へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

新装オープン「宝塚ホテル」宿泊記。

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年末、大阪に行く野暮用ができたのですが、ついでなので気になっていた宿に泊まってきました。2020年6月に新築移転オープンした、宝塚ホテルです。

 

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今回はJR東海ツアーズの新幹線+ホテルのパックでの手配です。往路は「こだま」で。

 

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きっぷは「名古屋~大阪」の乗車券と、「名古屋~新大阪」の新幹線指定席特急券の組み合わせでの発券でした。乗車券は新大阪駅でのみ途中下車可能となっています。

 

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大阪駅まで出て、阪急の大阪梅田駅から宝塚線へ乗り換え。

 

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で、阪急宝塚駅に到着しました。

 

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駅から「花のみち」を暫く歩くと、新しい「宝塚ホテル」がありました。

「宝塚ホテル」は1926年創業の老舗。当時流行だった「阪神間モダニズム」の代表的建築物でもありましたが、老朽化によって2020年3月に閉館となってしまいました。で、こちらはその意匠を継承する形での新築、ということでしたので、さてどんなものかしら、と興味を持った次第。とはいえ、旧館の「宝塚ホテル」には泊まったことなかったりするんですけどね。

 

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宝塚大劇場のエントランスアーチを模したというアプローチから館内に入ると、華やかな大階段が目に飛び込んできます。うーん、凄い雰囲気。

 

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この階段の裏手あたりにフロントデスクがありました。

 

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チェックインを済ませて客室へ向かいます。各階のエレベーターホールもこの瀟洒さ、どうですかもう。

 

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エレベーターの壁面には昔のホテルのパンフレットやメニューなどがディスプレイされ、歴史あるホテルであることを示しているよう。

 

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廊下もちょっとした宮殿ですよ。宝塚大劇場のオフィシャルホテルとしてヅカファンのお姉様方もお泊まりになられるのでしょうが、こりゃテンション上がるでしょうね、

 

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で、こちらが今日のお部屋。このホテルでは一番小さい「スタンダードシングル」です。広さは17.1㎡だそうですが、確かにちょっと狭い感じがしなくもありません。

 

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奥の方にダブルサイズの広めのベッドが。

 

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ベッドサイドには時計や各種スイッチ、コンセントなどがコンパクトに纏められています。天井は間接照明ですが、かなり明るめなのも意外といいもんです。

 

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ベッドの反対側の壁面にはテレビやテーブルなどが。大きな鏡が「女性客」を意識した感じかな。冷蔵庫はキャビネットの中に設置されています。なお、このテレビで宝塚歌劇の見れる「宝塚オンデマンド」が見放題だそうですよ。

 

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バスルームはこんな感じ。

 

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アメニティ類はホテルのロゴ入りで充実してます。

 

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ボディソープなどのバスアメニティはローラアシュレイが入ってました。

 

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このサイズの部屋でも、バスルームとトイレはセパレートでの設置です。

 

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部屋で一息ついて、向かったのはホテルのショップ「アルモニー」。実はチェックインのとき、兵庫県の「温泉地おみやげ購入券」を1000円分貰ったんです。7月に城崎温泉に泊まったときも貰ったヤツだ! ホテル内でも利用可能とのことなので、こちらで何かあれば、と思った次第。

 

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結局、ホテルメイドのケーキを購入しました。宿泊者は館内のショップやレストランが10%割引になります。

 

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夕食は館内で食べてもよかったのですが、あのファンシーな空間でクリスマスの夜におっさん一人というのも何だかな、ということで、宝塚阪急で調達して自室で戴くことに。

 

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で、催事で売ってた北海道の牛肉弁当にしてみました。まぁ宝塚で稚内にほど近いところから来たモン喰うってのも一興ってことで。

 

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あとは部屋でだらだら。部屋の窓からは武庫川の夜景が。

 

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翌朝。

 

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朝食はホテル2階のレストラン「アンサンブル」で提供されます。

 

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本来はビュッフェスタイルのレストランなのですが、新型コロナ感染防止策の一環としてセットメニューでの提供となっていました。ホントならココにたくさんの料理が並んでいるはずなんだろうな…。

 

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セットの内容はジュースにパン、卵料理にサラダ、ヨーグルト、フルーツと一般的な構成。オムレツのレベルが高かったので、是非ビュッフェが復活したらまた試してみたいところです。

 

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朝食後はすこし館内を見て廻ってみます。

 

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2階のバルコニーには宝塚歌劇に関する展示コーナーがありました。実際に着用された衣装なども飾られ、ファンにはたまらないんだろうな。

 

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大階段を降りた先の壁面に飾られているのは、かって宝塚大劇場で使われていた緞帳なんだとか。

 

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10時前にチェックアウト。以前のホテルに泊まっていないので比較は出来ませんが、真新しいのに不思議とクラシカルで伝統と格式がそこはかとなく感じられる雰囲気、なかなか素敵です。ちゃんと旧館のエッセンスを引き継いでいる、と言えるのかもしれません。

 

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ちょっと時間があるので「宝塚市手塚治虫記念館」へ行ってみました。宝塚大劇場の前を通っていくのですが、通用口らしきところから、明らかに立ち振る舞いがエレガントな女性がパラパラと入っていきます。あれがもしかしたら「タカラジェンヌ」ってやつかい?

 

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阪急宝塚駅まで戻る道すがら、こちらのお店で早めのランチとしました。サンドイッチを提供する「ルマン」、こちらはヅカファンの皆さんがタカラジェンヌへの差し入れとして愛用していることで有名だそう。

 

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こちらの看板メニューを一通り楽しめる「サンドセット」を注文。たまご、ハム、野菜、ミンチカツにフルーツサンドが揃います。

 

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セットのドリンクにはスープも選べましたが、これもなかなか美味でした。

 

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大阪市内での野暮用を済ませ、ちょうと近くだったので新世界まで来てみたのですが…普段であれば長い行列ができている串カツの人気店「八重勝」がガラガラじゃないですか! 折角なので、ちょっと頂いてきました。

 

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ジャンジャン横丁でも状況はかなり厳しいようで、既に閉店してしまっているところもいくつか出ているほど。ここなんて、店頭に貼られた有名人のサインもそのままに撤退しており、なんだか悲しくなってきます…。

 

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名古屋への帰りも新幹線。新大阪駅から乗車しますが、なんかちょっとヘンだぞ?

 

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お、JR東海の最新型車両、N700Sじゃないですか!

