へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

飛行機見放題、「琉球温泉 瀬長島ホテル」に泊まってきました。

f:id:slips:20201013000611j:plain

沖縄では「琉球温泉 瀬長島ホテル」に宿泊しました。

 

f:id:slips:20201013000658j:plain

ここは那覇空港のすぐ南側にある瀬長島というところに立地。滑走路のすぐそばに建ち、離発着する飛行機が間近に見られるホテルとして知られています。この春に那覇空港は西側に新しく第2滑走路が供用開始となり、瀬長島は既存の滑走路と第2滑走路に挟まれるようなロケーションに。那覇空港を発着する航空便もまだ減らされている状況ではありますが、飛行機まみれを期待してやって来た次第。

 

f:id:slips:20201013001206j:plain

瀬長島へは那覇空港からゆいレール赤嶺駅を経由する定期路線バスが30分~1時間おきに運行されています。今回、バスは赤嶺駅から乗車しました。この赤嶺駅、私鉄も含めた際に日本最南端の鉄道駅だったりします。で、一駅隣の那覇空港駅が日本最西端。最南端と最西端を数分で移動できちゃうワケね。

 

f:id:slips:20201013001624j:plain

10分ほどで瀬長島ホテルに到着。

 

f:id:slips:20201013001731j:plain

フロントロビーは比較的こぢんまりした印象です。奥にはカフェとレストランがあります。

 

f:id:slips:20201013001842j:plain

今回はエアポートビューのツインルームを予約しました。

 

f:id:slips:20201013002847j:plain

窓側にはソファの設置されたリビングスペースが。この窓はガッチリ二重になってます。

 

f:id:slips:20201013003121j:plain

ベランダもありますが…。

 

f:id:slips:20201013003155j:plain

ここからは那覇空港が一望できます。こちらの滑走路は主に北側への離陸に使われていましたが、離陸していく旅客機のエンジン音がここまでしっかり聞こえてきます。そりゃ二重窓になってるわけだわ。

 

f:id:slips:20201013003328j:plain

バスルームは窓側に設置。ここにも空港を望める位置に大きな窓があり、飛行機を見ながら入浴、なんてのも可能です。ただ、あんまり使わないかも、ですが。

 

f:id:slips:20201013003509j:plain

洗面台もリゾートホテルの雰囲気。

 

f:id:slips:20201013003614j:plain

アメニティも充実しています。

 

f:id:slips:20201013003717j:plain

ベッドはシングルサイズが2台。ベッドボートにはきちんとコンセントもありますよ。

 

f:id:slips:20201013003853j:plain

デスクスペースもあります。

 

f:id:slips:20201013003921j:plain

お茶セットも勿論あります。

 

f:id:slips:20201013003948j:plain

このホテルの魅力の一つは温泉とプール。宿泊客は滞在中は自由に使えます。

 

f:id:slips:20201013004100j:plain

温泉は外来入浴ができますが、プールは宿泊客専用です。オーシャンビューのインフィニティプール、ってだけでもステキなんですが。

 

f:id:slips:20201013004207j:plain

プールの目の前が第2滑走路のアプローチという凄いロケーションだったりします。これもホテルのオープン当初は遮るものもないオーシャンビューだったんでしょうが、そこに滑走路を新しく作られちゃった、ってのが実情かと。

 

f:id:slips:20201013004335j:plain

ただ、そのおかげでプールからこんな風景が見られちゃうわけですよ。

 

f:id:slips:20201013004413j:plain

第2滑走路が南側からの着陸に使われると、アプローチしてくる旅客機をこんなふうに眺めることができます。

 

f:id:slips:20201013004527j:plain

プールの営業は6月から10月までのようですが、これは飛行機好きにはたまらんですよ。

 

f:id:slips:20201013004715j:plain

温泉も露天スペースからは空港や滑走路を眺めることができる位置にあります。男湯と女湯が日によって入れ替わるので、ちょっと違う角度からの眺めも楽しめます。中でも「立ち湯」が超お勧めでした。深さ120cm程度の深めの浴槽に立ったまま入るのですが、オーシャンビュー&第2滑走路ビューが楽しめる位置に設置。お湯も少し温めなので、海側に陣取ってのーんびり着陸機が来るのを温泉に浸かったまま眺められる、というサイコーなお風呂でした。

 

f:id:slips:20201013005209j:plain

プールと温泉を堪能したら、夕方の瀬長島をお散歩。ここには「ウミカジテラス」という商業施設も設置されていますが、斜面にそってオシャレなレストランやショップが並んでおり、お値段もそれほど高くありません。

 

f:id:slips:20201013005353j:plain

瀬長島は夕日の名所でもあるようで、夕方の風景もなかなか。那覇空港自衛隊基地も併設されているので自衛隊機も見ることができます。

 

f:id:slips:20201013005520j:plain

夕日は第2滑走路の向こうに沈むので、こんな景色も。

 

f:id:slips:20201013005727j:plain

ウミカジテラスやその前の公園は、この景色を見に来た人たちで賑わってました。

 

f:id:slips:20201013005820j:plain

夕食はウミカジテラスで。今回はJALダイナミックパッケージで組んだのですが、地域共通クーポンとは別にウミカジテラスで使える1000円の金券も付いてきました。で、選んだのがこちら「氾濫バーガー チムフガス」。

 

f:id:slips:20201013010042j:plain

ここの看板メニューはパティも2枚入った巨大な「氾濫バーガー」なんですが、ちょっとボリューミーすぎるかな…と日和ってチーズバーガーに。それでもこの大きさですからね…。フライドポテトとドリンクのセットもありますが、追加料金でビールも選べるので、オリオンと一緒に頂きました。

 

f:id:slips:20201013010353j:plain

食後はウミカジテラスをもうちょっとぶらぶら。結構いろいろなお店があって、巡るだけでも割と面白いです。なにか食後のデザート的なものを、と思っていたら、この「美食テラス」というお店でかき氷出してるのを発見。

 

f:id:slips:20201013010336j:plain

氷ぜんざいを頂きました。

 

f:id:slips:20201013010743j:plain

夜のウミカジテラスではこんなプロジェクションマッピングみたいなこともやってました。

 

f:id:slips:20201013010827j:plain

あとは部屋に戻って、窓から空港の景色を楽しみながらビール飲んだりしてまったり過ごしました。

 

f:id:slips:20201013010924j:plain

翌朝も良い天気。空港もよく見えます。

 

f:id:slips:20201013011012j:plain

朝食付きプランだったので、レストランへ。

 

f:id:slips:20201013011106j:plain

本来はビュッフェスタイルの提供らしいのですが、今は新型コロナ対策で和食セットメニューになっています。こんなお重で出てきたのですが…。

 

f:id:slips:20201013011231j:plain

三段に重なっているのを広げたらこのボリュームでした。

 

f:id:slips:20201013011312j:plain

追加で小さなお釜が運ばれてきましたが…。

 

f:id:slips:20201013011352j:plain

中に入っていたのはカレーでした。ご飯いくらあっても足らんやんけ。

 

f:id:slips:20201013011446j:plain

ドリンクはセルフサービス。コーヒーのほかにあったのはオレンジジュース、それにハーブティーデトックスウォーターとちょっと意識高い系っぽいラインナップでした。

 

f:id:slips:20201013011555j:plain

食後は瀬長島をちょっとお散歩。

 

f:id:slips:20201013011619j:plain

海沿いの公園からウミカジテラスとホテルを眺めた様子。

 

f:id:slips:20201013011712j:plain

チェックアウトが12時まで延長になってるプランだったので、またホテルと温泉へ。

 

f:id:slips:20201013011749j:plain

プールサイドでゴロゴロしてるとこんな景色って、なんかセントマーチンみたいだな…。

 

f:id:slips:20201013011823j:plain

もうちょっと国内線の運航が正常化すると、こういう大型機がバンバン飛んでくる姿がもっと見られるんでしょうねぇ。

 

