へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

激安!「みんなの九州きっぷ」全九州版の旅、2日目。

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今日も九州の観光列車に乗ります。

 

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「ザ・ニューホテル熊本」を午前9時前にチェックアウト。

 

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熊本駅に戻ります。

 

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熊本駅前は新しい駅ビルなどの工事が大規模に行われており、かなり複雑なことになってます。昼間はまだいいのですが、夜は駅周辺はかなり寂しく暗いので、どこを通ればどこに行けるのかなど、かなり解りにくい…。

 

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今日の1本目の列車は特急「あそぼーい!」です。熊本と大分を結ぶ豊肥本線は、2016年の熊本地震で被災。途中の肥後大津阿蘇間が長らく不通だったのですが、およそ4年ぶり、この8月8日に全線復旧となりました。この車両も復旧までは九州各地を彷徨っていましたが、やっと本来の運用に戻った感じですかね。まぁ折角この豊肥線が復旧したのに、7月の豪雨で今度は肥薩線久大線が被災しちゃうのって、不運というか何というか。

 

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この車両の最大の特徴といえば、このパノラマシートでしょう。考えてみればこの「キハ183系1000番台」も本来は「長崎オランダ村」へのアクセス特急として製造されながら、「ゆふいんの森」に使われたりまた大村線に戻されたり再度久大線に入れられたりと転々とし、この「あそぼーい!」に落ち着いた、という数奇な運命を辿ってたりするんだよね。

 

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一般の客席はリクライニングシートが並びます。本日、この「あそぼーい!」は予約で満席。紀伊勝浦行ったときに前もって指定券を抑えておいてよかった…。

 

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「子供用の特急」というのがコンセプトらしく、親子連れ専用シートなんかもあったりします。

 

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このエリア、床がかさ上げされて窓が見やすいようになっており、窓側をお子様用にした転換クロスシートが設置されているんです。

 

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お子様用プレイルームなんかもあるんですが、新型コロナ対策で残念ながら使用中止になっていました。

 

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ビュッフェもあり、飲み物や軽食、オリジナルグッズなどを販売。途中からの積み込みでお弁当なども用意しています。

 

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肥後大津からはこの8月に復旧した区間。線路も真新しい感じがします。

 

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でも以前から残っている部分は草ボーボーなんだよな…。線路の草ってこのままでいいのかしら。

 

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間もなく立野駅に到着…って隣になんかスゴいヤツいません?

 

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なんとJR九州ご自慢のクルーズトレイン「ななつ星」じゃないですか!

 

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「あそぼーい!」と「ななつ星」の並び、ってなかなかゴージャス。

 

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立野駅からはスイッチバックで進みます。途中、こちらも熊本地震で被災して崩落してしまった阿蘇大橋の復旧工事が進んでいる姿を車窓から見ることができました。当初の橋の位置からは大きく変更されているようです。今年度中の開通を目指しているとのこと。

 

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阿蘇駅に到着。ここから大分までは今までも運転が続けられていた区間になります。

 

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「あそぼーい!」は大分で下車します。大分駅も高架化が完成し商業施設も整備され、随分様子が変わりました。

 

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今回使用している「みんなの九州きっぷ」、お値段が安いだけではなく特典もいろいろ付いてきます。お店での割引やサービスだけでなく、なんと博多・小倉・長崎・大分・鹿児島では駅ビルで使える500円の金券が貰えてしまうのです。全部貰ったら500円x5箇所で2500円分もゲットできるってことか…。大分でも貰っておきましたが、コチラでは主に飲食店で使えるみたいです。食事まで取る時間はないので、とりあえずキープしておくことにしました。来年3月まで有効期限あるし。

 

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30分ほどの接続で特急「ソニック」に乗り換えです。

 

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お昼ご飯は大分らしくとり天と唐揚げのお弁当を買って車内で。これで500円ちょっとって安くないですか?

