へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

庄内の旨いモノ探し、その5:侮れないぞ、「新津鉄道資料館」。

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今日は新潟から名古屋まで帰ります。

 

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新潟で一泊したのは駅前の「ホテルグローバルビュー新潟」、たしか少し前まではラマダホテルだったはず。

 

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新潟駅は高架化工事が進んでおり、1958年から「顔」として建っていた万代口駅舎も昨年秋に閉鎖され、解体工事が本格化しています。

 

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将来的に駅前はこんなオシャレな感じに生まれ変わる予定。

 

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ただし、その代償として…なのか、駅構内の動線がめちゃくちゃなことになっています。万代口から乗車するためには、かなり遠回りに思える経路を通らなきゃいけません。

 

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新潟からは長岡行きの各駅停車に乗って…。

 

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新津で下車。

 

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新津駅前からは新潟交通の万代バスセンター行きの路線バスに乗ります。

 

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新津工業高校前バス停で下車。脇道へ入って歩きます。

 

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「新津地域学園」の看板を掲げた建物が見えてきました。

 

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ここに併設された、新津鉄道資料館が目的です。

 

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新津は複数の路線が集まる鉄道の要所として多数の鉄道員が暮らした「鉄道の町」でした。その機能が次第に縮小されていく中で地元から「鉄道の町としての歴史を残そう」という動きが起き、資料館の開館に繋がりました。以前は新津駅近くにあったのですが、施設の老朽化などで今の場所に移転しています。実はここ、国鉄時代は鉄道学園があったところなんだとか。

 

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では館内へ…って確かに学校っぽい佇まい。

 

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入ってみてちょっとビックリ、意外と綺麗でちゃんとした施設じゃないですか!

 

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展示内容もかなり充実しています。新潟の鉄道の歴史と新津の町のあらましなどが様々な資料とともに説明されているコーナー。

 

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新潟で活躍した車両たちの紹介も勿論あります。

 

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そのほかにもヘッドマークなど、かなり豊富な資料が。「資料館」ということでそれほど期待していなかったのですが、かなりの施設ですね、ここ。

 

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実車のコレクションも結構イイもの持ってます。エントランス付近にSLのC57と200系新幹線が置かれていました。

 

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敷地の奥にも大きな展示スペースがあり、485系115系など、これも新潟エリアには縁の深い車両が。

 

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E4系新幹線も。オール2階建て編成ですが、地上から見上げるとホームから見た感じとはまた迫力が違います。

 

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またバスに乗って新津駅へ戻りました。反対方向のバス停はすぐ対面から少し離れて、新津方面に少し歩いたところの交差点に建つセブンイレブンの前にありました。

 

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新津駅前に、駅弁事業者の「三新軒」のビルがあるじゃないですか。

 

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どうもココでも駅弁が買えるようです。恐る恐る2階の事務所に行ってみたら…確かにフツーに売ってくれました。地元の人がテイクアウトグルメとして買う需要も結構ありそうです。

 

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新津からは再び各駅停車に乗り長岡へ。

 

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長岡では越後湯沢行きに乗り換え。

 

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越後川口で下車しました。

 

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ここで飯山線に乗り換え。戸狩野沢温泉行きの各停です。

 

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JR東日本でのハイブリッド気動車の導入が進んだお陰で、なんだか影が薄くなったような気がするキハ110系ですが、ボックスシートが並ぶ車内はなかなかローカル線にマッチしていいと思うのよね。

 

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この車内で、新津で買った駅弁をランチにしました。三新軒のロングセラー、焼漬鮭ほぐし弁当です。

 

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「鮭ほぐし」ですが、かなり大ぶりな鮭の身がゴロゴロで食べ応えありました。

 

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飯山線沿線は豪雪地帯の一つ。車窓から雪深い景色を眺めながら進みます。

 

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この列車の終点、戸狩野沢温泉

 

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30分ほどの待ち時間で、長野行きへ乗車です。

 

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飯山駅で下車し、北陸新幹線へ。

 

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各停でそのまま長野に行ってしまうことも出来なくはないのですが、かっての信越本線の豊野~長野間が北陸新幹線開業の影響でJRからしなの鉄道に移管されてしまい、JRでない他社線を間に挟む形になっています。このしなの鉄道区間を挟んでJR運賃を通算して通しで買える範囲は限定されており、今回のように酒田~新潟~越後川口~長野~名古屋みたいな変態ルートは対応していないんです。ただ、北陸新幹線はJR線なので、飯山~長野を新幹線経由にすれば何の問題もなく1枚の片道乗車券になります。しかも、新幹線と在来線を乗り継ぐと在来線特急料金が半額に割引されるという制度も適用されるので、ただ「長野から名古屋まで」の特急券を買うよりも安くなってしまう、というオマケまでついてきます。なお、新幹線があるので新潟~名古屋は東京経由の方が早く着けますが、距離はこっちの長野経由の方が短くなります。

 

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はくたか」でわずか10分ほど、長野に着きました。

 

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少し時間があるので腹ごしらえ。

 

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この「ナカジマ会館」の蕎麦、老舗の味ってかんじです。

 

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長野からは名古屋行き特急「しなの」が今回の旅の最終ランナーでした。

 

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この「しなの」に使われる383系、「ワイドビュー」の愛称が使われるだけあって窓が大きめなんですが、前面展望も結構イケちゃうんです。デッキ越しにはなりますが、客席とデッキとの仕切りに大きな窓があり、運転席側の窓も大きめなので、割とちゃんと景色が見えちゃう。

 

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日本三大鉄道車窓と言われる姥捨付近を通過。まだ明るいですが、灯り始めた町の灯りが綺麗に見えました。