この日、東海地方には台風が接近中。でも名古屋から東海道線下り各停の始発で出発しちゃいます。
米原から大垣は、JR東海エリアでもすっかり影が薄くなった311系でした。登場当初は転換クロスシートの車内など、それなりに衝撃的だったんですけどね。
米原からは姫路行きの新快速に乗り換え。
明石海峡大橋付近を通過、台風接近の影響でお天気は微妙…。
姫路到着。
ここから岡山までワープを使います。青春18きっぷに3000円ちょっとの追加がかかることになるのですが、姫路から岡山までの各駅停車の接続がイマイチよろしくない。それでも夕方までには宮島に到着できるのですが、ここでワープすると2時間以上早く到着できるんですよ。
N700系の7000番台、九州新幹線直通仕様の8両編成の「さくら」に乗車。
「EX予約」利用だと、自由席も指定席も同じ料金になるので、ここは指定席でしょ。横4列のゆったりシートでリラックス、といきたいところですが、乗車時間は20分足らず。
岡山駅到着。このあたりまで来ると、もう台風の影響は殆どなく、青空が広がっていました。さすが晴れの国(多分そういうことじゃない)。
岡山で乗り換えた福山行き各停は、なんと旧国鉄型の117系。JR西日本はコイツを魔改造して夜行列車を走らせる予定だったな、そういえば。
この車両、車内は登場当時のまま「手つかず」のタイプでした。京阪神で「新快速」としてブイブイ言わせてたときの様子そのまま。117系はまだJR西日本管内ではまぁまぁ残ってるんですが、通勤対応で一部の座席をロングシート改造したものが多いようなので、オリジナルのままなのは珍しいのでは。
ただ、こちらは座席はアップデートされて転換クロスシートに取り替えられています。そのほかの内装はそのままなので、やっぱり「古い」感じはしますけど。
三原で乗り換えた岩国行き各停は、最新型?の227系がやって来ました。暫く前までは広島周辺のJRは「国鉄廣島」と揶揄されるほど旧国鉄型の車両の集積地だったのですが、今や殆ど「電車」は227系に取り替えが進んでいるようです。
この辺でちょうどお昼時、三原駅で買った駅弁「たこめし」を戴きます。
うーん、いかにも「ご当地駅弁」って感じでいいねぇ。じっくり煮込まれたタコが柔らかくて美味でよろしい。
名古屋からおよそ8時間かけて、宮島口駅までやってきました。最近、特に欧米からの訪日客に「広島」の人気が急上昇中ということもあってか、欧米人の旅行者が目立ちます。
宮島口駅からはJRの宮島行き連絡船が出ています。距離的には歩いて5分もかからない近さですが、駅前に国道2号線が通っており、ここは地下道で道路を渡るようになっていて横断歩道などはありません。エレベーターは設置されていますが、大きな荷物を持った観光客もそれなりにいるので、ちょっと大変そうな感じです。
JRの宮島連絡船のりば。「工事中」の張り紙の位置がヘンなので「え?大鳥居が工事中なの?」とか思っちゃったじゃないか…。左隣は宮島行きフェリーを運航するもう一社「松大汽船」ののりばです。2社が競合して、ピーク時にはそれぞれ10分間隔で運航…って需要あるのね。
さっきの「工事中」の張り紙はどうもコレのことみたい。JRのターミナルを建て替え中の様子。
では、連絡船に乗車します。時刻表上はこの時間帯は約15分間隔での運航のはずなのですが、「ピーク時」ということなのか10分ヘッドでの出航になっていました。メインの客室は2階にあり、こちらは冷房も完備。3階はオープンデッキです。1階は主に車両運送用のデッキですが、一部にバリアフリー対応の客室も用意されていました。
宮島へ向けて出航。
JRの連絡船は、朝9時から夕方4時くらいまでの便については大回りして厳島神社の大鳥居に接近するルートで運航されるので、ちょっとした遊覧船代わりで楽しめます。
宮島口を出発して10分ほどで、宮島の桟橋に到着しました。
この時点で午後2時過ぎ。まだ時間もあるので、観光しますか。暑いけど。