今日は海鮮をいろいろ食べます。
「ドーミーイン北見」をチェックアウトして北見駅へ向かいます。
北見駅の周囲には割と大きな商店街があります。空き家もないワケではなさそうですが、ちゃんと「商店街」として「生きてる」感じはしますね。
北見駅に戻ってきました。
ここから網走行きの普通列車に乗車です。やってきたのはなんと3両編成と、北海道のローカル列車としては異例と思える長編成…。
3両もあるのに、車内はそこそこの混雑。学生さんらしき姿も割とありました。午前8時頃の運転なので、平日は通学需要も結構あるんじゃないでしょうか。
網走湖が見えてくると…。
この列車、キハ40系2両+キハ150系1両という構成でした。キハ40系は非冷房ですがキハ150系は冷房付き。こっちに乗ってれば涼しかったのか…って別に気温が高いわけじゃないから窓開ければ問題ないけど。
ここで1時間強、次の列車までの待ち時間があるのですが、網走駅の周囲って何もない! 駅前にコンビニがあったはず…と思ったら閉店してました。実は北見で朝食を食べ損ねてたので網走で、とか思ってたんですよね。「すき家」が比較的近いところにあるくらいで、コンビニ系は歩いて10分以上行かないとなさそう。ただ、網走駅には今でも「駅弁」が残っており、駅弁などを売る売店と小さな飲食店は駅構内にあるのが救いかもしれません。
網走からは釧路行きの快速「しれとこ摩周号」に乗車。こちらは1両の単行です。座席が全部埋まって立ち席が数名出る程度とかなりの混み具合でしたが、SNSなどを見ると他の釧網本線の列車は首都圏の満員電車みたいに混んでたのもあったようです。
朝ご飯は結局、網走駅の名物駅弁「かにめし」にしました。朝からカニかよ!って感じではあるんですが、最近はこうした規模の小さな駅の駅弁はどんどん消えていってるので、頑張ってるところは買って応援、ってほうがいいような気がして。
列車は網走を出ると斜里までオホーツク海に沿って走っていきます。釧網本線でも車窓風景のハイライトともいえる区間。
およそ3時間で釧路駅に到着しました。
昼食は和商市場で勝手丼にしました。
そういえば8月にも来たなココ…。さすがに4連休ということもあって、その時よりは賑わいが感じられます。
ちょっと時間が短めなので適当に選んじゃいました。
釧路からは今来た線路を引き返し。
釧路湿原駅までやって来ました。これも釧路で次の列車までの待ち時間がかなり長かったので、ちょっと観光しようかな、と釧路駅のコインロッカーに荷物を突っ込んで来てみた次第。
釧路湿原駅は細岡展望台への最寄り駅で、夏だけの営業。こんな無人駅なので勿論コインロッカーとかはありません。駅の自販機もこの夏は販売休止の張り紙がされていました。展望台へはこの急な階段を上がっていかないといけません。
階段を上りきったところに「細岡ビジターズラウンジ」があります。ここで荷物を預かって貰えるというハナシもあるみたいですが、そもそも駅からここまで荷物を持ってくるのが一苦労だと思う。
駅から歩いて10分強、細岡展望台に到着。
そんなに広いスペースでは無いですが…。
ここからの眺めはなかなかの絶景。うーん、これは来る価値ありです。
「釧路湿原ノロッコ号」は3両の指定席となるトロッコ車両に自由席車が1両繋がっています。この自由席車ってのが割とレアもので、その昔に普通列車用の客車として製造されたものが使われています。
一部改造されていたりしますが、車内は製造当時の姿をかなり残しているんですよね、これ。「機関車に牽引される客車列車」ってのも今ではレアですし、この50系客車で現役当時の姿をここまで残して今でも走ってる車両はこれだけじゃないかな。
車窓から厚岸湾が見えてきました。
今日は厚岸駅で下車。
今夜のお宿は厚岸駅前の「ホテル五味」です。なんと1892年創業という老舗のホテル。厚岸といえば牡蛎が名産ですが、そんな牡蛎を使った牡蛎づくしの夕食を出していて、ちょっと昔から気になっていたんです。
フロントやロビーもちゃんと「ホテル」してます。会議室などもあるようで、厚岸でのシティホテル的な役割も担っているのかもしれません。
シングルルームを取りましたが、シンプルながら綺麗で快適に過ごせました。やっぱりクーラーは未設置で、そのかわり扇風機がありました。
夕食まで時間があったので周囲をお散歩。厚岸大橋も見てきました。
夕食は1階のレストランで頂きます。
今日の晩ご飯は「牡蛎づくしコース」で申し込んでおきました。お造りや(鯨の刺身があった!)鮭の塩焼きなどに加え…。
はい、大きな生牡蠣が3つも。
飲み物は厚岸限定という「オイスターブラック」を注文。なんと牡蛎エキスが入ってるらしいですよコレ。そんなモン入れたせいで分類としては「発泡酒」らしいですが、製法は普通に黒ビール。確かにお味もちゃんと芳醇さを感じる「黒ビール」でなかなか旨いです。ただ「牡蛎」な感じはそんなにしなかったような。
牡蛎料理はまだ出てきます。これは牡蛎のベーコン巻きと牡蛎フライ。
焼きガキも登場です。
ハマグリの白ワイン蒸しも出てきました。
シメはせいろ蒸しの牡蛎ご飯に花咲ガニの味噌汁でした。牡蛎ご飯が牡蛎の風味が豊かでイケました。量は多めでしたが、なんとか完食しちゃいました。
朝ご飯はわりと普通の和食でした。
朝食の際に牛乳を貰ったのですが、これが凄かったわ…。「あつけし極みるく」の名の通り、生クリームかと思うような濃厚な牛乳でございました。