へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

HONUのあとは東京で、値崩れ中ホテル梯子旅。

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HONUチャーターフライトの後は東京に暫く滞在しました。

 

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成田空港から京成スカイアクセス線で日暮里まで戻り、山手線で新宿まで。今日のお宿は西新宿の「西鉄イン新宿」ですが、「Yahoo!トラベル」でクーポン1000円+ポイント即時割引を併用したら一泊およそ4000円という価格で取れてしまいました。まだオリンピック期間中だというのに、東京のホテルは何処も宿泊費の相場が崩壊しているような状況で、業界としてかなり深刻な状況なんだろうなぁ、と実感。

 

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フロントロビーはビジネスホテルとしては広めな印象です。サンマルクカフェが併設されていますが、既に夜8時過ぎなので閉店済みでした。

 

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お部屋はごく一般的な構成ではあるのですが、窓際にあるソファ風のチェアと大きめのテーブルが、作業するにも食事したりするにも寛ぐにもちょうどいい感じの設えで、使い勝手が良かったです。

 

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バスルームはこんな感じ。

 

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夕食はホテルに来る前に小田急百貨店のデパ地下で買ったお弁当で済ませました。

 

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西鉄イン新宿」は素泊まりでの予約だったので、チェックアウトして朝食を食べに行きます。

 

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新宿住友ビルの地下にある「ヤクンカヤトースト」で朝ご飯です。この「ヤクンカヤトースト」はシンガポール発祥のチェーンで、昨年日本に進出してきたばかり。ココナツなどで作られたカヤジャムとヤバ目な量のバターを炭火焼きした薄切り食パンで挟んだカヤトーストの有名店で、シンガポールに行ったら必ず一回は立ち寄るお店です。なかなか海外にも行けないご時世、こういうところで「行った気分」になるしかないわけでして…。

 

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店内の感じは本国よりも小綺麗な印象。でも、モールとかに入ってる店舗はこんな雰囲気のところも多くて、ちょっとシンガポールに行ったような気持ちにはなれます。

 

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ヤクンでは「コピ」と呼ばれる甘ったるいミルク入りのコーヒーにカヤトースト、温泉卵というのが朝食の定番コンビネーションなのですが、こちらのお店にはハーフサイズのチキンライス+ハーフサイズのカヤトーストのセットという「シンガポールB級グルメ東西対決」みたいな凄いメニューが。折角ここまで来たならどっちも喰いたいよね…。カヤトーストは勿論安定の旨さですが、チキンライスもシンガポールの有名店とまでは行かないまでも「ちゃんと本場」でした。このシンガポールスタイルのチキンライス、日本人の口にも合うと思うんだけど、なんで日本であんまり普及しないんだろ?

 

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午前中は国立新美術館へ。

 

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こちらで現在開催中の特別展「ファッションインジャパン」を観てきました。会期は9月初旬までですが、このご時世でまたいつ上京できるか解らないので、行けるときに行っておこうかと思ったワケです。

 

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会場内は基本的に撮影禁止ですが、途中に記念撮影コーナーがありました。展示はもんぺが標準的だった戦中から始まり、戦後の洋装ブームを紹介していくのですが、当然と言えば当然ではあるんだけど初期は洋服は「自分で作るモノ」だったんですね。その過程で新しいスタイルの型紙を掲載した雑誌が良く売れたり、洋裁を教える学校が流行したりするのですが、こうした下地も日本から世界で評価されるファッションデザイナーが輩出された要因でもあったようです。

 

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80年代のツッパリブームや最近のゴスロリなどまで網羅し、なかなか見ごたえのある展示でした。

 

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午後は湯島の「旧岩崎邸庭園」へ。

 

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新型コロナ対策で入園は完全予約制。実際に空きがあっても、ウェブ経由での予約がなければ入れてもらえず、その場ででも予約手続きを求める徹底ぶりでした。こちらで入園料を支払います。

 

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ただ、ここに来た目的は旧岩崎邸ではなく、ここ国立近代建築資料館だったりします。平日だと湯島合同庁舎から無料で入れるのですが、土日は庁舎が閉まるために旧岩崎邸庭園から入場する必要があり、庭園の入場料が必要になります。

 

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現在こちらでは特別展「丹下健三 1938-1970 戦前からオリンピック・万博まで」が開催中で、これを観に来た次第。1964年の東京オリンピックのために建てられた国立代々木競技場を中心に、大阪万博あたりまでの丹下健三の初期の作品を取り上げた企画展になります。

 

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会場の冒頭に展示されているのは「広島平和記念公園」。1949年のコンペで選出され、丹下健三が世界的な注目を浴びるきっかけとなった案件でもあります。同時に、第二次大戦が終結した直後、「戦争と平和」「戦没者の慰霊」を求め始めた丹下健三の考えが現れたものともされていたりします。

 

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次のメイン展示室に入って最初に目に飛び込んできたのは「大東亜建設忠霊神域計画」の建築模型でした。まだ戦争中の1942年、日本で先勝ムードが漂っていた頃に実施されたコンペにまだ大学生だった丹下健三が出したこのプランが一等を取り、国内で一目置かれることになります。皇居から高速道路と鉄道で富士山麓をつなぎ、富士山麓一帯を聖域として慰霊施設を作るというもの。ちょっと旧ソ連とかにありそうなスケール感です。

 

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これは淡路島にある、1967年に竣工した「戦没学徒若人の広場」。学徒として動員され命を落とした人々を追悼する施設として建設されましたが、竣工式のときに自衛隊の観閲式が行われたことに不快感を覚え、この建物自体を「丹下健三の作品」として殆ど紹介しなくなってしまった…という曰く付き物件です。実際、自分もここで見るまで存在すら知らなかった…。戦没者の追悼施設でありながら阪神・淡路大震災などの影響で閉鎖され、その後暫くは「廃墟スポット」として有名になってしまっていたようですが、幸いにも再整備され2015年に再オープンしたようです。今度淡路島に行く機会があったら寄らないとな。

 

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最後は「国立代々木競技場」を当時の貴重な図面や建築模型などで紹介するコーナーです。広大な空間を確保するためのつり天井構造が特徴的ですが、空調を天井ではなく側壁のノズルから吹き出す構造にしたのも画期的だったそうな。

 

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もちろん、旧岩崎邸も見学してきました。本来は庭園の敷地ももっと広く、建物ももっと大きかったようで、今残っているのは一部なんだそうで…。

 

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ホテルに戻る前、スーパーなどでよく見かけるスイーツ類を作っている「ドンレミー」のアウトレットストアに寄ってみました。「ホテルココグラン上野不忍」の1階にあるのですが、ホテルが閉館してしまい近日中に移転する予定とのこと。なんでホテルの中に?と思ったら、ホテルココグランとドンレミー、同じ会社の経営なんですね。

 

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プリン1個50円とかで売ってるので、こんなに買ってしまった…。

 

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今日の宿泊先は「三井ガーデンホテル上野」で、上野駅の目の前という絶好のロケーションにあります。「じゃらん」で1泊素泊まりお部屋お任せプランが5500円で出ており、ここからクーポン1000円分の割引が適用になって4500円という破格値に。このホテル、コロナ前は1泊1万円以下の値段では見たことなかったくらい、上野界隈ではお高めだった筈なんだけどな…。

 

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シティホテル寄りのブランドなので、お部屋は広め。ベッドはキングサイズで広々してます。

 

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部屋の窓からは上野駅が見えます。ただ、駅舎に隠れてトレインビューではありません。

 

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部屋の冷蔵庫に何か缶が入ってる…と思ったらミネラルウォーターでした。缶に入ってる水ってあるんだ!

