へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

7月四連休の「へんな旅」その2。城崎温泉のお得宿「やなぎ荘」に泊まった話。

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四連休2日目、今日は東に進んで城崎温泉を目指します。

 

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出雲市駅から鳥取行きの特急に乗るところからスタート。

 

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特急「スーパーまつかぜ」にはキハ187系が充当されています。それにしてもこの素っ気ない面構え、もうちょっとデザインなんとかならんかったんか。

 

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指定席を取っていたんですが、なんか車内が妙に暑い。エアコンがちゃんと効いていない感じです。車掌に「暑くないですか?」と対処をお願いしても全く改善されず。隣の自由席車両は特に空調に問題はないようなので、耐えかねて移動しました。実は出雲市から鳥取まで、指定席特急券はこの時期2930円もします。JR西日本の予約サイト「e5489」で取っても2200円。それに対して自由席だと1320円と、かなり安値に設定されてるんですよねぇ…。「e5489」だと同じ列車の設備の違いでの価格差を比較しながら選べないので見逃していました。実は空調の故障で他の車両に移った場合は差額の払い戻しがあるルールなのですが、車掌曰く「故障ではない」とのことで特に対応はなし。なんかソンしたなぁ。

 

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鳥取駅ではそのまま浜坂行きの普通列車へ乗り換え。

 

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浜坂駅で豊岡行き普通列車へ。今度は旧国鉄型の車両です。

 

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浜坂駅から2駅、餘部駅で途中下車します。

 

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ここは赤い鉄橋がフォトジェニックで有名だったところ。風速規制のための運休が度々発生していたことに加え老朽化もあって2010年にコンクリート製の橋に切り替えられましたが、旧鉄橋の一部は観光施設として保存されています。

 

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旧鉄橋を活用した展望台「空の駅」は2013年にオープンし、以前来たことがあります。その後、2017年に展望台の上と地上とを繋ぐエレベーター「餘部クリスタルタワー」が追加されていますが、これが出来てから来るのは初めて。おかげで上り下りが凄く楽になってました。

 

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足下には「道の駅あまるべ」があります。

 

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お昼ご飯はこちらで戴きました。「空の駅定食」、1100円也。天ぷらに「浜坂ちくわ」ってのが入ってたのが選択のポイントでした。

 

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道の駅の中には餘部鉄橋に関する展示もあって、これがなかなか充実してました。

 

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コンクリートの橋梁ってのも味気ない気もするけど、慣れればこれが「普通」になるんでしょうねぇ。

 

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海側から見たところ。右手のほうに赤い橋脚が一部残されているのが見えますよね。

 

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地上側は橋脚もかなり残されています。中央のガラス張りの建物が「餘部クリスタルタワー」、といってもエレベーターがあるだけなんだけどね。

 

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餘部駅からまた豊岡行き普通列車に乗り先へ進みます。JR西日本お得意?のテキトー改造車が来ちゃいました。運転席を追加するのはいいんだけど、食パンみたいな素っ気ないのはちょっとね…。

 

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本日の目的地、城崎温泉に到着しました。

 

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城崎温泉では、夕方は各ホテルまで無料送迎バスで送っていってもらえます。駅前の観光案内所で宿泊先を伝えると手配して貰えました。

 

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今日のお宿は「城崎温泉 やなぎ荘」です。オンライン予約サイトに「城崎一のボロ宿」とか自称しちゃうようなところですが、はたしてどんなものやら。

 

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フレンドリーな女将さんに案内されて客室へ…って綺麗じゃん! 確かに「古さ」は感じますが、清掃は行き届いており、不満に感じるような面は特にありません。館内もお手洗いあたりは異次元レベルでリニューアルされていました。

 

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チェックインは部屋で。新型コロナ対策でちゃんと検温もありました。ちょうど今、兵庫県の企画として「兵庫県内の温泉地の宿で1泊1万円以上のプランで泊まるとお買い物券2000円分もらえる」というのをやっており、クーポンも戴きました。この「2000円」って設定がニクいよね。1000円なら使えなくても「まぁいいかぁ」とか思っちゃいそうだけど、2000円だと使わないとソンな気がしません? で、これを使うために宿から外へ出るわけでしょ。ちゃんと地元にお金が落ちる仕組みなんですよコレ。

 

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城崎温泉と言えば7つの外湯があり、これを巡るのも楽しみの一つ。宿泊すると外湯を自由に回れるチケットを貰えます。さっきのクーポンも使いたいし、と早速外出しました。温泉街は店舗も多く、町歩きを楽しむ人たちで割と賑わってます。

 

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外湯巡り1箇所目は「地蔵湯」。「家内安全・水子供養衆生救いの湯」だそうです。内湯のみですが比較的大きめで、ゆったり入浴できます。

 

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ひとっ風呂のあとは晩ご飯。お食事処での提供です。

 

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今回は1泊2食で1万円+税という、この時期の城崎温泉で一人で泊まることを考えるとバーゲンプライス。蟹を塩で包んで焼いた「かにかまくら」がこの宿の自慢料理だそうですが、当然ながらそんな豪華なモノは出てくることはなく、松花堂スタイルでの夕食が用意されました。とはいえ、ちゃんと蟹ついてるしお造りもあるし、大きな牡蛎フライもあるしで意外と豪華。味の方も「ボロ宿だけど料理は自慢」というだけのことはありました。

 

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デザートにはアイスクリーム。こちらはわざわざ部屋まで持ってきてくれました。

 

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晩ご飯のあとは外湯巡りを再開します。

 

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こちらは温泉街の中では一番奥の方にある「まんだら湯」。「商売繁盛・五穀豊穣、一生一願の湯」ということになっています。こちらは小さいですが露天風呂もありました。

 

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つづいて「鴻の湯」、こちらは「夫婦円満・不老長寿、しあわせを招く湯」だそうな。庭園露天風呂が特徴です。

 

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温泉街のメインストリートは夜9時過ぎても開いているお店も多く、雨にも関わらず観光客が出てきています。

 

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こういう、いかにも「温泉街」なゲーム店がいくつかあるのもいいよね。

 

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城崎の外湯の中で一番の規模となる「御所の湯」は施設修繕のため長期休館中でした。残念。

 

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「御所の湯」をスルーして「一の湯」へ。「合格祈願・交通安全、開運招福の湯」だそうで、洞窟風呂があるのが特徴かしら。しかしまぁ、新型コロナの感染が若い人たちに広がってる…って理由をちょっとココで実感したかも。20代くらいの男子のグループが洞窟風呂でワイワイ騒いでるわけですよ。普段なら「微笑ましい光景」なんですが、マスクもしないでそんなに大声で会話しちゃっても大丈夫ですかね君たち…とは思ってしまいました。旅先だからテンション上がるのは解るんだけどね。

 

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最後は宿にも近い「柳湯」、ここは「子授安産、子授けの湯」だとのこと。7つの外湯の中では一番小さいそうですが、檜の浴槽と木材を多用した浴室は他とは雰囲気がちょっと違ってます。あと、他よりもお湯が熱いらしいのですが。

 

ちなみにあと一つ、駅前に「さとの湯」があるのですが、こちらはロケーションがいいので次の機会もあるだろうと、今回は勘弁してやることにしました。

 

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なお、勿論宿にも温泉はあります。翌朝はこちらに入りました。

 

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こちらのお風呂も源泉掛け流し、意外とポテンシャル高かったりします。

 

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朝食はこんな感じ。まぁ普通ですが、鍋の湯豆腐が割と旨かったわ。