第2滑走路が出来る前は「エアポートビュー」の部屋からは着陸する飛行機も離陸する飛行機もお部屋の窓から眺められたようなのですが、今は第2滑走路が着陸用、従来からある滑走路が離陸用として運用されることが多い様子。そのため「エアポートビュー」から目の前に着陸機を見れるチャンスは減ったようです。むしろ「オーシャンビュー」のほうが第2滑走路が見えて着陸機が楽しめるのかもしれません。ただ、第2滑走路オープンによって温泉からの眺めが飛行機好きにはたまらん状況にはなっているのはポイント高いかも。ある意味、どの部屋に泊まっても飛行機がそれなりに見える上にプールや温泉も飛行機ビューになっちゃったという、なんか「全方位で飛行機見える」という凄いホテルになっちゃった、のかもしれません。

 

f:id:slips:20201013012506j:plain

12時のチェックアウトまでじっくり滞在させていただきました。帰りもバス、ホテルの目の前にバス停があるので楽ちんでした。

 

「地域共通クーポン」奮戦記 in 沖縄。

f:id:slips:20201008230748j:plain

7月から始まった「Go To トラベル」キャンペーン。「旅行代金の35%相当の割引&15%相当の金券」というプログラムの筈が、まずは「割引のみ」からスタートしました。で、この10月から「地域共通クーポン」の付与も始まり、やっとフルスペックでの実施となったわけです。その10月の最初の週末、沖縄に行ってきました。まだ配布が始まったばかりの「地域共通クーポン」も頂いたわけですが、これがなかなか色々ありまして。

 

f:id:slips:20201008231102j:plain

土曜朝のセントレア発、JTA那覇行きで出発。

 

f:id:slips:20201008231548j:plain

お、今日の機材は「さくらジンベエ」じゃないですか。

 

f:id:slips:20201008231628j:plain

沖縄本島を南から回り込んで那覇空港へ着陸。今年の春に運用開始となった二本目滑走路も見えます。

 

f:id:slips:20201008231751j:plain

今回の旅行はJALパックでの申込みでした。「地域共通クーポン」は紙か電子クーポンでの配布なのですが、どちらを貰うかは利用者側が選べるわけではなく、旅行会社や宿泊施設の「都合」で決まります。JALパックの場合はウェブでの申込みは電子クーポンでの配布でした。指定されたサイトで指示されたデータを入力するとクーポン発行サイトにログインできますが、原則としてクーポンが使えるのは旅行出発日の午後3時以降となっています。確かに那覇空港に着いたお昼前の時点でアクセスしてみたらエラーとなりました。そういうわけで、少なくとも午後3時までは「クーポンは使えない」前提で動くことになります。まずは「ゆいレール」の那覇空港駅へ。

 

f:id:slips:20201008232259j:plain

この「ゆいレール」、ちょうど一年前に首里駅からてだこ浦西駅までが延長されています。この区間にまだ乗っていなかったので、とりあえず沖縄の鉄道の全線完乗をめざすことにしました。

 

f:id:slips:20201008232711j:plain

最前列のシートに陣取って前方を見ていると、かなりアップダウンの激しい路線であることが分かり、モノレールが選ばれた理由がなんとなく納得いきます。

 

f:id:slips:20201008232823j:plain

終点の手前には「ゆいレール」唯一となるトンネル区間がありました。

 

f:id:slips:20201008232915j:plain

那覇空港からおよそ40分、てだこ浦西に到着。これで沖縄県内の鉄道は制覇したぞ!

 

f:id:slips:20201008233121j:plain

この「てだこ浦西」駅、周囲にはホントーになーんにもありません。ただ、巨大な駐車場があるのみ。どうもこの駅、沖縄自動車道のインターに近いことからパーク&ライドやバス路線の拠点としての利便性から設置が決まったという経緯のようです。

 

f:id:slips:20201008233449j:plain

折り返して首里駅まで。

 

f:id:slips:20201008233519j:plain

ここで昼食。沖縄そばの名店「首里そば」です。目立たない一軒家って感じですが、駐車場には高級車も停まってたりと、その人気の程がうかがえる感じ。

 

f:id:slips:20201008233623j:plain

メニューは潔く「そば」中心。「煮付け」も旨そうなんですが…。

 

f:id:slips:20201008233718j:plain

やっぱり「首里そば」と「じゅうしい」で。

 

f:id:slips:20201008233914j:plain

食後は首里城公園へ。

 

f:id:slips:20201008234025j:plain

さすが観光地、「地域共通クーポン」利用可でした。ただし紙クーポンのみ。

 

f:id:slips:20201008234110j:plain

ここから先は入場券が必要です。

 

f:id:slips:20201008234133j:plain

ニュースでも報道されたとおり、首里城は昨年10月の大規模な火災により正殿など多数の建物が焼失しました。その復旧作業を進めているエリアが、今年6月から見学可能となっています。焼け落ちた遺構などが並んでいて痛々しい状態ですが、基壇の遺構なども見ることができるので、それはそれで貴重な機会かもしれません。

 

f:id:slips:20201008234839j:plain

首里城首里駅からちょっと離れており、10分以上歩きます。ちょうどここから、おもろまち方面へもバスがあるようなので、コレに乗ってみます。

 

f:id:slips:20201008234949j:plain

おもろまち駅ゆいレールに乗り換え、今日のお宿へ向かいました。午後2時過ぎに地域共通クーポン発行サイトにアクセスしてみたらクーポン発行が出来る状態。「午後3時から」といっても実際には少し早くリリースされるのかも。なお、この日はクーポンは全く使わずに終了です。

 

f:id:slips:20201008235134j:plain

翌日、ホテルをチェックアウトして最初に向かったのは国際通り。ここは沖縄へ行く観光客ならまず行くだろうというスポットの筈なのですが、日曜の昼でこの閑散っぷり。

 

f:id:slips:20201008235317j:plain

半分近い店が臨時休業でシャッターを閉めており、中には撤退したらしく「貸店舗」の掲示が出ているところも。開いているお店も閑古鳥、なんだかもの悲しくなってしまいます。

 

f:id:slips:20201008235450j:plain

お昼ご飯は「島しゃぶしゃぶNAKAMA」で。

 

f:id:slips:20201008235531j:plain

こちら、数少ない「地域共通クーポンの電子クーポンが使えて昼もやってる飲食店」でした。そもそも「Go To トラベル」に飲食店が参加するためには「Go To イート」に参加する必要があるのですが、「Go To イート」のほうが進行が遅れているので、現実問題として現時点で「Go To トラベル」に参加できる飲食店ってのは少なくなってしまう筈なんですよ。しかも、「紙クーポンしか使えない」という店舗も結構多いのがアタマの痛いところ。一応、公式サイトでマップ上での検索が可能なんですが、各店舗の詳細までチェックしないと「紙と電子のどっちが使えるのか」が解らないので、探すのはちょっと面倒です。電子クーポンも店側のオペレーションがそんなに過大って感じでも無いみたいなのに、なんで紙ばっかなんですか皆さん。

 

f:id:slips:20201009000139j:plain

まぁ6千円分も持ってるからね。どーんといきましょ、と「アグー豚と石垣牛のしゃぶしゃぶランチ」を注文。

 

f:id:slips:20201009000236j:plain

はい、イイ感じですよ。

 

f:id:slips:20201009000257j:plain

お出汁も美味。アグー豚の脂身の甘さが絶品でした。

 

f:id:slips:20201009000337j:plain

昼間っからオリオンビールもいっちゃうぞ。これで4千円ちょっと、クーポンも4千円分を消費しました。電子クーポンは自分で金額を選んでクーポンを発行、店舗レジにあるQRコードを読み込んだら決済完了、とそれ自体はそれほど手間ではありませんでした。ただ、発行できるクーポンが「1000円」「2000円」「5000円」の3種類なので、4千円使いたいときには2千円のクーポンを発行する手順を2回踏まなきゃいけないのは面倒。なお、お隣では若者のグループが同じように「地域共通クーポン」を持って来店しており「いっぱいクーポンあるから食べ放題にしようぜ!」と豪遊してました。おお、経済廻ってるな。

