へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和2年5発目、霧島温泉に泊まってみた。その3:肥薩線観光列車乗りまくり。

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霧島ホテルでの一泊を過ごし、バスで霧島温泉駅を目指します。予め利用予定のバスの時間をフロントで伝えておくと、時間に合わせてバス停まで送迎車で送ってくれます。

 

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霧島温泉駅まではちょうど30分。

 

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駅の待合室には古い案内図が掲げてありました。1988年に廃線になった、粟野から分岐して八代までを結ぶ山野線や、その一年前の廃線だった西都城から分岐する志布志線が図の中に描かれています。

 

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あら、こちらにも坂本夫妻がいらっしゃいますね…。

 

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ここからは鉄道旅。吉松行きの特急「はやとの風2号」に乗車します。九州新幹線の開業を契機に運行が始まった観光特急です。バリバリに普通列車用のディーゼルカーを改造して特急に仕立てる、ってのは登場当初、かなり驚いたもんです。長らく定期列車として走っていましたが、今では土日祝日などを中心とした臨時列車になりました。

 

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霧島温泉では5分ほど停車時間があり、ホームには地元の方による即席売店が登場していました。

 

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では乗車。改造車ですが、車内はウッディな感じでまとめられていて雰囲気は悪くありません。

 

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発車して隣の駅、大隅横川には6分停車。この駅舎も、昨日訪問した嘉例川と同じ年に開業した、鹿児島県内最古の駅の一つです。駅舎内には出店が並び、地元の方も遊びに来ているようで賑わっていました。

 

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駅のホームの柱には、機銃掃射の跡が残っていて、これもこの駅舎の見所です。

 

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霧島温泉から30分ほどで終点の吉松に到着しました。ここは都城方面に向かう吉都線肥薩線から分岐する駅であると同時に、この先の人吉方面への難所へ向かう準備拠点として、その昔は「鉄道の街」でもあったところ。駅前にはSLが静態保存され、往時を紹介する小さな史料館もあったりします。

 

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ここからは人吉行きの普通列車「しんぺい2号」へ乗り継ぎ。「しんぺい」とは明治・大正時代に活躍した政治家・後藤新平のことです。なんで?と思ってしまいますが、肥薩線の最大の難所だった人吉~吉松間が開通したときの鉄道院総裁を務めていたのがその理由。この区間でも難工事だった矢岳第一トンネルの吉松側の入口に後藤新平が書いた扁額が掲げられていることに由来します。矢岳第一トンネルは人吉側に当時の逓信大臣だった山縣伊三郎の扁額があるため、反対方向の人吉発の列車名は「いさぶろう」が与えられていたりするのですが。

 

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2両編成の「しんぺい」は基本、殆どの座席が「指定席」として販売されており、自由席も「ある」ことにはなっていますが数席しかありません。こちらも元は普通列車用のディーゼルカーですが、観光列車らしい内装に改造されています。

 

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吉松を発車した「しんぺい」は10分ほどで次の駅、真幸に到着しました。

 

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真幸はスイッチバックの駅。勾配がきつい区間をジグザグに進むことで高度を稼ぐという線路の敷き方で、駅はその途中に位置しているんです。先ほど停まっていたホームを横目に見ながら、列車は勾配を上がっていきます。

 

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真幸から次の駅、矢岳までの間に「日本三大車窓」と呼ばれる景観が楽しめる区間があります。なお、「三大車窓」のほかの2つは「篠ノ井線の姥捨付近」と、今では線路付け替えのために存在しない「根室本線狩勝峠付近」だそうですよ。

 

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列車は暫くここで停車してくれるので、眺望をじっくり楽しめます。また、ここから見える景色の解説看板も沿線に設置されていて、とっても親切。

 

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今日はお天気もよく、うっすらですが桜島まで見渡すことができました。

 

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矢岳第一トンネルを抜けると線路は下り坂になっていきます。矢岳駅では5分ほど停車。

 

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ここには駅前にSL展示館があり、乗客の多くが停車時間を利用して見学していきます。

 

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ここから次の大畑までは急な下り坂を避けるためにループ線スイッチバックのコンボという、なかなかレアな線形になっています。列車がループにさしかかるところで、車窓からはこれから向かう大畑駅を眼下に見ることができました。なお、ここまでの間、沿線の主要な絶景スポットは全て進行方向の右側。この列車は4席がけのボックスシートが基本ですので、奇数番号の席を選んでおくと良さそうです。

 

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大畑での停車時間は7分。

 