 

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車内のデザインは、N700系より更に「旅客機」っぽくなった感じですね。コンセントが各座席についているのですが、設置場所が肘掛けになったので、壁面の足下よりも使いやすい印象でした。

箱根の伝統、「富士屋ホテル」宿泊。

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お次は憧れの高級クラシックホテル、富士屋ホテルへ。

 

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万平ホテルをあとにして、国道18号経由で中部縦貫自動車道を佐久北ICから八千穂高原ICまで乗り、国道141号を南下します。「JR最高地点の駅」である野辺山駅を少し過ぎたあたりに位置する「古民家 ごはんとおやつ ふるさと」でお昼ご飯にしました。

 

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このお店、蕎麦も旨いらしいですが、ちょっと地物が多そうな「八ヶ岳ごはん」をチョイス。

 

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地物野菜の天ぷらも揚げ立てで、なかなか美味でした。「地域共通クーポン」も紙・電子ともに対応で、昨晩の宿泊で発行された電子版を1000円分利用。

 

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清里付近から山梨県道28号「北杜八ヶ岳公園線」へ入って中央道の長坂ICへ向かいますが、途中の八ヶ岳高原大橋からの眺めが絶景でした。南側は遠く富士山まで望めます。

 

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中央道は甲府南ICで流出、国道358号を通って精進湖・西湖・河口湖を経由しながら、箱根を目指しました。道中で所々に顔を出す富士山がいい感じなんですが、山梨側から見る富士山の魅力ってこの「チラ見せ」なのかもしれないなぁ…。

 

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軽井沢からのんびり5時間のドライブの末、やっと箱根の「富士屋ホテル」に到着しました。

 

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スロープを登って車寄せに進むと、早速ホテルスタッフのお出迎えが。クルマはここでスタッフ預かりとなり、駐車場まで運んでもらえます。いわゆる「バレーパーキング」ってやつですね。別に気にすることはないんでしょうが、スタッフを待たせてあたふたするよりは、到着前に部屋に持ち込む荷物の整理とか車内の片付けとか、しておいたほうがいいかもしれません。

 

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車寄せがあるのは本館の地下1階にあたります。ここから1階へ。

 

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こちらのフロントでチェックイン。対応はスムースかつエレガントな感じで、さすが老舗のハイクラスホテルといった印象でした。ロビーに鎮座するメインの大階段が目を引くのも、クラシックホテルの「お作法」ってところでしょうか。

 

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この階段で2階へ上がって…。

 

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すぐのところに本日泊まるお部屋がありました。

 

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今回予約したのは本館の「ヒストリックハリウッドツイン」、この富士屋ホテルの客室の中では小さな方にあたります。とはいえ、やっぱり折角なら「本館」に…と選んだ次第。お値段もお手頃(このホテルの中では、ですが)でしたしね。

 

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名前の通り、2台のベッドを隣接して設置するハリウッドスタイルです。富士屋ホテルは約2年の全面改装を経てこの夏にリオープンしたばかりなのでどこも真新しいのですが、ベッドサイドにちゃんとコンセントが設置されていたりするのも現代にあわせ「アップデート」してる感じ。

 

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窓側には小さなリビングスペース。ソファ2脚とテーブルのほかに、ライティングデスクも備わっています。

 

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クローゼットの中にはスリッパとルームウェアが用意されていました。ルームウェアは基本的には室内だけでの着用なのですが、別棟にある温泉へ行くときにはOKとされています。ただ、フロントやロビーなどを通らないような導線があり、そちらを通っていくように案内されますけどね。

 

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テレビの設置されたキャビネットにはコーヒーやミネラルウォーター、カップ類が。

 

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室内のコーヒーメーカーで使えるカフェポッドも多数用意。

 

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冷蔵庫もこのキャビネットに設置されているんですが、なんと引き出しを開けるとそこが冷蔵庫!という変わった造りでした。

 

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バスルームもピカピカ。このお風呂にも温泉が引き込まれています。

 

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アメニティ類は引き出しに設置してありました。

 

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この部屋はバスルームとトイレは分離して設置されていました。部屋によっては同じところに設置しているのもあるようです。

 

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ではホテル内をいろいろ見て廻りましょう。本館1階の外からの眺め。

 

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このホテル、多数の建物から構成され、なかなか複雑な構造になっています。地下通路で繋がっているところもあったりして、ちょっとしたダンジョンという感じ。

 

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裏手には庭もありますが、こんなものも。ホテルの守り神とされる井戸の跡で、関東大震災で水道が断水した際にも水を供給し続け、宿泊者へのサービス継続に大いに貢献したんだとか。

 

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山の中のホテルなので、庭といっても高低差もかなりあり、あちこち巡ると散歩よりは「運動」ですね…。

 

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こちらは喫茶を提供するサロン。

 

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メインのロビーも様々なソファが並びます。

 

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本館の外観で特徴的な、大きく張り出したサンルーム。こちらは今回の改装で建設当時の姿に戻されたものなんだそうです。

 

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歴史あるホテルだけあって、「ホテルミュージアム」もあります。「花御殿」の地下1階、こちらは宿泊者でなくても立入OKのエリアです。

 

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この「ミュージアム」、単に「歴史紹介」だけではなく経営面での解説などもあって、見どころは豊富でした。特に興味深かったのは、過去に立案されながら実現しなかった改装・建替計画のセクション。今でも残る歴史的な建物を一掃して新館を造るようなプランも過去には検討されていたんですねぇ…。

 

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ホテルの紹介はこのミュージアムだけに留まらず、連絡通路など他のところにも多数あります。

 

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温泉大浴場は富士屋ホテルでは比較的新しい建物になる「フォレスト・ウイング」の最上階にあります。

 

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この「フォレスト・ウイング」の2階には宿泊者専用のラウンジがあり、様々な書籍もあってライブラリ的な役割になっています。ここにはドリンクサーバーもあり、コーヒーや紅茶、ソフトドリンクがいつでも自由に戴け、部屋への持ち帰りもできます。

 

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ミュージアムのある「花御殿」地下1階には温泉水の温水プールも。今回は利用しませんでしたが、ちょっとクラシカルな雰囲気が素敵です。

 

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さて、夕食のお時間です。富士屋ホテルのメインダイニングといえば「ザ・フジヤ」なんですが、今日は「レストラン・カスケード」で戴きます。このレストランが位置する「カスケード・ウイング」は大改装で建て替えとなった部分にあたりますが、内装は大正9年に造られた宴会場「カスケードルーム」を復元した形となっており、当時の装飾品もそのまま使われているんだとか。

 

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綺麗にセッティングされたテーブルに案内されます。

 

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こちらが本日のメニュー。

 

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食事にあわせ白ワインから。山梨の「グレイス甲州」です。

 

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1皿目は「パテアンクルートにベビーリーフのサラダ 青リンゴのピューレを添えて」。テキトーに造ってるところだと、中身とパイが分離しちゃってたりしますが、こちらは一体感アリ。青リンゴのピューレをつけると、また風味が変わるのは面白いです。

 

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2皿目は「本日のスープ」、人参のポタージュでした。クルトンは別添えで、好きなだけ投入可能です(ってそんなに沢山入れるモンじゃないけどさ)。

 

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3皿目が「蟹クリームコロッケ トマトソース」です。中のクリームは蟹がギッシリ、さすがハイクラスホテルらしい贅沢さ。

 

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ここで赤ワインにチェンジ。カリフォルニアワインの「ベンチ ピノノワール」です。

 

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4皿目、メインのお肉料理は「ローストビーフ ヨークシャプディング添え」。この手のダイニングには珍しく?結構ボリューミーな印象です。お肉は程よいロースト加減で柔らかく、大変美味しく戴きました。

 

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デザートは「洋梨のベルエレーヌ」。洋梨のシロップ煮にチョコレートを合わせた一品です。

 

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食後にはコーヒーを戴いてフィニッシュ。ごちそうさまでした。

 

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夕食のあとは部屋でのんびりしたり、また温泉に入ったり。部屋からの夜景もいい感じです。

 

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一晩明けて、また温泉に。

 

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フォレスト・ウイングの6階から見下ろすと、様々な建物が入り組んだホテルの姿が確認できますね。