 

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バスルームも綺麗。

 

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アメニティ類も豊富に用意されていました。

 

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上野界隈では緊急事態宣言下でも遅くまで営業してたり酒類を普通に提供していたりする店は目立ち、どこも盛況の様子。ただ、ちょっとこの時期ではそういうところでご飯食べる気にはなれないなぁ…と部屋で夕食にしました。上野のアブアブ赤札堂の地下に食品売り場があって、内容も充実+安い!とは今まで知らなかったぞ。上野駅構内の「ザ・ガーデン」くらいだと思ってたのに。

 

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上野駅の夜景を眺めながら、のんびり過ごしました。

 

今度は飛ぶホヌ!「ANA FLYING HONUチャーターフライト」に乗ってきたよ。

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ついに飛ぶヤツに乗りました。

 

ANAがお小遣い稼ぎに使ってるA380。「地上に置いといたまま機内でメシを喰う」イベントはこれまで2回参加しました。

 

slips.hatenablog.com

 

slips.hatenablog.com

 

これはこれで楽しかったのですが、その前から実施されていた、実際に飛ぶチャーターフライトは何度か申し込んだものの抽選には外れてばかりでした。それが今年の8月も7日間のチャーター便が設定されることに。まぁエコノミークラスでもいいから乗ってみたもんだなぁ、と申し込んでみたら、なんと希望した2日間どちらも当選!という驚きの結果となりました。このチャーターフライト、ファーストクラスやビジネスクラスが大人気とは聞いていたので、今回は敢えて枠数の多そうなエコノミーを狙ってみたのですが、それが勝因だったようです。8月初旬の週末の方の日程の方で乗ってきました。

 

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エコノミークラスだと成田空港の集合時間は朝10時となります。名古屋を朝イチで出れば間に合わなくもないのですが、成田エクスプレスが大幅な運休となっていてちょうどいい時間の便がないので、総武線快速か京成線かバスで行くしかありません。総武線快速は時間がかかりすぎるので却下、バスはオリンピック期間中で道路状況が読めず、ちょっと避けたい感じです。京成も乗り換え回数が多い上に結構ギリギリになるので、前日のうちに東京入りすることにしました。宿泊先は京成上野駅にも歩ける距離の「ドーミーイン上野・御徒町」です。東京のホテルが軒並み値崩れしているため、ここも朝食付きで5000円台で取れてしまいました。

 

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お部屋は一般的な「ドーミーイン」仕様といったところ。

 

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最上階には温泉大浴場が。それほど大きくはないですが、露天風呂からスカイツリーが見えたりとイイ感じでした。

 

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大浴場には湯上がりアイスのサービスもありました。朝はこれが乳酸菌飲料になります。

 

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ドーミーインといえばコレ、「夜鳴きラーメン」も勿論頂きました。タダのサービスにしては妙に旨いんだわ…。

 

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朝食はロビーフロアのレストランで提供されます。夜鳴きラーメンもこちらです。

 

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朝食は小鉢に盛り付けられたビュッフェスタイル。ご飯は各種揃ったおにぎりがこちらのドーミーインのウリのようです。

 

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ホテルをチェックアウトして京成上野駅へ向かいます。

 

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チケットは京成の株主優待券を用意しておきました。御徒町駅前の金券ショップで自動販売機を設置しているお店があって、そこで購入したもの。1枚800円でした。京成の株主優待券は成田スカイアクセス線も利用可能。普通に切符を買うと1250円なので、これで3分の一くらいまで安くできることになります。

 

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ANA FLYING HONUチャーターフライト」はエコノミークラスだと2名以上からしか申込みができません。そこで、今回は友人を2名誘って3名で参加することにしました。うち1名とは京成上野駅で落ち合って京成本線の成田空港行き特急に乗車。青砥で都営浅草線から来るスカイアクセス線経由の成田空港行き特急に乗り継ぐつもりだったのですが、ホームで「ここからなら成田空港までスカイライナーが1000円で乗れるよ」とのアナウンスが入りました。スカイライナーは本来、日暮里からはノンストップで成田空港を目指していたのですが。新型コロナ禍での利用増を狙ったのか、昨年4月から一部の列車が青砥に停まるようになってるんです。アクセス特急で行くより少し早く着けるし、上野からだと特急料金1250円のところ少し安く乗れるし、と使ってみることに。特急券はホームで駅員が手売りしており現金支払いのみ。乗車口は1箇所のみでしたが、どの号車でも空いている席に自由に座っていいとのことでした。

 

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やって来た車両はなんか違った感じ。Sexy Zone中島健人のラッピング「KENTY SKYLINER」に当たったようです。このAE型は9編成ありますが、KENTY仕様はこれ1編成だけ。ラッキーといえばラッキーなのかしら。車内アナウンスも中島健人でした。

 

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青砥からはわずか20分ほどで成田空港に到着しました。さすが在来線では日本最高クラスの160km/hで爆走するだけのことはあります。

 

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成田空港でもう1名と合流、チェックインを済ませました。これも成田空港第1ターミナルの南ウイング1階にある国内線チェックインカウンターでの受付でした。

 

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保安検査場は12時までに通過するようにとのことだったので、暫く空港内を歩いてみることにしました。しかしまぁ、相変わらずガラガラです。ただ、オリンピックの閉会が近いことから一足早く帰国する選手団もいるようで、それらしい集団をいくつか見かけました。オリンピアンって話しかけるとその国のバッジが貰えるらしいんですよね。さすがにここで厚かましく近寄るのは憚られましたけど…。

 

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展望デッキに出てみると、思いの外多くの飛行機を見ることができました。旅客扱いをせず、旅客機を貨物便として飛ばしているケースもかなりあるようなので、出発案内板に出てこない便もあるようです。貨物機も普段より多く見たような気がする。

 

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保安検査場を通過して出発ゲートへ。搭乗券に記載されたグループ毎に、バスで搭乗機まで案内されました。

 

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お、これから乗る機体が見えてきました。今日も2機のA380が仲良く並んでいます。

 

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今日搭乗するのはやっぱり青い1号機、登録番号JA381Aの方です。

 

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2番目のドアのタラップからいよいよ機内へ入ります。やっぱりこのサイズは迫力凄いな。

 

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ドアそばには歓迎装飾。

 

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エコノミークラスの指定された席へ向かいます。主翼より後方のセクションの座席がアサインされていました。なお、ツアー代金は「翼の上」とそれ以外のエリアとで価格が違い、「翼の上」のほうが少しお安め。せっかく乗るんだから地上がよく見えるほうがいいな、と「翼の上」じゃないところを申し込んでます。

 

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座席についてシートベルトを締めると、間もなくドアクローズして出発となりました。あれ?なんか随分空いてません? ざっと見た感じ、エコノミークラスは4分の一くらいしか埋まってない感じです。2階席のファースト・ビジネス・プレエコはほぼ満席だそうですが、エコノミークラスって人気ないのかしら…。なお、今日はちゃんと飛ぶので、クルーによる離陸前の安全確認などは普通のフライトと同じように行われ、離陸前の安全ビデオも放映されました。まぁ「レストランHONU」のときも放映されてたんだけどさ。

 

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シートポケットには「安全のしおり」はもちろん、使い捨てスリッパやヘッドホンなどが入っています。これも普通のフライトみたいです。

 

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成田空港を離陸したHONUは一路北上し、新潟上空を目指しました。チャーターフライトでは成田から南へ向かうケースと南に向かうケースがあってその日の天候などによって変わるらしいのですが、今日は南の方には台風9号と10号がいるため、北回りルートになった模様です。

 

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水平飛行に入ると程なくミールサービスが始まりました。千葉県も緊急事態宣言に入ってしまいましたが空の上は治外法権?なのか、ドリンクサービスにはビールが入ってました。

 

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チャーターフライトでは、エコノミークラスでもプレミアムエコノミークラスの機内食が提供されます。メインはチキンライス。飛んでる機内で機内食食べるの、昨年3月以来だわ…。

 

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デザートはハーゲンダッツのアイスクリーム。食後にコーヒーを頂いて、のんびり過ごします。

 

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新潟上空で日本海に出て、そのまま秋田・青森・函館上空を通って宗谷岬まで。そこで進路を南に変え、オホーツク海沿いを進んでいきました。知床半島の付け根あたりを通過中です。

 

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屈斜路湖も見えてきました。

 

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釧路上空付近で進路を西へ変えます。

 

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日高山脈を越えるようなルートで苫小牧上空へ。そこで南下するルートを取り、三陸海岸などを通りながら成田空港へ戻っていきました。

 

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およそ3時間半にも及ぶ遊覧飛行も間もなく終了。機内照明がレインバーカラーに変わりました。

