へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和元年14発目、ANAファーストクラスで行く世界遺産。その1:レクサスはどこだ!

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え?香港から帰ってきたばかりだよね?って感じですが、3日ぶりのセントレアです。

 

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今日はこちら、「ファーストクラス」のカウンターでチェックインします。やっと貯めたANAの15万マイルで、シカゴまでファーストクラスで往復だい。

ANAの場合はマイルの有効期限があり、この年末くらいから失効するマイルが出てくる状況でした。どこか連休がらみの日程で、できるだけ欧米路線でできるだけ長距離路線で特典航空券の予約ができるところを!と探した結果、「シカゴ」行きとなった次第。ホントはニューヨークあたりがよかったのですが、流石になかなか空きはなし。ヒューストンとかは比較的取りやすい感じでしたが「行ってどうするの?」問題が解決できず。欧州は必要なマイル数が16万マイルともう少し多いので、少し勿体ないかな、と。

 

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今回の往路は羽田乗り継ぎ。NH86便・羽田行きは国内線なので、当然ながら国内線出発口からのお出かけです。

 

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時間があったので「セントレアエアラインラウンジ」に寄りました。しかしまぁ、コレもそろそろ何とかなりませんかねぇ…。JALANAが各自で国内線用にラウンジ持つほどの旅客数でもなければ場所もない、って感じなのかもしれないけど、いまや一般エリアのカードラウンジよりイケてないじゃん。

 

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保安検査場よりちょっと遠めの11番ゲートからの出発でした。

 

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羽田空港には定刻より10分ほど早く到着。

 

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ここで密かに楽しみにしていたのが、「ANAレクサスコネクション」というサービス。羽田空港で国内線⇔国際線を乗り継ぐファーストクラス利用者をレクサスの専用車でお送りします、という、いかにもニホンのビジネスマンの皆様のプライドを微妙にくすぐりそうな企画でございます。ファーストクラス利用であれば特典航空券でも対象。なんでもコレを体験したいがためにわざわざ国内空港からの乗り継ぎの旅程を組む方もいるとかいないとか…。セントレアのチェックインの際にサービスに関しての説明があり、このカードを渡されます。到着口でスタッフがお待ちしています、とのこと。

 

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で、確かに羽田に到着したらネームプレートを持ったスタッフの方が待っていたのですが「本日は対象の方が多く、レクサスがご用意できませんでした」だとぉ? 代わりにタクシーをご用意します、とのことでスタッフの方に付いていったのですが、ごくごくフツーに到着動線を進み、ごくごくフツーにタクシー乗り場に案内され、ごくごくフツーなタクシーに乗せられる結果に。実は同じ便で対象の方がもう1名いたのですが、2名で1台のタクシー利用でした。その方もこのサービスをすごく楽しみにしていたようだったんだけどねー。

 

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羽田の国際線ターミナルではごくごく普通に1階の車寄せで降ろされました。タクシー代は現金で2000円支給され「残りはお持ちいただいて結構です」と言われたのですが、お会計は2010円。足らんやんけ。10円くらいじゃ「足らへんぞコラァ」というほどでもないしなぁ。結局、「これはもしかしたら普通にANAの乗り継ぎバス利用のほうが早くて便利で損もなかったのでは?」というモヤモヤが残る結果となりました。

 

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エスカレーターで3階の出発ロビーに移動。よく「セントレアって羽田の国際線に似てますよね」って人がいますが、「羽田の国際線がセントレアに似てる」んです。お間違いのないように。

 

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特に用もないのでとっととゲートへ向かいます。ちゃんと保安検査場に優先レーンがあるのは嬉しいですが、全社ごちゃまぜなので、さほど「優先」な感がないのは若干がっかり感がなくもないな。

 

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この時点で既にシカゴ便の出発1時間前をきってましたが、「ANAスイートラウンジ」は行くでしょやっぱり。

 

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入口からして雰囲気が違うわ。

 

