へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

密回避!GW北海道マイカー紀行、その6:噴火湾でハーブ鶏と桜に出会う。

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こんなところに桜の名所が。

 

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今日は渡島半島を内浦湾沿いに南下してゆきます。室蘭は絵鞆半島の市街地側を抜けたのですが、今は観光案内所となっている昔の室蘭駅舎に立ち寄りました。

 

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今の室蘭駅はここから1kmほど南にあり、1997年に街の中心に近い方へ、ということで移転されたようです。1912年に建てられたこの駅舎は北海道では最古の木造駅舎で、今では国の有形登録文化財になっています。

 

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駅舎内はホールのようになっており、駅だった頃の面影はそう感じられません。

 

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ただ、鉄道に関する展示もちゃんとありました。

 

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旧駅舎の隣にはSL、D51が静態保存されています。室蘭市の他の場所にあったものをクラウドファンディングなども活用して、2019年にここに移設したもの。これ、単に置いてあるだけじゃなくて、室蘭市が主導してメンテナンスもしっかりやっているみたいです。管理もちゃんと考えてるのはエラい。

 

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半島の先から北海道の本土?に渡るわけですが、ここを登ると…。

 

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白鳥大橋展望台です。

 

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白鳥大橋は室蘭港をまたぐ東日本最長の吊り橋。無料の国道として使われています。白く塗られ、道路面の脇に風対策のフェアリングがつけられていたりするので、なかなかの美しさ。

 

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次に立ち寄ったのは「長万部町民センター」。北海道を代表する建築家で、フランク・ロイド・ライトの影響を受け「北のライト」とも呼ばれる田上義也の設計という情報があったのですが確認できず。ただ、支笏湖YHっぽい三角屋根など、そんなスタイルかな、という印象はあります。

 

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ここに来た理由は「鉄道村」なんてものが入居しているから。

 

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郷土資料館として様々な展示コーナーがある中、「鉄道村」のエリアは結構広め。

 

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長万部函館本線室蘭本線の分岐駅にあたり、長らく大きな運転所のある「鉄道のまち」でした。1993年に函館運転所に統合され閉鎖されてしまいましたが、そうした経緯もあって鉄道に関する資料などが多く残されたようです。

 

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展示室内にはさまざまな展示物が。じっくり見ると1時間くらいはかかるかも。

 

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列車の方向幕がこんなところに。おそらく14系客車のやつかな?

 

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展示物は雑多で幅広い感じ。こんなところあったのね長万部

 

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屋外にもタブレットキャッチャーなどの展示物がありました。

 

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長万部からはまた内浦湾沿いに国道5号を進んでいきます。途中で給油。北海道ではこの「モダ石油」と「オカモト石油」が安いスタンド2大巨頭、って感じですねぇ。

 

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八雲では国道から内陸へ白樺の並ぶ通りを走り…。

 

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ハーベスター八雲」でランチを頂きます。

 

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ここは「ハーブ鶏」発祥の地、だそうです。何やねんそれ、と思ったら「ハーブを食べて育った鶏」だそうで。でも、なんか何処かで聞いたことがあるような気が。

 

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早速店内へ入ってみましょう。

 

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こちらの会長さん、ケンタッキーの日本1号店の店長から社長まで務めた方だそうで。ここはKFCの実験農場として作られ、その役目が終わった今は「ハーベスター八雲」として営業してます、という次第。確かに昔、ケンタッキーのCMで八雲やらハーブ鶏やらってフレーズ聞いた記憶あるもんねぇ。

 

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レストランは大きな窓から噴火湾を一望する高台にあり、カントリーな雰囲気。

 

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カフェテリア方式で料理を取っていくのですが、コールスローは「カーネルサンダースのオリジナルレシピ」との説明が。そりゃ試したくなりますな。

 

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チョイスしたのはフライドチキン(もちろんコレが看板メニューね)2本にフライドポテトがついた「ハーベスターセット」に「噴火湾ほたてのグラタン」、それに「コールスローサラダ」。これで1000円ちょっと、割とリーズナブルです。

 

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昼食後もひたすら国道5号を走行。駒ヶ岳が見えてきました。

 

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道の駅「YOU・遊・もり」に休憩で立ち寄ったのですが…。

 

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これが大当たり。この道の駅があるオニウシ公園はソメイヨシノなど500本の桜の名所なんだそうで、しかもちょうど見頃といった感じ。

 

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道の駅の展望台に登ると、噴火湾から駒ヶ岳を見渡す眼下に咲き誇る桜、という見事な風景が広がっていました。まさか、これだけのスケールの花見ができるとは。

 

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森町からは国道5号ルートを外れ、亀田半島を巡る国道278号へと入っていきます。こちらは道の駅「つど〜る・プラザ・さわら」。

 

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最上階に展望フロアがあり、駒ヶ岳が綺麗に眺められました。

 

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北海道は道の駅が多く充実しているのが有り難いところ。「しかべ間歇泉公園」にも寄ってみました。

 

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天気が良ければ噴火湾を挟んだ反対側が見えるはず。でもホントに羊蹄山有珠山まで見えるのかしら。

 

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この道の駅、「入館時はマスク必須」としているのですが、マスクがない人はタラコ唇がプリントされたフェイスガードをタダで使ってくれ、という呼びかけをしてました。隣で打ってるマスクもタラコ唇のプリント付き。コロナ下でのマナー啓発を地元の名産に絡めてるのがちょっと面白い。

 

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国道278号恵山岬付近は内陸を通っていきます。また海に出たところはもう津軽海峡。ここにも道の駅「なとわ・えさん」がありました。

 

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屋上の展望スペースからの眺め。恵山方面は霞んでしまってよく見えない…。

 

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途中、「本州への最短地点」を通過、ここまで来れば今日の宿泊地の函館まではあとちょっとです。