 

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最後に搭乗証明書も頂きました。手書きでのメッセージだったり、ANAとしてこの企画にかなり力を入れているのが解ります。もちろん実際に収入がはいる有償イベントってのはあるんでしょうが、クルーも「実際に乗務してお客様と接する」という機会を大きく奪われているような状況下で、こういう仕事があるのが嬉しいというか特別というか、そういう気持ちはあるんだろうな、とは思います。自分もちょっと似たような経験を大昔にしたことがあったんで、なんとなく解る気がする。

 

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いよいよ着陸。楽しかった遊覧飛行もついに終了です。

 

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降機すると、当然ながら皆さん大撮影タイムの始まりです。

 

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となりには2号機が駐機しており、これも格好の被写体です。

 

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動き回れる範囲を結構広めに用意してくれているので、このサイズの巨大機でも全体を写真に収められるくらいの場所まで行けたりするのが嬉しいところ。

 

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名残惜しいですが、バスでターミナルまで戻ります。

 

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ではHONUとお別れ。やっぱり今度はハワイ行きで乗りたいもんです。

 

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到着口に出ると、ディスプレイにメッセージが表示されていました。

 

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日程によってはホヌの着ぐるみや、成田のゆるキャラうなりくん」がグリーティングしていたこともあったようですが、この日は特になし。非常事態宣言下なので自粛したのかも知れませんな、

 

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到着ロビーにもオリンピックの装飾が各所に。本来であればここが多くのお客さんで埋まっていたはずなのに…。

 

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屋外にはオリンピックマークのオブジェがあり、記念撮影しておきました。

 

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1名は成田からこの日たまたま運航されていたJALの名古屋/中部行きに搭乗とのことで第2ターミナルまで移動しお見送りしました。こっちのターミナルも、やっぱり閑散としていますね。

 

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もう1名とも成田空港で解散。また京成スカイアクセス線で都心方面へ戻りました。

 

スゴイ列車でスゴイ庭に行く旅、その3:実はレアなんだよみんな気付けよ!「DLやまぐち」に乗ってきた。

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そこまで話題になってた感じがしなかったんだよな…何故だ。

 

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安来駅からは新山口行き「スーパーおき」に乗車します。

 

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車両はキハ187系の2両編成。特急用なのにスパッと切り落としたようなデザイン無視!みたいなお顔が印象的ですが、これで振子式搭載で120km/hで走れるという高性能なんだから吃驚です。昨日乗った智頭急行線には関西と鳥取を結ぶ「スーパーはくと」に加え、岡山と鳥取を連絡する「スーパーいなば」も走っていますが、そちらにもこのキハ187系が使われており、最高速度130km/hまで出すこともできます。ただ、空気抵抗を一切考慮していないこのデザインが災いし、最高速度でトンネルに突っ込むと衝撃音が発生するという問題が出たためトンネル通過時に減速しなきゃいけなくなった、なんてことも。

 

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安来を出て暫くは宍道湖を眺めながら進んでいきます。

 

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出雲市から先は時折、車窓に日本海が現れます。

 

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昼食は宍道駅のカフェで購入した大山鶏のサンドイッチにしました。宿でもらったクーポン2000円分は1500円を宿での飲み物代に充当したのですが、500円分が残ってしまう結果に。駅の売店でもクーポンが使えたので、そこで使い切ったワケです。

 

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安来から約3時間、山陰線から益田で山口線に入って津和野で下車。思ったより遠いなぁ。

 

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ここで暫く時間があるので街中を散策。「津和野町日本遺産センター」なんて施設があるので入ってみました。こちらは日本遺産に指定された「津和野百景図」に関する展示などが行われています。「津和野百景図」とは、幕末の頃の津和野の風景などを解説とともに描いた100枚ほどの絵画で、作者は津和野藩に仕えた栗本格斎。実は実際に描かれたのは明治に入ってからのことで、藩政時代のことを記録に残すために絵画の心得があり藩のこともよく知っていたので依頼された、という経緯のようです。つまり「昔を思い出しながら描いていた」わけ。風景などは今でも面影が残るところもあったりするようですし、当時の風俗などを知る資料にもなっているようです。

 

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あとは古い建物などが残る通りをぶらぶら。

 

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とにかく晴天に恵まれたのはいいけど暑い暑い。ちょっとレトロな雰囲気の喫茶店「沙羅の木」で一休みします。

 

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お店のオススメ、手作りシフォンケーキとコーヒーのセットを頂きました。シフォンケーキに添えられているのは津和野産ブルーベリーを使ったジャム、一応「地のモノ」ですな。

 

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津和野駅に帰還。

 

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これから乗車するのは快速「DLやまぐち」号です。あれなんか違和感が…と思ったアナタ!その感覚、正解ですよ。普段はココ、蒸気機関車のC57が牽引する「SLやまぐち」号が走ってるんですから。

 

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今日の列車を牽引するのは、ディーゼル機関車DD51。「SLやまぐち」は基本的にC57、予備でD51が牽引の任にあたることになっているのですが、今年の夏はどちらも同時に検査・修繕が行われることになってしまいまいました。それで2021年の夏は3月から9月まではディーゼル機関車が替わりを務めることになったわけです。「なんだつまんないなぁ」と思うかも知れませんが、実はコレ、かなりレアですよ! 

DD51は1962年から600両以上も製造され、北は北海道から南は九州まで全国の非電化幹線で活躍したディーゼル機関車です。ただ、登場時にはまだ現役で各地で活躍していたSLを追い出し「無煙化」を推し進めた存在として、あんまり鉄道ファンの中では良く思われない面もあったようです。加えて「どこにでもいるやつ」という感じで、あんまりありがたみが感じられない車両でもありました。ブルートレイン全盛期は非電化区間を走る「出雲」の先頭に立っていましたし、「北斗星」や「はまなす」も北海道内はコレが引っ張っていました。しかしながら急行「はまなす」が2016年に廃止されると、DD51が牽引する旅客列車は消滅してしまいました。それどころか、そもそもこのDD51自体が新しい機関車に置き換えられてどんどん数を減らしており、今や16両しか残っていないという状況に。確かにJR貨物でも最後まで使われていた愛知県での運用がなくなったというニュースが春にあったけど、そこまで減ってたとは…。そんなわけで、「DD51が引っ張る旅客列車」って実は珍しいし、今後いつまで続くのかわからないモノだったりするんですよね。まぁそもそも「機関車が客車を引っ張る列車」自体が日本ではレアものではあって、通年で定期運行してるのは大井川鐵道井川線くらいしかなかったりするんですけど。

 

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で、客車の方は35系。古そうな見た目ですが、実は2017年に製造されたバリバリの新車でして、SLに合わせて「昔風」に造られています。

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側線に入っていた客車は機関車が連結され、一度新山口方面に引き上げてからホームに入線してきました。

 

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今日は奮発してグリーン車取っちゃいました。「DLやまぐち」は全車指定席なので、具通車でも指定席料金が530円かかります。これに対して、指定席グリーン料金は1000円。普通車の約2倍ですが、それに見合うだけの設備ではあるのでね。

 

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グリーン車の車内には横3列でリクライニングシートが並びます。

 

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ゆったりしたシートは赤いモケットに白いリネンがかかり、昔の一等車とかこんな感じだったんだろうな、という上品な出で立ち。前後間隔も広く取られていて快適です。

 

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そして、この扉の向こうは…。

 

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サロンのようなソファを備えた展望室が用意されています。この空間はもちろんグリーン車の乗客だけのもの。これで差額が500円以下なら納得でしょ? 