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入室して左手、エアサイド側へ進んでみました。

 

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朝の時間帯ということもあってか、フード類は「おおさすがファーストクラスやん」みたいな感じのものは多くない感じ。

 

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ちょっと朝食っぽいものを選んで頂いてみました。

 

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エントランスから右手、ランドサイド側にもラウンジスペースが広がっています。

 

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こちらのコーナーのほうが品数は豊富でした。奥はヌードルバー、麺類などが注文できます。

 

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このあと機内でのお楽しみもあるので、控えめにカレーくらいで済ましておきます(^^;)。さすが「スイートラウンジ」というべきか、席に着くとさっとおしぼりが提供され「お飲み物は何かお持ちしますか?」だって。うーん、これはもっと時間をとって来たいぞ。次があるかどうかは分からないけど。

 

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では、次の便のゲートへ向かうことにしますか。

令和元年13発目、また「この時期」で?香港。その6:複雑な経歴の機体で帰国。

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香港で宿泊したのはシャムロックホテル(新楽酒店)。

 

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MTR佐敦駅すぐそば、という大変便利なロケーションです。

 

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最近リノベーションが行われたようで、部屋はかなり綺麗です。

 

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香港のホテルとしては部屋は広め、なんじゃないでしょうか。冷蔵庫ももちろん設置。無料のミネラルウォーターのボトルが2本用意されていました。

 

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通常のコンセントに加え、USB電源のジャックも設置されているのは便利。

 

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建物自体は古いものらしく、エレベーターホール前にはこんなミニロビーがあったり。

 

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階段もちょっとクラシカルな雰囲気。ただ、リノベーションが全体的に行われているので古びた感じは一切なし。

 

なお、宿泊費は1泊6500円ほどでした。本来はこの倍以上は出さないと泊まれない筈(それでも香港のホテルとしちゃ安めの部類)なんですが、この時期どのホテルもかなり値段が下がっていたんです。香港のデモの影響で観光客が減少している影響のようですが、おそらくビジネスでの訪問者も減っているだろうし…。

 

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では3日目ですが、帰国のため香港空港へ向かいます。ネイザンロード界隈から空港へのバス移動だとA21系統の利用が一般的なのですが、かなり北上して深水埗付近まで一般道を進んでから高速道路へ入るので、所要時間は意外と長くなったりします。それに対し、A22系統は佐敦路を西へ進むとすぐに高速道路に入ってしまうため、割と早く空港まで行けちゃうんですよね。ただ、バスを待っていたらE23系統のバスが先にやってきました。この系統はA22に比べると空港内の施設に寄り道しながらターミナルへ行くのでその分10分ほど余計に時間はかかりますが、A22の運賃が39香港ドルなのに比べて14香港ドルと格安。こちらでも時間的には問題ないので乗っちゃいます。

 

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朝7時台ということもあってか、空港勤務者の通勤らしい皆さんで車内はかなり混んでいました。

 

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空港島内に入ると貨物施設などのあるエリアをぐるぐる廻るルートを進みます。途中、キャセイパシフィック航空の本社前も経由。本社ビル前にはDC-3が置いてあるのね。

 

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こんな風景も車窓から楽しめたりするので、ちょっとした空港遊覧バス状態。

 

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結局、佐敦路から約45分で空港に到着しました。

 

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デモの影響で、航空利用者しかターミナルビル内に入れないよう制限がかかっています。実際にここで「航空券やEチケット控え」と「パスポート」をきちんとチェックされました。

 

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第2ターミナルの香港エクスプレスのカウンターでチェックインを済ませます。早朝のせいなのか、店舗などはほとんど開いていませんでした。もしかしたらデモの影響ってこともあるのかな?

