へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

割とノープランの沖縄、その1:文化財の宿「沖縄ホテル」宿泊記。

JALのタイムセール、1月分はスルーするつもりだったのですが金曜夜に那覇入り、日曜夜に名古屋帰還のスケジュールでお安く確保できてしまった…。

 

夕方のセントレア。夕方の出発便のピークを過ぎているのか空いてます。

 

JTAの沖縄行き最終便で出発です。

 

今日の機材はB737-800、ジンベエジェットですな。

 

セントレア売店で買ったサンドイッチで軽い夕食。国内線保安検査場横の「おみやげ館」、夕方6時過ぎくらいになると残ったお弁当の割引がはじまるみたいなんだよね。ただし「どれだけ売れ残ってるか」は運次第だから常に買えるわけじゃないけど。

 

那覇空港に到着。ゆいレールで市内へ移動します。

 

安里で下車。

 

歩いて7~8分ほどで今回の旅のお宿「沖縄ホテル」にやってきました。実はここ、以前から泊まってみたいと思っていたところ。創業は1941年と「沖縄最古のホテル」と言われており、最初のホテルは沖縄戦で破壊されたものの1951年には現在の場所で再開。最近ではホテルの建物が登録有形文化財に指定されたほどです。

 

ホテル敷地は表通りから奥まったところに。

 

ホテルのエントランスはこんな感じ。正面は1960年に建てられた旅館棟で、左手が1970年建築のホテル棟となります。

 

建物自体はかなり年季が入ってますが、内部は非常に綺麗。フロントもロビーもピカピカです。

 

フロント脇にはシャンプーバーが。カップが用意されているので、それに入れて部屋に持ち帰るような感じです。

 

ロビーに上階に繋がる階段がある構成、クラシックホテルでよく見ます。このあたり、そこはかとない老舗感あるなぁ。

 

予約したのはシングルルーム。一般的なビジネスホテルのシングル、といった広さなのは「時代」でしょうな。こちらもリニューアル済みで、内装は非常に綺麗です。

 

ベッドの枕元にはコンセントにUSBソケットが。ちゃんとアップデートされてる!

 

窓際にはデスクと椅子、冷蔵庫やテレビにポットなどが揃ってます。

 

クローゼットはこんな感じ。スリッパに消臭スプレーが用意されていました。

 

バスルームは一般的なユニットバス。

 

ただこちらのホテル、沖縄には珍しい?大浴場があるんです。温泉ではないですが夜中の12時まで開いていて、足を伸ばして大きな湯船でリラックスできるのはありがたいところ。

 

ホテル周囲もなかなか便利。安里駅前には24時間営業のスーパーがあります。

 

安里駅前は飲み屋街として知られる栄町市場が広がっているので、ご飯で困ることはありません。初日の夜は「栄町ステーキ」で遅い夕食としました。

 

メニューはステーキのみ!のシンプルさ。それにしても「おつまみセンべろセット」のお値打ちさが凄いな…。ドリンク3杯ってベロベロ越えないか?

 

そこまで呑む気はないのでフツーにステーキ+セットでいきます。ただビール1杯400円には抗えず…。セットのスープが肉と野菜がこれでもかと入っていて吃驚。

 

ステーキは200gにしましたが、確かに美味。ごちそうさまでした。

 

栄町市場エリア外にもいろいろと飲食店があります。こちらは2日目の晩ご飯を頂いた「安里屋すば」。

 

立ち食いですが、沖縄そばが旨いとの評価。

 

ジューシーと一緒に食しました。

 

今回は朝食付きのプランで予約。レストラン「くがにテラス」での提供です。

 

ラインアップは豊富で、沖縄料理も多数並んでいました。

 

サラダはチョップドサラダにしてくれるサービスもあったりして。なかなか面白いです。

 

ドリンクコーナーにはビールサーバーや泡盛ハイボールが置かれていますが、なんとコレ、朝から飲み放題なんですわ。いいのかそんなの。なおこのレストランは朝食営業終了後の朝10時から夜10時まではワーケーションスペースとなりますが、朝食付きプランで宿泊すると無料で利用でき,しかもこのドリンクも飲み放題という特典が付きます。ワーケーションでビール飲み放題っていいのかそれ、と言う気もしますが、あんまり気にしちゃダメだよね!

 

ちなみに1泊目朝はこんな感じで。

 

カレーに沖縄そばも食っちゃうぞ。

 

2泊目の朝のチョイス。

 

甘味系もいろいろあって、かなり満足度の高い朝食でした。

 

フロントロビー横にもラウンジスペースが。この本棚には沖縄関連の書籍が並んでいましたが、このホテルの創業者である宮里定三に関する書籍があり、これは「よろしければお持ち帰りください」とのことなのでありがたく頂きました。沖縄観光の父と言われるだけあり、沖縄の観光の歴史書みたいな本でしたよ…。戦後ホテルを再開した際は航空会社職員やビジネスマンが主な顧客。日本復帰後は戦没者慰霊が沖縄旅行の主な目的だったようで、今のような「リゾートアイランドOKINAWA」みたいになったのはその後、宮里定三等多くの人の努力によって造られたものだったワケですね。

 

1階に自販機コーナーがあり、ちょっとしたスナック類も購入可能。

 

同じエリアにはコインランドリー。5台も設置されてるのってなかなか見ない気がしますが,それだけ長期滞在とかで使われることが多いのかしら。

 

奥まったところにあるせいか、那覇市内にありながら長閑な、不思議な空気感のあるホテルでした。設備とかでいえばもっといいホテルは一杯あるだろうけど、この独特の雰囲気はおそらくここでしか味わえないもの。意外とお勧めかも。