 

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グリーン車の一角にはボックスシートも設置されていますが、こちらもソファのようなゆったりした座席になっています。

 

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津和野駅を定刻に発車、田園風景の中を快調に飛ばしていきます。新山口発では最後尾の展望が楽しめるこの展望室ですが、新山口行きは機関車がこちらに連結。おかげで、DD51の勇姿を堪能できるわけですけどね。

 

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ちょっと車内を散策。貫通路なども「昔風」です。

 

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洗面台も昔の客車についていたようなデザインになっています。手前の丸い謎のくぼみ、おそらく旧型客車などでは当然についていた「痰壺」を再現したものと思われます。芸が細かいなオイ。

 

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普通車はボックスシートになっています。これも昔っぽいデザインなんですが、これでいて各座席に充電用のコンセントが完備されていたりと、快適性は現代の水準にはアップデートされていたりします。

 

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最後尾の普通車は背もたれも板張りと、より古い時代の客車を模した内装。

 

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こちらにも展望デッキがあり誰でも立ち入り可能。流れ去る線路の風景を楽しめます。

 

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途中の地福駅で13分の停車時間があり、ここで多くの乗客がホームに降りて記念撮影タイムに。

 

f:id:slips:20210831233231j:plain正直コレがそこら辺で走ってた頃は気にしてなかったけど、こんなに少数派になると、この姿もなんとなく良く見えてしまうから不思議。ありふれすぎていたせいか、保存車両も7両くらいしかないらしいです。

 

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津和野から1時間45分で終点の新山口に到着です。

 

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ここから名古屋に帰りますが、まずは博多行きの「こだま」に乗ります。

 

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やってきたのは「ひかりレールスター」使用の700系。

 

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2駅だけ乗って新下関で下車しました。この駅、中央の出口のほかに、ホームの博多寄りにひっそりと「南口」ってのがあります。

 

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ホームから改札階まで階段しかないんですが、こちらに出てくると在来線への乗り換えが比較的ラクだったりします。

 

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ここから在来線の下関方面行きホームは同一面で繋がっていてバリアフリー。まぁ新幹線ホームからココまでがバリアフルだから意味ないけど。

 

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すぐの接続で下関行き各停に乗って…。

 

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下関でとなりのホームにいた門司行きに乗り換えました。

 

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関門トンネルに入る前、恐らく名門大洋フェリーの建造中の新造船らしき姿が見えました。確かこの年末から投入予定だったはずです。

 

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門司にて下車。駅名標には関門トンネルを通過する811系らしき列車が描かれていましたが、お前は直流区間走れないからトンネル抜けられないだろ。

 

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門司駅前から阪九フェリーの無料送迎バスに乗車、新門司港へ移動です。

 

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神戸行きのフェリー「せっつ」が今夜のお宿です。

 

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予約したのは「スタンダードシングル」。比較的リーズナブルなお値段で鍵のかかる個室を確保できる優れものなんですが、元々はトラック運転手向けの「ドライバーズルーム」として用意されているので、通年で一般販売がされているわけではないのがちょっと残念。浴衣に使い捨てスリッパが用意されているのは有り難いんですけどね。

 

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個室内にはテレビも用意されています。

 

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夜8時、定刻に出航。

 

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夕食は船内のレストランで頂きました。

 

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阪九フェリーのレストランはカフェテリア方式で、一つ一つの料理のお値段はそうお高くないのですが、調子に乗ってたくさん取ってしまうと吃驚なお値段になってしまうパターンのやつです。今日は鉄板ホルモン焼きにご飯と味噌汁というオーソドックスな定食構成で行ってみました。

 

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翌朝は展望浴場の露天風呂から明石海峡大橋通過を眺めるところからスタート。

 

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朝食は船内販売のパンで。前日に予約しておくと、当日朝に船内で焼いたパンが手に入ります。これがなかなか旨いのよね。

 

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神戸港到着後は連絡バスに。

 

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阪神御影駅近くのバス停で下車しました。連絡バスはフェリーターミナルから六甲ライナーの「アイランド北口」駅までは無料ですが、その先のJR住吉駅阪神・阪急の御影駅までは有料となります。

 

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そのまま阪神本線で梅田まで移動しました。

 

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今日は阪急梅田店で開催中の「鉄道模型フェスティバル2021」を見てから帰ります。コロナ禍で色々なイベントが中止となる中、鉄道模型関連のイベントも影響を受けています。毎年8月にビッグサイトで開催されていた「鉄道模型コンベンション」も来年まで開催なし、ですし(まぁこっちはコロナよりもオリパラの影響が大きいみたいですが)。そんな中、数少ない鉄道模型関連で「開催されてるイベント」だったのがコレ。折角大阪に来たタイミングでやってるんだし。

 

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鉄道模型各社の新製品の展示も多く、この旅行で乗ったHOT7000系も年末発売予定でKATOが製品化することから、その試作品が展示されていました。展示の中で一番人気だったのが阪急沿線を再現したレイアウトだったのは場所柄ですわな。流石に会場がデパートなので、中古販売業者の即売会みたいなのはなかったです。

 

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名古屋までは久々に近鉄特急「ひのとり」にしてみました。

 

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これも久々の利用となるプレミアムシートで。運良く運転席後ろの最前列の席がG取れました。それにしてもこの座席、ホントに快適だよなぁ…。

スゴイ列車でスゴイ庭に行く旅、その2:足立美術館のとなり、安来さぎの湯温泉「さぎの湯荘」に宿泊。

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足立美術館、実は温泉地にあったりします。

 

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足立美術館のすぐそばにあるのが「安来さぎの湯温泉」です。8世紀頃に発見され江戸時代まで栄えたものの、17世紀の洪水で流されてしまったんだとか。それを20世紀に入ってから再発見し再興したそうです。

 

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そして、今夜泊まるのが「さぎの湯荘」です。温泉を再興したのがこちらの初代当主だそうですので、地域的には一番、なのかもしれません。

 

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玄関から一歩足を踏み入れると、なかなか上品な雰囲気。1泊2食で2万円を切るくらいのお値段なのでそこそこいい宿とは想定してましたが、もしかしたらそれ以上?

 

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フロントで手続きをして、準備ができるまでお庭の見えるロビーで一休み。ちょうど1週間ほど前から「安来に泊まってお得に観光~やす得!キャンペーン~」というのを安来市が始めたところらしく、宿泊料金が最大3000円引き、加えて2000円分の金券がもらえるとのこと。

 

yasugi-kankou.com

 

今回は「一休.com」での事前決済で予約していたのですが、キャンペーンを適用したほうが安くなるので宿都合でキャンセル扱いにし、こちらを適用していただきました。金券は足立美術館の入場料金にも充当できたので、先にチェックインしておけばよかったかもな…。

 

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コーヒーとお茶菓子を頂いていると、準備ができたとのことでお部屋に移動。

 

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まぁ一人旅には贅沢な広さのお部屋に通されました。

 

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窓辺にはテーブルとチェアが。実は部屋の向こうは道路なんですが、塀と植林でうまく隠されており、通行量も少ないので「静かなお庭を眺めてくつろぎのひととき」みたいな雰囲気に浸れます。

 

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冷蔵庫やポットなどが置かれたキャビネットもお洒落です。

 

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洗面台もいい雰囲気。全般的に居心地の良さを感じますね。

 

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こちらのお宿、別館などもいくつかあって、なかなか複雑な構造です。規模は大きいようなのですが、そのせいであまり「大旅館」という感じがなくアットホームな雰囲気なのが不思議。

 

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では早速、温泉に入りましょうか。

 

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もしかしたら「さぎの湯荘」の大きな魅力はこの温泉大浴場かもしれません。浴室に入ると、大きな窓の向こうに田園風景広がり一瞬息を呑むほど。大浴場から見える方向は「ほぼ田んぼ」しかないので、まるで田んぼのど真ん中で入浴しているような気分になります。

 

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夕食は個室のお食事処での用意でした。

 

f:id:slips:20210830232343j:plainこちらが本日のお品書き。懐石ですが、品数は多めかな。

 

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既にテーブルには料理が並んでいました。

 

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食事のお供は、最初に地ビール「大山Gビール」を頂きました。でもコレ鳥取の大山ブルワリーなんですよね…まぁココは島根だけど鳥取の隣だから地物みたいなもんでいいよね、と。

 

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温かいものとして茶碗蒸しと…。

 

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鰈の焼き物は後から運ばれてきました。

 

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お酒のお替わりはモロ地元、安来の吉田酒造の「月山」芳醇辛口純米を。お宿のオリジナルラベルじゃないですか。

 

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ご飯はテーブルの釜で炊かれたとうもろこしご飯。どれも美味しく頂きました。

 

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最後にデザートが出てきて、お食事は終了。

 