 

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朝食を戴くのはメインダイニング「ザ・フジヤ」です。夕食をこちらにしなかったのはお値段的な面もありますが(こっちのほうがお高いのよ)、「レストラン・カスケード」と両方に入ってみたかったから、でもあるんです。

 

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テーブルに着席。

 

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天井が高い寺院建築のような内装がいいですね。

 

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朝食は4種類用意されていますが、エッグベネディクトなどが選べる「フジヤスペシャル」は要追加料金。ホテルの名物でもあるらしいフレンチトーストが含まれる「ペストリーブレックファスト」にしてみました。

 

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まずはコーヒーがサーブされます。

 

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ジュースはスムージーをチョイス。

 

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サラダと…。

 

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スープですが、昨日も戴いた人参のポタージュが出てきました。

 

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ここでヨーグルトとフルーツが。

 

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こちらが実質的なメインディッシュでしょう。「フレンチトースト富士屋風」「ホットケーキ」「パンケーキ」三種盛りです。ホイップクリームに蜂蜜、メイプルシロップにベリーソースが用意され、こちらをつけながら頂くことになります。手前に鎮座する茶色いブツが「フレンチトースト」なんですが、富士屋風はまるで「フライにした」みたいな感じで、中身がかなりトロトロ。

 

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最後にハムとソーセージが饗されました。

 

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優雅な?ホテルステイを堪能してチェックアウトです。

 

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あとは名古屋へ戻るわけですが、途中で芦ノ湖へ立ち寄り。ここでも富士山見れました。

 

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お昼ご飯は三島「高田屋」で。

 

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三島のあたりって「うなぎ」が有名だったりするんですよね。

 

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折角近くまで来たので、と三嶋大社にもお参りしてきました。

 

これぞ軽井沢、「万平ホテル」宿泊記。

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日本有数のクラシックホテル、軽井沢の老舗「万平ホテル」に泊まりました。

 

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「舞浜ユーラシア」でのんびりしたあとは関越道を北上。上里SAでお昼ご飯です。

 

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オーシャン東九フェリー」で貰った地域共通クーポン4000円分ですが、「舞浜ユーラシア」の温泉入浴で1000円分を消費したあと、ガソリンスタンドでの給油で2000円分を使いました。残り1000円分をコチラで使ってしまおうと思った次第。東京が目的地のクーポン、周辺都道府県として「埼玉県」はOKなんですが、この先の群馬県に入ってしまうと使えなくなっちゃいますからね。

 

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姫豚のカツと生姜焼きが載ったミックス丼がちょうど1000円でした。なお高速道路のSAやPAなんて何処でも地域共通クーポンが使えても良さそうなモンなんですが、実はそうでもないようです。NEXCO中日本エリアだとほぼ「どこでも」使える感じなんですが、東日本や西日本エリアだと「SA/PAまるごと使える店舗がない」ってのも結構あるようです。正直、かなり「使えないと困る」トコだと思うんだけどなぁ。

 

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松井田妙義ICで一般道に流出、碓氷峠は国道18号の旧道から越えていきます。

 

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このルートを選んだのはコチラ、碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」の見学のため。これは信越本線碓氷峠越えルートで、急勾配を登るために線路に歯車レールを敷いて機関車の歯車にかみ合わせて進むアプト式が採用されていました。特殊な構造のために輸送力が制限されることから、1963年に普通の方式(とはいっても機関車を追加で付けたりとか面倒なのは続いたのですけど)の線路が敷かれた新ルートが開設され、この区間廃線に。しかしながら、日本最大級の煉瓦造りアーチ橋ということもあって、今では重要文化財にも指定されています。

 

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アーチ橋の上は遊歩道になっています。麓側の横川駅からこの先の熊ノ平まで「アプトの道」として線路のあった路盤が遊歩道として整備されてるんですね。

 

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橋の上から山側を見ると、ここにも鉄橋が。これが信越本線の新ルートですが、これも1997年に北陸新幹線が長野まで開業した際に廃線となってしまいました。

 

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峠道を登りきって、いよいよ本日の目的地「万平ホテル」に到着しました。1764年開業の旅籠「亀屋」を起源とし、1894年に西洋風「亀屋ホテル」として創業した、軽井沢の歴史そのものと言っても過言ではない歴史を誇る名門ホテルです。

 

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1936年に完成した山岳リゾート風の「アルプス館」がお出迎え。

 

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クラシックホテルらしい、コンパクトで落ち着きのあるフロントロビーでチェックインです。

 

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今回宿泊するのは2001年に建て替えとなった比較的新しい「ウスイ館」なのですが、その中でも「アルプス館」の客室の雰囲気をもつクラシックタイプを選択。

 

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大きなベッドが2つ並びます。

 

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ベッドのエリアとガラス戸で仕切られた窓側のスペースはリビングルームに。

 

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テレビはこちらに。キャビネットには冷蔵庫が収められています。

 

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コーヒーやお茶のセット、グラスなどもここに用意されていました。

 

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雰囲気あるライティングデスクが一つ。

 

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洗面台とバスルーム。

 

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バスタブの脇にはシャワーブースもありました。

 

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部屋に落ち着いたあとは館内探索です。フロントデスク脇のメイン階段、クラシックホテルだとフロント近くに上階へ続く大きな階段があるところが多いですよね。

 

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踊り場の壁面のステンドグラスが綺麗。「亀屋」として創業したこともあり、亀のモチーフは館内のいろいろな所で見かけます。

 

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こちらは売店

 

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カフェテラスも人気で、立ち寄りの観光客の方もかなり来ているようです。

 

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万平ホテルの歴史などを紹介する資料室もあります。

 

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それほど広くはありませんが、展示物はなかなか充実しています。

 

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この万平ホテル、以前は熱海や東京、名古屋にも進出していたんですねぇ。どうも今は東海テレビの社屋があったところに建っていたようです。

 

crd.ndl.go.jp

 

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せっかく軽井沢まで来たんですもの、周囲も散策しましょうか。旧軽井沢銀座をぶらぶら歩いてみますが、紅葉も終わったオフシーズンながら、まずまずの賑わい。

 

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とはいえ、やっぱり「季節外れの避暑地」っぽい黄昏れた感はありますねぇ。

 

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万平ホテルへ帰還。

 

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夕食はメインダイニングで頂きます。

 

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このメインダイニングの壁面にも、見事なステンドグラスが。

 

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テーブルはメニューカードとともに綺麗にセッティングされていました。

 

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まずはグラスでシャンパンを頂いてお食事スタート。前菜は「信州大王イワナのマリネ ライム風味 ヴィネグレットソース 4種の大根を添えて」ですが、写真撮り忘れた…。

 

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お次は「聖護院かぶらのスープ ゆり根を浮かべて」。

 

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パンはハードタイプとソフトタイプの2種がサーブされます。

 

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魚料理は「五香粉風味を付けた真鯛ポワレ ブールブランソース」ですが、これがなかなかのくせ者。五香粉というのは中華風ミックススパイスなんですが、確かに一口含むと「アレ?中華料理?」って雰囲気なんですよ。でも確かにフレンチで、バターとワインベースのブールブランソースと謎に調和していたりして。ホテルとして中華料理のレストランも擁しているから出来る冒険なのかもしれません。

 

