適当に動きました。
今回、エアとホテルは確保したものの肝心の「沖縄で何やるんだ」ってのが全くの白紙でした。とりあえず、冬の沖縄といえばホエールウォッチングが定番らしいのでソレの予約は確保。あとは行き当たりばったりで考えることにしました。2日目の朝、朝食後にホテルでツアーのお迎えを待っていたら猫がいました。
何カ所か廻って朝9時頃に出発の那覇北マリーナに到着。ここで受付と説明を受けます。夏の間はアラスカやロシアのほうの北の海にいるザトウクジラが冬になると繁殖や子育てのために沖縄の方に移動してきます。そのため、冬の時期限定で沖縄周辺でホエールウォッチングができる、というわけです。今日はお天気もよく海の状態も良好。船酔いの可能性は低そうだけど酔い止め薬は飲んだ方が安心とか、海の上は風が冷たいので防寒にご注意、とか。
それではクルーザーに乗っていざ出発。今日の参加者は30名ほど、満員御礼のようでした。
出港して20分ほどで「クジラが見れそうなスポットに着いた」と停船。他にも何隻かホエールウォッチングの船が集まってきていました。どうやら今日はこの辺で目撃情報があったそうな。でもクジラなんて海の中を泳ぎ回ってるんだから「さっき見れた場所」にいてもダメなんじゃない?とか思うでしょ?それがそうでもなくて、クジラって単に「プカプカ浮いてる」状態のことが多いんだそうな。で、ほ乳類なので呼吸をする必要があるため、必ず海面に出てくるワケです。15~30分程度毎に浮かんでくるので、それを狙ってここで待ってる、という由。なおオスのザトウクジラだと浮いてるときは代々「歌ってる」そうです。繁殖期のオスだけが「歌う」ので求愛とかが目的なんじゃないかと言われているようですが、正確なところは未だに不明。一頭ごとに歌う「曲」は違っており、ワンシーズンその曲しか歌わず、次のシーズンはまた別の「曲」を歌います。「曲」にはシーズン毎の流行みたいな傾向もあったりするとか、なかなか面白い話が聞けました。
暫く待っていると遠くの方で潮を吹くのが見えました!
潜水する際の尻尾が見えた! 尻尾の模様は一頭一頭違っており、それで個体の識別が可能。もう何十年も来ている有名人?もいるそうな。
最初に見えてから20分後くらいにもう1回出てきてくれました。それから暫く待ってみましたが、20分以上出てきません。もう移動しちゃったのかも…。
と思ったら20分ほど経過した所でかなり近くに出てきてくれました。
沖縄のホエールウォッチングでは1隻が一箇所にとどまれる時間がクジラ保護のために決まっているらしく、他の船はもう帰ってしまったあと。自分たちのツアーだけがこの姿を見られました。なお当然ですが、よく旅行雑誌などで見る「豪快なジャンプをするクジラ」なんてのは滅多に見れるもんじゃないし、いつ見れるかもわからないですよ。
最後のクジラの姿を見て帰還。クルーザーにはホットコーヒーや温かいスープなどが用意されており、海の上で冷えた体に親切。酔い止めとしてキャンディーとかもありました。
帰りは送迎をホテルではなく国際通りまでにしました。
昨年3月にリニューアルオープンした第一牧志公設市場へ。インバウンドと思しき皆さんが海産物をバカスカ買ってる様子が目立ちました。ここ、1階で買ったものを2階で調理してもらうことができるんですよね。
そういう自分はフツーに2階の食堂でお昼ご飯にしました。
こちらの「さくら亭」、この「ぐるくんのから揚げ定食」が750円と結構リーズナブル。ぐるくんは沖縄の県魚とされているほどこちらではポピュラーなんですが、こんな形で食したのは初めてかも。意外と油も乗ってて旨いね。
その後は特に意味もないですが沖縄のアウトレットモール「あしびなー」まで足を伸ばしてみました。特に何も買うモノはないんだけどね。
ここから無料のシャトルバスに乗車して…。
近くの「イーアス豊崎」へ。
こちらには2020年10月、併設の「DMMかりゆし水族館」目当てに来たことがあります。タダ、当時に比べると閉店したテナントも結構あるようで若干寂しい印象も。ただお子様向けの施設が多く、賑わいはあります。
こちらのフードコートで一休み。
沖縄ぜんざいを頂きました。
イーアス豊崎には海を眺められるデッキがあります。遠くには那覇空港に着陸する飛行機の姿が。あ、そうか!