 

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香港空港ではプライオリティパスで利用可能なラウンジは3カ所。出発エリアには2カ所ありますが、ウエストホールにある「プラザプレミアムラウンジ」を使ってみました。名古屋への帰国便はミッドフィールドコンコースからの出発で、第2ターミナルからはシャトルに乗っての移動。途中の40-80ゲート方面のストップで途中下車してコンコースに上がり、40番ゲート付近まで行くと上のフロアへ向かうエスカレーターがあります。そのエスカレーターを降りるとすぐに入口。

 

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大きな窓に面しており明るい雰囲気。イーストホールにもプラザプレミアムラウンジがあるのですが、そちらは常に待ち行列ができてる印象なのに対し、こちらはすぐに入室できました。時間帯的に空いてただけなのかもしれないけど。

 

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時間帯的に朝食向けのものが多かったですが、フード類は比較的いろいろある印象。

 

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ヌードルバーもありました。

 

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窓際が確保できれば飛行機を見ながらのんびりできるので、割とお勧めかも。

 

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では搭乗。

 

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機材はA320です。

 

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機内に入ると何か違和感を感じます。黒い革張りシート、オーバーヘッドビンのオレンジ色のライン…。なんかコレ、ジェットスターの機内みたいじゃないですか?

 

この日の機材の登録番号はB-LCJ。気になって調べたところ、ホントにこの機材、当初はジェットスター向けに製造されたものだったようです。この機材は、もともと「ジェットスター香港」へ納入されるはずだったもの。え、「ジェットスター香港なんてあったっけ?」って「あった」んです、飛ばなかったけど。

中国東方航空カンタス航空が合弁で香港ベースの「ジェットスター」ブランドLCCを2012年に設立しました。カジノ王として知られるスタンレー・ホー氏の信徳集団からの出資も受けたのですが、最終的に香港当局から営業許可が得られず、会社は解散となってしまったのです。

これだけのプレイヤーが関わって設立された航空会社が何故営業できなかったのか?というのは「国籍条項」のため。

航空会社ってのは国の安全保障にも関わる面もあるため、大抵の国は「ちゃんと自分の国の勢力が支配権を持っているか」という面での規制をかけています。一番多いのは「外国資本の出資比率が3分の1以下であること」。日本もこの規制を適用しています。エアアジア・ジャパンの最初の参入時はANAエアアジアグループの出資比率はほぼ半数ずつでしたが、エアアジアグループ側の議決権付き株式の保有率を3分の1以下にすることでクリアしていました。

ただ、中には出資比率が形式的に規制内に収まっているだけでなく、実質的な支配権についても判断基準とする国もあります。ヴァージングループがアメリカで「ヴァージンアメリカ」を設立したときも、「実質的な支配権がアメリカにないのでは」と指摘され、経営陣を入れ替えることで認可を受けたりしたというのがありました。「ジェットスター香港」の場合も、香港当局が「実質的な航空会社の支配権がカンタスグループにある」という点を問題視し、認可しないという結論を出したようです。まぁ既存大手からの圧力って説もあるようだけど(^^;)。なお、日本では「実質的な支配権」までは問題としていないようです。

で、このB-LCJ、2013年にジェットスターの塗装で完成したものの、納入されるべき航空会社が営業できないためエアバス側で保管されていたようです。で、2015年に香港エクスプレスにリースされた様子。会社は違いますが、一応「香港ベースのLCC」には落ち着けた、ってことなわけね。

 

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セントレアには10分ほど早く到着。おかげで15:07発のミュースカイに乗れちゃいました。小さい空港っていいなぁ。

令和元年13発目、また「この時期」で?香港。その5:香港、なんか喰ってばっかり。

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昼食はこちらの友人が付き合ってくれるとのことで、「翠華餐廳」へ連れて行ってもらいました。香港版のファミレスって感じで、店舗数も多くてよく見かけるし、メニューも豊富でお味もまずまず、と使い勝手はいいところ。

 

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とはいえ、ちょっと朝食が多めだったので軽いものを。以前から食べてみたかった「香港風フレンチトースト」を試してみました。なんか食感が揚げ出し豆腐っぽい感じですが、コレはコレでアリ。

 

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友人と別れて周囲をぶらぶら。「澳洲牛奶公司」でミルクプリンでも…と思ったのですが大行列じゃん。

 

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その近くにある「義順牛奶公司」は空いてました。一応、「香港2大ミルクプリン」と言われてる筈なんだけどなー・

 

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こちらのミルクプリンは表面に膜が張ってるのが特徴。ちょっとあっさり目かな。

 

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佐敦エリアを散歩してるだけでも結構面白かったりして。

 

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夕方、「澳洲牛奶公司」の前を通りかかったら行列がなくなってる!