 

f:id:slips:20201009000733j:plain

何となく元気のない感じの国際通りで今、異彩を放ってるのがコレ。日テレ系の深夜案組「月曜から夜更かし」に登場して有名になった方のプロデュースです。バラマキ土産にもイイ感じなんですが、職場に持って行くのは悩むよね…。職場の女性陣から「嫁ニーって何ですか?」とか訊かれたくはないぞ。

 

f:id:slips:20201009001108j:plain

国際通りもちょっと奥に入ると、そこそこ賑わってるような感じ。

 

f:id:slips:20201009001142j:plain

牧志の公設市場は絶賛立て替え中。

 

f:id:slips:20201009001220j:plain

仮設の建物で営業中です。意外とこの中の店舗で「地域共通クーポン」対応のところが多かったのは少しビックリ。

 

f:id:slips:20201009001325j:plain

ちょっとレトロムードのこちらで「冷しコーヒー」にて休憩。

 

f:id:slips:20201009001407j:plain

さすが国際通り、かなり多くの店舗が「地域共通クーポン」対応となっていました。ただし飲食店はまだまだ少ないですけど…。対応店舗はそこそこあるのですが、困ったことに「紙クーポンのみ」が半分くらいある、という印象です。コンビニもファミマとか使えるんですが、これも紙クーポンのみ。コンビニとか、QR決済とか対応は難しくなさそうなのに…。国際通りにあったセブンイレブンには電子クーポン対応のところもありました。まぁお土産店なら品揃えはそこまで変わらないので、自分の持ってるクーポンが使える店に行けばいいだけかもしれんけどな。

 

f:id:slips:20201009001821j:plain

県庁北口のバス停から、イーアス沖縄豊崎へ得通バスで向かいます。本数は少ないのですが直接いけるのは便利です。

 

f:id:slips:20201009001942j:plain

このバス、なんと3列シート。何故こんなに豪華なんだ。

 

f:id:slips:20201009002021j:plain

この「イーアス沖縄豊崎」は今年オープンしたばかりのショッピングモールです。空港からも近く、沖縄では唯一のアウトレット「あしびなー」と同じエリアにあり、相互間の無料シャトルバスもあったりします。空港から帰る前に立ち寄るにはちょうどいいかも。

 

f:id:slips:20201009002212j:plain

今回ここまで来たのは隣接する「DMMかりゆし水族館」が目的。これも今年オープンした新しい施設です。沖縄といえば「美ら海水族館」が鉄板ですが、実は「美ら海水族館」って那覇から結構遠いんですよ。クルマやバスで那覇市内から1時間半~2時間はかかるので、行くなら丸一日潰れるくらい。おそらくそこに目を付けて「規模は小さいけど那覇市内から近いよ」って戦略なんじゃないのかしら。

 

f:id:slips:20201009002605j:plain

とはいえ、この「DMMかりゆし水族館」、なんとなく「イーアス沖縄豊崎」から塩対応されてるような気が…。水族館のエントランスは2階にあって、イーアスの中を通って2階に上がる必要があります。それなのにイーアスの入口辺りとかにはそうした案内が全くないんです。イーアスのウェブサイトにも水族館のことが殆ど言及されていません。リンクくらい張ってあげてよ…。

 

f:id:slips:20201009003028j:plain

入口はこちら。ここでは「地域共通クーポン」は紙も電子も利用OK。入場料は2400円なので、ここで残りの2千円分のクーポンを使いました。

 

f:id:slips:20201009003128j:plain

入場するとまずはシアターらしき場所で映像を見せられて、水族館ゾーンへ入ります。なかなか悪くない雰囲気なのですが…この水族館、水槽の所に掲示みたいなものが一切ありません。展示されている生き物の案内は専用アプリをダウンロードして見るようになっています。まぁ生き物の説明をスマホで見るくらいならいいけど、「こいつ何者?」ってのまでスマホで見て探さないといけないのは「やりすぎ」じゃないかなぁ。

 

f:id:slips:20201009003356j:plain

まぁ造りは悪くないんだけどね。

 

f:id:slips:20201009003422j:plain

他の水族館では「新型コロナ感染拡大防止のため」と中止していることが多いタッチプール、こちらでは大好評開催中でした。

 

f:id:slips:20201009003523j:plain

エスカレーターで1階に降りると小さな水槽が並ぶコーナーが。こちらも水槽には生き物の名前などの表示は一切ありません。アプリをインストールしたスマホをタッチポイントに近づけると「このあたりにいる生き物」が表示されるのですが、その水槽にどの生き物がいるのかは画像と実物を突き合わせてみるしかありません。面倒。

 

f:id:slips:20201009003747j:plain

こんな感じのところもあったりして、造りは悪くないのに。

 

f:id:slips:20201009003820j:plain

これが、この水族館で一番大きな水槽。エイやサメなどが泳いでいる姿はなかなかのもの。

 

f:id:slips:20201009003904j:plain

その水槽の反対側にはイワシトルネードやダイオウイカなどが泳ぐ姿が見えるのですが、こっちは水槽ではなくディスプレイの映像みたいです。

 

f:id:slips:20201009004046j:plain

この水族館で一番の見どころはコチラかもしれません。多数の円筒形の水槽にクラゲがプカプカ浮いています。色が変わる照明に照らされて漂うクラゲの皆さんの姿はなかなか幻想的で飽きません。

まぁ全般的には「お好きならどうぞ」って感じかしら…。ファミリーで沖縄旅行に来て、コドモに「水族館行きたい」とごねられたときに次善策としてチョイスする、みたいな使い方ですかね。

 

f:id:slips:20201009004357j:plain

空港までは路線バスが運行しています。これで戻りましょう。

 

f:id:slips:20201009004501j:plain

JALのカウンターでチェックイン。実は当初予約していた名古屋行きの最終便が需給調整のため欠航し、1便前に振替となりました。JALパックの場合、1便でも振替が発生するとタッチ&ゴーでの搭乗が全く出来なくなり、いちいちチェックインカウンターで搭乗券を貰わないとダメらしいんです。これも面倒だなぁ。

 

f:id:slips:20201009004713j:plain

ちょっと時間があるので空港にて夕食を。ターミナルビル1階の到着ロビーの片隅にある「空港食堂」です。

 

f:id:slips:20201009004810j:plain

コチラの魅力はなんといってもお手頃なお値段。このゴーヤチャンプルー定食で610円ですよ? 他にも沖縄そばなど沖縄っぽいメニューも多く、お味もなかなか悪くないので、割とお勧めです。

 

f:id:slips:20201009004946j:plain

那覇空港内はさすがに大半の店舗にて「地域共通クーポン」が利用可能なようでした。ポスターやステッカーなどもきちんと掲示されているので、使える店を見つけるのも苦労しないでしょう。ただ、こちらでもやっぱり「紙クーポンのみ」というお店はそこそこ存在しているのは要注意ですね。

 

f:id:slips:20201009005115j:plain

今度はジンベエジェットでした。

 

「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の旅、その7:札幌で一番?「JRタワーホテル日航札幌」に泊まる。

f:id:slips:20201007221034j:plain

札幌で多分いちばんイイらしいホテルで北海道最後の夜を過ごします。

 

f:id:slips:20201007221157j:plain

札幌駅に到着し、本日のお宿である「JRタワーホテル日航札幌」へ向かいます。札幌駅のJRタワー内にあるので札幌駅直結!なんですが、何故か駅構内から建物内だけを通ってホテルに行くルートがありません。一旦、東側のコンコースから南口を外に出ると、左側にホテルロビーに繋がる通路への入口があります。屋根は設置されていますが、同じ建物にあるのに屋外に出ないといけないルートしかないってのは謎だわ。

 

f:id:slips:20201007221712j:plain

通路をしばらく進むとホテルロビーへの小さな入口があります。なお、この通路にはステラプレイスのGapストアへの入口もあるので、駅コンコース側のGapストア入口から抜けてくることも出来なくはありません。まぁお店の中を大きな荷物持ってスルーする根性があれば、ですけど。ホテルのメインエントランスは駅を南北に貫く西2丁目通り沿いという位置づけなんで、こちらの入口が小さめ、みたいです。