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この駅には沢山の名刺が貼られています。なんでもココに名刺を貼ると出世できるという噂があるらしい…あんまり出世したくないから貼らなくてもいいや(^^;)。

 

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駅のそばに、なんだかお洒落なレストランができています。最近オープンした「CLASSIC RAILWAY HOTEL人吉」のレストラン「LOOP」で、ランチ営業もやっている様子。結構な人気のお店のようで、今度時間があれば寄ってみたい感じです。この「CLASSIC RAILWAY HOTEL人吉」、宿泊は隣の矢岳駅近くにある駅長宿舎になるというユニークな仕組み。

 

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人吉に到着すると、そのまま特急「かわせみ やませみ4号」へ乗り換えました。

 

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「かわせみ やませみ」はJR九州の観光列車の中でも最も登場時期が新しい列車になります。元ネタは相変わらず国鉄時代に製造された普通列車用のディーゼルカーなのですが、内装の豪華さや洗練度はどんどん高くなり、完成形に近づいているような印象がありますね。

 

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車内にはサービスカウンターがあって飲食物やお土産などを販売しています。地元球磨の焼酎とおつまみのセットを購入し、ちょっと遅い昼食にしました。

 

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人吉の「開」という有名店が手がけた「おつまみ」は、ジビエの鹿肉を使ったりと地元に拘ったハイレベルな仕上がり。焼酎が進みます。

 

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車窓からは球磨川

 

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JR九州の観光列車は途中駅での停車時間を長く取ることが多いような気がするのですが、この「かわせみ やませみ」は一勝地で8分、坂本で5分、と割と最小限。

 

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ホームに降りて列車を眺めると、塗装もかなり凝った綺麗な仕上がりなのが解ります。

 

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「のんびり特急」は1時間半ほどで終点、熊本に到着しました。

 

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さすが熊本、駅のベンチに「くまモン」が居やがるぜ。

 

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熊本からは在来線で小倉まで移動…なのですが、実は改札階まで降りてこなくても同じホームの反対側で乗り換えができたことに気がつく私。

 

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2両編成の鳥栖行き各駅停車に乗ります。

 

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JR九州普通列車もユニークな車両が多く、この817系もその一つ。窓が異常に大きく、木の板に革製のクッションを貼り付けたような姿が印象的な転換クロスシートが並びます。居心地はなかなか良好で、これなら鈍行でも快適です。

 

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久留米で下車し、ここ始発の門司港行きの快速列車へ乗り換えます。

 

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こちらも転換クロスシートが並び、座り心地はまずまず。

 

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結局、乗り換え1回の3時間ちょっとで、熊本から小倉まで移動できました。しかし小倉駅、いつ見てもこの「モノレールがビルに突っ込んでる」のが「ぼくのかんがえたみらいとし」みたいで凄いよな…。














 

 



 

令和2年5発目、霧島温泉に泊まってみた。その2:「霧島ホテル」の超巨大風呂。

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本日のお宿は「霧島ホテル」です。およそ300年前に開湯した硫黄谷温泉を引き、坂本龍馬も新婚旅行の際に滞在したとか与謝野鉄幹・晶子夫妻が泊まったとか、由緒のあるお宿だったりします。

 

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霧島周遊観光バスを降りたところの向かいにあるバス停で、鹿児島空港から来る路線バスに乗り換え。

 

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丸尾のバス停から5分ほど、硫黄谷バス停にて下車します。

 

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バス停のすぐそばが霧島ホテルの入口です。ただ、ホテル自体はここから坂を登った高台に位置しており、この待合所内にある電話でフロントに連絡すると、ここまで送迎車が迎えに来てくれます。

 

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早速チェックイン。部屋まではホテルスタッフによる案内がありました。

 

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今回アサインされたのはシングルルーム。この手の大型温泉ホテルだと、添乗員やバス運転手、バスガイドなどがツアー客と一緒に宿泊するようなニーズを見込んで、いくつかシングルルームを設置することがあるようなのですが、ここも恐らく、そうした部屋ではないかと思われます。このフロアに通じるエレベーターないですしね(予約時に注意書きがありました)。とはいえ、部屋の設備も不足なく、広さもあって快適でした。

 

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この手の部屋は窓から何も見えないような位置にあることが多いのですが、こちらは中庭からの眺望がなかなかステキ。

 

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で、早速温泉へゴー。

 

