へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

さよなら根室線、流氷つき。その1:今年は当たり年?流氷観光。

2024年3月末で根室本線富良野新得間が廃止となります。2016年夏の水害で東鹿越~新得間はバス代行となっていましたが、復旧しないまま廃線を迎えることとなりました。まぁ一応は直前に乗りに行こうかな、ということで。

 

金曜夜の新幹線で東京入り。蒲田駅前の「カプセルイン蒲田」で前泊しました。

 

朝6時前の京急蒲田駅から羽田空港へ向かいます。

 

早朝なのになかなかの賑わいです。そのまま保安検査を抜けてゲートエリアへ。

 

サクララウンジに立ち寄り。

 

ラウンジの窓から富士山が綺麗に見えてました。

 

朝7時発のJAL女満別行きに搭乗。ただ搭乗開始直前に遅延のアナウンスが入り、搭乗が始まったのは朝7時過ぎでした。

 

機材はB737-800。遅延の原因は機内での操縦席からのアナウンスによると「追加の燃料搭載が必要となったため」だそうな。結局、離陸は30分遅れとなりました。

 

女満別空港への到着は約25分遅れとなりました。

 

網走市内行きのバスは航空便に連絡しているため待ってくれていました。先ほどの羽田便から全ての旅客が到着ロビーに出てバス利用者が全員乗ったのことを確認しての発車なので、朝9時半頃まで発車は遅れることに。

 

網走市内までは約30分。この時期は流氷観光の臨時列車「流氷物語号」が運行されており、網走発の「1号」が9:54発なのでコレに乗ろうかと思っていたのですが残念ながら間に合わず、でした。

 

結局、このバスの終点の道の駅までやってきました。

 

ここは流氷砕氷観光船「おーろら」の出発港でもあります。12時半発の便に予約を入れていたのですが、1便前の11時発にへんこうしてもらいました。今日の網走付近は流氷は接岸していませんが、沖合にはまだいるようです。実は前日までは砕氷観光船が港外に出れないほどギッシリと流氷が押し寄せてきていたらしいんですが、一晩にして遠ざかってしまった模様。いま流氷を観るってこんなに難しくなったのねぇ。

 

出港15分ほど前から乗船開始。ほぼ満員らしく多くのお客さんが並んでいましたが、やはり外国人観光客が目立ちます。この日多かったのはタイ人。いやぁ一週間前まで私タイにいてタイ語に囲まれていたんですが、まさか日本の最果てでもタイ語に囲まれることになるとは。

 

では流氷観光に出発。

 

10分ほど沖合に進むと、流氷帯に突入です。やっぱり迫力ありますな。

 

流氷の上にはオオワシも。

 

30分ほど流氷の中をぐるぐる廻って帰還の途へ。

 

道の駅からは網走駅まで徒歩で戻りました。網走の一番の繁華街?を通りましたが、シャッターを降ろしている店が多く残念ながらかなり寂しい感じです。昔は大型の店舗とかももっとあったような気がするけど…。最初はココにある「ホワイトハウス」というレストランで昼食にするつもりだったのですが、網走から斜里方面の海岸には流氷が接岸しているとの情報があり、午後の「流氷物語号」に乗ろうと思った由。

 

網走駅に到着。

 

12:45発の「流氷物語3号」に乗車しました。1ボックスに1~2名程度の混み具合。

 

今年も往年の名作ゲーム「オホーツクに消ゆ」とのコラボになってました。このゲーム、今年の夏にリメイク版の発売が決まったそうな。

 

知床斜里行きの「流氷物語号」は北浜で10分ほど停車時間を取ります。「オホーツク階に一番近い駅」として、ホームの目の前は海。

 

沖の方は海面が見えちゃってますが、それでも北浜駅の海岸が流氷で埋め尽くされる姿を見るのは本当に久しぶりのような気がする。

 

北浜発車後、車内でお昼ご飯。網走駅の駅弁「かにめし」です。これも昔から変わらず網走駅で販売されているもの。お値段は1100円ですが、今や駅弁としては「安い」部類に入るよね…。

 

藻琴を通過したあたりからオホーツク海が再度車窓に現れ始めます。このあたりはかなり流氷がしっかりと接岸している様子。そうそうこれだよ!観たかったのは!

 

終点の知床斜里着。

 

そのまま折り返しの「流氷物語4号」に乗り込みます。

 

網走行きだと浜小清水で20分ほど停車となります。ここは駅に道の駅が併設…というよりは道の駅の一部が駅になってる、という感じのところ。

 

ちょうど3月1日にリニューアルオープンしたばかりのようで、かなり広めのフードコートなどが新設されたようです。販売エリアも拡張されていますし、前からあったセイコーマートも引き続き営業中と、かなり便利になった感じ。

 

また網走駅まで戻ってきました。

 

ここからはまた釧網線。釧路行きの普通列車で移動します。車両はキハ54ですが、これも3月のダイヤ改正で新型のH100系に置き換えとなって姿を消す予定。

 

もと特急車両のリクライニングシートが並んで意外と快適だったこの車両も乗り納めです。

 

釧網線はシカが沢山出てきて列車が遅延することも珍しくないのですが、この日はほとんど見ませんでした。

 

夕方6時前にはすっかり辺りは暗くなり、夜汽車の雰囲気が漂い始めました。

 

夜7時前に釧路に到着。

 

先ほどの列車に接続するような時間で札幌行き最終の特急「おおぞら」もありましたが、今日は「青春18きっぷ」での移動。新得行きの普通列車に乗りました。実は帯広方面はこれが最終。夜7時半前に最終列車が出ちゃうのか…。

 

お客さんは数組。ちょっと晩酌を楽しみます。

 

駅弁類は売り切れでしたが,駅構内のおにぎり屋さんは夜7時まで営業しており、まだ商品もいろいろとありました。ザンギとかも売ってたよ。

 

今日の目的地である帯広に到着したのは夜10時でした。

 

まずは今日のお宿「十勝イン」へ。

 

昔ながらのフツーのビジネスホテル、といった感じの室内。帯広市内のホテルだと天然温泉付きのところも多いのですが、ここにはありません。駅正面の「十勝ガーデンズホテル」と同じ経営で、そちらのホテルにある温泉の入浴券を格安で販売しているという情報もあったのですが、今では実施していないようです。

 

そのまま寝るのもつまらんなぁ、と街中をぶらぶら。「十勝乃長屋」にある天麩羅のお店「てんかつ」に入ってみました。

 

最初はタチの天麩羅。北海道ではタラの白子を「タチ」と呼ぶんだよね。

 

アスパラに…。

 

雲丹。

 

あとは牡蛎。なかなか美味でしたが、これにビールで3000円弱だったので、お値打ち感はそれほどでもなかったかしら。