 

f:id:slips:20201007222536j:plain

中に入ると広々としたロビーが。スタッフがすかさず近づいてきて荷物を持ちフロントへ案内してくれました。この「JRタワーホテル日航札幌」、とりあえず札幌で「いいホテル」ってんならココ出しときゃ間違いない、みたいな位置づけだったりします。2003年に札幌駅ビルであるJRタワー完成と同時にオープンしましたが「JR」と「日航」という鉄道と航空のダブルネーミングのホテルってのには当時ビックリしたものです。まぁまぁのハイクラスホテルなため、そのお値段もまぁまぁハイクラス。通常だと1泊2万円は絶対に下回らないくらいの強気のプライスタグをぶら下げていますが、そんなホテルもご時世には勝てず。シングル素泊まりで一泊1万2千円強というお値段で出ていたんです。これにGoToトラベルの割引がきくので、結局8千円を下回るお値段となりました。おそらく今後、このホテルにこんな格安で泊まれる機会は来ないだろう、と試してみた次第です。

 

f:id:slips:20201007224022j:plain

ロビーのエレベーター前には検温器が置かれ、部屋に戻るたびに検温をお願いします、とのことで新型コロナ対策もバッチリ。部屋は「広めのお部屋をご用意させて頂きました」とツインルームにアサインして貰えました。

 

f:id:slips:20201007224350j:plain

ベッドは寝心地いい感じ。サイドテーブルにきちんとコンセントがあるのも今風でいいですね。

 

f:id:slips:20201007224453j:plain

バスルーム。洗面台には消毒液まで設置されていました。

 

f:id:slips:20201007224820j:plain

アメニティ類も充実。

 

f:id:slips:20201007224852j:plain

お風呂場はバスタブと洗い場が分かれている構造でした。

 

f:id:slips:20201007224946j:plain

でも、このホテルの大きな魅力の一つはこの窓からの景色でしょう。北海道で一番高い高層ビルの22階から34階に客室が配置されています。今回は24階の部屋でしたが、それでもこの眺め。途中のビルの死角になるため「さっぽろテレビ塔」が見えないのは残念ですが。この夜景を眺めながら過ごせるだけでも結構な価値あり、な気がします。

 

f:id:slips:20201007225505j:plain

札幌駅自体が一大商業施設となっていますので、何でも揃って便利。夕飯は隣接するエスタ内の「札幌らーめん共和国」へ。

 

f:id:slips:20201007225718j:plain

駅のすぐそばというロケーションで観光客向けっぽいんですが、なかなかの名店が揃っています。この日は「らーめん空」にお邪魔しました。

 

f:id:slips:20201007225824j:plain

凄くまっとうに「美味しい」って感じの味噌ラーメンでした。ごちそうさま。

 

f:id:slips:20201007230035j:plain

食後はこちらも札幌駅にある「よつ葉ホワイトコージ」へ。

 

f:id:slips:20201007230246j:plain

頂いたのは「よつ葉の白いパフェ」。ソフトクリームとホイップクリームだけ、という潔いシンプルさ。ミルクの美味しさがダイレクトに楽しめるコレがココでは優勝、って感じだなぁやっぱり。

 

f:id:slips:20201007230616j:plain

札幌駅は大抵のものが揃って便利。コンビニも西コンコース側にセブンイレブンがあるのは知ってましたが、東側のパセオのほうにセイコーマートもあったんですね。ちょっとしたおつまみ的な物も大丸のデパ地下やエスタの食品街などでいくらでも手に入ります。夜はそのへんの戦利品を持ち帰って部屋で晩酌しました。

 

f:id:slips:20201007231242j:plain

翌朝。明るいときの窓からの眺めもなかなかです。

 

f:id:slips:20201007231614j:plain

ホテルは素泊まりなので朝ご飯を食べに行きます。札幌から電車で一駅、桑園駅へ。

 

f:id:slips:20201007231826j:plain

ここからJRバスに乗り換え。周遊パスはJR北海道の鉄道だけでなく、JR北海道バスの路線も乗車可能。このバスもパスで乗ってます。

 

f:id:slips:20201007231955j:plain

やってきたのは札幌場外市場。札幌で市場といえば二条市場が有名ですが、こちらの方がより「地元民向け」だと言われています。とはいえ、やっぱり品揃えは観光客を意識した感じかな。値段はちょっと安そうだけど…。

 

f:id:slips:20201007232201j:plain

札幌場外市場のエリアから少し外れたところに「さっぽろ朝市」があります。こちらはより「地元民の台所」といった感じ。扱っているものも普段使いっぽい商品が多いようです。お土産にしてもいいようなものも沢山売ってるけどね。

 

f:id:slips:20201007232430j:plain

この中にお店を構える「丼兵衛」が今日のお目当てのお店。リーズナブルな値段で海鮮丼が食べられるんだとか。

 

f:id:slips:20201007232611j:plain

メニューは見事なまでに海鮮丼オンリー。

 

f:id:slips:20201007232721j:plain

一番お安い「海鮮ばらチラシ」は数量限定で今日は品切れ。一番ベーシックな「海鮮丼」にしてみましたが、この内容で1000円ちょっと。やっぱりお値打ちですねぇ。

 

f:id:slips:20201007232839j:plain

帰りもJRバスで桑園駅まで向かいます。ホントに札幌場外市場のエリアのど真ん中にバス停があるんですよ。

 

f:id:slips:20201007232929j:plain

バスは札幌駅行きなのでそのまま乗っていてもホテルに帰れますが、戻りも桑園駅から電車に乗りました。桑園駅前には大きめのイオンがあって、北海道ならではのお店もテナントとして結構入っています。朝9時から開いているのでお土産漁りにも便利でした。札幌駅近くって「スーパーマーケット」がないのよね。

 

f:id:slips:20201007233251j:plain

朝10時前にホテルをチェックアウトします。

 

f:id:slips:20201007233339j:plain

快速「エアポート」で新千歳空港へ。

 

f:id:slips:20201007233441j:plain

4連休明けの平日ですが、以前に比べると空港の利用者の数も少し増えてきたような気がします。

 

f:id:slips:20201007233605j:plain

新千歳11:30発のJAL便で名古屋へ帰ります。実は当初はこの前、8:50発のJAL名古屋行き始発を予約していたのですが、利用者が少ないという理由で結構となったため、この便に振替となりました。当初は午前中だけ有給とって午後から出勤のつもりだったのですが、この便で名古屋に帰っても職場に出ればもう夕方、というわけで終日お休みを取ることになりました。どうせ終日休みにするなら、もっと遅い便に変更してもよかったんだよなぁ…。

 

f:id:slips:20201007233907j:plain

機材はお馴染み、B737-800。ホント、コレばっか乗ってるな。

 

f:id:slips:20201007233952j:plain

セントレアには定刻到着。久々の長期?旅行でした。

「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の旅、その6:最後?のリゾート列車「ノースレインボーエクスプレス」乗車。

f:id:slips:20201006231905j:plain

もうすぐ引退だと思います。

 

f:id:slips:20201006231953j:plain

ホテルをチェックアウトして厚岸駅へ…ってすぐ目の前ですが。

 

f:id:slips:20201006232213j:plain

まずは根室行き普通列車に乗車します。JR北海道では「北海道命名150年」に合わせ、4両のキハ40をイベント列車風に改造しました。

 

https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2018/180215-8.pdf

 

「北海道の恵み」シリーズと名付けられたうちの一両「森の恵み号」が花咲線に期間限定で運用されているとのことで、乗ってみようと思ったワケです。

 

f:id:slips:20201006232809j:plain

2両編成のうち1両が「森の恵み号」。通常の列車に増結、という形のようです。

 

f:id:slips:20201006232922j:plain

車内は何故か座席のヘッドレスト付近が木張りになっています。あと各席のボックスにはテーブルも設置。

 

f:id:slips:20201006233031j:plain

厚岸から先はしばらくの間、花咲線の中でも車窓風景がいい区間となります。列車も景勝ポイントでは速度を落とすなどのサービスをしていました。

 

f:id:slips:20201006233210j:plain

厚岸から2駅の茶内で下車。茶内駅のある浜中町は漫画家モンキー・パンチの出身地ということもあり、ルパン三世のキャラクターで飾られています。花咲線にはルパン三世のラッピングトレインも走ってるよ。