 

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アイスミルクティーとたまごサンドを注文。ここのたまごサンドが、ふわふわのスクランブルエッグがたっぷり挟まっていて絶品なんですよね。

 

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調子に乗ってミルクプリン追加。昨日から3個目だぞ。

 

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尖沙咀の方へ歩いて行くと、香港にもドンキがオープンしているのを発見。7月に開業したばかりだからかもしれませんが、かなりの来店者で賑わっていました。店内ではドンキの歌が日本語・英語・中国語でエンドレスリピートしてました。中国語版もあるのかよあの曲。

 

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以前は大行列に並ばないと買えなかった「ジェニーベーカリー」のクッキーも今では落ち着いた感じになっています。お客さんは途切れず来ているようですが。

 

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重慶大厦も外観だけはどんどん新しくなってるなぁ。

 

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ここは「両替のレートがいい」ことで知られますが、入口すぐのところにある両替所のレートの悪さは天下一品です。この日、ここのレートは1円=0.0653香港ドルですが…

 

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数軒だけ中に入っていくだけでこのレート。1円=0.0725香港ドルです。ちょっと見てると、結構な方が「レートが微妙なところ」を使ってるんだよねぇ。あとちょっと勇気を持って中に入るだけで全然違うのに!

 

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「ヘリテージ1881」の夜景が良い感じ。入ってるお店は高級店ばっかで縁がないけど。

 

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ちょうど夜8時なので、「シンフォニー・オブ・ライツ」を鑑賞して帰ります。

 

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スターフェリー乗り場前のバス停の地面にこんな文字が。

 

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バスで佐敦まで戻ってきたら、MTRの入口が閉鎖されています。理由は不明ですが、一部の入口を閉鎖しているようで、駅自体は通常通りの様子。

 

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オクトパスカードのチャージもしたかったので地下のコンコースまで降りてみたのですが、中環エリアの駅が閉鎖中との案内が出ています。半島側にしかいなかったので全然分からなかったのですが、今日は香港島側では中環を中心にかなり激しいデモが行われていたようなんです。

 

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夜食は「麥文記麵家」へ。

 

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ここの海老ワンタン麺が旨いのよね。なんか今日は喰ってばっかだな…。

 

 

令和元年13発目、また「この時期」で?香港。その4:マカオから香港へ。

マカオで一泊して、香港へ移動します。今度はフェリーを使うことにします。港珠澳大橋のバスも便利でしたが、香港の中心部に行く場合には空港近くの香港側ターミナルで市内方面のバスに乗り換える必要があるので、マカオ中心部⇔香港中心部の移動手段としては「格段に便利」かどうかは微妙な印象。

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ホテルから近いバス停から、フェリーターミナル行きのバスが出ています。

 

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路線番号3番のバスに乗車。

 

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15分ほどでターミナルに到着しました。今回はカジノのあるエリアには全く行かなかったのですが、バスの車窓から見ていたら結構面白そうな感じじゃないですか。カジノはどうでもいいんだけど、その周辺の店舗とかが何となく妖しそうなところが多くあるっぽいんだよね…。

 

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2階が出発エリア。エスカレーターで上がります。

 

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チケットカウンターで乗船券を購入。次の出発は8時半…ってあと10分後じゃんそれ。時間の感覚が国内移動並ですね。なお、自動券売機もありますが、外国発行のカードが使えないようなので有人窓口へどうぞ。この日の運賃は週末昼間料金で175パタカでした。