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魚料理には白ワインを合わせます。地元長野のシャトーメルシャン「椀子シャルドネ」です。

 

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肉料理は「オーストラリア産牛フィレ肉のグリル 赤ワインソース」ですが、魚料理が結構攻めてる感じなのに対し、こちらはごくオーソドックスな味わい。添えられた根菜類も妙に旨いです。

 

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赤ワインもご当地モノ、こちらもシャトーメルシャンの「長野メルロー」をチョイス。

 

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最後にデザートで〆。

 

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コーヒーも頂いて、ゆったりとした夕食を楽しみました。

 

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朝食もメインダイニングで。窓から光が差し込むと、また雰囲気が夜とは違ってきますね。

 

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中庭を眺められるテーブルに案内されました。

 

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この時期、朝食は洋食がデフォルトになります。

 

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ジュースは桃を頂きました。

 

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サラダとフルーツの入ったヨーグルト。

 

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パンは3種類、トーストとクロワッサンとデニッシュが出てきました。

 

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テーブルにはアプリコットジャム、ブルーベリージャムとマーマレードが用意されていますので、これでパンを頂くわけですね。

 

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メインはオムレツを選択。これが中身が液状に蕩け出さない微妙な焼き加減で出てきたんですよ。

 

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朝食も美味しく堪能しました。しかしまぁ、雰囲気のいいダイニングだよなぁ…。

 

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11時前にチェックアウト。老舗の名ホテルを充分楽しませていただいた気がします。
















 

地味にがんばるオーシャン東九フェリー「フェリーどうご」で東京へ。

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TOTOシーウインド淡路」からは一路、東京を目指します。船で。

 

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宿を出て神戸淡路鳴門道を南下、大鳴門橋を渡って徳島港に到着しました。

 

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ここからはフェリーで東京へ向かいます。「オーシャン東九フェリー」は東京~徳島~北九州を2泊3日で運航していますが、旅客が乗れる長距離フェリーとしては、東京発着している唯一の航路となってしまいました。

 

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今日乗船するのは「フェリーどうご」。全長およそ190メートル、約1万3千トンの大型船です。このオーシャン東九フェリー、同型船を4隻も持っており、この航路をほぼ毎日運航しています。この航路もメインはトラック輸送なんでしょうが、ちゃんと旅客輸送もやってるのは偉いぞ。なお、他の3隻には「びざん」「しまんと」「りつりん」と四国の4県にちなんだ名前がつけられていたります。

 

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先にトラックの積み込みが行われ、乗用車の乗船は出発20分ほど前の11時頃からの開始でした。今日利用する乗用車は20台程度。あとバイクも割といますね。

 

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利用した客室はスタンダードなクラスにあたる2等洋室。個室もありますが、2等洋室の運賃にルームチャージとして1室当たりの個室料金が加算される料金体系となっています。そのため1名とかで個室を使うと割高になってしまうんですが、システムとしちゃ納得感はあるかも。

 

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2段ベッドですがカプセルタイプでまぁまぁプライバシーは確保されます。そうはいってもこの大部屋に4名ほどしかアサインされてないけど。上段へも大きなステップのおかげで昇るのに苦労することはありません。

 

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寝台の中には毛布やキルケット、シーツなどがセットされています。壁には照明とコンセントが1箇所。

 

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このフェリーでは旅客設備はワンフロアに纏められています。

 

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パブリックスペースでメインとなるのがここ「オーシャンプラザ」。

 

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このフェリーは長距離を運航するにも関わらずレストランなど食事を提供するところがありません。そのかわりを務めるのが、ここにずらっと並んだ自動販売機の皆さんです。

 

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まぁこういうトコでよく見かけるのが、こんなカップヌードルの自販機だったりするわけですが、コチラじゃ「これだけ」なんてヌルい状況じゃございません。

 

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まずコチラで売られているのはフリーズドライのスープや味噌汁、レトルトのおかずやご飯類など。

 

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ロングライフのパンやおつまみ類も。

 

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で、ここからが本番。このフェリー、冷凍食品が異様に充実してるんですよ。この中には蕎麦やうどんなどが用意されています。ついでにロックアイスに冷凍みかんも。

 

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こちらには肉まんやカツサンドなど、ちょっと変わったラインナップが。

 

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ご飯モノ系も割と充実してます。

 

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カレーとか勿論ご用意。確かにレストランはないのですが、冷凍食品中心とはいえコレだけバリエーションがあれば、1泊くらいなら飽きないんじゃないでしょうか。このラインナップを揃えるという努力はスゴいかも。

 

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これらの冷凍食品を調理するため、電子レンジがずらりと並んでいます。もちろん持参の食品に使ってもオッケーですが、業務用のハイパワーなヤツも混じっているので要注意。家庭用スペックのは「A」の表示のあるやつです。

 

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販売している食品などを温めたりするために、紙皿やスープ用のカップなども用意されていて、自由に使えます。ハシやスプーンとかもあります。

 

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気が利いてるのは調味料も用意されているところ。こちらも「ご自由にお使い下さい」です。醤油やソースにマヨネーズ…はいいのですがハバネロまで置くかい。

 

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こちらには給茶機もあり、ホット・コールドの緑茶とほうじ茶が自由に頂けます。冷水とお湯も出てきますので、飲み水には困りません。

 

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オーシャンプラザの一角にはスマホなどが充電できるコーナーも用意されていました。

 

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船の現在位置を表示するモニターもありましたが、コレってもしかしたら操船用のナビゲーションの画面そのままじゃないかしら。

 

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フェリーには展望浴場も用意。

 

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航行中はいつでも入浴することができます。リンスインシャンプーとボディソープの備え付けアリ。

 

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大浴場に加え、シャワーブースもありました。

 

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大浴場のそばにはリクライニングシートが並ぶ「リラクゼーションスペース」があります。

 

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歯ブラシやカミソリ、タオルなどの販売は、ここにある自販機で。オーシャンプラザの案内所は売店も兼ねているのですが、そちらはお土産物などが中心で、品数もそれほどあるわけではありません。

 

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先頭側にあるのが「フォワードロビー」。

 

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船の前方に面した大きな窓からの景色が楽しめるようになっています。ただしここから光が漏れると操船の障害となるので、夕方になると窓には厚いカーテンがかけられてしまうんですが。

 

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ひつ上のフロアはオープンデッキになっています。ただ、周囲は2mほどの高いフェンスでぐるっと囲まれている状態。確か以前、この航路で転落事故があったんですよね。恐らく、その対策でこうなっているようです。

 

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11時20分、定刻で東京港に向けて出航しました。

 

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暫くすると、昨晩東京港を出港して徳島に向かっている僚船「フェリーびざん」とすれ違います。

 

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このあたりでお昼ご飯…ですが、船内では購入せず持ち込み品です。昨晩「TOTOシーウインド淡路」に泊まった際に「GoToトラベル」適用で「地域共通クーポン」2000円分を貰ったのですが、1000円分が残ってたんです。貰ったクーポンが「兵庫県」とその隣接都道府県で使えるものなので、徳島を出るまでに使わないとゴミになってしまいます。そこで、徳島港近くにあったスーパーで今日の昼食と夕食などを調達して乗船した、というわけです。

 

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船の中ではダラダラ過ごします。船内にはwifiなどの設備はありませんが、沿岸からの携帯の電波が届く箇所も少なくないので、通信環境が全くないわけでもなかったりします。