 

f:id:slips:20201006233525j:plain

ここで対向列車としてやってきた釧路行きに乗車して折り返します。

 

f:id:slips:20201006233617j:plain

この列車も随所随所の景観ポイントで徐行しながら厚岸まで進みます。

 

f:id:slips:20201006233707j:plain

浜では昆布を干している姿も見えたりして、なんだか長閑。

 

f:id:slips:20201006233826j:plain

釧路駅では、札幌行きの特急「おおぞら」に乗り換えます。

 

f:id:slips:20201006233907j:plain

自由席にしましたが、ほぼ座席が埋まる程度と比較的混んでました。

 

f:id:slips:20201006234031j:plain

今日は新得まで乗車です。

 

f:id:slips:20201006234104j:plain

新得駅は割と大きく立派な印象ですが、スキー全盛期にはサホロなど周囲のスキー場へのアクセス拠点だったワケだしね。

 

f:id:slips:20201006234157j:plain

ここから乗るのはバス。根室本線新得から東鹿越までの区間は2016年8月の豪雨により被災、それ以来ずっと不通が続きバス代行になっています。莫大な費用をかけて復旧させるほどの利用者もない区間なため、新得富良野間まるごと廃止の方向で進みそうな雰囲気。不通前には滝川~釧路に「日本最長(走行時間が)の鈍行」が走ってたりしたのにねぇ。

 

f:id:slips:20201006234945j:plain

駅舎内の発車案内板にも代行バスが表示されていました。

 

f:id:slips:20201006235033j:plain

4連休だし周遊パスもあるし…ということなのか、代行バスを待つ長蛇の列ができてしまいました。いつもこんなに乗ってれば復旧してたはずだよね。

 

f:id:slips:20201006235303j:plain

新得から東鹿越まで、その間には2駅しかありませんが、距離は40km以上と結構あります。そのためか、代行バスは観光バスタイプの車両がやってきました。

 

f:id:slips:20201006235636j:plain

バスは国道38号を狩勝峠に向けて登っていきます。途中、十勝サホロリゾートを経由しますが、このホテルへの無料送迎バスを兼ねているようです。

 

f:id:slips:20201007000033j:plain

峠を越えて落合駅前に到着。

 

f:id:slips:20201007000141j:plain

次は幾寅駅…ですが駅名の看板は「幌舞駅」になってますね。

 

f:id:slips:20201007000428j:plain

ここは高倉健主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地として知られ、撮影当時のセットなどがいまだに残されています。駅舎の看板も撮影当時に変えられたもの。1999年の公開ですから、もう20年以上前なんだよな…。それなのにまだ「ロケ地」として訪れる人がいるってのは結構凄いのでは。まぁあの映画、高倉健も凄いんですが当時は19才で人気絶頂のアイドルだった広末涼子も凄かったのよね。

 

f:id:slips:20201007000824j:plain

およそ1時間バスに揺られ、代行区間の終点である東鹿越駅に到着です。

 

f:id:slips:20201007001027j:plain

ここからは列車の旅に戻ります。滝川行きの普通列車へ接続です。

 

f:id:slips:20201007001221j:plain

今回は富良野で下車します。

 

f:id:slips:20201007001338j:plain

富良野駅の改札前には、なんだか懐かしい「あいつ」が…。これ、JR北海道のキャラクター「モジャくん」じゃないっすか!ご無沙汰っす! JR発足から暫くは、北海道のいろんな見かけていましたが、最近がその姿があまり見当たらなくなっていたような…。

 

f:id:slips:20201007001617j:plain

ここで次の列車まで1時間ほどの待ち時間があるのですが、富良野って駅の周囲に何か見るところがあるわけでもないのよね。

 

f:id:slips:20201007001759j:plain

…と思ったら、ちょうど旭川行きのトロッコ列車が発車するところ。「富良野・美瑛ノロッコ6号」です。この列車には自由席の設定もあるし、中富良野まで行ってすぐ折り返せば予定の列車に間に合います。

 

f:id:slips:20201007002132j:plain

富良野駅でぼーっとしてても仕方ないし、乗っちゃうことにしましょう。

 

f:id:slips:20201007002206j:plain

富良野・美瑛ノロッコ号」はトロッコ車両による3両編成。「釧路湿原ノロッコ号」と違って、こちらは自由席もトロッコ車両に割り当てられています。

 

f:id:slips:20201007002419j:plain

富良野や美瑛っぽい車窓風景は、どちらかというと中富良野よりも北側から広がっていく感じです。とはいえ、富良野のあたりもまぁまぁ北海道っぽい風景ではあったりするのですけどね。

 

f:id:slips:20201007002645j:plain

20分ほど、のんびりとした列車の旅を楽しんだら中富良野に到着です。

 

f:id:slips:20201007002742j:plain

ここにやってくる対向列車で富良野へとんぼ返りです。

 

f:id:slips:20201007002826j:plain

駅のホームにはちょっとファンシーな看板が。なんか昭和な香り…。

 

f:id:slips:20201007002937j:plain

折り返し列車はごく普通の普通列車。往路はのんびり20分でしたが、戻りは10分で富良野に到着です。

 

f:id:slips:20201007003146j:plain

富良野から乗車するのは札幌行きの臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス4号」です。

 

f:id:slips:20201007003341j:plain

この列車に投入されるのは「ノースレインボーエクスレス」。JR北海道が「リゾート列車」として製造した車両の最後の「生き残り」です。国鉄時代に製造された「アルファコンチネンタルエクスプレス」「フラノエクスプレス」から始まり、JR化後の「トマムサホロエクスプレス」「ニセコエクスプレス」「クリスタルエクスプレス トマム & サホロ」とありましたが、どれも既に引退し、今でも残るのはこれだけになりました。「ノースレインボーエクスプレス」も登場は1992年と、そろそろ30年近くになります。置き換え用として新たに「普段は定期列車に使える観光列車」としてキハ261系5000番台が登場しましたので、この列車も恐らく引退間近なんじゃないでしょうか。

 

f:id:slips:20201007005047j:plain

この列車、思いっきり観光目的に振り切っており、座席は全て視点をかさ上げしたハイデッカースタイルになっています。時代が時代だけに「バリアフリー?なにそれおいしいの?」って設計です。

 

f:id:slips:20201007005308j:plain

車内は天窓もあり眺望は抜群。ただ、そのかわりに天井の荷物棚が無茶苦茶小さくなっちゃってますが。

 

f:id:slips:20201007005748j:plain

先頭車からは運転席越しに前面展望も楽しめます。JR北海道のリゾート列車って大抵こんな感じでしたよね。

 

f:id:slips:20201007005930j:plain

富良野から約2時間、すっかり暗くなった札幌駅に到着しました。

 

f:id:slips:20201007010009j:plain

このユニークなスタイルを見られる機会も、もうないかもしれないなぁ。

 

f:id:slips:20201007010051j:plain

5両のうち1両が2階建て構造になってるのも、この「ノースレインボーエクスプレス」の特徴。

 

f:id:slips:20201007010131j:plain

2階は普通に客室ですが、1階はフリースペースになっています。昔はここで車内販売とかもあったりしました。新しく登場するJR北海道の「観光列車」も、5両のうち1両はフリースペースになっています。こういうコンセプトは受け継がれるんですねぇ。

 