 

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出発口から出国審査へ。

 

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待合室に入るとすぐに乗船開始。この待合室に入るときに乗船券に座席番号のステッカーを貼られます。指定席だったのか。

 

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ジェットフォイルなども運航されていますが、この便はトリマランでした。

 

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船内は前向きの座席のみ。リクライニングはしません。座席上の部分が一見、飛行機の荷物棚っぽいのですが、窓側は救命胴衣の収納場所、中央側はタダの飾りです。港珠澳大橋の開通により船の利用者が減少しており減便もされているとのことですが、この便もざっと見たところ半分以下の埋まり具合。時間帯としてもともと利用率が低いのか、減ってしまってこの感じなのかは分かりませんが。

 

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香港まではおよそ1時間の船旅。上環にある香港マカオフェリーターミナルへの到着です。

 

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香港ではちゃんと入国審査はあります。出入国カードは船内では配布されないので、到着後に入手して記入することになります。記入台が少ないのでちょっと不便。

 

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ここまで順調に来てしまったので朝食を食べそびれた状態になっています。フェリーターミナルのある信德中心の地下に「美心皇宮」があり、確かここはワゴン式で飲茶やってたはず。

 

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店内はかなり広く、混んでいましたがすぐ座れました。

 

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ただ店内にはワゴンらしき姿は見当たらず。どうも、このメニューに記入してオーダーするのがメインの方式に変わってしまったみたいです。

 

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そういうわけで大根餅と、

 

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海老蒸し餃子、

 

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チャーシューまんを注文。

 

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…と、一息ついてたらワゴンも廻ってるじゃん!

 

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エッグタルト追加しちゃいました。マカオで喰ってなかったしね。

 

このあとMTR上環駅を目指したのですが、入口が閉鎖されてたりしてちょっと迷いました。デモの影響らしいですが。

 

令和元年13発目、また「この時期」で?香港。その3:初マカオ。

 

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まずは今日の宿泊先へ向かいます。マカオって意外とホテル探しが面倒な感じ。カジノホテルとかは平日はそこそこだけど週末はかなりお高めだし、香港のような商人宿風の安宿があまり見つからないんですよね。今回予約したのは「カ メン ヴィラ (Ka Meng Villa)」。とりあえずお姫様には「まぁ金太マシなビル」とは言って貰えそうな感じの雑居ビル内にあります。

 

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入口はここから。エレベーターなどはなく階段のみ。

 

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宿の玄関は2階。

 

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部屋は狭いです。香港とかでよくある安宿みたいな感じ。とはいえ、一人旅ならこの程度でも充分でしょ。メンテはよく清掃もしっかりしていて快適です。

 

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部屋の入口の反対側、建物の壁側の方に洗面所・トイレとシャワーがあります。テレビも壁に設置。冷蔵庫はありませんでした。

 

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シャワー部分にはスライド式のドアがついているのが有り難いところ。この手の安宿ってシャワー部分とトイレが区分されておらず、シャワーを使うとトイレがびしょ濡れ、ってのが割と多いんですよね。

 

宿泊料はこれで8000円弱くらいですが、マカオでは「安い方」になる感じのようなので、まぁいいかな、といったところです。

 

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ホテルのロケーションとしてはかなり良好で、マカオ観光の中心ともいえるセナド広場までは徒歩5分ほど。

 

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ちょうど中秋節にあたる時期のせいか、派手な装飾が。あんまり街並みに合ってない気もするけど、それもまた「風情」かなぁ。「中華人民共和国建国70周年」も混じってます。お隣の香港は凄いことになってますが、マカオではそうした声は大きくなさそうです。

 

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聖ドミニコ教会は補修中とのことで内部には入れず。

 

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この辺でちょっと休憩。牛乳プリンで有名らしい「義順鮮奶」です。

 

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こちらの牛乳プリンは小豆が乗ってるのが名物なんだそうです。

 

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聖ポール天主堂跡」へ。おそらく中国本土からと思われる観光客で一杯です。ホントにファサードだけ「見事」に残ってるんだなぁ。

 

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「モンテの砦」まで登ってみます。

 

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高台なので街を見下ろせます。

 

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マカオ博物館」は本日は無料公開中。実は「マカオ博物館」の方から来れば、「モンテの砦」まではエスカレーターで上がってこれたことに後で気がついてしまった私。暑い中を歩く必要なかったのか!