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この霧島ホテルの名物はなんと言ってもこの庭園大浴場でしょう。浴場内は撮影禁止なので看板の画像…。実際はこの画像以上の衝撃でした。奥行き25メートルあるそうですが、中に入るとそのスケール感は笑うしかないほどの凄さ。奥の方では源泉がどんどん注がれる贅沢な造りです。中央の大きな浴槽は深さ140cmもあるエリアもあって、ほとんどプールですよ。その周囲には違う源泉をひきこんだ浴槽がいくつも並んで、まさに温泉三昧って感じでした。実はこの奥には露天風呂もあります。露天風呂も庭園風で悪くないのですが、内湯がこのスケールなので、相対的に露天風呂がこぢんまりしているように見えてしまう…。いやぁ、この温泉、これだけのために来てもいいくらい楽しいわ。

 

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これが庭園大浴場の全体図。「レディースタイム」なんてのが設定されているのですが…よく見たらこの温泉、混浴じゃん! 「フリーゾーン」と「女性専用ゾーン」の間には出入り口があるのですが、通常時は女性がここを通って「フリーゾーン」に来てもオッケー、という仕組みのようです。で、「レディースタイム」はフリーゾーンを男性立入禁止にして女性専用として解放する、というわけ。まぁ実際のところ、フリーゾーンに入ってきた女性は見かけませんでしたけどね。

 

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温泉入口には浴場の模型が置いてありました。中央の庭園大浴場の一部が女性用に仕切られていますが、その一部に開口部があるのが解って戴けるかと。

 

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昔の姿と思しき大浴場の案内図もありました。以前は混浴ゾーンがもっとエグく大きかったようですねぇ。まぁこのスケールの温泉ホテルだと昔の主要顧客は社員旅行みたいな団体さんとかだったでしょうから、女性の入浴事情はそこまで考慮しなくてもよかったのかもしれません。男湯に比べて女湯が妙に小さい旅館とかも以前はよくありましたしね。

 

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晩ご飯はレストランで戴きます。

 

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「杉パレス」という名前の通り、窓の外にはライトアップされた杉林が。

 

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こちらが本日のお献立。

 

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地ビールがあったので、そちらで始めます。

 

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テーブルには前菜など一部が既に並べられた状態でスタンバイ。

 

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その後はタイミングをみてサーブされます。

 

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2杯目はホテルオリジナルの芋焼酎の水割りにチェンジ。

 

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温かい料理は温かい状態でちゃんと出てきます。

 

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メインは黒豚のしゃぶしゃぶ。あ、昼飯も黒豚だった…けど旨いから問題なし。

 

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焼き物の鰆にも薩摩揚げが添えられていたりと、郷土料理のテイストも上手く取り入れていますね。

 

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ご飯は筍の炊き込みご飯。全体的にボリュームも充分で、美味しく戴きました。さすが老舗旅館ですな。

 

 

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デザートも柿などちょっと和風のテイストを取り込む感じでなかなか凝ってました。

 

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朝食はバイキング形式での提供です。

 

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品数はとにかく豊富で迷うほど。また鹿児島っぽい料理もいろいろ用意されていて、観ているだけでも楽しめました。

 

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まぁ、そうなるとやっぱり取り過ぎ傾向となっちゃうわけですが。

 

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館内にはホテルの歴史を紹介する写真パネルや展示もありました。

 

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昔のパンフレット類などもあって、これもなかなか面白かったです。

 

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ホテルの敷地内も見所アリ。すぐそばには立派な杉林があります。夕食のレストランの窓から見えてたヤツね。

 

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「百年杉庭園」として、きちんと管理されてきたものです。

 

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林の中には遊歩道も整備され、朝の散歩にはもってこいでした。







 

 

 

 

令和2年5発目、霧島温泉に泊まってみた。その1:霧島周遊観光バス乗車。

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令和初の天皇誕生日がやってきた2月、3連休なのでお出かけしました。

 

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まずはセントレア発のソラシドエア鹿児島行きに搭乗。ANAとのコードシェア便で実質は「ANAの肩代わり」みたいなものですが、今回は「ソラシドエア」としてチケットを購入しました。その方が少し安かったんですよね。

 

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ソラシドエアは宮崎に本社を置く「九州」ベースのエアラインでもあるせいか、九州色を打ち出している面もあります。機内サービスで出てくるスープは「アゴユズスープ」で、長崎産のトビウオと大分産の柚を使ったユニークなもの。JALANAと違って「お吸い物」っぽくて旨かったです。

 

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鹿児島空港に到着すると、こちらは雨模様でした。午後から晴れる予報ですが…。

 