「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の旅、その5:厚岸で牡蛎三昧。

f:id:slips:20201005233539j:plain

今日は海鮮をいろいろ食べます。

 

f:id:slips:20201005233639j:plain

「ドーミーイン北見」をチェックアウトして北見駅へ向かいます。

 

f:id:slips:20201005233725j:plain

北見駅の周囲には割と大きな商店街があります。空き家もないワケではなさそうですが、ちゃんと「商店街」として「生きてる」感じはしますね。

 

f:id:slips:20201005233848j:plain

北見駅に戻ってきました。

 

f:id:slips:20201005234015j:plain

ここから網走行きの普通列車に乗車です。やってきたのはなんと3両編成と、北海道のローカル列車としては異例と思える長編成…。

 

f:id:slips:20201005234131j:plain

3両もあるのに、車内はそこそこの混雑。学生さんらしき姿も割とありました。午前8時頃の運転なので、平日は通学需要も結構あるんじゃないでしょうか。

 

f:id:slips:20201005234306j:plain

網走湖が見えてくると…。

 

f:id:slips:20201005234354j:plain

この列車、キハ40系2両+キハ150系1両という構成でした。キハ40系は非冷房ですがキハ150系は冷房付き。こっちに乗ってれば涼しかったのか…って別に気温が高いわけじゃないから窓開ければ問題ないけど。

 

f:id:slips:20201005234712j:plain

ここで1時間強、次の列車までの待ち時間があるのですが、網走駅の周囲って何もない! 駅前にコンビニがあったはず…と思ったら閉店してました。実は北見で朝食を食べ損ねてたので網走で、とか思ってたんですよね。「すき家」が比較的近いところにあるくらいで、コンビニ系は歩いて10分以上行かないとなさそう。ただ、網走駅には今でも「駅弁」が残っており、駅弁などを売る売店と小さな飲食店は駅構内にあるのが救いかもしれません。

 

f:id:slips:20201005235056j:plain

網走からは釧路行きの快速「しれとこ摩周号」に乗車。こちらは1両の単行です。座席が全部埋まって立ち席が数名出る程度とかなりの混み具合でしたが、SNSなどを見ると他の釧網本線の列車は首都圏の満員電車みたいに混んでたのもあったようです。

 

f:id:slips:20201005235342j:plain

朝ご飯は結局、網走駅の名物駅弁「かにめし」にしました。朝からカニかよ!って感じではあるんですが、最近はこうした規模の小さな駅の駅弁はどんどん消えていってるので、頑張ってるところは買って応援、ってほうがいいような気がして。

 

f:id:slips:20201005235522j:plain

列車は網走を出ると斜里までオホーツク海に沿って走っていきます。釧網本線でも車窓風景のハイライトともいえる区間

 

f:id:slips:20201005235728j:plain

およそ3時間で釧路駅に到着しました。

 

f:id:slips:20201005235826j:plain

昼食は和商市場で勝手丼にしました。

 

f:id:slips:20201005235903j:plain

そういえば8月にも来たなココ…。さすがに4連休ということもあって、その時よりは賑わいが感じられます。

 

f:id:slips:20201006000017j:plain

ちょっと時間が短めなので適当に選んじゃいました。

 

f:id:slips:20201006000241j:plain

釧路からは今来た線路を引き返し。

 

f:id:slips:20201006000349j:plain

釧路湿原駅までやって来ました。これも釧路で次の列車までの待ち時間がかなり長かったので、ちょっと観光しようかな、と釧路駅のコインロッカーに荷物を突っ込んで来てみた次第。

 

f:id:slips:20201006000608j:plain

釧路湿原駅は細岡展望台への最寄り駅で、夏だけの営業。こんな無人駅なので勿論コインロッカーとかはありません。駅の自販機もこの夏は販売休止の張り紙がされていました。展望台へはこの急な階段を上がっていかないといけません。

 

f:id:slips:20201006000835j:plain

階段を上りきったところに「細岡ビジターズラウンジ」があります。ここで荷物を預かって貰えるというハナシもあるみたいですが、そもそも駅からここまで荷物を持ってくるのが一苦労だと思う。

 

f:id:slips:20201006001042j:plain

駅から歩いて10分強、細岡展望台に到着。

 

f:id:slips:20201006001114j:plain

そんなに広いスペースでは無いですが…。

 

f:id:slips:20201006001139j:plain

ここからの眺めはなかなかの絶景。うーん、これは来る価値ありです。

 

f:id:slips:20201006001229j:plain

釧路までは「釧路湿原ノロッコ号」に乗ります。

 

f:id:slips:20201006001341j:plain

釧路湿原ノロッコ号」は3両の指定席となるトロッコ車両に自由席車が1両繋がっています。この自由席車ってのが割とレアもので、その昔に普通列車用の客車として製造されたものが使われています。

 

f:id:slips:20201006001619j:plain

一部改造されていたりしますが、車内は製造当時の姿をかなり残しているんですよね、これ。「機関車に牽引される客車列車」ってのも今ではレアですし、この50系客車で現役当時の姿をここまで残して今でも走ってる車両はこれだけじゃないかな。

 

f:id:slips:20201006001802j:plain

今度は根室行きの普通列車に乗ります。

 

f:id:slips:20201006001846j:plain

車窓から厚岸湾が見えてきました。

 

f:id:slips:20201006001937j:plain

今日は厚岸駅で下車。

 

f:id:slips:20201006002010j:plain

今夜のお宿は厚岸駅前の「ホテル五味」です。なんと1892年創業という老舗のホテル。厚岸といえば牡蛎が名産ですが、そんな牡蛎を使った牡蛎づくしの夕食を出していて、ちょっと昔から気になっていたんです。

 

f:id:slips:20201006002252j:plain

フロントやロビーもちゃんと「ホテル」してます。会議室などもあるようで、厚岸でのシティホテル的な役割も担っているのかもしれません。

 

f:id:slips:20201006002359j:plain

シングルルームを取りましたが、シンプルながら綺麗で快適に過ごせました。やっぱりクーラーは未設置で、そのかわり扇風機がありました。

 

f:id:slips:20201006002457j:plain

夕食まで時間があったので周囲をお散歩。厚岸大橋も見てきました。

 

f:id:slips:20201006002538j:plain

夕食は1階のレストランで頂きます。

 

f:id:slips:20201006002610j:plain

今日の晩ご飯は「牡蛎づくしコース」で申し込んでおきました。お造りや(鯨の刺身があった!)鮭の塩焼きなどに加え…。

 

f:id:slips:20201006002729j:plain

はい、大きな生牡蠣が3つも。

 

f:id:slips:20201006002754j:plain

飲み物は厚岸限定という「オイスターブラック」を注文。なんと牡蛎エキスが入ってるらしいですよコレ。そんなモン入れたせいで分類としては「発泡酒」らしいですが、製法は普通に黒ビール。確かにお味もちゃんと芳醇さを感じる「黒ビール」でなかなか旨いです。ただ「牡蛎」な感じはそんなにしなかったような。

 

f:id:slips:20201006003144j:plain

牡蛎料理はまだ出てきます。これは牡蛎のベーコン巻きと牡蛎フライ。

 

f:id:slips:20201006003223j:plain

焼きガキも登場です。

 

f:id:slips:20201006003244j:plain

ハマグリの白ワイン蒸しも出てきました。

 

f:id:slips:20201006003310j:plain

シメはせいろ蒸しの牡蛎ご飯に花咲ガニの味噌汁でした。牡蛎ご飯が牡蛎の風味が豊かでイケました。量は多めでしたが、なんとか完食しちゃいました。

 

f:id:slips:20201006003445j:plain

朝ご飯はわりと普通の和食でした。

 

f:id:slips:20201006003512j:plain

朝食の際に牛乳を貰ったのですが、これが凄かったわ…。「あつけし極みるく」の名の通り、生クリームかと思うような濃厚な牛乳でございました。

「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の旅、その4:今日は「うにく」の日。

f:id:slips:20201002235544j:plain

今日は雲丹と肉を喰います。

 

f:id:slips:20201002235746j:plain

バスで一旦、稚内駅まで戻ってきました。ここは「道の駅」「鉄道の駅」「バスターミナル」が一体となっている上に映画館もあるという、なかなか珍しい施設。

 

f:id:slips:20201002235926j:plain

宗谷バスの待合室の中に、比較的大きめなのに1回200円とお安いコインロッカーを発見。こちらに荷物を預けてしまいましょう。

 

f:id:slips:20201003000012j:plain

なお、JRの改札近くにもコインロッカーがあります。こちらも一番小さいサイズで200円、一番大きなサイズでも500円と価格設定がお安めになっています。

 

f:id:slips:20201003000245j:plain

稚内駅前から宗谷岬までのバスを待つ長蛇の列を横目に、こちらはノシャップ岬を目指します。バスで10分ほどの距離のうえ、20分毎の運行だったりと高頻度で行きやすいんですよね。

