へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和2年3発目、足湯列車「つどい」乗車。その2:超のんびりトレインでした、「つどい」。

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バスで近鉄湯の山温泉に戻り、いよいよ足湯列車「つどい」に乗車。名古屋からの往路にも乗ってみたかったのですが、この日は名古屋発は満席で確保できず、復路だけということになりました。人気あるってことなのかしら。

 

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列車は3両編成で、乗車は名古屋寄りの3号車の扉からのみとなっていました。菰野町の関係者の方々がスタッフとして乗務しており、乗車の際にパンフレットや記念品などが手渡されます。同時に足湯利用の希望も訊かれ、利用希望者には利用時間を記載した整理券も配布。

 

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車内は基本的に窓に面した2名がけシートが並ぶつくり。

 

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1号車の運転席のすぐ後ろには「お子様運転台」もあったりします。

 

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3号車の半分はキッズスペースになっていました。

 

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そして2号車が「足湯」スペースです。こちらにはサービスカウンターもあり、菰野町の名産品なども販売しています。

 

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15:38の定刻で湯の山温泉を出発、一路名古屋へ向かいます。早速、サービスカウンターで販売している、菰野の地酒飲み比べセットを購入して呑みモード突入。

 

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3種類で1000円ですが、お酒が注がれた「菰野萬古焼」のお猪口3つがお持ち帰りOKで含まれたお値段。

 

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車内では足湯利用時間の合わせて呼び出しのアナウンスがあります。指定された時間になったら2号車の足湯待合スペースへ案内され、足湯利用開始となる由。足湯の利用スロットは7回用意されていますが、1スロットで利用できるのは8名。この列車、定員が56名となっているのですが、この足湯の利用人数で決めてたのか!と納得。そういうわけで、この「つどい」に乗れば確実に「足湯」は体験できる、筈。

 

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で、こちらが足湯ユニットです! 1ユニットで4名が利用でき、これが2台、車内に設置されています。この列車は乗車券の他に520円の利用券が必要ですが、足湯の利用には更に足湯代100円がかかります。とはいえ、この足湯代には菰野町ご当地キャラ「こもしか」イラスト入りのタオルが付いてます。

 

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こちらの足湯は正真正銘の「温泉」が投入されています。菰野温泉から毎日汲んできてるんだとか。それが証拠に、壁面には温泉成分表が掲示されていました。足湯のある列車といえば山形新幹線の「とれいゆつばさ」が先行していますが、あちらは「温泉」ではなく「お湯」の足湯なので、「温泉の足湯」がある列車としちゃコチラが日本初なんじゃないでしょうか。「とれいゆつばさ」は「乗れば皆が足湯を使える」というわけでもないみたいだしね。

 

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足湯に入るとこんな感じ。足湯の利用時間は10分間です。ただ、この列車って定期列車の合間にダイヤを組んでいるという面もあるので、途中駅での対向列車待ち(近鉄湯の山線は単線です)などでの停車時間がかなり多くあります。後でスタッフの方に伺ったら、足湯体験の時間が充分取れるように名古屋~湯の山温泉間の所要時間をわざと長めにしているというのも理由らしい(この足湯列車、昨年の冬のシーズンから運転が始まりましたが、その際には所要時間が短くて足湯のオペレーションがタイヘンだったとか)。自分が使ったときも、足湯タイムの大半は駅で停まってたような…。まぁ別にそれでも「列車で足湯」体験には違いないからいいんだけど。

 

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近鉄名古屋駅には17:23に到着しました。往路は急行+各駅停車で同じ区間を1時間半ちょっとで移動したので、帰りは直通列車なのに関わらず余計に時間がかかってることになります。こんな列車なんだから、長く乗って楽しめた方がいいよね。