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鹿児島空港からは土日祝日に運行する「霧島周遊観光バス」の山コースに乗車します。霧島神宮など霧島地区の主要観光地を巡ってくれる便利なバスですが、このバスの「運賃」という設定はなく、霧島エリアの路線バスが乗り放題になる「霧島バス1日乗車券」を購入すると乗車可能、という仕組みになっています。つまり、霧島周遊観光バスだけでなく他の路線バスも自由に乗れるワケです。この地区、路線バスの本数などが少ないわけではないのですが、スケジュールが微妙だったり土日祝運休便もあったりして、路線バスだけで廻るのは結構面倒なので、こんな周遊バスはなかなか重宝します。

 

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午前10時過ぎ、周遊バスがやってきました。

 

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運転日が限定なのに専用のラッピングバスが投入されています。

 

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そして車内も特別仕様。通路を挟んで1列のシートが並び、定員は24名。シートは回転可能で、窓に向けて固定することが出来るようになっています。

 

 

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鹿児島空港を出発したバスはほんの5分ほど走って最初の訪問地に到着。ここは「西郷公園」、鹿児島空港の真向かいじゃん…。

 

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この「西郷公園」には。日本最大の人物像という西郷隆盛像が設置されています。もともと京都に設置するために制作されていたようなのですが、その話が立ち消えとなったため制作者の元に残ったままに。それではよろしくない、と有志が立ち上がりここに設置されるに至ったとのこと。他にも西郷隆盛に関する展示もありました。

 

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次の訪問地はJR九州肥薩線嘉例川駅です。列車では何度か訪問したことがあるのですが、違う手段でアクセスするのはこれが初めて。駅からちょっと離れたところに大型バスも駐められる駐車場も整備され、すっかり観光地になってるんですねぇ。

 

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嘉例川駅1903年の開業当時の駅舎が今でも使われ、鹿児島県内で最古の駅舎のひとつ。九州新幹線の開業もあって観光地としても人気になりましたが、この日も鉄道利用でない駅の見学者で賑わっています。

 

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ちょうど吉松行きの上り普通列車がやってきました。ホームには多くのお客さんが出迎えますが、乗車したのは一人だけ。この日は駅員さんが勤務していましたが「次は列車で来て下さいね」と言ってたのが印象的。

 

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3箇所目は「塩浸温泉龍馬公園」。今では小さな日帰り温泉施設くらいしかありませんが、その昔は温泉宿になっており、坂本龍馬が「日本初の新婚旅行」をした際に滞在したことがあるんだそうです。

 

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そういうわけで、こんな碑が建ってたりします。

 

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その次の霧島温泉、丸尾で80分ほど停車時間が取られています。バス停の前には観光案内所や足湯、お土産物店や食事処のある「霧島温泉市場」があり、この足湯は周遊バス利用者なら無料で入れます。

 

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このあたりで「景勝地」はこの「丸尾の滝」くらい。

 

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お昼ご飯は霧島温泉市場すぐそばの「焼肉厨房わきもと」にしました。

 

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ガッツリな焼き肉屋さんですが、お一人様でも快く受け入れてくれました。満席というほどではないですが、次々と地元の方らしきお客さんが入ってきて、人気のあるお店なのが解ります。

 

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ちょっとお高め(税抜き2480円!)ですが「黒豚たっぷりランチ」を注文。確かに肉たっぷりで流石「黒豚」の美味しさ、お値段以上の満足感でした。黒豚とんかつとか喰っても2000円くらい平気で取られるしねぇ…。

 

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このランチにはドリンクバーとサラダバーがつくのですが、このサラダバーがなかなかハイレベル。地元産の野菜にこだわっているようで新鮮で美味。自家製というごまドレッシングも旨かったよ。

 

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周遊バス利用者特典として、黒糖ソースのソフトクリームも貰えました。

 

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次の訪問地は「霧島神話の里公園」でした。「道の駅」や各種の遊具などがあるような、まぁどこにでもあるような公園なんですが…。

 

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展望台からの眺めがいいらしいので、ロードトレインで登ってみます。1回200円の乗車料がかかりますが、片道分は周遊バス利用特典でタダ。ちなみにこのロードトレイン、イタリア製なんだって!