 

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夕食もスーパーで調達したモノで。お酒は船内で買いました。

 

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先ほどの自販機を見ていたらなんとこんなブツが。これ、10月末に「オリーブベイホテル」に行ったときに帰りで寄った佐賀の「ドライブイン鳥」の鳥スープじゃないですか! こんなマニアックなもん置いてるってどんな趣味なんだよ…。このフェリー、給食設備としてのレストランがない替わりに、販売品のラインナップの充実でカバーしようとしてる感がスゴいんですよ。正直、旅客輸送なんて「ついで」に近いだろうに、なんか地味に頑張ってるような気がするなぁ。

 

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持ち込みのおにぎりと一緒に、鳥スープ美味しく頂きました。

 

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翌朝5時半に、東京港に到着です。

 

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着岸後、カーデッキへ。下船の時は乗用車から先に降ろされます。

 

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カーデッキのドアが開けられ、スロープへ接続されると下船の誘導です。

 

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東京フェリーターミナル、なかなか立派な建物なんですが…。使用しているのがこのオーシャン東九フェリー1社の1航路のみ、というのが寂しいところ。昔はここから釧路へ行くフェリーとかもあったんだけどね。

 

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朝5時半では行動開始には早すぎるので、「スパ&ホテル舞浜ユーラシア」で入浴と休憩ということにしました。実は「GoToトラベル」は夜行フェリーも「宿泊施設に準じたもの」として割引対象となっており、「オーシャン東九フェリー」も対象施設として割引が受けられます。で、同時に「地域共通クーポン」も4000円分頂いたのですが、船内は自動販売機中心なので地域共通クーポンを使う機会はありません。ルール上、下船地である「東京」と周辺都道府県でしか使えない上に、使える期限は到着日のみ。で、調べてみたらココの朝風呂が1050円で、しかも地域共通クーポン利用OKだったんですよね。舞浜というディズニーランドに近いロケーションながら、施設利用中の駐車場利用が無料というのも有り難いところ。朝9時まで滞在できるので、ここで過ごすことにしたワケです。お風呂としても充実しているし、仮眠スペースも快適。コレは使えますわ。

 

 

 

タダオちゃんのいじわるホテル、「TOTOシーウインド淡路」宿泊記。

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11月末、以前から泊まってみたかったホテルをまとめて片付けちゃおう!という旅をしてきました。1泊目は「TOTOシーウインド淡路」、日本が誇る?スター建築家、安藤忠雄が手がけたことで有名なホテルです。

 

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今回はマイカーでお出かけ。順調に進み、明石海峡大橋を渡って淡路SAに到着です。

 

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ここから明石海峡大橋が綺麗に見えます。

 

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こちらのレストランで昼食にしました。

 

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淡路島っぽいものを、と「淡路玉ねぎ御膳」をオーダー。しらす丼に玉ねぎの煮物、玉ねぎサラダに玉ねぎの天ぷら、と「これでもか」というほどの玉ねぎ攻撃なメニューでした。

 

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お次は「淡路夢舞台」へ。正面にそびえるのは「グランドニッコー淡路」に10月からリブランドされたホテルです。その前まではウェスティンだったんですよねココ。

 

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この「淡路夢舞台」、安藤忠雄が設計を手がけました。その中でも象徴的なのが、この「百段苑」です。

 

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エレベーターで上がって見下ろすと、こんな風景が広がります。

 

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そして、いよいよ「TOTOシーウインド淡路」に到着です。

 

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まずはフロントデスクでチェックイン。

 

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一角には浴衣やアメニティを揃えたコーナーが。

 

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で、客室に向かおうとすると目に飛び込んでくるのが、海に面した大きな窓が印象的なロビーです。このホテルは海に面した急斜面に建てられており、敷地のすぐ目の前は海。その「すぐそこに海!」というのをイヤというほど感じられる構造になってるんです。

 

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ロビーに降りる大きな階段脇の本棚は、建築や芸術に関する本が揃ったライブラリーになっています。

 

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ロビーの一角にはコーヒーマシンが設置されていますが、ここでコーヒーを頂けるコインを1枚、チェックイン時に貰いました。

 

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このホテル、崖地にあるので上下に広い構造です。エントランスが8階にあたり、客室があるのは2階と3階。ここまでエレベーターで降りていくのですが…。

 

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ロビーを抜けてエレベーターへ向かう通路がこんな感じなのよ。

 

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吹き曝しの空中回廊を通ってエレベーターまで行くことになるんですが、ここからの風景がまぁ素晴らしいこと。海と山の自然が一望、って感じです。

 

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淡路島ってこんな風景があるトコなの?と思ってしまいました。

 

 

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この感じ、ちょっと「淡路夢舞台」の「百段苑」に似ています。

 

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2階の客室の並ぶフロア、コンクリ打ちっ放しが「安藤忠雄!」って感じです。

 

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今日泊まるのは洋室のツインルーム。室内は割とオーソドックスな感じですが、こちらはメゾネットタイプの部屋の方が「ウリ」なんですよね。

 

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で、部屋の窓からの風景がコレ。なんとビックリ、猛烈に海に近い場所なのに木立に阻まれ、客室の窓からは殆ど海が見えません。これは安藤忠雄が意図してのもの。TOTOシーウインドのウェブサイトには ”≪「森と海」自然を近くで感じられる空間≫≪「自然と人の調和」≫ これこそ安藤建築が織りなす空間の演出なのです。” との説明があります。海沿いなのに部屋から海が見えないようにしちゃうなんてタダオちゃんてば天邪鬼でいじわる!って感じですが、「シーサイドだからって海ばっかり見えてちゃつまんないだろ」的なのも安藤忠雄っぽくてステキって気はしなくもないです、確かに。

 

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室内には大きめのベッドが2台。枕元にはコンセントも2箇所あります。

 

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ベッドの反対側にはデスクにテレビ、お茶セットなど。キャビネットには冷蔵庫もあります。

 

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バスルームは勿論TOTO製品。なお、ここには大浴場もあるのですが、現在は新型コロナ対策としてバスルームがついていない和室の宿泊者のみ利用可能となっています。

 

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部屋に落ち着いたあとは建物内を歩き回ってみます。4階のテラスにはプールも。

 

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ここからは遮るものなく大阪湾を一望できます。とにかく歩くたびに見える風景がダイナミックに変化するのが楽しいです。よく考えてあるなぁ…と、やっぱり安藤忠雄ってスゴいのね。

 

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食事は4階のレストランで頂きます。

 

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こちらが本日のメニューです。

 

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飲み物は「あわじびーる」からはじめます。

 

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一皿目は前菜盛り合わせ。添えられているのはローストビーフ用のソースです。

 

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お次はお造り。まぐろ、甘エビ、鯛の3種でした。

 

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3皿目はかぼちゃのスープ。白身魚と小玉ねぎが浮いており、添えられたパンをスープに浸して食べるのも食感が変わっていい感じ。

 

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このへんで2杯目。地元のお酒も揃っていますが、玉葱の焼酎なんてのがあるじゃん!

