へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

いろいろ話題?「ハイアットリージェンシー東京」宿泊&リニューアル完了の国立西洋美術館へ。

東京へ行く用事があり、新宿の「ハイアットリージェンシー東京」に宿泊しました。「じゃらんパック」で中部~羽田のANA便往復とホテル1泊で3万円ちょっと、ここからクーポン割引で3千円オフという割とお手頃なお値段で確保できたもので。これで朝食付きのプランですから、かなりお得ですよね。

 

ホテルまでは新宿駅から歩いて10分ほどかかります。以前は無料シャトルバスがあったのですが…。

 

ロビーは天井が高く、スワロフスキーの大きなシャンデリアが3器も設置され豪華な雰囲気が漂います。このホテルは1980年に「ホテルセンチュリーハイアット」として開業したのですが、当時はまだ東京でも外資系ホテルなんて数えるほどしかなかった時代。東京を代表するような高級ホテルの一つとして、ドラマなどにも良く登場していました。その後、他の外資系ホテルも続々と日本進出を果たし、日本勢もリニューアルで迎え撃った結果、随分影が薄くなった印象は否めません。まぁすぐ近くに同じハイアットブランドの「パークハイアット」もあるしね…。700室以上ある巨大ホテルだけあってコロナの影響は大きかったのか、昨年春には9箇所あったホテルの飲食施設が6箇所もクローズになってしまいました。駅からの送迎バスが休止したのもちょうどその頃です。加えて最近は、このホテルを所有する小田急がビルの売却を検討中なんてニュースまで流れてくる始末。別にホテル自体が何かあるわけじゃないんですが、その昔はキラキラ輝いていたような場所にそんなニュースが流れてくると、ちょっと悲しくなるような気も。

 

チェックインを済ませ、展望エレベーターで客室へ。

 

本日はクイーンルームへのアサインでした。なんせ40年前の設計なので「高級ホテル」の割には部屋は狭めな気はしなくもないですが、このくらいあれば不自由さは感じないかな。

 

窓からは新宿公園越しの夜景が。

 

デスクはPCを広げたりするのは充分な広さ。

 

電源コンセントも充分な数が用意されていました。おそらくもとの設計ではお客が使える位置のコンセントがあまりなく、後付けで用意したものでしょう。

 

キャビネットには冷蔵庫やセーフティボックス、お茶セットなどの一式が。

 

ベッドサイトテーブルにはランプや目覚ましなど。

 

ここにも電源が用意されていました、こっちはUSBもついてます。

 

エントランス脇のクローゼット。

 

バスルームは一般的なつくり。

 

バスタブも割と大きめかな。

 

アメニティ類も充実してました。ニューヨーク生まれのルラボの「SANTAL33」、割とお高めのヤツじゃん。

 

翌朝。

 

朝食は1階のレストラン「カフェ」でビュッフェスタイルでの提供です。

 

メニューは和洋、豊富に揃います。

 

和食も結構旨かったです。

 

カレーもあったりして。

 

11時過ぎにチェックアウト。やっぱりこの「ゴージャス」な雰囲気、悪くないなぁ。

 

このホテル、外観も特徴あるつくり。L字型の中央にシースルーエレベーターが印象的です。

 

隣に建つのは第一生命のビル。建設時は小田急と第一生命が共同でここを開発したんですよね。

 

ホテルを出た後は都営大江戸線で上野へ向かい、リニューアルオープンしたばかりの国立西洋美術館へ行ってみました。

 

とにかく印象としては「すごくオープンになったな…」というところ。実は世界遺産の登録された際に「当初の意図が失われている」との指摘があったそうで、今回の改修はその改善も行われました。その結果がコレ。今までは高い壁や植栽などで外から美術館の敷地内を窺うことは殆どできなかったのですが、非常に開放的で「入りやすい」雰囲気になりました。実際、前庭に設置された彫刻に惹かれて入ってくる通行人も結構見かけましたし、常設展なら入場料は500円なので、そのまま館内へ入っていく方もいました。なるほど、コルビュジエが意図したのはコレか!

 

現在、館内は象徴的な空間でもある「19世紀ホール」までは無料で入場できます。このフロアでは建物やリニューアルに関する紹介展示もありました。

 

まぁ常設展も見ていきましたけどね。展示室もコルビュジエらしさが感じられます。加えて実はここには「フェルメール」かもしれない作品が常時展示されているんですよ。「聖プラクセディス」が寄託されて飾られていますが、この作品「フェルメールの作品かどうか」の結論がまだ出ていません。専門家の意見を総合してみると「違うんじゃない」派のほうが多そうですけど、まぁいいじゃないですか夢見るくらい。そういうわけで「フェルメール作」ではなく「フェルメールに帰属」という表記になってます。