 

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マカオには「ヤオハン」があり、マカオでは随一のデパートになっています。「ヤオハン」といえば1980~90年代の流通業界でブイブイ言わしてた会社で、東南アジアに加えて末期には中国にも積極的に進出していました。今でこそ「中国本土進出」なんて普通のことですが、当時はまだ「中国?大丈夫?」って空気だったんですよ…。ヤオハン倒産後、海外の店舗のいくつかは地元資本に引き取られ、名前が残ったものもあります。このマカオヤオハンも名前だけが残り経営は現地資本が引き継いだものらしいです。8階にフードコートがあり、そこで昼食を…と思ったのですが激混みで断念。

 

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そのかわりに「ジョリビー」に来てみた。フィリピンでは最強と言われるファーストフードチェーンで、海外にも進出しているのですが、これまで行く機会がなかったんですよね。香港やマカオはメイドとして来ているフィリピン人も多いので需要あるのかも。日本でもフィリピン人在住者の多い名古屋に進出する、なんて噂があったらしい。

 

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ごくノーマルに看板メニューらしい「チキンジョイ」、要はフライドチキンを注文。「まずい」という意見もあるようですが、割と普通に喰えます。衣がカリカリで中は意外とジューシー。KFCをもう少しジャンキーにしたようなイメージでしょうか。

 

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カテドラルに立ち寄り、一旦ホテルに戻ってチェックイン。

 

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一休みしてから、バスで媽閣廟へ。ここから歩いてセナド広場のほうへ向かってみます。この道すがらにも世界遺産が多数あります。

 

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こちらは「港務局」、現在でも行政機関のオフィスとして現役なので外観のみ見学可能。

 

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「聖ローレンス教会」。

 

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「ドン ペドロ5世劇場」。

 

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「聖オーガスティン教会」。

 

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セナド広場前の「市政署」、中秋節の装飾がされています。

 

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夕食はポルトガル料理、というよりマカオ料理のお店「老地方」に行ってみました。マカオの家庭料理の定番だという「ミンチィ」とやらが名物とか。

 

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これが「ミンチィ」。挽肉の炒め物+ご飯、というものです。味付けはあっさり目。

 

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ポルトガルっぽいものも、とバカリャウのコロッケも。バカリャウとは干した塩漬けの鱈のことですが、マカオ周辺では鱈は捕れないので、ポルトガルからわざわざ持ってきていたんですよね…。

 

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海老トーストも旨かったです。表にクレジットカードのブランドステッカーが貼ってあるのに「カード使用不可」だった点を除けば満足でした。

 

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お店のある通りの夜景が良い感じ。

 

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セナド広場もライトアップされていて綺麗。

 

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市政署も。ちょっと飾り付けが余計な気もするけどね。

 

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聖ポール天主堂跡」もライトアップされていました。マカオは香港からの日帰りで訪問するケースが多いんだろうけど、泊まりにするとこうした夜景がじっくり楽しめるのがいいのかもね。

 

令和元年13発目、また「この時期」で?香港。その2:港珠澳大橋で行くマカオ。

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さて、ラウンジを出て、これからマカオへ向かいます。香港は何度か来ていますが、マカオに行ったことがなかったんです実は。つボイノリオ大先生の名曲「金太の大冒険」で、金太がやっとの思いで着いた地、マカオ。今回は昨年開業した「港珠澳大橋」を利用します。

 

