奮起湖からのバスはおよそ1時間で阿里山のバスターミナルに到着しました。
でも、一体ここはどこ?
パンフレットに掲載されているマップはこんな感じで、正直あんまり親切じゃありません。そこで、とりあえず今回行った範囲で、これから阿里山へ行く方の参考になるような情報を書いてみます。
このバスターミナルは、「阿里山国家森林遊楽区」へのゲートの手前に位置しています。阿里山エリアへ入るのはこの入口からターミナルの建物へ。
中へ入ると、左手奥に券売機らしきものが見えます。
ここで入園料を支払う必要があります。入園料は300台湾ドルですが、バスで来た人は半額の150台湾ドルに割り引かれます。阿里山までのバスを降りるときに運転手が小さな紙片を配っていますが、これが「バスで来た」証明書。券売機のところにいるスタッフに見せると、割引の料金で処理してくれますので下車の際は受け取り忘れないように。
ここから外へ出ると、入園ゲートがあります。
なお、阿里山からの帰りの話を先にしちゃいます。ゲートから出た側のターミナルの入口はこちら。
ターミナルの建物内にセブンイレブンがあり、バスの乗車券もここで買います。なおコチラのセブンイレブン、コンビニとしての品揃えはバッチリなのですが、「阿里山らしいお土産」的なものは全然売ってません。「最後にバス乗る前に何か買えばいいや」という方、「台湾っぽい」ものしか買えないので要注意ですよ。
レジの一角がバス乗車券の販売カウンターになっています。
こちらでは当日発のバスの乗車券しか販売はなく、前売りはありません。嘉義方面行きのバスは悠遊カードなどICカードでも乗車可能ですが、その場合もこちらで事前に便指定を受ける必要があります。
カウンターにはバスの時刻表と運賃が掲出されています。
なお、ここでバス乗車券を買えるのは嘉義行きなど長距離乗車のものだけ。途中から阿里山鉄道に乗り換える場合は途中の奮起湖とかまでの乗車になりますが、そのケースだと事前予約も購入も出来ず、直接バスの運転手に料金を払う必要があるようです。
さて、入園する方のハナシに戻ります。こちらはクルマ用のゲート。この先、歩道は道路の右側から左側に変わるので、この歩道橋で道路を渡ることになるのですが、荷物を持ってると係員が道路を横切らせてくれます。
この歩道を先へ進んでいきます。
暫く歩いて行くと、歩道が左へ折れているところまでたどり着きます。
ここは貸切の大型バスの乗降・待機スペースになっています。奥の建物はトイレなどがあります。
建物脇のこの通路を渡り、左手に曲がって坂道を降りていくと、阿里山で多くのホテルが集中しているエリアへ行くことが出来ます。
今回宿泊したのは、そんなホテルエリアの一角にある「阿里山高山青大飯店」です。両隣のホテルも同じ経営らしく、案内されたのは隣の「阿里山禾楓別墅」の部屋でした。
部屋はシンプルですがまぁまぁ綺麗で、特に不満はありません。1泊1万円オーバーでしたが、そもそも宿泊のチョイスが限られる観光地なのに加え、実はこの時期、台湾も建国記念の祝日にかかっていて旅行のハイシーズンなので仕方ないハナシです。
バスルームも広く、清掃もちゃんとされている感じです。何故か足ふきマットがなかったけど…。
「阿里山高山青大飯店」のフロントには周囲の位置関係を示したマップが掲示されていましたが、これが一番わかりやすいかも。
ホテルのあるエリアは、ビジターセンターや商業施設、阿里山駅などが位置する中心地から標高的に下のところにあります。ホテルからはこの階段で、そのエリアまでショートカットして行くことが可能。
まぁ結構な段差なんですけどね。
中心エリアからホテルエリアへ向かう階段の入口付近には、こんな案内図も出ています。
階段を登ったあたりは小型車の駐車場になっており、その周囲をレストランやショップなどが建ち並んでいます。ビジターセンターもここにあります。
この階段を上がったところに阿里山駅があります。
こちらが阿里山駅。
きっぷ売り場は2階にあります。ご来光を拝める祝山行きの乗車券だけでなく、沼平や神木への乗車券もこちらで販売。
祝山への乗車券は前日の13時から16時半までの販売。
翌朝の祝山行き列車の出発時間は16時過ぎ頃に駅に掲示されます。が、同じ情報はホテルのフロントなどでも得られるので、コレを確認するために駅まで行く必要は特にないです。ま、ココに宿泊する人の大半は阿里山でご来光を拝むのが目的だろうからねぇ。
駅のきっぷ売り場には「お勧め観光コース」が掲示されていました。阿里山駅から沼平駅まで乗車し、そこから遊歩道を散策して神木駅から阿里山駅へ戻るというルートです。コレだと遊歩道は上から下へ降りていく流れになります。実は私、コレを見落として逆回りに進んでしまったため、遊歩道で山登りをする羽目に陥りました…。列車の運行時間もそれを考慮してなのか、神木線のほうが遅い時間まで運転されています。