 

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この「ひだまり」を水割りで戴いてみることにしました。口に含むと確かにかすかな玉葱の風味を感じますが、ちょっと甘みもあるような、すっきり呑みやすい味わいです。

 

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続いては但馬牛の焼きしゃぶ。お塩でシンプルに頂きますが、まぁお肉が美味。

 

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最後に揚げ立ての天ぷらと、魚の南蛮漬け。

 

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ご飯と味噌汁、香の物。熱いお茶も一緒にサーブされます。

 

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最後にデザートで〆、です。

 

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食事が終わって部屋に戻る際に「お部屋でお召し上がり下さい」と、サツマイモのアイスを頂きました。

 

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翌朝。大阪湾からの朝陽が綺麗に見えます。

 

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ロビーにも朝陽が差し込みます。

 

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本当に「自然に囲まれた」って雰囲気が楽しめますね。これでいて、この建物って周囲からは殆ど見ることができないんですよ。まさに「隠れ家」ですな。

 

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朝食も4階のレストランで。

 

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土鍋で用意された炊きたてのご飯と、沢山のおかずでなかなかに幸せな朝ご飯です。

 

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ちょっと早いですが9時前にチェックアウトして次へ向かいます。シンプルで豪華さはありませんが、何故か居心地がいいのが不思議。なんか「オトナ」なんですよね…。いやぁ安藤忠雄恐るべし。

 

「四国満喫きっぷスペシャルプラス」の旅。その3:さよなら、普通のディーゼルカー「阿佐海岸鉄道」へ。

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最終日はもうすぐ一時運休の阿佐海岸鉄道に乗ります。

 

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徳島での宿泊は「東横INN徳島駅前」へ。

 

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お部屋は安定の東横イン仕様。ホントに東横インの「どこに行っても基本的には同じ」ってこだわりは凄いですよね…。どこに泊まっても「部屋のどこに何があるか」に迷わなくて済むんだから。

 

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そんな徳島での夕食はこちら「木村スパゲティ」。徳島でパスタ?って感じですが、ちょうど「GoToイート」で諸事情により大量に貯まってしまった「ぐるなび」のポイントを消化したかったこと、電子版「地域共通クーポン」が使えるところ、ということで探したらココになったというわけです。まぁ徳島発の生パスタ専門店ということで口コミ評価も割とお高めだったのも決め手でしたが。

 

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ネット予約限定という「サラダ+スープ+ドリンク+デザート」がついたセット1500円也を頂きました。パスタは「蒸し鶏九条ねぎの和風」をチョイスです。確かにモチモチ麺でなかなかいい感じでした。これにビールも頼んで2050円、ぐるなびのポイント1000円分と地域共通クーポン1000円分を消化です。

 

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徳島といえば阿波おどり。なんせ空港まで「徳島阿波おどり空港」なんて名前なくらいだもんね。徳島には「年中阿波おどりが楽しめる」という「阿波おどり会館」があったりします。

 

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で、この「阿波おどり会館」って毎日ではないようですが夜も公演をやってるんですよ。今日も夜8時からのステージがあったので、夕食後に行ってみました。

 

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会館の2階に、阿波おどり専用のシアターがあって、そちらが公演会場になります。

 

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公演はおよそ40分。単に踊りを見せるだけでなく、歴史や背景についても説明しながらの内容です。実際に観客を巻き込んで踊りのレッスンコーナーもあったり。以前は希望者をステージに上げてやってたそうです。

 

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感心したのが、ちゃんと英語での解説が行われていること。トークは日本語ですが、ステージ上に英語での解説文が投影されるようになっていました。

 

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夕食がパスタだけだったので、なんとなく「もうちょっと入るかな」といった感じ。ホテルまで戻る途中、徳島ラーメンの「麺王」がありました。このお店、今日乗ってきた「藍よしのがわトロッコ」の車掌さんが徳島駅到着前のアナウンスで「個人的なオススメの徳島ラーメン店」と推してたトコだ。

 

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折角なので一杯頂いてみることにしました。お値段も550円と意外とお手頃。

 

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一晩明けて朝食です。東横インといえば無料朝食付きがデフォルトで、簡素ながら店舗毎にちょっとメニューが違うバイキングスタイルで提供されていましたが、今は新型コロナ対策として個別包装となっています。なんだか寂しい感じですが仕方ないですな…。

 

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朝9時過ぎにチェックアウトして徳島駅に。

 

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「四国満喫きっぷスペシャルプラス」3日間の最終日、今日はこれから牟岐線を南下してゆきます。まずは牟岐行きの普通列車に乗車。

 

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このJR四国1500系、車内はずらりと転換クロスシートが並んでおり、なかなか快適。

 

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牟岐まではおよそ2時間で到着。

 

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ここから海部駅までは代行バスに乗車します。牟岐線の終点は本来は海部駅なのですが、一駅前の阿波海南駅までの間はJR四国が廃止届を提出しており、11月からは阿波海南駅が終点ということになってしまいました。

 

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牟岐駅前にはバスがスタンバイしており、乗り換え客が乗り込むと程なく発車しました。

 

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途中、牟岐線の新しい「終点」となる阿波海南駅を経由。ここから海部までは阿佐海岸鉄道に移管された形なんです。阿佐海岸鉄道は線路と道路の両方を走れる「DMV」が導入されることになり、その準備工事を行っているところ。この阿波海南駅DMVが道路から線路に移行するポイントをもつ駅として予定されており、その工事のために鉄道が運休となってバス代行が行われているワケ。

 

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バスは海部駅に到着。

 

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駅にはディーゼルカーでの運行終了を伝えるポスターが。阿佐海岸鉄道の海部~甲浦間も来年3月のDMV運行スタートに向けた本格工事に向けて、11月末で一旦運休となるんです。

 

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運行再開後はDMVが走ることになるので、こういったごく普通のディーゼルカーでの運行は11月いっぱいで終了、ということになります。阿佐海岸鉄道には現在2両が在籍していますが、これは開業当初から使われていたうちの1両が事故廃車になったのに伴って高千穂鉄道から譲渡されてきた「たかちほ」ですね。

 

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車両には引退記念のヘッドマークがつけられていました。

 

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阿佐海岸鉄道は現在、わずか3駅という短い路線。建設時期が比較的新しいので、高架橋とトンネルで突っ切るような線形です。

 

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わずか10分ほどで終点の甲浦に到着です。

 

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DMVはここで「列車」モードから「バス」モードに転換しますが、転換施設の建設が既にかなり進んでいました。

 

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高架の線路から地上の道路へ繋がるスロープも殆ど出来上がっていました。

 

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甲浦駅からはバスに乗り換えて更に南を目指します。室戸世界ジオパークセンター行きのバスはコミュニティバスなどでもよく見かける小型の日野「ポンチョ」が使われていました。

 

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ここからは海沿いの風光明媚な景色が続きます。

 

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室戸世界ジオパークセンターでは、すぐの接続で安芸行きのバスに乗り換えます。以前は甲浦から奈半利・安芸方面へのバスは直通でしたが、今ではここで系統が分けられています。そのかわり、乗り継いでの利用は運賃の割引が用意されていたりしますが。

 

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今日は途中の室戸岬で下車してみました。

 

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ちょうど時間は午後1時過ぎ。昼飯でも食えたらいいなぁ…と思っていたんですが、一軒だけカフェが。室戸岬には他には観光案内所を兼ねた売店があるくらいで、食事が出来そうなところはなさそう。この「ラポール」、入ってみました。