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「さぎの湯荘」には大浴場のほかに2箇所の貸切風呂があり、空いていれば自由に使うことができます。こちらも風情ある作りでした。

 

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こちらのお宿、パブリックスペースも意外と多く、温泉宿には定番の卓球台もあったりして。

 

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大浴場にも行ってみましたが、夜の露天風呂も星空が見えて最高です。

 

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館内の自動販売機はドリンクだけでなくアイスも販売。山陰らしく二十世紀梨のシャーベットを湯上がりに頂いてみました。あれ?これも鳥取だな…。なんか完全に「鳥取か島根か解らないがその辺に行った人」になってるな俺。

 

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部屋に戻ったら、窓にカエルが張り付いてました。いやぁ、長閑なとこなんですねぇ。

 

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朝食は大広間で頂きました。

 

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ソーシャルディスタンスを意識した感じでテーブルが並びます。

 

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大広間の窓からはお庭と田園風景が。

 

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朝食のメニューは一般的な感じ。お味は確かです。

 

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焼き魚も焼きたてで提供されました。

 

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朝食後、もう一回大浴場へ。この風景、いいよなぁ。

 

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チェックアウトして安来駅へ。通常だとさぎの湯温泉の宿に宿泊した場合は、足立美術館の無料送迎バスを使えることになっています。この日は宿の方が駅方面へ行く用事があるのでお送りしますよ、とのことで、お願いすることにしました。

 

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クルマの準備が整うまで、お庭を見ながらコーヒーを頂きます。さぎの湯温泉、ここに泊まったら朝イチの足立美術館に行くのが本当はいいみたいです。今は新型コロナ禍で来場者も多くないのですが、足立美術館といえば団体ツアーでも山陰を巡るなら必ず訪問するような人気スポット。ただ、ツアーだと宿泊地は松江や出雲あたりに設定して観光バスで来ることになるので、頑張っても団体さんが来れるのは朝10時過ぎにはなってしまいます。足立美術館は朝9時開館なのですが、朝イチに来ると団体客もいないので静かな中でお庭を眺められるというメリットがあるんだとか。

 

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宿から15分ほどで安来駅まで戻ってきました。

 

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駅前になんだか船を象ったようなモニュメントが。北前船だって?

 

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実はこの安来駅、駅から近いところまで日本海に繋がる中海が迫っており港になっているのでした。北前船もここに寄港していたらしいです。

 

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立派な安来駅の駅舎は観光案内所と物産の販売所、カフェなどが入っており充実しています。安来って安来節の発祥の地なので(まぁ名前から言えば当然だわな)、その関係の展示などもあって時間は潰せます。

 

スゴイ列車でスゴイ庭に行く旅、その1:化け物ディーゼル特急で日本一へ。

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スゴイ列車でスゴイとこに行きます。

 

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早朝の名古屋から快速列車で大垣、そこから米原行きに乗り換えて移動。

 

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米原からは新幹線「ひかり」で一区間だけ乗って京都で下車しました。

 

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京都からはここ始発の特急「スーパーはくと」に乗車。新幹線と在来線特急を乗り継ぐと、在来線の特急料金が半額になる「乗継割引」という制度があるので、ただ京都から特急に乗るよりも米原から新幹線に乗ってきた方がトータルで安くなるため、こんなヘンなルートになった由。

 

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特急「スーパーはくと」が5両編成で入線してきました。このスマートな車両は智頭急行HOT7000系。1994年の智頭急行線の開業と同時に登場したのですが、関西圏と鳥取エリアとの移動時間短縮に特化し、ディーゼルカーながら振子装置を搭載し、最高速度もなんと130km/hも出るという化け物スペックなんです。この先、姫路を超えて上郡まで東海道線山陽線を走って行くのですが、この区間は新快速電車などがバンバンかっ飛ばすようなところ。そこに混じってコレも爆走するんですから、一度体験してみたいじゃないですか。

 

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今回は自由席をチョイス。倉吉行きの下りは1号車が先頭になります。

 

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で、このHOT7000系は先頭車が非貫通タイプと貫通タイプがあり、非貫通タイプだと運転席越しの前面展望が楽しめちゃうんですよ。一応、1号車に非貫通タイプが連結されるのがデフォルトらしいのですが、必ずしも固定されているわけではなく非貫通タイプになることもあるようです。幸いなことに今日は非貫通タイプ、運良く最前列のシートを確保できました。

 

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京都を定刻に発車、電車が高速で行き交う複々線区間をかっ飛ばします。こちらは快速線、隣の各駅停車をどんどん追い抜いていくのが爽快。ホントに130km/hとか平気で出してますよ。

 

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舞子海岸のあたりで、前方に明石海峡大橋が見えてきました。このあたりは各駅停車用の複線と快速用の複線が並ぶ形、貨物列車とすれ違ったりします。

 

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さて、このへんで車内を一回りしてみましょう。窓側にはコンセントが設置されていますが、全ての車両というわけではない模様。

 

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洗面台のボウルは鳥取の因州中井窯が使われています。

 

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1号車デッキには飲料の自動販売機も設置。

 

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指定席車はシートは少しグレードが上がってる感じのものが設置されています。

 

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半室分ですがグリーン車もあります。

 

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最後尾の5号車は指定席、こちらには通常は貫通タイプの先頭車が使われているようです。

 

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貫通タイプの先頭車だと、運転席のすぐ後ろはセミコンパートメントのようなシートが設置されているため、前面展望を楽しむのはちょっと難しい感じです。

 

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京都からおよそ2時間、上郡に到着。ここから智頭急行線に入っていきます。智頭急行線はここ上郡から姫新線の作用を経由して因美線の智頭までを結ぶ第3セクター鉄道。もともとは国鉄時代に計画された山陽と山陰を結ぶ路線の一つとして建設されていましたが、国鉄再建の過程でストップ。これを鳥取県岡山県が引き取って第3セクターとして開業させました。この路線、沿線の輸送の需要は殆どなく大半が特急利用で、そのお陰で第3セクターとしては異例なほどの高収益をたたき出しているという、なかなかスゴイ鉄道だったりします。

 

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智頭急行線は建設年代が新しい分、高架とトンネルで地形を突っ切るようなルートの取り方をしています。高速での陰陽連絡を前提とした改良も行われ比較的線形もいいため、このあたりでも120km/hくらいは平気で出しながら爆走です。

 

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なんかピンクの派手な駅が見えてきましたが、これが智頭急行線の名物駅?ともいえる恋山形駅

 

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上郡から約40分、智頭に到着です。ここからはJRに戻り因美線に入ります。

 

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因美線は昔ながらの国鉄規格の路線ということもあるのか、少しペースを落として進んでいきます。郡家ではお隣に若桜鉄道のディーセルカーが停まってました。

 

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京都からおよそ3時間、鳥取駅に到着しました。考えてみたら山陽線の上郡からここまでは約1時間しかかかってません。瀬戸内海と日本海、こんなに近かったっけ?

 

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列車はこの先、山陰線を倉吉まで走るのですが、自分は鳥取で下車。列車を見送ります。

 

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ちなみに貫通タイプの先頭車は外観がこんな感じです。

 

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ここで後続の快速「とっとりライナー」米子行きに乗り換えました。

 

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使われているのはJR西日本が山陰線の高速化のため新造したキハ126系の2両編成です。

 

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車内はボックスシートが並び、居住性は悪くありません。

 

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この車内でお昼ご飯。鳥取駅で購入した駅弁、アベ鳥取堂の定番「かに寿し」です。

 

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こういう定番モノって最近あんまり買ってない気がする。長く売られてるってコトはそれだけ支持されてるわけで、これもやっぱり安定の旨さではあります。

 

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途中の由良駅が「コナン駅」になってました。なんか事件が起きそうだけどいいのか。ここは「名探偵コナン」の作者である青山剛昌の出身地で、記念館の最寄り駅でもあるから、ではあるんですがね。

 

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米子駅でちょっと改札外へ。旧駅ビルはもう随分撤去が進んでいるようです。

 

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駅のベンチは猫ブームに乗っかろうとしているのか、「よにゃーご駅」とかになってますよ。

 