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まずは空港近くにある旅客ターミナルへ移動します。この橋を使ってマカオや珠海へ行くには、橋の起点にある旅客ターミナル間を結ぶシャトルバスを利用するのが早くて一般的。空港からは「B4」系統のバスに乗りますが、市内行きのバス乗り場のところではなく、ターミナルビル側に道を渡った、少し離れたところにあるバス停からの乗車です。

 

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バス乗り場は表示もちゃんとしてるので解りやすい方だと思います。

 

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空港を出て10分ほどで、前方に巨大なビルが見えてきます。

 

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これが港珠澳大橋の香港側ターミナルのバス降車場。空港やん。

 

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B4バスは2階建てバスでした。

 

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ほんとにこのターミナル、ほぼ空港やん。

 

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では、ここから館内へ。

 

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建物の中も完全に空港の雰囲気。なお、最初に香港の出国審査レーンを通過します。

 

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出国審査を通過して暫く進むと、シャトルバスのチケット売り場があります。最初に目に入るのはこちらの自動販売機ですが、オクトパスカードQR決済のみ対応で、クレジットカードは使えません。マカオまでのバス運賃は65香港ドル(深夜は70ドルに値上げ)。オクトパスカードに充分な残高があるか、中国系のQR決済が使える人でないとココに行く意味はないわけです。

 

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右手の方に有人カウンターがあるので、クレジットカードでのチケット購入はこちらで可能です。

 

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チケットを購入したら、「珠海」と「マカオ」とゲートが分かれていますので、マカオ行きの表示に従って進むだけ。

 

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改札を抜けてターミナルビル外のバス乗り場へ向かいます。

 

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シャトルバスはだいたい10分ごとくらいで運転している感じです。普通の観光バスタイプとダブルデッカーのバスが投入されているようですが、乗り場にいたのは普通のバス。ダブルデッカーがよかったのに…と思ったけど、シートとかはこっちのほうがゆったりしていて居心地はよさそうです。また、運転席が右側になるので「これは左側通行だな」と左側のシートを確保したのですが…。

 

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なんと橋の区間は右側通行。おかげで反対車線越しで海を眺める羽目になってしまいました。景色を楽しみたい方は進行方向右側のシートがお勧めです。

 

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ほら、こんな感じで右ハンドル車が右側通行するという状態なんです。

 

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一部トンネル区間はあるものの、殆どが海上を橋で渡って行くので、なかなかよい風景です。

 

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マカオ側のターミナルが見えてきました。

 

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香港ターミナルを出発して約40分でマカオ側のターミナルに到着しました。なかなか早いぞ。

 

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ターミナルビルの中へ。

 

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こちらもターミナルは空港のように広くて立派。まずはマカオの入国審査となりますが、ずらっと自動化ゲートが並んでいます。ただ日本人訪問者は着かないので有人カウンターを探して並びましょう。

 

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1階の到着ロビーに降りてきました。ここを出て左手に向かうと路線バス乗り場があります。

 

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マカオの半島地区へ行くなら、この101X系統バスが便利。

 

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バスの運賃は一律6パタカですが、おつりが出ません。マカオの路線バスに使えるICカードも存在しているようですが、この付近で売っているところはなさそう。支払いは香港ドルでもOKなのですが、細かい持ち合わせがなかったので、仕方なく自販機でドリンクを買ってお金を崩しました。ターミナル内にはATMはあるけど両替所もないので、バス移動を考えている人は小銭を用意してマカオへ行くことをお勧めしておきます。

令和元年13発目、また「この時期」で?香港。その1:香港エクスプレス深夜便と香港空港ラウンジ。

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9月の3連休は香港へ行ってきました。香港エクスプレスがコミコミで往復2万円で取れちゃったので…。出発はセントレア0:45発のUO595便、金曜深夜(日付は土曜日)の出発です。