 

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ソニック」は小倉で下車。

 

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普通列車に乗り換え、門司港着。

 

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昨年、修復工事を終えたばかりの門司港駅。再オープン直後に行ったときには「厚塗りのおばさん」みたいな印象でしたが、1年経って馴染んできたのか、不自然に真新しい感じは薄れてきている感じかな。

 

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時間があるので「門司港レトロ」をお散歩。

 

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このあたりの「レトロ建築」のなかで、個人的には門司港駅となりに建つこの「旧JR九州本社ビル」が一番好きなんだけどな…。いかにも典型的なアメリカンスタイルの合理的オフィスビル、って感じが痺れます。

 

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エントランスの上にレリーフがあったりするの、ニューヨークとかの古いオフィスビルっぽくて良くないですか?

 

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門司港から乗るのは、この8月から運転開始となった「かわせみやませみ91号」「いさぶろう91号」です。「かわせみやませみ」「いさぶろう・しんぺい」は肥薩線を走る観光列車ですが、7月の豪雨で普段走る路線が壊滅的な打撃を受けてしまいました。そこで、当面の間はこの車両を土日祝を中心に門司港~博多間で走らせるということになったわけです。都市圏である北九州エリアで走らせることで、被災地への復興支援に機運を高めよう、というような意図もあるらしい。

 

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この列車、普段は別々で運行している「かわせみやませみ」と「いさぶろう・しんぺい」を連結した4両編成。ただ、予約上は「かわせみやませみ」「いさぶろう・しんぺい」を別の列車として販売している、というなかなか複雑なことになってます。

 

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今回は「かわせみやませみ」のほうで席を確保しました。

 

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門司港を発車。相変わらず凝った内装だなぁ。

 

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「いさぶろう・しんぺい」車両はもっと簡素な感じに見えてしまいます。まぁ登場時期はかなり前だし、もともとは「普通列車の指定席」なんだから「この程度」なんだろうけど。

 

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ビュッフェもちゃんと営業しており、熊本の名産品なども販売。そのなかで「熊本の焼酎を4種のウチから3種選んで500円」なんてお値打ちな利き酒セットとかもあったりします。

 

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「松の泉」「球磨拳」にレアものという牛乳焼酎「牧場の夢」の3つを選択。チェイサーの水はつきますがストレートで出てきます。からし蓮根チップスををつまみに、のんびり戴きました。

 

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急遽運行が始まった列車ですが、ちゃんと道中でのお見送りもあったりして。

 

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およそ2時間かけて博多駅に到着しました。特急なのに普通列車並みの所要時間…。

 

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まだちょっと時間があるので、熊本まで新幹線に乗ります。

 

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最近なかなか乗る機会に恵まれなくなった、九州新幹線800系です。2004年に新八代鹿児島中央間が開通したときに登場した車両ですが、全線開通後は山陽新幹線から直通するN700系が主役となり、こちらは博多~鹿児島中央区間だけを走る列車に使われるだけになってしまったんですよね。

 

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6両編成で普通車だけのモノクラスですが、全席横4列のゆったりした車内。

 

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窓のブラインドが簾だったりと、かなり凝った内装なんですよね。九州内だけに閉じ込めておくのは勿体ないよなぁ。

 

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熊本まで800系を堪能したら、すぐ博多に折り返し。

 

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熊本駅、コンコースにもこんな巨大なくまモンいるのかよ…。

 

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新大阪行き「さくら」、N700系に乗車です。

 

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博多駅からはそのまま地下鉄で福岡空港へ。

 

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名古屋への帰りもフジドリームエアラインズJALとのコードシェア便を利用します。

 

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搭乗前に軽く夕食…とラーメン戴きました。あれ?考えてみたら3晩連続でラーメン喰ってないか?

 

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「博多純系豚骨」を謳うこちら「まんかい」ですが、本店は大阪なんじゃん…。まぁ旨いからいいけどさ。

 

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FDA314便/JAL4414便、ゲートは福岡空港で一番端っこの1番ゲートからの出発です。

 

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福岡空港は離陸に離陸、県営名古屋空港にもオンタイムで到着でした。