渓流シャトルバスでホテルに戻ったのは午後5時前。
シャトルバスは西館玄関より発着します。館内に入ると岡本太郎の手による暖炉「河神」がどーんとお出迎えしてくれます。これは岡本太郎の遺作といわれているもの。
東館のラウンジにはもう一つ、岡本太郎の作品である暖炉「森の神話」が設置されています。こちらの方が有名みたいですね。
メインのフロントロビーは東館に位置しています。
フロントロビー脇にはショップが。
では本日のお部屋へ。なかなか広々としています。川側ではないので眺望はよくありませんが、大きな窓が気持ちいいです。
客室の真ん中には大きなベッドが2台。
ベッドボードには照明のコントローラーに加え、コンセントも2箇所設置されていました。
クローゼットの中には館内着やタオル、アメニティが置いてあります。
アメニティとしては歯ブラシ、シェーバー、ブラシなど。
冷蔵庫やお茶セットも用意。コーヒーのパックはホテルのオリジナルブレンドで売店でも売っていました。
部屋に落ち着いた後は温泉。このほかに敷地から離れたところに「八重九重の湯」という露天風呂もあるのですが、そちらは現在クローズ中。とはいえ、こちらも内湯と露天があり、露天風呂は奥入瀬渓流を眺められる絶好のロケーションで充分楽しめます。
夕食はレストラン「りんごキッチン」で。新型コロナ対策ということで予約時は「セットメニュー」になっていたのですが、7月からビュッフェスタイルが再開となりました。
感染症対策としてビュッフェ台の料理には全てアクリルのカバーがつけられ、オープンキッチンにもビニールのカーテンが張られています。料理を取りに行くときにはビニール手袋をするように言われます。
「りんごキッチン」という名前だけあって、りんごを使ったメニューがあったりします。
煮込み料理にもりんごが使われていたりして。
りんごジュースもあるのですが、りんごの銘柄の違う三種類が用意されいる徹底ぶり。
もうデザートコーナーにはりんごがそのまま出てるしね。
では早速戴きましょう。まずは海鮮系から。
先ほどあった鶏肉とりんごの煮込み、それにローストビーフ。
十和田バラ焼きもあるのね。
〆は帆立の炊き込みご飯とせんべい汁。
デザートの目玉は焼きたてのアップルパイ。ソフトクリームと一緒に食べます。
そのほかのデザートも旨かったですけどね。全般的に品数はそれほど多くないのですが、レベルはなかなか悪くない感じで美味しい夕食が楽しめました。
夜8時からは「森の学校」と称して「河神」で奥入瀬渓谷のレクチャーが行われます。渓流散策はやっぱり上流に向かって歩く方が綺麗な景色が見れるんだそうで。
ここで改めて「河神」をじっくり鑑賞。迫力が凄い。
「TARO OKAMOTO」のサインも刻まれていました。
東館のラウンジで少しのんびりしてみました。やはり「森の神話」の存在感が凄いですが、全体的に居心地のいい空間になっています。
暖炉のまわりにはソファが並びます。
暖炉の所には分厚い本がありますね。
これ、岡本太郎の画集なんですが…。
30部限定で発行されたという大変貴重なもの。1979年刊で35万円って価格も吃驚。
朝食はオプションで選べる「渓流テラス朝食」にしてみました。朝食付きプランで予約していても1300円の追加料金がかかります。
エントランスは西館1階のフレンチレストランから。
渓流沿いのテラスにテーブルとソファが並んでおり、ここが朝食会場。
既にテーブルには料理がセットされていました。
メニューはサンドイッチやキッシュ、サラダなどに加え保温ポットに入った温かいミネストローネも。
ドリンクはセルフサービス。ジュースやコーヒー。紅茶など…ってあれ?アルコール置いてありませんか?
これは朝からいっちゃいしかないでしょ。シードル戴きました。
お替わりで奥入瀬ビール。1300円追加って、これだけでモト取れるな…。
朝食メニューにはヨーグルトや…。
フルーツもありました。お天気が曇り空だったのが残念だけど、川の流れを眺めながらのんびり戴く朝食はいいものでした。