが、ホテルのチェックアウト時間は11時。昨日行ったマックスウェルフードセンター裏手に「シンガポールシティギャラリー」なるものがあるそうなので、時間潰しに行ってみることにしました。

 

ここはシンガポールの政府機関である都市再開発庁が運営する、シンガポールの発展や開発について展示した博物館です。「島」であり「都市」であり「国家」であるシンガポールがどのように発展し、開発されてきたかが良くわかり、なかなか面白いところでした。

 

こうしてみるとシンガポールチャンギ空港って島全体から見ると結構な面積なんだな…。チャンギ空港の建設が決定されたのは197年代のこと。確かに航空需要の高まりにより従前のパヤレバ空港が手狭になってはいましたが、チャンギ空港の構想は当時の状況から見れば過大なものでした。この博物館の記述もチャンギ空港の建設を「ギャンブル」と表現していたほど。ただ、シンガポールは結局その「ギャンブル」に勝ったということでしょうね。

 

新しい建物がどんどん建っていくシンガポールですが、古いものを保護する動きもちゃんとあります。こちらはチャイナタウンでよく見られるショップハウスについての解説。実際、チャイナタウンではショップハウスを再活用したホテルやショップが多く存在しています。こうした動きは最近では近代建築にも広がっているようで、シンガポール黎明期のビルなども研究や保存が進められているそうです。

 

新旧のシンガポールの風景を比べられる展示も。これは1960年代のシンガポール川沿岸の風景ですが、いかにもアジアといった感じです。

 

それが今ではこんな感じ。面影ないな。

 

コチラの展示の目玉はもしかしたらコレかもしれません。シンガポール中心部を再現した精巧な巨大ジオラマです。

 

マリーナベイサンズあたりもしっかり再現。

 

この博物館の入るビルとチャイナタウン界隈も再現されています。都市開発とかに興味がある人は絶対に来るべきですよ、ここ。

 

結局1時間半ほど見学してしまいました。またMRTで空港へ向かいます…ってこのシンガポール滞在はあくまでも「バリ島へのトランジット」ですからね。

 

チャイナタウンからはMRTダウンタウン線でExpo駅まで行き、そこで東西線に乗り換えて一駅。Expoでの乗り換えはちょっと距離はありますがエスカレーターなどは整備されており割とラクでした。

 

バリ島のデンパサール行きはターミナル2からの出発となります。改装工事が進められており、終了したエリアは自動チェックイン機が並び有人カウンターが殆どありません。

 

スターアライアンスゴーゴールド会員などは数少ないカウンターへ案内されました。

 

で、チェックイン後に向かったのはチャンギ空港に2019年にオープンした商業施設「ジュエル」です。ここに来るにもシンガポール訪問の目的の一つでした。

 

ターミナル2からは連絡通路が整備されて徒歩で行くことができます…って無茶苦茶遠いじゃねぇか! セントレアの第2ターミナルも遠いけど、コレに比べればまだ甘いぜ。

 

やっと到着。

 

そのまま進んでいくと飛び込んでくるのがこの風景。巨大ドームのど真ん中に滝って何ですかコレ。

 

滝の周囲は森のように緑がいっぱい。資生堂がこのエリアのネーミングライツを持っているようです。やはりこれだけの尖った施設だけあって、航空利用者よりは地元の人が遊びに来ているほうが多いような印象でした。

 

最上階はちょっとオープンデッキ風。キャノピーウォークみたいな施設なんかもあったりするのですが、そのあたりは全て有料な上に10~20ドル程度とお値段も意外とします。まぁわざわざお金払って入るほどでもないかな…。確かに空港とは思えない凄い施設ですが、逆に「空港にある必要、ある?」って気はしなくもないです。出展しているテナントも「シンガポールっぽいもの」というよりは「オーチャードロードあたりのモール」といったチョイスかなぁ。ただ、中途半端な待ち時間ができたときに市内まで行かなくても色々と食事や買い物が楽しめるエリアが増えたのはいいことです。

 

この「ジュエル」、ターミナル1隣接の立体駐車場だったところを再開発したようです。

 

ということはもしかしたら…とターミナル間を結ぶスカイトレインでターミナル2まで戻ってみましたが、このほうが全然ラクでした。

 

そういえば「ジュエル」のど真ん中に電車走ってたなぁ…と思ったらターミナル2とターミナル3を結ぶスカイトレインですな。こりゃ乗るしかないでしょタダだし。

 

「ジュエル」壁面にぽっかり空いた穴に吸い込まれるスカイトレイン

 

流れ落ちる滝の脇を走りゆけていきます。これは面白いわ。

 

出国審査を抜けてラウンジに立ち寄り。スターアライアンスゴールドだと「シルバークリスラウンジ」ではなく「クリスフライヤーゴールドラウンジ」に案内されます。ちょっと設備とかはショボいかな…。

 

チャンギ空港は保安検査がゲート前で行われます。

 

今日のデンパサール行きも昨日乗ったのと同じB787-10でした。

 

2時間ほどのフライトですがホットミールの機内食が提供されます。あ、これって昨年GWにシンガポールからバンコクまで乗ったときのと同じ食事じゃないか?

 

デザートにチョコアイスもつくからいいけどね。

 

デンパサール空港に到着。雨が降ってたみたいです。

 

事前に到着ビザ申請を済ませておいたお陰で、かなりスムースに入国審査を抜けることができました。ホテルまではタクシーも使えますがGrabを利用。到着ロビーを出たところにGrab利用者向けの待合室が用意されており、クルマが来ると呼びに来てくれます。

 

ホテルに着くと友人が待ってました。シンガポール航空のセール運賃が出て考えることはみんな一緒らしく、この時期にバリ島に来ている友人が2名もいることが判明。じゃ晩飯でも食おうか、というハナシになったわけです。ホテル近くで良さげな店に適当に入りましたが、オーナーさんが日本人のところでした。

 

シンガポールらしくサテとガドガドを注文。サテはこのボリュームで1500円くらい、物価お安めでいいぞインドネシア

 

シーフードのグリルもこれで1000円程度。お味も美味しく、なかなか当たりのお店でした。