へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

コミケに行ってみた話、その1:遠回りして東京へ。

世界最大の同人誌即売会と言われる「コミックマーケット」。毎年8月と12月に開催され、既に100回以上も開催されていますが、実は一度も行ったことがありませんでした。コミケと行けば二次創作のマンガとかのイメージが強いのですが、そのほかにも鉄道や航空等の趣味の同人誌など、様々なジャンルがあるので興味はあったんですが、その時期だと大抵どっか旅行に行ったりしてるからね…。今年の年末年始は長期の旅行の予定もなかったので、ちょっと行ってみようかな、と思ったワケです。

 

名鉄豊橋まで向かい、そこから飯田線へ。飯田までの特急「伊那路」を利用します。飯田線は何度も乗ってますが,特急に乗るのは初めて。

 

373系の3両編成で、1両が指定席。

 

指定席を確保するほどではありませんが、さすがに年末の帰省ラッシュに入った時期ということもあってか、割と混んでました。

 

1時間ちょっとで中部天竜に到着。各駅停車だと2時間以上かかるので、やっぱ特急は速いのな…。リニア鉄道館の前身とも言える「佐久間レールパーク」だった建物はまだ事務所として使われているようです。車両が並んでいた敷地にはアパートが建ってしまっているようですけど。

 

豊橋駅で買った駅弁で昼食。稲荷寿司でも知られる壺屋のお弁当です。

 

こういうオーソドックスな幕の内弁当もたまにはいいね。

 

おやつにはこれまた豊橋のご当地、ボンとらやの「ピレーネ」を。

 

2時間半ほどで終点、飯田に到着しました。名古屋からなら飯田まではバスの方が早くて安くて本数も多いのですが、こちらも終点まで乗る旅客が少なくなかったのは意外。まぁだからこそ1日2往復も残ってるんでしょうけど。

 

ここで次の列車まで20分ほど待ち時間がありました。

 

飯田駅の近くには以前スーパーがあったのですが2018年に閉店。コンビニも駅から離れていて不便だったのですが、その跡地に「丘の上 結いスクエア」という施設ができており、1階に食品なども扱うドラッグストアがオープンしていました。ここはなかなか便利そう。

 

ここで茅野行きの普通列車に乗車します。2ドアでオール転換クロスシートの213系がやってきました。飯田線や中央線はJR東海JR東日本の車両が相互に乗り入れているのですが、JR東日本は211系で大半がロングシート車。アレに何時間も乗らされるのはちょっと、ねぇ。

 

飯田から更に3時間,上諏訪にまでやってきました。名古屋から中央線使えば半日で着くところ,丸一日かけて来ちゃったよ。

 

今日はここで一泊。宿泊先は「RAKO 華乃井ホテル」です。諏訪湖畔に位置し、上諏訪駅からは歩くと20分以上かかる距離にありますが、駅からは予約すれば送迎してくれます。

 

「チェックイン時の説明は最小限」という予約プランで「詳しくはQRコードでウェブアクセスして確認してね!」という筈だったのですが、親切にフロントで殆ど説明してくれました。

 

このホテル、本館とパレス館の2棟に分かれており、行き来が出来るのは6階の連絡通路のみ。今回宿泊したのはパレス館だったので、いったん本館6階に上がってからパレス館に移ってエレベーターで宿泊階へ…というちょっと複雑な経路となります。

 

確保したのは諏訪湖側のシングルルーム。

 

窓から諏訪湖が眺められるお部屋です。

 

部屋に落ち着いてから早速温泉へ。温泉大浴場は6階に位置しています。露天風呂もありますが,お風呂からの眺めはちょっとイマイチかな? 浴槽も多くてのんびりできましたけど。

 

そのかわり、と言うわけではないんでしょうが、パレス館の屋上は「KOHANNO TERRACE」として解放されています。

 

諏訪湖が見渡せる、なかなかの景色が楽しめます。

 

朝食付きのプランなので夕食は自分でなんとかしないといけません。ホテル周辺には飲食店やスーパー、コンビニなどがないので、ちょっと遠出しないといけません。高島城のライトアップを眺めながら…。

 

歩くこと約15分、「テンホウ」へ。諏訪を中心に長野県下に展開するラーメン店チェーンで、地元ではソウルフード的な扱いだとか。

 

肉揚げタンタン麺、餃子にライスを注文。餃子はちょっと八角っぽい中華風の香辛料の風味が感じられるのがユニーク。タンタン麺は胡麻の風味はしっかりありますが辛さはほぼナシと、これもちょっと変わってます。「肉揚げ」は要は「パーコー」ですな。

 

翌朝、まずは温泉から。大浴場は深夜に男女の入れ替えがあります。

 

「KOHANNO TERRACE」へ上がってみました。

 

この諏訪湖と反対側の方にはこんな看板が。冬の時期はこちらから日の出が拝めるようです。

 

ちょうど日の出の時間、ご来光が拝めました。

 

朝の湖畔の景色もいいですね。

 

朝食はパレス館2階の「芙蓉」で。諏訪湖に面して大きな窓があるフロアでした。

 

バイキングスタイルの朝食が一通りのメニューが揃います。

 

朝9時の送迎バスで上諏訪駅に戻りました。

 

上諏訪駅前には2011年まで「まるみつ」というデパートがあり、館内には立派な温泉大浴場も設置されていました。今では「アーク諏訪」という施設が建っており、1階には長野のご当地スーパー「ツルヤ」が入居しています。このあたり、スーパーはここしかないのですよね。

 

では、いざ東京へ。

 

上諏訪駅のホームには足湯がありますが、ここは2002年までは普通に入浴できる「温泉」だったんですよね。以前は新宿を深夜に出発する上諏訪行きの夜行の普通列車があり、到着後にここでひとっ風呂浴びるのが定番でした。

 

ここからは新宿まで特急「あずさ」に乗車です。「あずさ」は全席指定、新宿までの特急料金はこの時期だと2千円以上しますが、JREポイントの特典で取ると1280ポイントで済んでしまうのでかなりお得。

 

上諏訪駅前の「ツルヤ」で買ったりんごバターアイスを車内で頂きながら上京です。