転車台で回されるSLを眺めた後は、東武日光行きの普通列車へ乗り継ぎます。
側線の「SL大樹」と並び。
10分もかからずに、終点の東武日光駅に到着しました。
少しだけ時間があるので、なんとなく観光もしちゃいます。日光東照宮方面には「世界遺産バス」と名付けられた周遊バスがあるのですが、最近は混雑期は渋滞回避のため単純往復のルートに変わっているようです。終点の「大猷院･二荒山神社前」までは10分ほどで到着しました。
東照宮まで巡る時間はなさそうなので、まずは目の前の「二荒山神社」へ。
一応お参りしましたが、ここって「縁結び」のとこだった…。
でも狛犬は触らせて頂いたけどね！
続いては大猷院へ。
石段でどんどん上がっていきます。
この「二天門」、確か6年ほど修復作業が行われ、昨年5月に終わったばかりだった筈。「大猷院」は徳川3代将軍家光のお墓で、「家康のお墓の東照宮よりゴージャスにしちゃダメ」みたいな感じだったらしいですが、こちらもそれなりにゴーカな印象はあります。
もう一つ、夜叉門をくぐると…。
唐門があり、その先は拝殿と本殿です。唐門はその名の通り「中華風」ということなんだそう。
この先が家光公のお墓。一般公開されているのはココまでです。
1時間弱の散策で、またバスに乗車。
今度はJR日光駅までやってきました。東武日光駅が山小屋っぽい感じなのに対し、こちらは洋館という佇まい。
2階は以前は1等客用の待合室だったそうで見学できます。華やかなシャンデリアが印象的です。
日光といえば鉄道で行くなら東武利用が普通なんでしょうが、わざわざJRにしたのは、一応こちらにも観光列車が走っているから。それがこの「いろは」で、一部の普通列車にモロな通勤型電車に混じって運用されています。
車内はこんな感じ。4つドアの通勤電車の中央部ドア2箇所を埋めてしまって、観光列車っぽいクロスシートが配置されています。また大きな荷物置き場が目立ちます。JR日光駅で電車を待っていたお客さんの半分ほどは外国人観光客といった感じで、ジャパンレールパスなどを持って旅している方が多そうでした。おそらく、JRのレールパスを持っていればJRで日光に来るでしょうし、そういう旅客が増えたことで、観光客の利用を意識した車両の投入が必要になったんじゃないでしょうか。とはいえ、暖色系の内装や座り心地もまぁまぁなシートなど、割と手間をかけて改造している感じ。日光駅を出発して途中駅から乗ってくるのは明らかに地元の方なので、地域輸送と観光輸送の両立とかも大変っぽいなぁ…。
40分ほどで終点の宇都宮駅に到着。駅構内には「いろは」のフォトスポットがありました。あ、結構「推し」列車だったんだコレ。
そろそろ晩飯にしてもいい時間帯。宇都宮なんでやっぱ餃子でしょ！と、今回はこちら「青源」にお邪魔しました。宇都宮で400年続く味噌屋さんによる餃子店ということで、味噌だれなど味噌を使った餃子メニューが有名だそう。
こちらの代表的な餃子が食べられるセットを注文。普通の焼き餃子と、たっぷりのネギに味噌だれがかかったネギ味噌餃子です。なお、普通の焼き餃子でも味噌だれを出してくれますので、「味噌だれで食べたい」だけなら普通の餃子だけ頼んでも試せます。あ、あと餃子と言えばビールなんで。
こちらはセットに含まれる水餃子。スープが味噌味で、お酢が入っているそうでちょっと酸味も感じられ、さっぱり食べられます。都合、餃子を17コ喰ったことになりますが、さすがに満腹になりました。
あとは東京方面へ、各駅停車でのんびり向かいました。今日の宿泊は上野のカプセルホテル、昨晩奮発したから、今日はお安く、ね。