 

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10分弱でクラブハウスに到着です。

 

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ここからの眺望もいい感じ。

 

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ここからは桜島も見えるようです。すっかり天気は晴れてきましたが、ちょっと霞んでいてこの日は見えませんでした。

 

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で、ここから上にもチェアリフトで登ることができます。

 

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ここまで上がると、もっと視界が開けます。

 

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ここも龍馬押し。この顔ハメ看板がテレビ番組「なるほど珍百景」に取り上げられたことがあるらしいです。調べてみたら、この看板を見る位置によって、龍馬の奥さん「おりょう」の顔から見える山肌が「おりょうが微笑んでいる」ように見える、とのこと。公園の入口に「珍百景」という看板が出てるのに、この解説を園内に出していないのは何故。

 

 

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ここからはチェアリフトで降りることもできますが、スーパースライダーで下るのも選べます、ってそりゃそっちの方が面白そうでしょ。

 

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コースは意外と長めで、なかなか本格的に楽しめました。

 

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この周遊バスは「観光地」として最後に「霧島神宮」に立ち寄ります。

 

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路線バスだと少し離れたところにバス停があるのですが、この周遊バスだと参道の入口そばまで入ってくれるのでラクでいいです。

 

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こんなご時世ですが、なかなかの人出です。

 

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ここにはなんと5カ国語対応の「おみくじ」がありました。中身もちゃんと英語・韓国語・中国繁体・中国簡体と日本語で記載されています。今日は外国人らしき姿は殆どいませんが、本来ならもっと来てるのかな? もしかしたらこういうマルチリンガルなおみくじって他にもあるのかも。

 

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なお霧島神宮も龍馬押し、の様子。霧島エリアは西郷隆盛坂本龍馬で攻める戦略なんでしょうか。

 

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霧島神宮から周遊バスは鹿児島空港へ戻りますが、途中の丸尾で下車しました。1100円で1日堪能しちゃったなぁ。

 

令和2年4発目、ソウル食い倒れの旅。その4:帰国します。

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今回のソウル行きは3泊4日。8:10発のアシアナ便ということで朝5時の空港行きバスに乗ろうとしたら…また雪が降ってました。なお、東横インではフロントで空港行きのバスの時刻表を貰えますが、朝4時半から15~20分おきに運転されているようです。

 

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バスには自分含めて乗客は2名。東大門から市内のバス停を経由しながら進みますが、結局誰も乗ってこないまま高速道路へ。

 

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途中は渋滞もなく、1時間強で仁川国際空港の第1ターミナルに着いてしまいました。

 

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早速チェックインを済ませます。空港内は朝6時過ぎにしては、割と賑わってるような気はします。

 

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搭乗券を受け取ったらそのまま保安検査→出国審査と進み、アシアナ航空のラウンジに来てみました。

 

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エスカレーターでラウンジフロアへ上がると、天井には錦湖アシアナグループのブランドロゴでもあるウイングマークが輝きます。ただ、アシアナ航空はグループ全体を含めた経営不振から傘下のLCCであるエアプサン・エアソウルともども、現代グループを中心としたコンソーシアムに売却されてしまいました。「アシアナ航空」の名前はそのまま残るようですが、このブランドロゴは近々変更されるんだろうな…。

 

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ラウンジの入口は自動改札となっており、搭乗券のバーコードを読み取らせるとゲートが開きます。

 

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ラウンジ内部はスタイリッシュな雰囲気で、なかなか良いですね。

 

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窓側にはパーティションで区切られた一人がけソファもあって、これがなかなか快適でした。

 

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ラウンジ内のフードやドリンク類もなかなか充実しています。

 

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出発30分ほど前にゲートに来てみると、既に搭乗が始まっていました。

 

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今日の名古屋行きOZ122便の機材はA330-300。この路線、普段はA321、時折B767が入ってきたりしますが、A330ほどの大型機が入るのは最近では珍しい筈。いろいろイレギュラーな機材繰りになってるのかしら。

 

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搭乗率は半分に満たないくらいの印象なのですが、何故かお客が後方に偏っており、一部だけぎっちり埋められているようなシートアサインに。何故?

 

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この便も実飛行時間は2時間に満たない程度ながら、ちゃんとホットミールをメインとした機内食が提供されました。甘酢ソースのチキンと炒飯、量は控えめです。これにロールパン、デザートとしてみかんゼリーがつきました。

 

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定刻よりちょっと早い午前10時前にセントレアに到着です。今日は午後から出勤だ…。

令和2年4発目、ソウル食い倒れの旅。その3:雪のソウルを適当に。

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東横イン2泊目の朝食はカレーが出ました。おそらく隔日くらいで出してるんだと思うんですが、このカレーが妙に「昔おうちで出たヤツ」っぽくて旨いんだよねぇ…。完全に「日本風」なカレーなんですが、インドからイギリス経由で日本に入って魔改造されて今やアジア各地で受け入れられている…って凄いな。