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でも、そのすぐそばには「ねずみ男駅」の表記が。猫なのかネズミなのかハッキリしろ。

 

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ここからは一駅だけ特急「やくも」に乗車します。この先に進むちょうどいい時間の列車が特急しかないので仕方なく…。ただ、JR西日本のクレジットカード「J-WESTカード」での支払専用で「(おためし)トク特チケットレス」という割引特急券があり、指定席利用なのに特急料金300円で乗れてしまうんですよ。

 

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乗車時間わずか7分でお隣、安来駅に到着しました。田舎の小駅を想像してたら立派な駅舎なので吃驚。安来市の観光案内所と物産販売所を兼ねる施設になっています。また駅裏には日立金属の大きな工場もありました。結構大きな街なのね。

 

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ここは「庭園日本一」として知られる足立美術館の最寄り駅。以前は米子駅前から路線バスで行くのが一般的だったようですが、今では安来駅から美術館の運行する無料送迎バスを利用してアクセスします。確かに米子駅のバス乗り場に「足立美術館行きのバスはここから出てないよ」的な案内板が出てたりしたな…。なお、米子は鳥取県ですが安来は島根県。リアルに「.島根か鳥取か分からないけどそこら辺に行きました」状態ですね。そんなお土産もあったし。

 

omiyadata.com

 

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安来駅からバスで約20分、長閑な水田地帯のなかに突然、巨大な建物が見えてきます。これが足立美術館。主に近代日本画を中心として蒐集しており、特に横山大観のコレクションは日本トップクラスと言われています。加えてココのウリは「日本一」と言われる日本庭園でしょう。こんな片田舎(失礼だな)に年間60万人以上が訪れるというのですから、そりゃ一度確かめないとダメですよねぇ。ミシュランのグリーンガイドでも3つ星頂いたそうですし。

 

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入館料は2300円とまぁまぁ取りますが、コレクションの充実度を考えれば妥当でしょう。このクソ暑い中で庭園とかキツいかな…と思ったのですが問題なし。日本庭園って「庭園の中を歩く」よりは「庭園を眺める」ものなので、美術館からお庭を見る、って形になるわけですよ。つまり空調の効いた空間からじっくり眺められるワケです。

 

なお、絵画のコレクションは当然ですが全て撮影禁止。横山大観のコレクションは「こんなにあるのか…」という凄さでしたし、北大路魯山人のコレクションも充実しており一見の価値あり。魯山人って確か「美味しんぼ」の海原雄山のモデルとされる人くらいの認識でしたが、どうも海原雄山以上に破天荒なお方だったようです。陶芸なども大胆な感じがしたのはそのせいかも。

 

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庭園の一角に立つ銅像、これがこの足立美術館を一代で築き上げた実業家、足立全康です。コレクションの凄さが表していますが、並外れた情熱で買い集めていたんだとか。

 

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館内に入ると、大きな窓の向こうに美しい庭園が。

 

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確かにこの調和の取れた美は庭に特段の興味があるわけでもない自分でも良くわかるレベル。そりゃ60万人来るよな…。

 

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奥に進むと茶室が。

 

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玄関にソファが置かれ「左右を見てください」との案内があります。何?と思ったら…。

 

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腰掛けて右側を見ると、まるで額縁の中に描かれた絵画のように見える庭が。

 

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反対側は「生の掛け軸」、縦長の窓の向こうの景色が掛け軸のように見えます。粋ですねぇ。

 

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美術館の中を進んでいくと、様々なところに庭の鑑賞ポイントがあり飽きません。

 

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この広大な庭を維持するのも大変でしょうし、お高めの入館料も納得かも。絵画のコレクションも有名画家のものだけではなく、近年の現代日本画のコレクションも厚く、「過去のイイもの」だけでなく「これからイイものになるもの」にもちゃんと投資している様子なのに好感が持てました。

 

 

 

陸海空乗るだけサマー、その4:「福岡ハンバーグ」の謎を探れ&お家に帰るのに鈍行に乗るだけサマー。

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青春18きっぷ」で名古屋に帰ります。

 

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天草エアラインに散々乗った後は福岡でもう一泊です。夕食は以前から一度行ってみたかった「極味や」。ハンバーグのお店ですが、新型コロナ蔓延前は「ハンバーグの本場”福岡”の超有名店」として韓国人観光客に大人気だったとか。

 

そう、韓国では「ハンバーグといえば福岡」ということになってるんだそうですよ。

 

www.nishinippon.co.jp

 

どうも、この「極味や」でハンバーグを食べた韓国人がこれを真似て「福岡ハンバーグ」というお店を韓国で展開して大繁盛。その相乗効果で「ハンバーグは福岡名物」という認識が広がり、元になったこの店も「本場」として観光客が押し寄せた…というようなハナシらしいです。「真似したのか!」って気もしなくはありませんが、考えてみたら地方で浸透したB級グルメって大抵「何処かのお店が始めたメニューが人気になったので周囲のお店も真似して出したら一般化した」みたいなのが多いし、今回も「真似したお店」のおかげで本場の人気が高まるというプラスのサイクルになっているので、悪いハナシじゃないような気がします。いずれにせよ、「福岡」の名前を韓国にとどろかせるきっかけとなったお店、お味はどんなもんじゃい、と思った次第。

 

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こちらのお店、当然ながらハンバーグがメイン。お値段もそれほど高くはありません。

 

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こちらはコロナ前には8割以上のお客さんが韓国人観光客だったそうですが、インバウンドが消滅した今でも地元のお客さんで大盛況。行列というほどではないですが入店まで10分ほど待ちましたし、食事している間も入店待ちのお客さんが途切れることはありませんでした。テーブルには排煙ダクトが置かれ、換気はバッチリ。

 

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ここは博多店限定という「炭火焼ハンバーグ」の150gにセットを付けました。セットはご飯に味噌汁にサラダと食後のソフトクリームが含まれ、どれもお替わり自由と食いしん坊も満足といった感じです。

 

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そしてハンバーグの登場。ソースは8種類から選べますが、恐らく推しと思われる「極味やの甘ダレ」にしてみました。このハンバーグ、ほぼ「レア」で出てくるので、ハンバーグを少しづつ千切って、鉄板に置かれたペレットで好みの焼き加減まで火を通して食べるんです。テーブルに排煙ダクトが設置されているのも、ペレットで焼くときに煙が出るから。

 

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食べ方はちゃんとテーブルにも説明が置かれているのでご安心を。

 

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「レアで出てきます」ってどのくらいレアかというと、もう殆ど「生」です。そもそもコレって「ハンバーグ」なの?という疑問が沸かなくもありませんが、スパイスの配合などが絶妙で「タダの挽肉の塊」ではなく、味は確かにハンバーグ。いろんな焼き加減を試せるって面では、こういう食べ方もアリっていえばアリです。ただ、何故コレが韓国人にそこまで刺さったのかは謎かなぁ…。旨いのは確かだけど味だけってわけでもなさそうだし、「焼ながら食べる」のがよかったのかしら。

 

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食事が終わるとセットに含まれるソフトクリームが出てきました。これも「おまけ」的な存在のくせにちゃんと旨いのよ。おかわりしちゃいました。

 

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一晩明けてホテルをチェックアウト。アパホテルは追加支払いなどがなければココにカードキーを返却するだけで手続き完了です。

 

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ちなみにチェックインも機械でできます。アパホテルのアプリを使っていると、専用のチェックイン機にQRコードをかざすだけでカードキーが発行されるので、今回ここでの2晩の滞在では一切ホテルスタッフと口をきかずに終わってしまったほど。

 

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ホテルから博多駅までは徒歩5分ほど。

 

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博多駅、ここから「青春18きっぷ」で名古屋まで帰ります。

 

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最初は小倉行きの快速列車から。

 

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やってきたのは817系電車ですが…。

 

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快速列車なのにオールロングシートの車両なのでちょっと残念。JR九州って博多周辺はクロスシート車が結構多く走ってる筈なんだけど。

 

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小倉では関門トンネルを抜ける下関行きに乗り継ぎます。

 