 

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食事メニューはスパゲティやカレー、ハンバーグなどがありました。サンドイッチなどの軽食も。

 

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カレーを選んでみましたが、普通にちゃんと旨かったです。

 

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昼食のあとは次のバスの時間まで、室戸岬周辺を散策します。岩の多い荒々しい地形は、ちょっと他の岬にはない感じ。

 

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背後の山の上には室戸岬灯台が。ここまで登れる歩道もありましたが、今日は時間がそこまでないのでパス。

 

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そのかわり、こちらの展望台へ。

 

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ここからも周囲が見渡せて、なかなかの風景が楽しめました。

 

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室戸岬では1時間ほど滞在し、またバスに乗ります。

 

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1時間ほどバスに揺られ、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の終点、奈半利駅で下車します。

 

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ここから鉄道の旅、再開です。「四国満喫きっぷスペシャルプラス」はJR四国の路線だけでなく、先ほど乗った阿佐海岸鉄道土佐くろしお鉄道もフリーで乗れる区間に含まれているんですよね。

 

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ごめん・なはり線も比較的新しい路線なので、高架でまっすぐ線路を敷いている感じです。本来は阿佐海岸鉄道の甲浦から奈半利まで、室戸岬を通って線路が繋がる計画だったんですよね…。

 

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今日は安芸でいったん途中下車。先月、松浦鉄道乗車時に手に入れた「鉄印帳」への記帳をお願いするためです。土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線では、この安芸駅でしか記帳を行っていないようでした。ちなみに、阿佐海岸鉄道も「鉄印帳」企画には参加しているのですが「DMVを体験してほしいから」という理由で、まだ記帳は受け付けていません。

 

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駅前にはこんなモノが。ごめん・なはり線は全駅にやなせたかしデザインのキャラクターがおり、安芸駅は「あき うたこちゃん」だそうな。写真撮ってたら「それ珍しい?」と地元の方から声をかけられました。地元でも当初は「ありゃ何だ」って感じだったそうですが、今ではすっかり馴染んだよなぁ、とのこと。

 

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安芸から後免行きに乗車。ごめん・なはり線は全線直通はおよそ1時間1本なんですが、安芸から後免は30分おきくらいになっており、第3セクターのローカル線としては高頻度な方かも。

 

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JRとの接続駅となる後免に到着。

 

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ここから特急「南風」で高知へ向かいます。こんな短い区間でも気楽に特急に乗れちゃうのがフリーきっぷのいいところですね。

 

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高知駅からは路面電車に乗って…。

 

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ひろめ市場までやってきました。

 

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新型コロナ対策でテーブルの利用人数を制限したりしていますが、相変わらずの賑わい、って感じです。

 

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昨晩泊まった東横インで紙の「地域共通クーポン」1000円分が残っていますので、ここで使ってしまうことにしましょう。

 

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かつおのたたきにとろかつお刺身、それとビールで少し早い晩ご飯としました。かつおのたたきは勿論、とろかつおが油ノリノリで美味。

 

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高知駅までの戻りは歩きで。

 

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「地域共通クーポン利用可能」を示すポスターにも龍馬が! まぁ「日本で最初に新婚旅行をした人」とも言われてるので、起用キャラクターとしちゃ方向性は間違ってないような気はするけどね。あと電子クーポンに「使い方アドバイスします」って記載があるのが商売っ気があってナイス。このくらい貪欲に取りに行かなきゃ。

 

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高知駅に帰還。

 

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では、名古屋へ帰るとしますか。

 

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岡山行きの特急「南風」に乗車。連休最終日の上り列車ということで混雑を覚悟していたのですが実際はガラガラ。東京までは乗り継げないけど名古屋や関西方面へは接続できるんで、もうちょっと需要ありそうと思ってたんだけど。

 

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特急「南風」では岡山まで行かず、途中の児島で下車しました。「四国満喫きっぷスペシャルプラス」の有効区間はここまで、特急で岡山まで行くのであれば、ここから岡山までの特急料金は別途必要になってしまいます。そこまで急ぐ必要もないので、あとから来る快速に移ろう、という魂胆です。

 

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児島は「ジーンズ」で売り出している模様。なんか「Gパンだ」なんてキャラがいるみたいですよ。

 

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児島駅で待つこと20分強、後続の快速「マリンライナー」で岡山まで向かいました。

 

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岡山で新幹線「のぞみ」に乗り換え。これが名古屋行きの最終列車になります。これ、乗ってみたら指定席は満席でした。新大阪下車の旅客も多かったのですが、やっぱり皆さんお出かけはしてるのね。

 

 

「四国満喫きっぷスペシャルプラス」の旅。その2:道後温泉「大和屋本館」と「藍よしのがわトロッコ」。

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JR四国の最新のトロッコ列車に乗ります。

 

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今日のお宿は道後温泉の「大和屋本店」です。道後温泉には何回か来たことがあるのですが、道後温泉に「宿泊」というのはコレが初めて。結構お高めのお宿が多いので、なかなか機会がなかったんですよね…。

 

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この「大和屋本店」、道後温泉本館にも近いロケーションで、なかなかグレードはお高めのお宿。エントランスも老舗温泉宿といった趣きです。

 

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お部屋はちょっと広めの「リラックスシングル」、一泊朝食付き16500円と結構なお値段ですが、「GoToトラベル」適用で1万円以下に収まってくれました。室内にはマッサージチェアも設置。この「大和屋本店」、これよりも狭い「シングルルーム」もあって、実はお一人様でも泊まりやすい宿だったのかも。

 

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ベッドの上には浴衣やタオルなどが用意されていましたが、タオルはビニール袋で包まれています。感染症対策かな。

 

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道後温泉のお宿なので当然ながら温泉大浴場もあります。一応は露天もあって、そこそこの広さで快適なお風呂でした。

 

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夕食はついてないプランなので外で頂きます。宿の浴衣で、道後の商店街をぶらぶら歩いてみたのですが、これが楽しいのよ…。多くの店が夜8時や9時くらいまでは空いていて、お土産店などだけでなく飲食店も結構あるので、見るモノがたくさんあるんですね。そうか、こういう楽しみがあるトコだったんだな道後温泉って。

 

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晩ご飯は結局、愛媛の名物「鯛めし」のお店「丸水」で戴くことにしました。日本旅行のツアー利用分と今日の宿泊分での電子版「地域共通クーポン」が5000円分も残っているので、それが使える店、ってのが大きな理由だったりしますが。

 

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「鯛めし」は愛媛の名物ですが、実は2種類あって、松山では本来「炊き込みご飯」スタイルになりますが、こちらのお店で出されるのは宇和島のもの。鯛は天然と養殖から選べますが、今日は養殖は品切れだそう。天然のほうを鯛増量でオーダーしました。

 

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テーブルには「食べ方」の案内も。生卵の入ったタレをよく混ぜ、これに鯛の切り身を入れてご飯にかけて食べるんですが、要は「超豪華TKG」って感じですね。ご飯のおかわりOKだったんですが、まぁご飯がすすんでお櫃で追加頂いちゃいました。

 

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夕食後も街中をぶらぶら。道後温泉には外湯が3箇所ありますが、どこも大行列でした。感染症対策で入場人数をかなり絞っているためのようです。

 

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飛鳥乃湯泉を過ぎた辺りのところに「道後麦酒館 別館」が。