 

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部屋でテレビを見ていると、ニュースの後などに「新型コロナウィルス対策をしましょう」的な啓蒙CMが結構流され、中には英語テロップ付きのモノまでありました。街中でもポスターやデジタルサイネージなどで同様の告知が行われています。言ってることは「マスクしましょう」「咳をするときは口を覆って」「体調が悪いときはこちらにお電話を」程度で大した内容じゃないのですが、こうやって「自分がどうするべきか」をちゃんと伝えた方がいいよなぁ、とは思います。

 

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今日は終日単独行動。外はなんと雪が降ってました。昨日はちょっと暖かいくらいだったのに…。特に予定を決めていませんが、とりあえず南大門市場へ来てみました。日曜はお休みの店舗も多いせいか、少し閑散とした印象。

 

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だんだん雪の降り方も本格的になってきたので、屋内で過ごせるスポットを探して国立中央博物館へ。

 

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こちらは常設展は入場無料ですが、かなり大規模。

 

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朝鮮半島の歴史を旧石器時代から大韓帝国まで、国宝を多数含む様々な所蔵品で紹介しています。なかなか見所は多く、じっくり見ていたらかなり時間がかかってしまいました。

 

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次は「屋内」繋がりで地下鉄「高速バスターミナル」駅隣接の地下街「GOTO MALL」へ。ここはソウルでも最大級の地下街なんだそうで。

 

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この地下街、お買い得なお値段の衣類や小物類などを扱うお店が所狭しと延々と並んでいます。確かに衣服とか1万ウォンくらいのものが多い…ですが殆どレディースものでした。でもこれ、確かに女の子とかには凄くいいだろうなぁ。なお、バッグ類とかも安く売ってるし、そもそもこの地下街の雰囲気だけでも面白いので、男性だとつまらない、というワケでもないかと。このエリア、デパートやスーパーなどもあって地上に出ないでも大半のものが揃いますし。

 

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こちらにはフードコートもあります。回転寿司もあって行列が出来てましたが、店名が「すし まいう」ってどうよ…。

 

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夕方からは明洞へ。さすがに夜ともなると、通りも賑わってきている感じです。

 

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今回来てみて驚いたのは「ハニーバターアーモンド」の増長っぷり。暫く前から韓国土産としても人気急上昇中ではありましたが、まさかパッケージのキャラクターがグッズ化されて明洞に専門店が何軒も出されるまでになるとは…。

 

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今日は昼食を食べそびれたので、ちょっと早めに晩ご飯。以前から行ってみたかった「MOM'S TOUCH」です。こちらは韓国ローカルのファーストフードチェーンで最近人気なんだとか。

 

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メニューはフライドチキンが中心で、バーガーもチキンサンド系が多い構成。

 

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こちらの看板メニューらしい「ディープチキンバーガー」をチョイス。セットのポテトは衣をつけて揚げてるタイプで「ケイジャンスタイル」とのことでスパイスの風味が結構美味。

 

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ディープチキンバーガーはかなり肉厚な骨なしフライドチキンがどーんとパンに挟まれています。これにチェダーチーズのソースがたっぷりかけられており、ちょっとピリ辛のチキンと良く合っています。このセットで6千ウォンってのはかなりお値打ち、他のチェーンより人気というのが理解できます。

 

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そのまま明洞界隈を暫く散策。ホテルに戻る前に「神仙ソルロンタン」へ寄りました。

 

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なんかソウルに来ると、ここのソルロンタン喰わないと来た気がしないんだよね…。

 

令和2年4発目、ソウル食い倒れの旅。その2:一日中、喰ってばっかり。

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ソウルといえども東横イン東横イン、お馴染みの無料朝食は異国でも健在です。おかずは韓国風ですが、種類はなかなか豊富でした。

 

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今日はまず明洞に来てみたのですが…土曜日のお昼前という時間なのに、なんとなく閑散としています。マスクを配る客引きの皆さんも心なしか切実感が…。

 

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明洞では日本から現地合流で4名が集合。これから夜まで喰いまくるぞ! ランチは「ユガネ」のチーズタッカルビにします。

 

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こちらのチーズタッカルビは辛さも程よい感じ、日本人だから加減したのかな? 廻りのチーズを絡ませながら頂きますが、やっぱり甘辛とチーズって合うなぁ。

 

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シメはライスと追いチーズで炒飯にしてもらいました。イケメンな店員さん、ハート型に仕上げてくれたけどバレンタインだからですか?

