「いずみ」は朝6時、新門司港に到着。
ちょうど同じくして、オーシャン東九フェリーの「フェリーどうご」が入ってきました。東京から徳島経由で3日間のフェリー航路です。
阪九フェリーの泉大津航路は「ゆっくりステイ」というオプションが選べます。新門司着は朝6時なのですが、7時半まで船内での滞在が可能で、下船後も門司駅まで無料で送って貰える、というもの。6時の入港前にアナウンスなんかがガンガン入るので「ギリギリまで寝てる」というわけにもなかなかいかないのが実情ではあるんですが…。とはいえ、お風呂も入れるしレストランも営業してるし、特に先を急がないなら便利なサービスではあります。
送迎車が門司駅に着いたのは朝8時前。ちょうど駅前から門司港行きのバスが出るところだったので、そちらに乗車しました。途中、関門海峡を見下ろすようなルートもあって車窓風景が楽しめたのは想定外。
さて、こちらが修復の終わった、新装・門司港駅です。
昔は駅舎に大きな庇がついていたのですが、開業当時の姿に近づけるために撤去されたようです。そのため、以前と印象がかなり違います。
駅舎内。ピカピカです。
切符売り場付近。自動券売機が2台設置されています。他の窓口はダミーでしょうね。
玄関を入って左手に位置する旧一等・二等待合室は「みどりの窓口」と観光案内所になっています。
その対面の旧三等待合室はスターバックスになりました。
こちらで朝食にしました。
一部は壁面の内部が見れるようになっています。
昔からここにあったと思われる暖炉もそのまま。
壁面には列車のヘッドマークやSLのナンバープレートっぽい装飾。これ、よく見たらスタバのロゴ変遷を示してるんですねぇ。
改札側の旧荷物室が鉄道利用者向けの待合室になっていました。
待合室の隣の部屋は展示室になっており、門司港駅の歴史紹介や、修復工事中に出土?されたものなどを見ることが出来ます。
2階も見学できるのですが10時オープンとのことなので、九州鉄道記念館で時間を潰します。
門司港駅に戻り2階も見学。階段室も綺麗に整備されています。
この通路の右側の扉の先が「みかど食堂」です。ランチでも2千円以上から、となかなかお高めのお店ですが、今日は予約で満席とのこと。
こちらが貴賓室。駅舎のホーム側に位置しています。
こちらにも屋根裏の内部構造を見れるようになっているところがありました。
さて、そろそろ電車に乗ります。門司港駅は駅員さんの制服もレトロ調。
改札内には記念撮影コーナーがありました。
しかしまぁ、綺麗になったのはいいけど、ちょっと「綺麗になりすぎ」な気がしなくもない…。これが「門司港駅が一番輝いていた頃」の再現なので、それはそれでいいのですが、何だか「質素だけど気品ある感じだったおばあちゃんが急に目覚めて着飾っちゃった」感がなくもないです。とはいえ、やっぱり雰囲気はいいので、機会があれば是非お立ち寄りを。次は「みかど食堂」でランチでも食べたいところ。