へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和元年16発目、三度目の正直の阿里山。その2:台南市内ちょっと観光。

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台南で宿泊したのは、台南駅から歩いて10分ほどのロケーションにある華光大飯店(Oriental hotel)です。

 

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建物としては年季が入っていますが、リニューアル済みのようでフロントロビーも綺麗です。フロントデスクには日本語の話せるスタッフがいました。

 

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ロビーに隣接してレストランもあります。

 

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朝食はこちらで用意されます。朝は6時40分からスタートです。

 

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部屋は一番小さいシングルルームですが、必要充分な広さ。窓は二重窓になっていて静かでした。

 

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ホテルでは自転車を無料で貸し出しています。時間はまだ午後4時前なので、台南市内をちょっと巡ってみることにしました。まずは「赤嵌樓」へ。

 

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もともとはオランダ人が築城したところを、鄭成功が責め落とし拠点としたところ。入場料は50台湾ドルかかりますが、城跡前のエリアは公園のように地元の方の憩いの場になっている感じ。

 

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オランダ人が築いた土台に中華風の建築が乗っているような感じです。建物の中はこの赤嵌樓の歴史などを紹介する展示室になっていました。

 

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続いて「大天后宮」。

 

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ここは台湾最古の媽祖廟として有名なところだそうです。縁結びの神様「月下老人」も祀られていて、こちらのご利益はバツグン!らしいけど…。

 

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次にやってきたのは、台南市内でもレトロストリートとして知られる「神農街」です。

 

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路地裏にはこんな通りも。ここは撮影スポットらしく、撮影してるカップルが結構いました。

 

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通りには古い町屋を改装した洒落たショップが並んでいます。夕暮れになると提灯に明かりがつき、いい雰囲気になってきました。

 

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で、台南に来た目的でもある「ハヤシ百貨店」。山口県出身の創業者である「林方一」が1932年にオープンし、当時の台南で一、二を争うデパートだったそうです。五階建てで当時このエリアで初のエレベータも設置。第2次大戦終戦と同時にデパートしては廃業し、事務所などに使われた時期もあったようですが、長らく空き家になっていました。それを地元の商業施設運営業者が借り受け、往時の雰囲気を遺しながら2013年に再オープンしたもの。なお、創業者の林さんはデパート開業の直前に亡くなってしまったので営業した姿を見ることは叶わなかったらしいです。

 

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正面玄関にはこの建物の説明が掲げられています。

 

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店内はレトロな雰囲気。オープン当時もこんな感じだったんだろうなぁ。

 

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販売されているのはセンスのいいものが多く、セレクトショップといった感じですね。

 

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4階には、この建物とハヤシ百貨店を紹介する展示コーナーがあります。中央にあるのは、この建物に当初設置されていたエレベータの遺構。

 

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なお、当然ながら今はエレベータも新しいものに交換されていますが、階数表示の文字盤やドアの意匠など、もともとの雰囲気に合わせたものにしているようです。なお、エレベータはこの1基のみで定員も少ない小型のものなので、館内の移動は基本的に階段、というところですね。

 

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5階はフードコートがあり、ちょっとした中庭のようなスペースもあります。

 

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屋上にも上がることができます。ちょっとしたギフトショップがありました。

 

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屋上には神社も。

 

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この神社ですが、当初この屋上は一般立入不可のエリアになっていて、公開はされておらずデパート関係者の施設という扱いだったらしいです。鳥居の上の横柱が一本しかないのは中国国民党によって日本統治時代の残滓を排除するために一本撤去されてしまったから。なお、ここでは台南空襲の痕跡も遺されているのを見ることができます。

 

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5階のフードコートでちょっと一休み。

 

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この「茂記黒豆花」は台南でも人気のお店の支店だとか。なので豆花をいただきます。初めは「豆腐を甘くしてデザートとかあり得ないよなぁ」とか思っていたんですが、今では台湾に来ると必ずコレ喰ってる気がする。

 

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台南といえば美食の街として知られているんだとか。そんなわけで夜市へ!と思ったのですが、台南の夜市は他とちょっと違っています。台湾で夜市といえば、夜になると通りに屋台が並んで…というイメージですが、こちらは広場に屋台がフェスのように並ぶようなスタイル。しかも台南市内に3カ所の夜市があるのですが、曜日によってオープンする場所が変わるんです。つまり「今日はどこで夜市やってるんだっけ?」というのをチェックして出かけないと、行ってみてもがらーんとした空き地を眺めるだけ、という悲しい話になっちゃうというワケです。一番大きくて有名なのは「花園夜市」らしいのですが、今日は金曜日なので営業しているのは「大東夜市」。で、行ってみたら凄い人出!

 

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人が多すぎて買い食いどころか前に進むのも一苦労。屋台の看板も人が多すぎる中で少しでも目立たせたいのか、上下方向に育ってるところが面白い。

 

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一応一回りしてみましたが、あまりの人混みに、ここで何か食べるのは諦めました。そのかわり、何か飲み物くらいは。

 

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パパイヤミルク飲みました。

 

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ホテルの近くにステーキ屋があったので、ここで夕飯にしました。美食の街でコレかよ、って感じですが、台湾のステーキ「牛排」ってのも雰囲気あっていいんですよ。

 

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サーロインステーキが110台湾ドル、日本円で400円足らずですから「い○なりステーキ」とか目じゃないコスパ。鉄板に乗ってくるので熱々で頂けますし、ステーキの下に敷かれたスパゲティもチープでよろしい。牛肉も値段が値段なので「値段なり」ですが、これが妙に悪くないのよ。だいたいデフォルトでついてくるクリームスープも旨いわけではないのに「イイ味出してる」んですよね。