へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

ヘンに行くシンガポール&マレーシア、その2:ヘンに越える国境、マレーシアへ。

こんなルートもあるのよ。

 

シンガポール2日目。朝食はホテル近くにある「東亜餐室」です。

 

昔ながらの地元の食堂、てな雰囲気です。

 

メニューはシンガポールの朝食の定番、カヤトーストを頂きました。

 

今日は夕方からマレーシアへ移動予定なんですが、午前中はチャイナタウン近辺の散策で過ごしました。昔ながらのショップハウスが並ぶノスタルジックな街並みの向こうに近代的なマンションが聳える風景、いかにもシンガポールって感じかも。

 

お昼は「ホーカーチャン」、世界一安いミシュラン一つ星店をウリにしているお店です。ただシンガポールミシュラン創刊の2016年から4年連続で貰っていた星は2021年に取り上げられちゃったようですけど…。

 

チキンライスにしてみましたが、まぁフツーかなぁ。チャーシュー麺の方が旨い説もあるようですね。

 

これまたシンガポール名物のラクサを食べようとマックスウェルフードセンターまで来てみます。カップヌードルのCMで「ホントは何なの?」とMAXに歌われちゃったヤツですよ。

 

www.nissin.com

 

一言で言ってしまえば「カレーラーメン」ではあるんですが、ココナツミルクの風味が強いのが日本のカレーとは大きく違うところかも。あと海老とかの風味も結構出てまして、確かに「ホントは何なの」と言いたくなる気持ちは理解できます。旨いけど。

 

ついでにデザートまで行っちゃうぞ。「简鹿糖水铺」というお店です。

 

これまたシンガポールでは人気の「マンゴーサゴ」です。マンゴーピューレに小粒のタビオかを加え、ポメロという柑橘系の果物をトッピングしたもの。こちらはマンゴーピューレがシャーベット状でした。

 

では空港へと向かいましょう。MRT北東線のプンゴル行きに乗車。

 

終点の一つ手前のセンカンで下車します。クレジットカードのタッチ決済でMRTに乗れるのは便利なんですが、乗車や下車の際に料金等の情報が改札機には一切表示されないので「いくら引き落とされたの?」ってのが全く解りません。で、改札付近にあるこの機械。

 

もしかしたら、と思いクレジットカードを読み取り機に置いてみたら、なんと乗車履歴が画面に表示されるじゃないですか! こんな便利な仕組みあったのね。

 

センカンの駅前のバス停から102番のバスを捕まえました。

 

乗車すること約30分、空港に着きました。

 

ほら、空港ですよ…ってなんか小さくない?

 

ここ、シンガポールの空港といっても表玄関となるチャンギではなくセレターという空港だったりします。もともとは軍用空港として開港し、今では軍民共用空港となり2019年からは国際定期便が飛ぶようになりました。

 

ターミナルは平屋で、出発も到着も同じフロア。手前側が出発で奥が到着口です。

 

館内に入るとこんな感じ。左手にチェックインカウンターがありますが、正面のガラスの壁の向こうが保安検査場と出国審査上、そしてそのすぐ先は出発ゲートという猛烈なコンパクトさです。チャンギだったらこの程度の距離の移動じゃチェックインカウンターすらたどり着けないんじゃないか?

 

こちらがチェックインカウンター。現在セレター空港から飛んでいるのはクアラルンプール行きが1日6便だけで機材も小型機なので、カウンターも2レーンくらいしか開いてません。

 

ちょっと余裕を持って空港に来てみたのですが、なんせこのコンパクトサイズなので時間を持て余してしまいます。唯一あるカフェでコーヒー買ってゆっくりしました。

 

保安検査と出国審査を通過してゲート待合室へ移動します。なんか全然「国際線に乗る」って雰囲気がないぞ。

 

ゲートは1箇所。飛行機まではここから歩いて移動ですな。

 

暫くすると、これから搭乗する飛行機が降りてきました。機材はATR72、日本でも日本エアコミューターや新興キャリアのトキエアとかで採用されています。航空会社はマレーシア航空の子会社であるファイヤーフライ航空。一応フルサービスキャリアらしく手荷物の無料受託枠がありましたが、この日のシンガポール~マレーシアの航空便ではコレがLCCに比べても安かったのですわ。なお他にもこの空港、プライベートジェットが何機か降りてきてました。

 

搭乗開始。飛行機までは歩いて向かいます。

 

座席番号が後方だったので「ハズレ?」と思っちゃったのですが、ATRって後方に出入口があるから機体後方の方が出入口に近い「良い席」になるのな。

 

では出発。離陸まで何故か20分ほど地上待機で待たされました。

 

ちゃんと機内サービスもあり、ペットボトルの水にピーナツ、クッキーが配布されました。

 

飛行時間1時間ほどでクアラルンプール空港に到着…ってコレも主要空港のKLIAではなくスバン空港のほうです。1998年のKLIA開港まではここがクアラルンプールの玄関口として使われていました。

 

当然ながら到着時には入国審査がありますが、70席程度の飛行機から降りてきたお客を捌くので待ち時間はかなり短く済みます。荷物もそれほど待たずに出てきましたが、税関の検査で全部の荷物をX線検査器に通すよう指示されるのはココならでは、なのかな。

 

このスバン空港、ターミナルの空きスペースを活用し「スカイパーク」というショッピングモールにもなっているようです。なんか名古屋にも「県営名古屋空港」とかって似たようなトコあったような気がするぞ。

 

今年の春まではKLセントラル駅からスバン空港までの列車が運行されていたのですが、旅客数が少なかったせいか無期限の運行休止状態になってしまいました。でも大丈夫! 市内中心部からおよそ25kmとKLIAに比べて格段に近いので、Grabを使っても30リンギット程度で行けてしまいます。KLIAエクスプレスの片道運賃が55リンギットなので、ドアtoドアで移動してもKLIAより安い、というわけです。このルート、価格的にも高いわけでもないし、シンガポール側もクアラルンプール側も空港がコンパクトで移動距離が短く済む上に空港アクセスも意外と便利、となかなか使い勝手いいですよ。