と気がついて夕刻の瀬長島へと移動してきました。
ここは夕日観賞の名所の一つ。夕日をバックに着陸する旅客機が映えてます。
この景色目当てに来てる観光客、日本人も外国人も結構いました。
3日目はちょっと遠出も考えましたが結局那覇市内をうろうろ。そういえば沖縄にも神社あったんだな、と波上宮まで来てみました。
そしたら大混雑。
考えてみればちょうど1月の初詣の時期だしな…。加えて訪日客も結構来ている様子。ここを「沖縄」として捉えれば「ここで神社に行かなくても」という感じでしょうが、「日本」としてみれば日本らしい神社くらい巡ってみたいもの。おそらく、そんな感じなんじゃないのかね?
ここ波上宮は大きな岩の上にあり、ここは古くから神聖な場所として祀られてきたことろ。周囲に広がるビーチはここが那覇中心部から歩いてこれる距離とは思えない綺麗さです。
こうしてみるとなかなか神々しい気もするなぁ。ちなみに今回泊まった「沖縄ホテル」も戦前はこの付近にあったそうです。沖縄戦で跡形もなくなったそうですが。
お昼は「対馬丸記念館」向かいの「タコス屋アミーゴ」。
「対馬丸記念館」は2022年に訪問していますが、実は波上宮のすぐ近くだったんですね、知らんかったわ。
タコライスをいただきました。
そのまま歩いて国際通り方面へ向かったのですが、途中で何か庭園らしいものを発見。「福州園」とかいうらしいです。ちょっと入ってみました。
ここは1992年に中国福建省福州市と那覇市の友好都市締結10周年を記念して開園した中国風庭園でした。その昔、福建省から移住してきた人たちがこの周辺に住んでいたことに因んでここに造られたとのこと。ちょっと休めるような場所もいくつかあって、ただのんびりするために来るってのもアリな感じです。
沖縄の国際通りエリアって裏通りに入ると途端にアジアっぽい路地が広がるのが味があっていいよねぇ。
また沖縄ぜんざいとかで一休みしたいなぁ、と見つけたのがこの居酒屋「琉球古民家」。店内からは陽が高いうちからすっかり出来上がったお客さんの歌うカラオケが響きます。ホントにここでぜんざい喰えるの?
で、出てきたのがコイツ。かなりレベル高いです。
そのまま壺屋やちむん通りのほうへ。
陶器店や工房などが並ぶ通りをぶらぶら散策です。
バスでおもりまちへ移動。ここのDFSギャラリアも冷やかしてみます。
このあたりで時間切れ。空港へと向かいましょうか。
沖縄ではホテル~空港間の手荷物搬送「エアポーター」というサービスがあります。午前11時までに申し込んでホテルに残していくと、午後4時には空港に届くというもので、料金も1100円からと割とお手頃。大きな荷物を持って歩いたり、空港に行く前にまたホテルに荷物を取りに行く無駄を考えればアリじゃないでしょうか。那覇空港での受け取り箇所が国内線と国際線のターミナルの中間地点とちょっと面倒ですが、国内線・国際線利用者とも同じくらいの労力だと考えればココしかないかも。
搭乗前に夕食。日本だと沖縄にしかないハンバーガーチェーン「A&W」です。沖縄全土で30店舗近くあるはずですが、那覇中心部だと国際通りとおもろまちにしかないので、意外と行きにくかったりします。そんなわけで、空港の支店が一番お手頃な感じかも。
A&Wといえばルートビア。独特の風味で好き嫌いが分かれる味だと思いますが、A&Wではドリンクにルートビアを頼むとお代わり自由になります。一応サイズ違いで売ってるのに飲み放題ってサイズの意味あるか?とは思うけど、アメリカのファーストフードではよく見かけるパターン。
その後に保安検査を抜けJALのサクララウンジへ入ったのですが、なんと満席。空席があるまで待つか、代わりにお食事券1000円分を貰うかどちらか、と言われました。実際に入口に列を作って待っている人もいるようなので、ここは金券をチョイス。ただ、既に夜7時過ぎだと制限エリア内の店舗の営業もかなり限定されてきており、お弁当類はほぼ売り切れ、スナック類も取り扱い終了となっているものが多数といった状況でした。お店によってはお食事券を買い物等にも充当OKだったので、お土産の買い増しで消化した次第。
なんか直前でバタバタ」しちゃいましたが、帰ります。
今度はノーマルなB737-800でした。