 

f:id:slips:20201003000507j:plain

こちらは最北端とかではないですが、ぼちぼち観光客の姿も。

 

f:id:slips:20201003000554j:plain

ノシャップ岬には「ノシャップ寒流水族館」と「稚内市青少年科学館」があります。

 

f:id:slips:20201003000835j:plain

水族館は入るといきなりタラバガニと毛ガニがお出迎え、ってのが北海道らしい…のかな? 南国の魚の展示なんかもありますが、そりゃ地元の人向けであれば、そういう魚がいた方が楽しいよね。

 

f:id:slips:20201003001004j:plain

小さな水族館ですが、意外と見応えがあるのがこの回遊水槽。北の海の魚を中心に円形の水槽をぐるぐる泳ぐ姿はなかなかの迫力です。

 

f:id:slips:20201003001131j:plain

屋外にはペンギンとアザラシが。ちょうど、ペンギンの餌付けが始まりました。

 

f:id:slips:20201003001309j:plain

続いてアザラシのショー。微妙に言うことを聞いてくれない感じのユルさがイイです。

 

f:id:slips:20201003001429j:plain

同じ敷地内の「稚内市青少年科学館」。手荷物預かりは休止中ですか…。実は宿から駅まではノシャップを通るので、ここでバスを途中下車することも考えていたんです。でも荷物の行き場がなかったわけですね。

 

f:id:slips:20201003001616j:plain

こちらの見どころは南極関連の展示コーナー。

 

f:id:slips:20201003001833j:plain

越冬隊の住居モデルがあったり。全般的に雑多な感じですが資料の点数は多く、正直「こんな最果ての地においといていいの?」と思うようなものも。

 

f:id:slips:20201003002000j:plain

樺太犬「タロ」「ジロ」に関する展示も豊富です。南極に置き去りにされて奇跡的に生存していた「タロ」「ジロ」は映画になるほど有名ですが、ここ稚内生まれで訓練も稚内で行われ、当地と縁が深いんですね。当時の新聞記事のコピーなどを多数あり、大きな話題だったことが伺えます。

 

f:id:slips:20201003002628j:plain

ここの南極関連の展示、これだけじゃありません。エントランスからメインエリアと逆に案内する矢印に沿って建物裏手に出ると…。

 

f:id:slips:20201003002730j:plain

「南極越冬隊資料展示コーナー」と表示された別棟があります。

 

f:id:slips:20201003002824j:plain

中には別の越冬隊住居や雪上車などが。ここにも越冬隊に関する新聞記事コピーなどが膨大に展示されています。

 

f:id:slips:20201003002925j:plain

その中でもちょっと驚くのは、最初の越冬隊の住居が展示されていること。国立科学博物館での特別展でも展示されていたものらしいのですが、こんな扱いでいいモノなんだろうか…貴重そうだけどな…。

 

f:id:slips:20201003003101j:plain

ちょっと早めの昼食はこちら「樺太食堂」で。「無敵の生うに丼」の看板どおり、ウニ丼で人気のお店です。北海道で昔から人気の飲食店で「ありがち」なのが「北海道ツーリングのライダーの間で口コミで広まる」ってのがあるんですが、こちらもそのタイプのお店のようです。

 

f:id:slips:20201003003400j:plain

店内にはお客さんが書いた色紙?がびっしり。中には外国人観光客が書いたと思われるものも割とありました。

 

f:id:slips:20201003003457j:plain

メニューは基本「ウニ丼」オンリーの潔さ。なんせこのお店、ウニ漁の時期しか開いてないくらいですから。今年も9月末頃までの営業予定でした。

 

f:id:slips:20201003003541j:plain

せっかく来たんだし、と看板商品?の「うにだけうに丼」をチョイス。「うにだけ」といいながら「イクラ」「カニ」「ホタテ」のうち一品を選んでトッピングできます。独特の製法でプチプチ感が強いというイクラ載せてもらいました。まぁウニは旨いのはいうまでもないことですわな。これだけ猛烈にウニ載せて貰えれば満足です。あと、スプーン付いてくるのはウニもイクラも食べやすいので地味に嬉しいかも。

 

f:id:slips:20201003004024j:plain

バスで稚内駅に戻り、暫く周囲を散策。北防波堤ドームはある意味、稚内のアイコンみたいな感じですよね。昔はここまで線路が延びており、この桟橋から樺太行きの連絡船が出ていました。

 

f:id:slips:20201003004156j:plain

駅周辺の案内図。「道の駅」って、そもそもココって「駅」だよねぇ。

 

f:id:slips:20201003004245j:plain

では稚内から移動です。旭川行きの特急「サロベツ」に乗車します。

 

f:id:slips:20201003004327j:plain

車両は昨日と同じく261系の4両編成。結構な混み具合で7割は載ってるんじゃないかな、という印象。

 

f:id:slips:20201003004440j:plain

4時間ほどかけて旭川に到着です。北海道でかいな…。

 

f:id:slips:20201003004559j:plain

旭川駅では網走行きの特急「大雪」に乗り換えます。

 

f:id:slips:20201003004635j:plain

ホームには売店はありませんが、セブン・イレブンの自販機とかありました。こんなのあるの?

 

f:id:slips:20201003004711j:plain

特急「大雪」は183系の4両編成です。

 

f:id:slips:20201003004740j:plain

4両のうち1両はグリーン車。以前は札幌~函館の特急「北斗」で主に使われていた、ハイデッカースタイルの車両です。

 

f:id:slips:20201003004846j:plain

床面が高いので視点も高く、座席もリニューアルして居心地よさそうですが、あんまり利用率は高くなさそう。

 

f:id:slips:20201003004950j:plain

この列車も指定席を確保しましたが…。シートはこの183系登場時のオリジナルスタイルを保っているタイプ。

 

f:id:slips:20201003005021j:plain

指定席車にあたる1号車はこんな感じで「プチ展望席」みたいになっているんですよね。最前列は埋まっていて3列目くらいにしましたが、それでも一応パノラマっぽい景色は楽しめました。

 

f:id:slips:20201003005220j:plain

なお3両の普通車、全部シートが違ってます。こちらは新タイプの指定席車用ですね。

 

f:id:slips:20201003005304j:plain

もう一両は自由席向けのリニューアル車。指定席に比べるとヘッドレストが固定式など若干簡素になってるんですよね。

 

f:id:slips:20201003005420j:plain

夜8時前、北見駅で下車します。北見で一泊するのは初めてなのですが、さすが道東の主要都市の一つだけあって想像以上に規模の大きな街でした。駅前には全国チェーンのビジネスホテルが多数建ち並び、商業都市としての側面の強さを感じさせます。

 

f:id:slips:20201003005645j:plain

今夜のお宿は「ドーミーイン北見」です。Yahoo!トラベルで手配して元値4990円のところ、ポイント還元やGoToトラベル適用で3000円ちょっとのお値段になりました。まぁドーミーインで一泊5000円くらいまで下がってるって現実がツラい感じもするけどね…。

 

f:id:slips:20201003010037j:plain

チェックインの際にフロントで「北見焼肉ミートクーポン」を購入しました。

 

kitami-meatcoupon.info

 

実は北見って「焼肉」が有名なんだそうで。で、北見市内のホテル宿泊者限定で買える「北見焼肉ミートクーポン」を2000円で買って市内の焼肉店に行くとお得なセットを食べられる、というナイスな企画が行われているんです。

 

f:id:slips:20201003010542j:plain

今回クーポン持ってお邪魔したのはホテルすぐそばの「四条ホルモン」。ミートクーポンのウェブサイトにも「予約推奨」とあったので事前に連絡しておきました。この日は既に予約がほぼ一杯だったようですが「空きが出たら連絡します」とのこと。で、ちょうどホテルにチェックインして部屋に落ち着いた頃にタイミングよくお呼び出し頂きました。お店では「既に一杯」と断られていたお客さんも見かけたので、予約は必須っぽい。