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使用されているのは国鉄時代から残る415系。既にこの形式が活躍するのはJR九州だけになってしまいました。この古い車両が今でも現役なのは、本州と九州と電化方式が違うから。本州側は直流電化、九州側は交流電化で、その境目が関門トンネルにあるため、「直流でも交流でも走れる電車」は必要なのです。ただ、そういう車両は当然ながら高コストになるので、未だ新型車に取り替えられずにいるわけです。ただ相当に経年劣化しているはずで、今後どうするのかしら。

 

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下関までは2駅で15分程で到着。

 

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下関では岩国行き各駅停車に乗車しました。

 

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山陽線の山口エリアは今でも国鉄時代の車両が現役で走り回っているところ。これから乗るのも115系3000番台、115系のなかでは比較的新しいグループですがそれでも製造は1980年代前半です。

 

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車内は転換クロスシートが並びます。元々は広島地区でのサービス改善を目指して投入されたことから、ちょっと豪華な設備になったそうです。

 

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途中の徳山駅では30分近い停車時間があったので、改札を出て駅周辺を散歩してみます。駅舎には周南市の図書館が併設。お洒落な雰囲気でしたが、やっぱり「TSUTAYA」のCCCが手がけてるらしいです。1階にはスタバがあり、ちょうど販売中のご当地メニューでも買ってみようと思ったのですが凄い行列だったので断念。

 

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徳山から先は瀬戸内海に沿って走る区間が増えてくるので、車窓風景も海が多くなってきます。

 

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岩国で白市行きに接続。

 

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広島地区は暫く前までは国鉄時代の車両の天国みたいなところで「国鐵廣島」なんて言われていたほどでしたが、今ではすっかり新型車に置き換わってしまいました。これも新型の227系です。

 

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午後1時過ぎの広島で下車、ちょっとお昼ご飯でも。

 

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駅構内で良さそうなとこないかな…とネットなど調べてみると、この「ビールスタンド重富」ってのがよく出てきます。昼間から呑みかぁ、と思いつつ、ちょっと試してみることに。

 

sake.jp

 

こちらのお店、ビールの注ぎ方で味わいが変わる、ってのがウリのようです。

 

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一杯目にお勧めという「一度注ぎ」を頂きました。確かにすーっと入ってくる爽やかな感じ。時間がなくて2杯目を頼めず、違いを試せなかったのが残念です。

 

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ビールが旨いとやっぱり何かつまみが欲しくなります。すぐ近くのお店から唐揚げを頂いてきました。

 

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では引き続き東へ。広島始発の糸崎行きに乗り込みました。

 

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これも新型車、227系。

 

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終点の糸崎に到着しましたが、次の列車まで待ち時間が30分ほど空いてしまいました。今年3月のダイヤ改正で糸崎~三原間の運転本数が減ってしまったのか、ここでの乗り継ぎが凄く悪くなってるみたいなんですよね…。駅の周囲は住宅街で、駅前にセブンイレブンがある程度。

 

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ここからは糸崎始発の姫路行きに乗車です。コレに乗ると、広島県から愛知県まで普通列車だけで行くのに2回乗り換えるだけで着いちゃう貴重な存在。車両は昔ながらの3扉の115系、座席は転換クロスシートに更新されてますが、車内の雰囲気は国鉄時代の香りを残しています。

 

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10分ほどの接続で長浜行きの新快速に。姫路駅で夕食として駅弁「あなごめし」を購入しました。姫路駅の在来線改札内には元キオスクのセブンイレブンがありますが、そちらでは駅弁の取り扱いはなく「普通のセブンイレブン」の品揃えのみ。もしかして、と思い新幹線乗り換え改札の方に行ってみたら駅弁売り場がありました。

 

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せっかく旅先なんだから、できれば「その土地ならでは」のものが食べたいよねぇ。

 

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ちょうど夕刻、明石海峡大橋も車窓から眺めることができました。この後、米原で快速に乗り換え、無事名古屋に帰還。

 

陸海空乗るだけサマー、その3:まさか当選、天草エアライン「乗るだけ運賃2021サマー」で飛びまくれ。

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おそらく1日8回のフライトは自分史上最多だと思う。

 

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朝8時前にホテルを出発。この「アパホテル博多駅筑紫口」、ホテルの廊下が「屋外」なんですよね…。当然ながら空調はなし。部屋のエアコンも外出時には運転が止まるので、外からホテルに暑い中帰ってきても、涼むまでに時間がかかるのが難点ですわ。

 

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博多駅から地下鉄で5分、福岡空港へ。JALカウンターの一角に設けられた天草エアラインのチェックインカウンターにやってきました。これから、天草エアラインのフライトに8区間乗りまくる旅が始まります。

 

www.amx.co.jp

 

天草エアラインはその名の通り、天草空港を拠点として運航するローカル航空会社でして、プロペラ機1機で1日10区間の定期便を飛ばしています。これに1日全部乗り通して運賃1万円ポッキリ!という「乗るだけ運賃2021サマー」という企画がリリースされました。これは2014年から時折設定されていたのですが、この7月に久々に実施されることに。今回は7月中の設定日は10日間で、最大定員は1日あたり6名と、つまりは60名だけ利用できる、ということになります。申込み多数の場合は抽選となり、まぁこういうのは当たらないしなぁ…と一応申し込んでみたところ、「当選です」のお電話を頂いたので吃驚。1400名以上の応募があったそうなので、倍率23倍以上だったのか!

 

この「乗るだけ運賃2021サマー」で乗れるのは天草空港から出て天草空港に帰る最大10区間。それではキツいという方向けに、福岡空港から出て福岡空港で終わる8区間コースも用意されています。天草発着だと朝7時前に天草空港に行かないとダメなのでちょっと厳しく、今回は8区間ということでの利用です。なお、運賃はどちらも1万円ポッキリ。

 

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手続きの際には「誓約書」の記入を求められます。一日乗りまくりで1万円って安いな!って感じですが、それは予定のフライトをコンプリートした場合のこと。途中でリタイアした場合には、それまで乗った区間の普通運賃分を追加で請求されてしまいます。また「これで体調悪くなってもウチ知らんぞ」というのも入ったりして…そんなに宇宙旅行行くみたいなノリなのかよ…。ここで1区間目の天草までの搭乗券を受け取ります。同時に首から掛ける札も貰いましたが、空港によっては係員が別ルートで案内するので着けておいてください、とのこと。

 

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保安検査を通過して出発ゲートにやって来ました。今日の「乗るだけ運賃」のチャレンジャーは計6名でしたが、自分以外の5名は皆さん天草からの10区間制覇狙い。ごめんなさい軟弱者で。

 

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搭乗口から飛行機まではバス移動。これが今日お世話になる天草エアライン唯一の保有機、ATR42-600「みぞか号」です。2016年にそれまでのDHC-8に変わって導入された機材で、日本初のATR機でもあります。今では日本エアコミューターも導入、北海道エアシステムでも使用が開始されたので、日本でもだんだんお馴染みの飛行機になりつつある感じ。

 

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機内は横4列のシートが並びます。赤のシートはJACと同じ印象ですが、実際にこの機材が長期整備に入る際にはJACから貸出が受けられるようになっているそうで、共通化を図ったようです。

 

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では、福岡空港を出発。

 

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AMX102便は大牟田付近までほぼ九州新幹線のルートに沿って南下し、有明海を横断。島原を見下ろしながら天草へと向かいました。

 

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僅か25分ほどのフライトで天草空港に着陸。

 

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到着ロビーにはやっぱりお前か!天草は熊本県、当然ながら「くまモン」をお見舞いされてしまうわけです。

 

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くまモン」に加えて「WANIMA」もおるやんけ。天草出身なんですね、知らなかったわ。

 

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天草空港、初めて来ましたが意外とじゃんとしたターミナルです。

 

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ロビーは空港の運航規模には充分な広さで、椅子も多め。

 

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チェックインがウンターはこんな感じ。ここではこの先の4区間分の搭乗券を受け取りました。

 

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一角には観光案内パンフなどが置かれたコーナー。

 

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売店もあって、天草のお土産物などがなかなか充実していました。

 

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2階には狭いながらも展望デッキもありました。

 