 

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ランチの後は映え映えなオサレカフェとか行っちゃおうぜ!と益善洞へ。このエリアは伝統家屋の韓屋が立ち並ぶエリアで、一時は再開発のために取り壊される計画もあったそうなのですが、韓屋を改装したカフェやショップが増えたことで大人気スポットとなったところ。どちらかといえば観光客よりは地元の人に人気で、若いカップルのデートコースになってる感じ。細い路地をぶらぶら歩くだけでも楽しいのですが、リア充が多いから要注意。

 

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いい感じのお店は多いのですが、そのなかでもちょっとした行列までできていた「温花」というカフェにはいってみることにしました。ドリップコーヒーとスフレパンケーキの専門店だそうです。大きなガラス窓の向こうはキッチンで、確かにパンケーキをせっせと焼いている姿が見えます。

 

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店内は韓屋がベースながらもモダンな雰囲気。長居したくなるソファ席が並びます。

 

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入店するとカウンターで先にオーダーとお支払い、そのあと席に案内されます。オーダーした商品は席まで運んで貰うかたち。コーヒーは「ハンドドリップの専門店」を謳うだけあって、なかなかのクオリティでした。

 

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パンケーキは4人で2つをシェア。こちらもふわふわ加減が凄くて美味しかったです。食感は軽いので、これなら一人で一皿はイケますね。

 

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夕食ですが、最初に広蔵市場のユッケ通りにやってきました。ここでは恐らく一番の有名店である「ユッケチャメッ」へ入ります。

 

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オーダーしたのはユッケにテナガダコの刺身ののったユクタンイ、牛の刺身、そして牛のレバ刺し。ユッケの上のテナガダコはまだグネグネ動いてました。牛のレバ刺しはデフォルトではセンマイ刺しとの盛り合わせなんですが、お願いすればレバ刺しだけにも変更可能です。ユッケは日本ではなかなかお目にかかれなくなりましたし、レバ刺しに至っては禁制品になっちゃいましたから、こうやって食べられるのは貴重です。ユッケはともかく、レバ刺しや牛の刺身はソウルでも他の店ではなかなか見かけないので、やっぱりこちらでも衛生管理などで「何処でも出せる」ってモノじゃないのかもしれませんね。

 

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メインディッシュはタクシーで馬場洞へ移動し、この馬場畜産物市場で戴きます。こちらはソウルの焼き肉店なども仕入れに使うようなところなんだそうで。ゲートの上にはよく見ると牛さんと豚さんがおりますな。

 

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アーケードには精肉店が並んでいます。ここで肉を買うと、市場の2階にある焼肉コーナーでセルフ焼肉が楽しめるという、なかなかユニークなところだったりします。

 

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せっかくソウルで焼肉するんだし、と韓牛の一番イイやつを選択。約650gで9万ウォンちょっとでした。これに豚ロースもおまけでつけてくれました。

 

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精肉店のおばちゃんに案内されて焼肉コーナーへ。

 

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店内はこんな感じ。皆さん焼肉を楽しんでおります。肉が足りなくなったら自分で外の精肉店に追加を買いに行ったりする人もいるんだって。

 

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こちら、席料としてひとり6000ウォンがかかりますが、これに各種タレやソース、キムチやサンチュなども含まれています。

 

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では、早速焼いていくぞ。

 

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油の出やすい豚肉はホイルの上で。韓国だと自分で焼くってのはあんまりないんですが、こういうのも悪くないです。で、韓牛も旨い…。おばちゃんからは韓牛盛り合わせの「食べる順番」を教わったのですが、だんだん肉の質が良くなっていく感じの流れでした。

 

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焼肉を堪能して外に出たらなんと雨が降ってました。なんとかタクシーを捕まえて東大門へ戻ります。食後のデザートをどこかで…と探しててたら、東大門にも「ソルビン」があるのを発見。日本の「ソルビン」は運営会社が破綻して1月末に閉店しちゃったんですよね。

 

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この季節ならではの苺のメニューを選択。かなりのボリュームですが、なんとか喰えました…。なんだか一日、喰ってばかりでしたね。

令和2年4発目、ソウル食い倒れの旅。その1:セントレア、超ガラガラ。

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金曜日、午後に半休をとってセントレアにやってきたのですが。

 

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夕方4時台だというのに、ぜんぜん「人」がいません。何だコレ。夜遅くならともかく、まだ明るい時間帯でこんなにガラガラだっけ?