 

f:id:slips:20201003010904j:plain

席に着いたらまずビール。これはセットに含まれるものです。

 

f:id:slips:20201003010935j:plain

程なく七輪が運ばれてきました。

 

f:id:slips:20201003011037j:plain

お野菜はモヤシとキャベツのナムル、キムチ。これもセットの一部です。

 

f:id:slips:20201003011117j:plain

はいお肉キター。牛サガリ、シンタン、豚ホルモン、とりトロ、トントロ、生ラムロースジンギスカンとバラエティに富んだラインナップが並びます。これだけ喰えて2000円ってお値打ちすぎでしょコレ。

 

f:id:slips:20201003011322j:plain

北見焼肉の「基本」という豚ホルモンから焼いて頂きましょう。北見焼肉のもう一つの特徴は「下味が付いてない」こと。全部が味付けナシで出てきて、焼いたあとにタレに付けて食すのが北見流。

 

f:id:slips:20201003011453j:plain

ビール一杯じゃ足りないのでドリンク追加! 北見名産のハッカを使った「北見角ハイボール」、ハッカの爽やかな風味が焼肉に合うね。なお、加えてご飯かシャーベットを選べますが、ここはご飯を選んで肉オンザライスも堪能しました。どうもこの企画、出張に来るビジネスマン狙いなんじゃないでしょうかね。他の焼肉店のセット内容もお一人様が少しずつ楽しむには最適、といった感じの構成です。いくら「名物」で旅先とはいえ、なかなか「ひとり焼肉」はハードルが高いもの。こんな感じで「一人でもオッケー」的なサインが出てると行きやすいでしょうね。

 

「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の旅、その3:何故か混んでた稚内、「和風ペンション富士門」に宿泊。

f:id:slips:20201002000705j:plain

北海道3日目、今日は稚内を目指します。

 

f:id:slips:20201002000820j:plain

ホテルからのんびり歩いて小樽駅まで。

 

f:id:slips:20201002000852j:plain

快速「エアポート」に乗車し、札幌まで。721系って基本的には「エアポート」の運用からはかなり外されてる印象なんですが、今回は結構コレに当たってるな。

 

f:id:slips:20201002001146j:plain

札幌では旭川行きの特急「ライラック」に乗り換えます。

 

f:id:slips:20201002001227j:plain

「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」では特急の自由席まで乗り放題なのですが、これに加えて4回まで指定席を利用することができます。そのカードの1枚をココで切りました。

 

f:id:slips:20201002001627j:plain

この列車に充当されているのは789系、その昔は津軽海峡線の特急に使われていたモノの筈。指定席をとった1号車はグリーン車と普通車の合造車ですが、ここには普通車にも壁面にコンセントがあるのがポイント高い。

 

f:id:slips:20201002002125j:plain

旭川駅に到着。

 

f:id:slips:20201002002151j:plain

ここで、隣のホームに停車している特急「サロベツ」に乗り換えです。暫く前までは札幌から稚内を直行で結ぶ特急「宗谷」が一日3往復運転されていたのですが、車両不足により札幌からの直通は1往復のみに削減され、2往復が旭川稚内間の特急「サロベツ」となりました。そのかわり、ダイヤは札幌方面との接続が考慮され、特急料金も通算するルールに。周遊パスで指定席を取る際も、「ライラック」と「サロベツ」の2列車分の指定席を取ることになるのですが、「4回まで利用可能」のうちでは「1回」のカウントで2列車の確保ができるようになっていました。車内は思いの外混んでおり、指定席をココで取ったのは正解でしたわ。

 

f:id:slips:20201002002833j:plain

名寄駅到着前になんかヘンなものが。名寄市北国博物館の敷地に展示してある、鉄道の雪かき車の「キマロキ編成」らしいです。

 

f:id:slips:20201002003113j:plain

稚内まであと少し、抜海付近で利尻島が見えます。雲かかってますが…と、どうもこのときは利尻では豪雨だったみたいです。

 

f:id:slips:20201002003237j:plain

小樽からおよそ6時間半、稚内駅に到着しました。

 

f:id:slips:20201002003314j:plain

稚内は言わずと知れた「日本最北端の駅」です。

 

f:id:slips:20201002003426j:plain

今の稚内駅は以前より少し南に移動しています。以前の「終点」の位置は駅前にモニュメントとして残されています。駅舎も線路と平行して建てられていたんですよね…。なお、先ほどの「サロベツ」の折り返し特急の改札を待つ行列が駅舎の外まで伸びてました。

 

f:id:slips:20201002003725j:plain

稚内駅前からは本日のお宿へ向かうべくバスに乗ります。この日、なぜか稚内の宿泊施設はかなり混んでいて、空きが少ないうえに価格もかなり上がっていたんです。何かイベントでもあるの?と思ったのですが、あの列車の混雑を見る限り、どうも「観光客が来てる」せいみたい。

 

f:id:slips:20201002003932j:plain

ノシャップ岬を越えて日本海側まで向かう宗谷バス「緑町線」で約20分、「富士見4丁目」のバス停で下車。

 

f:id:slips:20201002004228j:plain

そこから歩いてすぐの「和風ペンション富士門」が今日のお宿です。市内のビジネスホテルもかなり値上がっていたので、2食付きのこちらもアリかな、と選んだ次第。元値12000円のところGoTo適用で7800円でした。

 

f:id:slips:20201002004607j:plain

お部屋はシンプルな6畳和室ですが、なんか無茶苦茶きれい。冷房はなく扇風機だけですが、ちょっと肌寒い位なので全然問題なし。

 

f:id:slips:20201002004720j:plain

部屋の窓からは日本海利尻富士が望めます。

 

f:id:slips:20201002004745j:plain

お茶セットにインスタントですがコーヒーが用意されているのが地味に嬉しいかも。

 

f:id:slips:20201002004819j:plain

廊下もピカピカに磨き上げられていて吃驚するほど。ホコリひとつ見当たらないレベルなんですが。

 

f:id:slips:20201002005003j:plain

トイレと洗面台は部屋にありますが、お風呂は共同。洗い場が3箇所ほどと小さいですが、施設の規模がそんなに大きなワケでもないので充分かと。本当は露天風呂があるのですが、故障中とのことで内風呂のみ利用可能でした。それでも浴室には海が見える大きな窓があって開放感はあります。

 

f:id:slips:20201002005153j:plain

食事は食堂で頂きます。カニにタコしゃぶ、お造りに天ぷら等々、品数はかなり豊富。

 

f:id:slips:20201002005332j:plain

ビールと一緒に頂きました。幸せ。

 

f:id:slips:20201002005356j:plain

シメでご飯を頂いたときに出てきた味噌汁も帆立の稚貝が山ほど入った豪勢なやつでした。

 

f:id:slips:20201002005449j:plain

翌朝。窓から利尻富士がきれいに見えました。

 

f:id:slips:20201002005522j:plain

よく見たらすぐそばの草むらにエゾシカいるじゃん…。

 

f:id:slips:20201002005555j:plain

朝食も食堂で提供されます。こちらも焼き魚とソーセージの両方が出てたりと、いろいろ出てきました。

 

f:id:slips:20201002005711j:plain

食堂も海側に大きな窓があって、朝は明るい雰囲気。

 

f:id:slips:20201002005755j:plain

9時前にチェックアウト。チェックインのタイミングが夕食の準備と重なったらしくなかなか気づいてもらえなかったり等、やっぱりホテルとは違う面もありますが、それも民宿とかの良いところ、かもしれません。女将さんは世話焼きで人柄もいい方。そういうのが気にならないなら「アリ」でした。とにかく掃除が凄く行き届いてるから驚くよ。

 

f:id:slips:20201002010228j:plain

宿を出てバス停へ。

 

f:id:slips:20201002010254j:plain

これから一旦、稚内駅へと戻ることにします。