へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

「ツーリズムExpoジャパン」へ行ってきた、ついでにタダ飯。

4年ぶりに行ってきた。

 

土曜の朝、大阪へ。大阪メトロ中央線の新型車両がいました。

 

インテックス大阪で開催される「ツーリズムExpoジャパン2023」が今日のお目当てです。「ツーリズムExpoジャパン」は毎年秋に開催される、日本最大級の旅行関連イベント。元々は1984年にトラベルジャーナル社が主催した「世界旅行博」を源流としたもので、2003年からはJATAとの共催になりました。しかしながら2011年にJATAが一般社団法人に移行するのに伴い、「世界旅行博」の運営事業者を一般入札とすることを決定し、トラベルジャーナル社とは喧嘩別れ状態となってしまい、2011年にはトラベルジャーナル社の「世界旅行博」とJATAの「JATA旅博」の2つが開催される状態に。翌年からは「JATA旅博」のみが存続、2014年には日本観光振興協会が主催していた「旅フェア日本」と統合され、国内・海外を包括した「ツーリズムExpoジャパン」として開催されることになりました。近年ではJNTOも主催者に加わり、インバウンド向けの商談会としての色合いも濃くなっています。例年は東京ビッグサイトでの開催ですが、東京オリンピック開催に伴い会場が使えなくなることから、2019年は大阪、2020年は沖縄での開催に。2021年は大阪開催の予定でしたが新型コロナ禍で延期に。2022年には久々に東京ビッグサイトでの開催となりました。今年の大阪開催は2021年開催分の延期、という扱い。自分が最後に参加したのは2019年の大阪だったので、4年ぶりの来場、ということになります。

 

インテックス大阪を全面的に使用。かなり広いですな。

 

おおよそ地域や業種ごとに纏められています。最近いろいろ一悶着ある中国も比較的大きなブースで出展。実は中国、2010年の世界旅行博と2012年のJATA旅博では日中関係を理由に直前に出展をキャンセルして会場に広大な空き地を作った「前科」があるんですよ…。

 

目立った展示としてはやはり地元、関西エアポート。特に関空の国際線エリアのリニューアルオープンが今年12月ということもあって気合いが入っていた様子です。

 

「そらやん」だ!

 

お隣のJAL、大谷選手が超目立ってます。

 

こちらは間もなく搭乗予定のフラッグシップ、A350-1000のエコノミークラスのシート展示が目玉、って感じでした。ファーストとかビジネスじゃないんだ…と思ったけど。ただ、座ると広さは実感でき、一番身近であろうクラスの座席でアピールする、ってのもアリな気はする。

 

ANAもお近くに。以前はスターアライアンス加盟航空会社を巡るスタンプラリーとかもやってましたが今年はナシ。シンガポール航空と共同でのクイズラリーはありましたが、クイズの答えがブース内のどこを探して見つけられない、という斬新な企画でした。

 

羽田空港京急などとの共同での出展でした。

 

海外で気合いが入っていたのは韓国。かなり広い面積での出展です。

 

韓国系エアラインも積極的な印象でしたが、特に目立ったのはチェジュ航空。CAトークショーとかもやってました。また、航空券の割引コードを配る会社も結構ありました。

 

あとは台湾も大きなブースでの出展です。台湾にも飛騨の「ガッタンゴー」みたいに「廃線跡を自転車で走る」みたいなトコあるのね。チラシ貰って知ったので行ってみたいぞ。

 

今回はサウジアラビアが積極的な姿勢だったのにビックリ。スポンサーにも名を連ねていましたし、ブースも目立ちました。立派なパンフレットも用意されており「あれ?サウジアラビアってそんなに気軽に行けたっけ?」という気がしたんですが、実は2019年から日本人にも観光ビザが発給されるようになってたんですね。ビザ代高いみたいだけど…。

 

お昼は同時開催?の「全国ご当地どんぶり選手権」で。

 

青森の「平目の漬け丼」、漬け帆立も載ってます。これで800円なら納得感あるな。

 

インテックス大阪といえばこのスパイラルエスカレーターも見逃せないポイントです。弧を描くエスカレーターは日本の三菱電機でしか製造されておらず、高価かつスペースも取るので日本国内でも既に稼働数がかなり減ってきているレアな存在。

 

続いて関空までやってきました。日曜は東京で用事があるので、ここから飛行機で移動、なんです。

 

4階の国際線出発ロビーに行ってみたらもの凄い混雑。出国審査場へ長い行列ができており、最後尾を示す看板を持ったスタッフが出るほど。殆ど訪日外国人の様子、凄いなインバウンド需要。

 

一つ下の3階は以前はショップやレストランが並ぶフロアですが、今では単なる「通路」。実は従前の非制限エリアが出国審査後の制限エリアに転用され、ゲートエリアのショップやレストランを充実させる、というのが関空国際線エリアのリニューアル内容なんです。考えてみれば海外の空港でも非制限エリアよりも制限エリアの方が店舗が多い方が一般的ですし、日本でも熊本空港が新ターミナルをそのコンセプトで設計し「遊びに行っても店がない」と地元の方から不評だったり、なんてのがありましたな。まぁ今後、「ゲートエリアの施設を充実させる」が日本の空港でもトレンドになるんでしょう。

 

2階の国内線出発エリアには非制限エリアの店舗がいくつかあります。一応フードコートもあったりして。

 

これから搭乗するのはジェットスター・ジャパンの成田行き。オンラインチェックインを済ませればカウンターに寄ることなく保安検査に進めます。

 

国内線エリアも凡そ1年前の2022年10月にリニューアルオープンしています。こちらも保安検査後のゲート付近の店舗を増やしていますが、同じく関西エアポート運営の伊丹空港も同様のリニューアルをしてましたねぇ、そういえば。

 

そんな一角にある「Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU」。「プライオリティパス」対象店舗となっており、メニューから3400円分まで無料で頂けてしまいます。自分の「プライオリティパス」は楽天プレミアムカード付帯のもの。最近は業績イマイチな楽天さん大丈夫?と常々思っていたのですがやはりダメだったようで、2024年からは「年5回まで利用化」との制限がかかることになってしまいました。まぁそれよりも楽天プレミアムカードのポイント付与率が年会費無料のカードとほぼ同じ、ってほうがヤバい感じで、乗り換え先を検討中。

 

大阪っぽい?冷やし飴サワーに十和田バラ焼き定食を頂きました。お味はまぁまぁ、かな? こちらは日本各地の名物が食べられる、がコンセプトのようで、メニューの種類は豊富です。

 

ではゲートへ。

 

機材はA320。事前座席指定なしでチェックインしましたが、ラッキーなことに窓側の席が貰えました。

 

定刻に関西空港を出発。

 

順調に飛行し、成田には10分ほど早着でした。

 

なお、成田空港にも「プライオリティパス」が使える「ぼてぢゅう」店舗があります。一つは第2ターミナル制限エリアに、もう一つはここLCC用の第3ターミナルに存在。つまり関空第1ターミナルと成田第3ターミナルを使用するジェットスター・ジャパンに乗ると両方でタダ飯が喰える、というわけですね。

 

オンラインチェックインしてプリントアウトした搭乗券を提示しても「これは搭乗券ではないのでダメです」「ここに搭乗券って書いてありますよ」「コッチに予約番号って書いてあるから搭乗券とは違います」という謎の押し問答はありましたが、Gooogleウォレットに保存したデータでなんとかクリア。アレ何だったんだろう…。こちらではモダン焼き+たこ焼き4個+唐揚げ1個+どら焼き+ドリンクの構成でノーチョイス。まぁ普通に喰えますよ。