 

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道後の地ビールをスタンド形式で出していますが、テイクアウトもやってます。

 

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道後ビール4種の飲み比べセットをテイクアウトで1000円で出していたので、地域共通クーポンを使って頂いてみました。テイクアウトといっても店頭のテラスとかは使っていいとのことで、そちらでのんびり。ビールには「坊ちゃん」「マドンナ」「漱石」「のぼさん」と夏目漱石の松山を舞台にした小説「坊っちゃん」にちなんだ名前が付いています。でも前から不思議なんだけど、「坊っちゃん」ってあのハナシ、主人公がかなり松山を田舎扱いしてディスってたような気がするんだけど、ソレをこんなに松山が持ち上げるってのはいいのかしら。

 

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いい気分に酔っ払ってお宿へ戻ります。ちょうど、道後温泉本館ではプロジェクションマッピングをやってました。

 

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翌朝、朝食はレストランで。

 

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テーブルには本日のお献立が。食後にコーヒーのサービスがあるのは嬉しいですね。

 

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テーブルにはマスクケースが用意されていましたが、片隅にいるのは愛媛のゆるキャラ「みきゃん」じゃありませんか。愛媛の宿泊業者の協会で制作したもののようです。

 

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いかにも「旅館の朝ご飯」といったラインナップで運ばれてきました。ポンジュースにみかん、じゃこ天など地元の名物も程よく入っているのがいいですね。火にかけられている鉄板はじゃこ天を焼くためのもの。

 

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朝9時過ぎにチェックアウト。規模の割にエレベーターが少ないのか「なかなか来ない!」って気はしましたが、そのほかはとても快適なお宿でした。

 

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ちょうど今日は月1回の朝市開催日。立ち寄ってみたのですが、観光客向けだけ、というわけではなく、地元の人向けの産直野菜なども売られていました。素朴な感じのお総菜やお弁当、お菓子なんかもあって予想外に魅力的です。

 

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道後温泉からはまた伊予鉄路面電車でJR松山駅まで戻ります。

 

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松山からは岡山・高松行きの特急「しおかぜ」「いしづち」で多度津を目指します。

 

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松山発の特急は利用者もそれなりに多いのか、岡山行きと高松行きが併結して運転され、途中の宇多津で分割される形での運行。どっちに乗っても多度津には着くのですが、先頭側の「いしづち」の方に乗車しました。

 

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松山を出て今治あたりまではほぼ海沿いを走るので、瀬戸内海の風景が楽しめます。

 

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松山から2時間で多度津に到着です。

 

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駅前には「少林寺拳法発祥のまち」の碑が。えっあれって中国のものなんじゃないの?と思った調べたら、「少林寺拳法」ってのは日本で生まれたもので、中国の少林寺のヤツは「松林拳」で別のものなんですね。

 

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ホームで列車を待ってたら昨日も目撃した「瀬戸大橋アンパンマンロッコ」琴平行きが入線。お子様達で満席でした。

 

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そのすぐあとに乗車予定の特急「南風」が入ってきました。

 

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阿波池田で下車。

 

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駅前にはアーケード街がありますが、残念ながら殆どシャッター街と化している印象。「CRE」とゲートに書いてあるのは何?と思ったら「Central Road Ekimae」の頭文字でした。

 

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このアーケード街の半ばにある「heso salon」でお昼ご飯にします。元寿司屋だった建物をリノベーションしたんだとか。

 

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もうお昼過ぎですが、地元らしき方も含め結構賑わっています。あ、昔の四国の特急のシート使った席とかあるじゃん。

 

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こちらのお店はジビエ料理も名物の一つ。地域共通クーポン消費にちょうどいい1000円というお値段の「週替わり徳島プレート」、今日の献立は「鹿ロースト丼」とのことなので迷わずこちらをチョイスです。

 

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で、運ばれてきたのがコチラ。鹿肉はジューシーで柔らか、これは1000円くらいで出すレベルじゃないですよ本来。これは正解でした。

 

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昼食後は阿波池田駅に戻り、次の列車へ。

 

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これから乗るのは今年10月に運転が始まったばかりの「藍よしのがわトロッコ」です。阿波池田と徳島を結び吉野川沿いを進む徳島線に導入されました。ただ、これも最近のJR四国の悪い?クセ「列車名がラノベのタイトルっぽい」事象を発生させています。この列車、上り・下りがそれぞれ1本づつ運転されるのですが、「1号」「2号」みたいな区別じゃございません。徳島発の下り列車は「藍よしのがわトロッコ さとめぐみの風」、そしてこれから乗車する阿波池田発の上り列車は「藍よしのがわトロッコ かちどきの風」と名付けられました。名前長いよ! 

 

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この列車、トロッコ車両には阿波池田から乗車できます。これは改造車とかではなく、もとは予土線トロッコ列車増発用に新造されたもの。四国内でいろいろな路線を転々として、今回は徳島線にやってくることになりました。

 

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トロッコ車両には動力はないので、特急用気動車キハ185と連結されています。トロッコ車両とともに、「藍よしのがわトロッコ」用の塗装になっています。

 

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キハ185の車内は特に手を加えられておらず、国鉄時代にデビューした頃そのまま。これはこれでノスタルジックで嬉しかったりして。

 

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車両の一角にはこんなご夫婦も。

 

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阿波池田を発車してしばらくすると、赤いトラスが印象的な橋が見えてきます。県道が通る「美濃田大橋」だそうです。

 

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この列車、地元の特産品やお土産などを揃えた車内販売がワゴンで廻ってきます。折角なので「徳島すだちエール」を購入してみましたが、かなり「すだち」の風味が強くて酸っぱいのがちょっと吃驚。旨かったですけどね。

 

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途中、剣山への登山口でもある貞光駅運転停車。かなり長く停まっているので、ドア扱いしてくれてもいいのにな…という気が。

 

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ホームの脇には剣山への登山道を模したという築山がありました。

 

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記念撮影用のプレートも廻ってきましたよ。

 

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列車は吉野川に沿ってのんびりと…という感じなんですが、全般的にそこまで「川に沿って走る」というほど川が近くない区間が多めなんですね。川沿いの区間も国道の方が川側だし、川から離れて住宅地に入るところもそれなりにあったりします。ゆるーいトロッコ列車の旅としては楽しいのですが、川沿いの風景という面ではそこまで多い、っていうわけでもないかなぁ。沿線風景のアナウンスもあったりするので、そのへんは親切です。

 

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途中、学駅でも運転停車。この列車、阿波池田から徳島までの「停車駅」は阿波加茂、穴吹、石井の3駅のみ。どの駅も停車時間は短く、ホームに降りて気分転換というわけにはいかない感じです。最後の停車駅である石井でトロッコ乗車区間は終了、ここでもう1両の特急型のほうに移動。ここからは徳島の市街地に入ってゆき、スピードも上げて徳島を目指します。

 

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阿波池田から約2時間半、夕方5時過ぎに徳島着。この区間、特急列車だと1時間ちょっと、普通列車でも2時間かからないで結んでいるので、いかに「ノロノロ」なのかが解ります。徳島駅では何かゆるキャラみたいなのがお出迎え。アタマにのっけてるのが「とくしまれっちゃくん」、その下が「すまいるえきちゃん」だそうですよ。