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夜11時過ぎにセントレアに到着してチェックイン。カウンターはガラガラでした。係員さんが「非常口がどうしたこうした」とか相談中。で、「お客様、英語は話せますか?」ときたもんだ。「まぁ少しは」と回答したら非常口座席を頂けてしまいました。ここ、足下が広いので事前指定でも2700円も追加料金がかかるんだよね。「リクライニングしない席です」というのがちょっと微妙だけどいいか。

 

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なんか最近いろいろアップデートされてるセントレア、今度は国内線カウンター前の案内ディスプレイがリニューアルされていました。カウンターの位置案内が以前より分かりやすくなってます。そういえばさっき空港まで来た電車で妙に旅行者っぽい乗客が多かったけど、スカイマークの沖縄行き、深夜0時発のお客さんだなアレ。

 

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さすが空いてる時間帯ということでしょうか。LCCなのにゲートは出国審査エリアに一番近い19番がアサインされていました。日付が変わった頃にはもう搭乗開始。

 

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カウンターはガラガラでしたが機内は割と混んでいて、8割くらいは埋まっている感じ。

 

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今日の機材はA320neo、かなり新品なのかシートも薄型の最新っぽいヤツです。なお、非常口座席に座ったのは結局4名。自分は通路側アサインでしたが窓側から2名組が座って3列ギチギチに。通路を挟んで反対側は1名が着席、後ろの非常口座席列は誰もアサインされていません。CAさんに聞いたら一列後の座席に移っても良いよ、とのことで移動させてもらったからいいけど。

 

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深夜の運航ということもあり、機内販売等は控えめに来て機内は消灯。みんな寝てますね…。で、定刻の午前4時より相当早く、午前3時過ぎには香港空港に着いてしまいました。

 

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オープンスポットじゃなくてちゃんとボーディングブリッジのあるゲートに着いたのねラッキー。

 

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…と思ったら結局バス移動はありました。ゲート200番台のコンコースに着いちゃったんで、メインターミナルまでバスに案内されました。一応シャトルもある筈なんだけど、深夜なんで動かしてないのかしら。

 

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こんな時間に香港についても行くところもなく、ラウンジのお世話になります。香港空港は有り難いことに、プライオリティパスで到着時にも使える一般エリアのラウンジがあるんですよね。到着ロビーから空港鉄道の方に向かうと「貴賓室」の看板があるので、それに従って進みます。

 

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こちらが一般エリアに位置する「プラザプレミアムラウンジ」です。ちょうど空港鉄道の駅の真下くらいの位置らしく、鉄道の運行が始まったら電車の音が室内にも聞こえてくるくらい。

 

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それほど室内は広くありません。ちょうど夜中の4時前、先客の皆さんはソファ席でぐっすりお休み中。1席だけあった空きを見つけて確保しました。

 

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ソファ席はこんな感じで、仮眠くらいはできる感じです。室内の半分くらいはテーブル席とかPCブースなどですが、そちらは空きがありましたので「激混み」というほどではなさそう。なお、一応「プライオリティパスでの利用は3時間まで」という規定があります。厳密にチェックしているわけではないようですが、4時過ぎ頃にスタッフがレシートをチェックして廻り、滞在が長い利用者に退室を促していましたので「夜から朝まで宿代わりに使う」ってのは無理そう。早朝便で着いたときの待機場所くらいとして考えるのがいいでしょね。なお、シャワーは無料で利用できますが利用者は多そう。朝6時くらいに「シャワー使いたいんだけど」と申し出たら「次に空きがあるのは朝9時半になっちゃうよ」とのことで諦めた次第。「どうしてもシャワー使いたい」なら入室と同時に確認したほうがいいです。

 

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食事は深夜にはスナック類などが中心。朝6時過ぎくらいから朝食メニューに入れかわり、スクランブルエッグやソーセージなどが並べられました。

 

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ヌードルバーもありますが朝8時からのサービス開始だとのこと。結局、3時間をちょっと越えてしまいましたが朝7時過ぎまで居させてもらいました。いやぁ助かったわ。