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日本の国内線では「保安検査通過は出発20分前までに」というのが一般的ですが、ここではそんな厳密な運用はありません。先ほどまでチェックインしていた係員の皆さんがお仕事を終えると、今度はこっちに移動して保安検査要員になるという流れで、準備が済み次第アナウンスが入る、といった感じです。このときも15分前くらいから保安検査が始まりました。満席でも50人未満のお客さんなので、これでも充分かと。

 

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また「みぞか号」に戻ります。

 

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2区間目はAMX201便、熊本行き。直線距離でわずか70km程度という短さで、飛行時間も15分ほど。飛行距離が短いおかげで高度も低いので、まるで天草諸島の遊覧飛行のようです。天草から熊本市内まではバスが一日10往復ほどありますが、直線距離は短くても道路は島伝いに遠回りすることから、所要時間は2時間半もかかります。そういうわけで航空路線の意味があるのですが、天草~福岡が1日3往復に対して天草~熊本は1往復しかありません。熊本空港が市街地から遠くバスで1時間弱かかるためにアドバンテージが薄れることや、運賃が倍近く違うせいかもしれません。

 

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飛行時間が短くベルト着用サインも消えないので「乗ってるだけ」しかないのですが、シートポケットに入ったエチケット袋を見たら、なんとそれぞれ違うメッセージが書かれているじゃありませんか。ぱっと見「白い袋が置いてあるだけか」と油断してたぜ。

 

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「機内誌」もありますが、ポケットファイルを使った手作り感満載のもの。あ、お持ち帰りは不可でございますよ。航路の紹介や天草エアラインの客室乗務員の全員の紹介まで載ってました。全員といっても計4名ですが。

 

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あっという間に熊本空港に到着。バスでターミナルビルまで移動します。

 

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熊本空港は国内線ターミナルビルの建て替え工事が行われており、仮設の建物で運用されています。通常通り到着ロビーを出て出発ロビーから保安検査を通過してゲートへ向かいます。

 

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3区間目は大阪・伊丹行きのAMX801便、ゲートに着いたらもう最終の搭乗案内中でした。

 

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熊本空港を離陸すると、空港の周囲をぐるっと回って高度を稼ぎます。

 

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フライトはそのまま東へ。佐伯付近で豊後水道を横断し四国上空に入ります。

 

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熊本~大阪便では機内サービスが行われます。配られたのはみかんジュース。

 

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高知の上空を横切り、和歌山付近で本州へ。そこから大阪湾沿いに北上するのですが、関西空港が眼下に現れます。

 

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大阪市街を通り、南側から伊丹空港へアプローチしていきます。

 

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10分ほど定刻より遅れて大阪・伊丹空港に到着しました。ここは到着と出発の動線が分離されていないので、乗り継ぎ?のために保安検査を再度通過する必要がありません。

 

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ここまで30分程度のインターバルで飛行機に乗ってきたわけですが、ここ伊丹では40分間も空いています。ちょうどお昼時、ここでお弁当でも買おうかなと思って制限エリア内を彷徨いてみたのですが、なんか以前と様子が違います。

 

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伊丹空港はリニューアル工事が終わり昨年8月にグランドオープンしてたんですね。それ以来、伊丹に来たのが初めてだったので、この変貌ぶりにはかなり驚きました。ちょっとしたショッピングモールのフードコートみたいじゃないですか。

 

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ここから熊本に折り返し。AMX802便は機材到着が遅れたため、出発時間は定刻12:50から10分遅れの13:00でセットされていました。

 

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ゲートからは階段を降りてランプ上を歩いて機体まで移動です。

 

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伊丹空港は13:15頃に離陸。

 

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神戸あたりまで南下して大きく右に旋回、そのまま瀬戸内海方面を西へ向かいます。

 

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この機内で昼食。フードコートエリアの店舗でもテイクアウトできるようなモノが色々あったのですが、結局オーソドックスに淡路屋のお弁当をチョイスしてしまいました。

 

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「六甲山縦走弁当」、お値段680円とイマドキの駅弁としてはリーズナブル。それでいて中身は割としっかりしています。

 

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これは尾道上空あたり。先ほどからずっと瀬戸内海上空を飛行しています。

 

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松山付近から大分を目指して豊後水道を横断。いったん有明海まで抜けて旋回し、西側から熊本空港に着陸しました。

 

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熊本着は15分遅れ。そのまま急いで次の便、天草行きのAMX202便のゲートへ急ぎます。まぁそうはいっても同じ飛行機に戻るだけなので乗り遅れることはまずありませんが。

 

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天草までは15分ほど。また天草諸島の眺めを楽しみながらのフライトです。

 

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天草到着は10分ほどの遅延でした。

 

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今度は朝と逆向きでの駐機。機体を大きく回り込むようにターミナルへ入ります。

 

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6区間目はAMX105便の福岡行き。天草空港ではこの便を含め3区間分の搭乗券を貰いました。いよいよラストスパート! 福岡からご一緒だった客室乗務員さんはここで交代です。

 

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今度の福岡行きは有明湾を北上して唐津付近で玄界灘に抜け、そこから福岡空港に北側からアプローチするルートでした。

 

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福岡空港へのフライトタイムは約30分、10分ほどの遅延での到着です。

 

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ターミナルまではバス移動。そこで次のゲートまでは職員の案内で向かうことになっているのですが、それらしい人は誰もいません。たまたま通りかかったJALのスタッフさんに尋ねたところ「そのまま到着ロビーに出て出発口から入ってください」との回答。それで間に合うのかしら…と思っていたら、同じチャレンジャーの中で複数回参加の方がおり、「ここから乗り継ぎ動線で行けるはず」と主張した結果、そちらのルートを通ることができました。国内線同士の乗り継ぎ案内カウンターはあるのですが、スタッフが常駐しているわけではないようです。

 

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保安検査を通過することもなく無事に7区間目のAMX106便のゲートに到達。「乗るだけ運賃」利用者が最後の乗客で、この6名でバス1台が出ました。

 

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この天草行き、朝乗ったAMX102便とほぼ同じルートでの運航。

 

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雲仙普賢岳を眼下に眺めながら天草空港へアプローチします。

 

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飛行時間は25分程度、ここで遅れを取り戻してほぼ定刻で天草に到着しました。

 

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一旦ターミナルビルへ。天草空港に来たのは今日これで3回目ですよ。

 

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いよいよ最後の8区間目、福岡行きのAMX107便へ搭乗です。

 

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遠く島原半島を望みながら離陸。天草空港から島原半島雲仙普賢岳がよく見えるのですが、隣県がよく見える空港ってそんなに多くないような気が。

 

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先ほど搭乗したAMX105便とはルートが違い、天草を離陸した後は大牟田方面へ向かいました。そこから九州新幹線ルートに沿うように北上。

 

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今度は糸島付近で玄界灘へ抜け、北側から福岡空港に入っていきます。

 

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定刻に福岡空港に到着。8区間の「乗るだけ」終了です。なんか名残惜しいぞ。

 

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ターミナルまでの送迎バス、なんだか賑やかです。空港内のランプバスに1台だけお祭りムード装飾を施したそうで、ラッキーにもソレに当たったようです。

 

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他の5名のチャレンジャーの皆さんは福岡から天草まであと1フライト搭乗しますので、到着口でお別れ。「乗るだけ運賃」の記念品として缶バッジを頂きました。10区間フルで乗ると金色のバッジらしいですよ。

 

この企画、想像以上に楽しかったです。グルグル乗ってるだけで楽しいのか?と思っていた面もあるのですが、同じ飛行区間でも往復で同じルートとは限らず、意外と機窓に変化がありました。プロペラ機のため飛行高度も低く速度も遅いので、ちょっと遊覧飛行みたいな感じです。天草エアライン自体もアットホームな雰囲気で居心地のいい感じ。これは飛行機に乗るのが好きなら是非一度お試しを!って気がします。

 

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最後にすっかりお馴染みになった「みぞか号」をお見送りしようと、福岡空港の展望デッキに出てきました。

 

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なんかココも随分オシャレになってるじゃないですか! 福岡空港もリニューアルがどんどん進んでおり、この展望デッキのエリアも昨年の8月にオープンしたばかりのようです。コロナ禍の中でも、なんか色々変わってるんだなぁ。