 

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出発案内ボードを見ると、ご時世柄で中国方面のフライトは軒並み欠航。そりゃ空いてるわけだ…。

 

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国際線のチェックインカウンターもこの有様。この時点でチェックインカウンターがオープンしているのはデトロイト行きのデルタ航空とソウル行きのアシアナ航空だけという状況です。今日はその「アシアナ航空のソウル行き」に乗ってお出かけ。

 

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チェックイン後にスカイデッキへ出てみたら、国際線側には殆ど飛行機がいません…。

 

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出国審査を抜けても、やっぱりガラガラです。免税店も殆どお客さんがいません。ニュースなどでは「数字」で「なんか凄いことになってる」ことは聞いていましたが、その「現場」を目の当たりにすると、その「ヤバさ」が相当なものだってのが解りますねぇ…。これ、いろいろ大丈夫なんだろうか。セントレアだけじゃなくて他の空港でも似たようなモノだろうし。

 

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今回はスターアライアンス加盟のアシアナ航空利用なので、ANA「スーパーフライヤーズクラブ」のスターアライアンスゴールド会員として「スターアライアンスラウンジ」を利用しました。こちらもお客さんの数は少ない印象です。

 

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ここのカレー、個人的に割と気に入ってるんですよね。前回、エティハド航空でフランスへ行ったときに入室した時にはなかったのですが、復活したのかしら。

 

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ラウンジの窓から、これから乗るアシアナ便の機材が降りてきたのが見えました。今日のフライト、A321です。

 

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午後6時ちょっと前に搭乗開始。

 

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ざっと見たところ、搭乗率は半分に満たない程度。日韓路線の利用者の減少でもともとこんな感じだったのか、昨今の状況も影響してるのかは解りませんが…。定刻の18:20より少し早くドアクローズとなり離陸。

 

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水平飛行に入ると程なく機内食のサービスが始まりました。日韓路線ではフルサービスキャリアでもスナック程度しか出さないエアラインが多い中、アシアナ航空はちゃんとホットミールの機内食が出されました。

 

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ボリュームは控えめですが、キムチ添えのプルコギご飯と、ちゃんと「食事」です。しかも結構旨いのも凄い。これにロールパン(別になくてもいいような)とメロンゼリー、水という組み合わせでした。

 

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ソウル・仁川空港に到着したのは定刻20:30よりちょい早めなくらい。っで、仁川空港も心なしか人影が少なく感じます。入国審査も誰も並んでおらず、あっという間に通過。プライオリティタグの威力で手荷物もすぐ出てきたこともあり、20:50発の市内行きリムジンバス6001番に乗れてしまいました。仁川空港って慢性的に混雑していて、入国審査でも待たされるので空港を出るのに1時間くらいは想定しないとダメな印象だったんだけどなぁ。

 

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バスの乗客も5~6名くらいかな。道中は非常にスムースで、東大門の東横イン前にはちょうど1時間で着いてしまいました。仁川空港からソウル市内までこんなに短時間に来たことなかったぞ今まで。

 

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ソウルのお宿は「東横インソウル東大門1」、空港行きのリムジンバスが目の前から発着する上に地下鉄駅からも至近という便利なロケーションにあります。で、客室は「安定の東横イン」と言った感じで、コピーしたかのように他の東横インと同じ。よく見るとコンセントが日本と違うとか、テレビやエアコンのリモコンがハングルとかの違いがあるのですが、まるで間違い探しみたいです。

 

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まだ寝るには早い時間なので東大門エリアをお散歩。ホテル近くには衣料品を売るテントが並んでいますが、おそらく偽物(^^;)。以前は「Supreme」が多かったような気がするのですが、今回は「BALENCIAGA」が目立ちました。こんなところで知ってしまうソウルのトレンド。

 

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ちょっと小腹を満たしたく、手頃にロッテリアで済ませることに。

 

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やっぱりこのタッチパネル式のオーダーマシンは便利ですね。日本語にも対応してるし、カード払いもOK。レシートにオーダーナンバーが記載されており、商品ができあがるとカウンターに設置されたモニターに番号が表示されるので受け取ればいいだけです。

 

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オーダーしたのはモッツァレラチーズバーガーのセット、77000ウォン。店内飲食だとドリンクが使い捨てではないプラカップでサーブされるようです。

 

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このバーガー、チーズのコロッケみたいなのが挟まっています。これがチーズがびよ~んと伸びるヤツで、「あ、韓国っぽいな」という感じ。